概要
短時間の間に人が無差別に殺害される事件のことを指す。銃乱射事件やテロ事件、通り魔事件が該当する。
「大量殺人」のイメージがあるが、横須賀線電車爆破事件の様に1人しか殺害できなくても複数人に危害を及ぼす目的だったのであれば「無差別殺人」となる。逆に言えば、元々1人を殺害する目的で爆破などを行い、大勢が巻き添えになった事件であれば、大量殺人であっても無差別殺人ではない。
ひとたび起こると大ニュースとなり、世界中に影響を及ぼしてしまう。
このような事件の犯人は大抵自ら作った血溜まりの中で凄惨な自殺を遂げるか、世間から総叩きに遭った上で死刑や終身刑になるといった惨い最期を遂げる。
しかし、自分の命すらなんとも思わないか、社会的生命が既に絶たれていて命などどうでもよくなっている連中がする事なので大した歯止めにはなっていないのが実情。
その動機はというと、個人が起こした事件の場合「死にたかった(死刑になりたかった)」、「刑務所に入りたかった」、「歴史に名を残したかった」、「世の中への復讐」など一般人からはすこぶるどうでもいい理屈ばかりである。
テロ組織の場合は主義主張や信仰のアピール、闘争を続けていくうちに積み重なった味方や同志の犠牲に対する報復だったりする。
そして、そのニュースに感化され、犯行を行おうとする者が現れるのもまた無差別殺人の恐ろしいところである。
過去に起きた無差別殺人(日本)
※ピクシブ百科事典に独立項目のある事件のみ。
津山事件(1938年)
地下鉄サリン事件(1995年)
秋葉原通り魔事件(2008年)
京都アニメーション第1スタジオ放火事件(2019年)
過去に起きた無差別殺人(海外)
切り裂きジャック(1888年、英国)
カナディアン航空機爆破事件(1949年、カナダ)
テキサスタワー乱射事件(1966年、米国)
テルアビブ空港乱射事件(1972年、イスラエル)
禹範坤事件(1982年、韓国)
オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件(1995年、米国)
ポートアーサー事件(1996年、オーストラリア)
ルクソール事件(1997年、エジプト)
コロンバイン高校銃乱射事件(1999年、米国)
同時多発テロ(2001年、米国)
バージニア工科大学銃乱射事件(2007年、米国)
ビンガムトン銃乱射事件(2009年、米国)
ノルウェー連続テロ事件(2011年、ノルウェー)
ニーストラックテロ事件(2016年、フランス)
他多数