概要
この名称は書籍のタイトルなどに使用されているが、この項目では特にpixivにて使用される漫画作品と、ピクシブ百科事典で使用されると思われるネットスラングに絞り説明を行う。
漫画作品
この作品は2016年に甲斐谷忍により描かれた漫画であり、『週刊少年マガジン』、のちにスマートフォンアプリ配信である『マガジンポケット』に掲載され、単行本が全四巻発売されており、ジャンルとしては麻雀漫画に該当する。
内容
オンライン麻雀ゲーム「雀仙」、そのゲームの中には「明らかに勝率がおかしい」ためイカサマを疑われるユーザー、「(≧M≦)」が存在し、主人公である園川順平は彼の正体を調査することになる。
傾向
おそらく女性受けするらしく、そのような作品がみられる。
関連項目
ネットスラング
「後先がない」「価値観の崩壊」等の理由により「犯罪に走るのも厭わない」人物を指すネットスラングである。
発祥
この「無敵の人」の発祥はひろゆきのブログ記事から広まったといい、この状態に陥ったと思われる人物により事件が発生した場合の被害者は基本的には犯人とは直接の関係が無いことが多いため、被害に遭った人にとっては本当にたまったものではない。
無敵の人の無敵とは……?
いわゆる「社会的繋がり(他者へのコミュニケーション)の皆無」「家庭環境・無職・挫折などに起因する価値観の崩壊と劣等感の誇大妄想」などの条件により失うものが何も無くなっている状態を指し、このような状況の場合概ね自暴自棄な感情を持ち無敵とは裏腹に自ら敵を作っていく傾向にあるらしく、極端な「成功者への妬み」「社会への復讐」といった思考に陥っている。
小さい所では「ネット上での荒らし」に始まり、最悪なケースでは上記の意識が極まった結果「もうどんな罪に問われても構わない」「自分は死刑になっても良い、いっそ死刑にしてくれ」という思考に走って無差別殺人事件などの凶悪犯罪まで引き起こす事態にまで発展するケースもある。
すなわち本来の「向かう所敵無し」が意味する無敵とはニュアンスが大きく異なる。
いわゆるネット上にある同じ立場にあるとされる者のネガティブな書き込みに手放しで同調してしまったが為に負の感情が肥大化している可能性もありうる。
無敵の人に対する対策は……?
実の所、これと言った対策は無いといわれており、というのも自暴自棄に染まっている為に矯正が困難である為である事、かつ負の感情が極端に高まって並大抵のカウンセリング等の治療も難しいとされ、また基本的に他者に攻撃的であり、先に述べた様にいかなる言葉(煽りも含む)でも「自分に対する敵意」とみなして噛み付いていく傾向にあるため、基本的に触れるな危険・出会ったら最後であるのが現状である。
先述の「いっそ死刑にしてくれ」といったものに対しては「こういった迷惑極まりない者に死刑を下すのは罰ではなくそいつの願いを叶えるようなものであり、この手の輩に効く刑罰はむしろ拷問といった苦痛を伴うものしかない」といった意見も存在するものの、おわかりだと思うが現代国家としてはまず人道的にも法的にも実行不可能である。
通り魔事件の場合は薬物中毒者の禁断症状などが多かったが、近年で容疑者の供述に多い「殺すのは誰でもよかった」が無敵の人が引き起こす事件の身勝手さが浮き彫りになったとも言える。
無敵の人とされる者が引き起こした事件
- 秋葉原無差別殺傷事件
- 無差別のケースで最悪の事態を引き起こした事件として有名。
- 黒子のバスケ脅迫事件
- 一個人への過剰な妬みが引き起こした例。犯人が自ら裁判において自身の境遇を「無敵の人」と言うワードを用いて供述した。
- 福岡IT講師刺殺事件
- 荒らしだった男がブロガーであったIT講師を殺害した事件。荒らしを通報した事をブログに書かれた為に付け狙われた末の事件である。そもそも男は「低能」といったワードで他者に噛みつきまくる荒らしとして「低能先生」(勘違いされやすいが殺害されたIT講師の事ではない)と呼ばれて第三者達からバカにされていた事も遠因だった模様。
注意
こういった「無敵の人」が起こした行動をごく一部の同じ様な境遇者達から英雄視される事があるが、無敵の人とは断じて英雄でもなんでもない。例えば世界を恐怖に陥れたISILに加わってテロに加担した者が無敵の人だったと思われる人々は少なくないとされる。
なお、ネットウォッチャーにはネタにしている人物がいる場合に面白がって接触を試みるケースがあるのだが、相手が無敵の人と化しているとどんな報復をされるかわかったものではないので面白半分でやると悲惨な事件に発展する事があるので絶対に止めるべきである。特に5chのネットウォチ板ではウォッチ対象に対する接触行為はルールで禁じられている。
関連タグ
ネットスラング 自暴自棄 迷惑 事件 通り魔 脅迫
勝ち組 負け組 リア充 非リア充 : これらをネットにおいて真に受け過ぎた結果が一因である可能性は0ではないと思われる。
2ch脳 : 概ねこれも含まれると推測される。
荒らし : 度の過ぎた自己顕示欲で動くのだが、これが最悪の形にまで進化すると……。ピクシブ百科事典にも沢山生息しているので、サンプルには事欠かない。
自治厨 : ネットサイトに必ず生息している厄介者。彼らも無敵の人率が高い。
インセル : こちらは非モテ限定。
最後に…
ここまでを見てあなたは気付かなかっただろうか?無敵の人は実は完全に失っていない事に。
例えば…
- 失うものは無いならば、何故その失った自覚は失われていないの?
- 失うものは無いならば、何故それに至った感情は失われていないの?
- 失うものは無いならば、何故無い敵を作るの?
- 失うものは無いならば、何故動機があるの?
- 失うものは無いならば、何故死を求めるの?
…つまり、失うものは無いと錯覚しているだけにすぎない。むしろ自ら失った何かの代わりに何かを負の形として得ているのである。
あなたも、悩み・苦しみ・悲しみ・妬み・怒りで見失っていた事はなかっただろうか?それに気付いたきっかけはなかっただろうか?
色々世知辛いこの世の中にいる無敵の人に陥っている人が自分を見失っている事に気付く日が来る事を願うばかりである。