概要
社会秩序を形成する法律で禁じられたことを犯した違法行為の場合、法律により裁かれ、罰が課せられる(比較的軽い犯罪では刑を条件付きで免除される執行猶予が言い渡される場合もある)。そのような行いをした人を「犯罪者(犯人)」と呼ぶ。
法律上の犯罪と、倫理上の罪は必ずしも同じではない。宗教や国や民族の考えや常識によって罪の定義は色々ある。
日本における法律上の犯罪の定義は「構成要件に該当する違法かつ有責な行為」である。
世の中に違法な行為(悪い行為)は無数にあるが、それらのうち犯罪となるのは、あらかじめ法律が明文で犯罪と定めたリストに該当する行為のみである(罪刑法定主義)。この犯罪のリスト(カタログ)が構成要件である。
また法律上の犯罪は①犯罪が成立・存在し②その犯罪が被告人によってなされたことの確実な証拠がなければ処罰されない。犯罪の事実があったとしても、証拠不十分であれば容疑者は無罪とされ、事件は解決せず迷宮入りとなる。公訴時効が過ぎてしまった場合も同様である。
※過去に発生した犯罪については、「事件」の記事を参照。
対策
日常的な犯罪や悪意に対しては、録画・録音といった証拠収集も非常に重要。トレイルカメラなど、配線不要で夜間撮影可能な屋外用カメラもある。証拠収集のために探偵に依頼するのも手。
相手は証拠隠滅しようとするため、必ずバックアップを取ることや容易に証拠を渡さないといった自衛策も必要となる。いじめなどは学校や教育委員会は保身のため全力で隠蔽に走る事例が多いが、弁護士などを連れて行くと相手も粗雑な対応はできなくなる。
冤罪の可能性が皆無で非常に悪質な事例である場合、現在はSNSやYoutubeによって証拠音声や映像を世間に広く暴露する手もある。各所からフルボッコにされ逃げ場を失った相手が一転平謝りというケースもある。
その他
そもそも「これが当たり前」と錯覚し犯罪であると気付いていない場合もあるため、違和感や理不尽があれば相手の言い分を鵜呑みにせず、まず疑ってみよう。(例:サービス残業など)疑わない人間なんてカモでしかない。
犯罪の実行しづらい環境を作る/選んだり、実行に対して割に合わない、リスクや不利益を用意するのも有効。侵入の防止や感知など各種防犯用のトラップなど、ホームセンターにも豊富に揃っている。隠密にしたい相手にとって大音響トラップなどはかなりビビらせる。
「この通話は録音されています」の自動音声のひとつだけでも迷惑客の行動は激減する。
逆に、警察の捜査や取り締まりに違法性がある場合は各都道府県警察に設置されている「監察」(警察の中の警察)に通報する。粗雑な対応をされないよう弁護士を連れていく手もある。
関連タグ
犯罪者
組織犯罪
犯罪の種類
経済犯罪
その他
社会 法 法律 ルール 規約 罪 事件 社会問題 冤罪 余罪 自首