曖昧さ回避
著名人としては以下の人物がいる。
- 日本の実業家。匿名掲示板2ちゃんねるの設立者・元管理人。通称ひろゆき。
- 日本のアニメーター、イラストレーター。デルトラクエスト、クレヨンしんちゃんなどを手がける。2005年からイラストレーターとしては「河邑昂保」の名前を使っている。個人サイト
この項目では1の人物について扱う。
概要
1976年11月16日生まれ。
神奈川県相模原市生まれ、東京都北区赤羽育ち（曰く「大都会」）。
妻は翻訳ライターの植木由佳（西村ゆか）。父親は国税局の職員であった。
一般には2ちゃんねるの元管理人として知られるが、実業家・文筆家としての活動が中心である。
2015年、妻と共にフランスのパリに移住。普段は在宅で仕事をしており、会議や取材など対面での仕事がある時は日本に滞在する、という形で生活している。また、2020年からのコロナ禍においては、もっぱらフランスの自宅からリモートでTV番組や自身のチャンネルの生放送に出ている。
1999年5月に友人と立ち上げた合資会社東京アクセスの事業として匿名掲示板「2ちゃんねる」(2ch.net。現在の5ちゃんねる)を開設し、そのまま管理人に就任した。なお、2ch.netの管理人としては2009年にシンガポールの会社、パケットモンスター社に権利を譲渡し、既に退任しているとしている。
2003年にはガジェット通信等を出版している未来検索ブラジルを立ち上げ、役員に就任。2005年にはニワンゴ(現在はドワンゴに吸収)の取締役管理人となり、ニコニコ動画の創設に大いに関わっている。2013年に取締役を退任。
2014年に新たに「2ちゃんねる」(2ch.sc)と称する匿名掲示板を設立。
2015年には4chan(海外の匿名掲示板。2ちゃんねるの流れを組むふたば☆ちゃんねるに強い影響を受けている)の管理人に就任。
近年ではインターネット番組を中心に地上波でも、顔出しでコメンテーター・タレントとして出演することが多い。
2ちゃんねるについて
もともとひろゆき本人はあめぞう(正確には「あめぞうリンク」の中の「あめぞう掲示板」)の有名なコテハンで、(半分荒らしのような存在であったが、)掲示板の管理には熱心であった。彼があめぞうのサーバーダウンや荒らしなどの「避難所」、サブ掲示板的な立ち位置の掲示板として設立したのが「2ちゃんねる」である。2ちゃんねるという名前も、「あめぞうの2番目の掲示板だから」という意味であるとしている。
インターネット黎明期であった当時において、日本中の人と時間を選ばず会話ができるネット上の掲示板は、パソコンユーザーの恰好の遊び場となると同時に、多くの犯罪の巣窟となった。
この頃はまだ世間的にインターネットの認知度が低く、ネットトラブルに対する法規制が進んでいなかったために詐欺や出会い系、麻薬の取引、悪口やステマなど、ネット上で起きたトラブルの多くが泣き寝入りとなっていた時代であった。
匿名掲示板サイトは当時からいくつも存在していたのだが、圧倒的な知名度を誇っていた『2ちゃんねる』は、インターネットトラブルの原因として、存在そのものが格好のバッシング対象となった。
(この頃のマスメディアは2ちゃんねるおよびインターネット掲示板がどういうものか理解しておらず、警察も何が違法なのか把握していないレベルで対応に駆られていたと言われている)
2ちゃんねる内で書き込みが原因となって起きた数々のトラブル(「商品価値を損なう書き込みがあった」「人の名誉を棄損する書き込みがあった」など)に関しては、掲示板の管理者に責任があるという体で10件以上の民事訴訟を起こされている。
この訴訟に対してひろゆきは「自分は掲示板の管理者であり、犯罪の責任は書き込みを行った本人にある」との主張により裁判を欠席。そのまま一方的に敗訴となり、5億を超える莫大な賠償金支払い義務を抱えることとなってしまった。しかし本人は「負けたところで民事裁判に法的拘束力がないため、踏み倒そうとしたら支払わなくても済む」と最初から相手にしない形で無視を決め込んだ。賠償金は延滞により膨らみ、最終的には30億ほどになったとのこと。
その後、ネット上の法改正が進んだことと、2chが積極的に(悪意のある書き込みをした者の)IPアドレスの開示や、通報による書き込みの削除に取り組んだこともあって、新たに裁判を起こされることはなくなっていった。最終的には勝訴した相手側からの差し押さえが来ないまま10年経過したため、賠償金を払うことなく全ての時効が成立した。
(賠償金は全く取られなかったというわけではなく、ある程度回収されており、2010年1月、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の印税を差し押さえられる形で初めてその一部が回収された。)
時効成立後、一時行方不明になったこともあり、経歴や現在の生活などについては曖昧な点も多かったが、ラトビアで市民権を獲得し、銀行預金から多くの金利収入を得ていたとのこと。2015年に賠償金の時効が全て成立し、そこからフランスへ移住したので法律的には問題ない(国外逃亡ではない)と説明している(参考)。
現在は2ちゃんねるの権利を他の運営会社に譲渡していると称しているが、2ちゃんねるの広告収入などについては運営会社を通して西村本人が手にしているとみている。
2002年に東京プラス株式会社を設立し、2ちゃんねるの広告事業を行う。
2008年にはティーケイテクノロジーという会社を設立。同じく2ちゃんねる関連事業を行う。
2013年に「西村博之」として「2ちゃんねる」の商標を出願、2016年には商標を取得した。また、この時期に海外掲示板の8chanと2ちゃんねるが提携したことが発表された。
2014年に「2ちゃんねる」と称する新たなインターネット掲示板を設立する。詳細については、「偽2ch騒動」の記事も参照。
2015年には2ちゃんねるの「孫」ともいえる海外掲示板、4chanの管理人に就任する。
未来検索ブラジルについて
2003年、「ガジェット通信」でおなじみの未来検索ブラジルを、プログラマー竹中直純らと共に設立。取締役に就任。こちらは2021年現在まで業務を継続している。
ニコニコ動画について
2005年、「株式会社ドワンゴ」の子会社である「株式会社ニワンゴ」の取締役に就任。「ニコニコ動画」のサービスを開始した。代表取締であるが給料をもらわずに、方向性を決める会議に出るというスタンスであり、ニコニコ動画内でも特別な立場であった。
株式会社ニワンゴという名称はドワンゴと西村博之を合わせたものである。
元々はドワンゴが携帯電話事業を開始するために、未来検索ブラジルから技術者を募って立ち上げた会社であるが、川上社長の技術者に業務を丸投げしてある程度やりたいようにやらせるスタンスが的中し「ニコニコ動画」が完成。「youtube」などの他動画サイトとは違う独自性を持つ動画共有サービスとして確立した。流れるコメント機能や、誰でも簡単にできる生配信などのサービスが話題となり、多くのファンを獲得することに成功した。
現在はドワンゴに吸収合併され、ニワンゴが手掛けていた動画事業もドワンゴが引き継いでいる。
2012年、2ch上で麻薬取引が行われた書き込みを放置したとして警察の厄介になる。この時ひろゆきは既に2chの管理人を退いていたため、管理者責任ではなく麻薬特例法違反（あおり、唆し）幇助の疑いで警視庁によって書類送検される。家宅捜索が行われるも掲示板の書き込みは既に業務的に削除されており、家屋から薬物も見つからなかったため、不起訴処分となった。しかし、この騒動が間接的な原因となり同年ニワンゴを退職することとなった。
現在はニコニコ動画の開発部門とは関係のない人となっているが、ニコニコ動画に関連するイベントや企画には結構な頻度で出演しており、利用者の一人としてニコ生配信を行っている。
人物
合理主義的、良くも悪くも「要領の良さ」の塊のような人間で、欲しい本があったら友達に薦めて買わせ、後で借りるということも平気でやっていたと語っている。また原付で事故に遭った際、相手から可能な限り賠償金を引き出し、その金でアメリカに留学したという話もある。
掲示板や私生活での一人称は、偉そうに思われないようにということであえて「おいら」を用いている。公の場では「僕」ということが多い。
「ひろゆき」以外の愛称は「たらこ」「ぴろゆき」など。
たらこは唇が厚めなことから。ぴろゆきはかつて自分が立てた「ひろゆきくんへ質問スレッドexit」の#60で「ぴろゆきって呼んでみていいですか？」と言う質問に対し#65で「ぴろゆきでもぱろゆきでもいいです。はい。」と回答したことから。
なお、2007年にニコニコ動画で初音ミクに歌を歌わせた動画を発表しているが、動画の視聴者から「たらこP」と呼ばれていた。(ボーカロイド楽曲を発表するコンポーザーは○○Pと呼ばれることが多いため)
5chの現在の管理人であるジムからは「ひろゆきはカッコイイよ。アイツはアメンホテプ4世にそっくりだからね」と言われた。本人や妻的には「ラムセス2世の方が似ている」とのこと。
好物はうまい棒とルートビア。ただし、うまい棒はあまりに多くの人から差し入れでもらったため、「地域限定などあまり食べる機会のないものがありがたい」と発言したことがある。
高校時代は物理学専攻を志望していたが、代数の教師と折り合いが悪く、理数系の単位を落としたため断念した。ちなみに、数学の教師（上記の代数の教師かは不明）に不真面目な態度をとがめられ授業中に説教されたが、「なんで数学を勉強しなければいけないんですか？」と問いかけ、最終的に論破した経緯が当時の同級生によって語られており、本人も著書『論破力』にて同様のエピソードを綴っている（参考→）。
「無敵の人」の概念を2008年に自身のブログで提唱した。→当時のブログ記事
妻の植木由佳とは飲み会で知り合い、10年ほど同棲してから結婚している。なお、結婚のきっかけは(先述のラトビアへの長期的な滞在に際して)植木のビザが結婚していないと同行者として発行されないことから「じゃあ結婚するか」となったという。
植木は自由奔放なひろゆきを律することのできる数少ない人間であるようで、ひろゆきが生放送中に植木からなにか言われて唯々諾々と従う様子から、インターネット上のひろゆきファンからは「偉い人」と呼ばれている。
一方植木は「態度が偉そうだから」という理由で、SNS上でひろゆきのことを「偉い人」と揶揄している。
ひろゆき本人は「家内」や「奥さん」という表現があまり好きではなく、また照れ隠しのためなのか生放送で「うちの彼女というか、奥さんというか、家内というか、妻なんですけど」とやけに遠回しな言い方をしており、他人に紹介するときも「うちの、つ…植木さんです」と旧姓で紹介したりしている。なお彼女からは「ひろゆきくん」「おいら様（ひろゆき本人の自称）」と呼ばれている。
子供の存在については本人から触れたことはなく、「いるかいないかは（植木から）言ってはいけないと言われている」としているが、周囲はその存在を仄めかしている。
論戦について
数多の実業家たちがそうであるように、ひろゆきも独特の感性と凄まじい頭のキレの持ち主である。特に機転を活かした議論の強さは圧倒的であり、発言がインターネット上で度々話題となり、「論破王」「逆張り王」と称されることもある。
ただしそれらは、失礼な物言いの否定で物事に当たる事が前提となっているため、所謂炎上系と呼ばれる路線を好き好んで歩いている人種なのも否定できない。
人間や社会にとって不可欠な概念さえ平気で否定にかかる事も珍しくなく、データを用いた丁寧な議論ではやや粗も見られる。また、話題によっては相手の過去の発言やトラブルを掘り返し、意図的に「煽る」ようなこともある。
実際「怒っている人を見るのは楽しい、エンターテイメントだ」「犬が獲物を見て牙を見せるのを人間は笑ってるように勘違いするけど、僕が議論の時笑うのもおもしろい相手（獲物）を見つけたからじゃないですかね」と、俗にいうネットイナゴのような発言もしている。
一方でひろゆき自身にとっては合理性・論理性を追求したにすぎない言葉であっても、結果的に彼の良識や温情を感じるような発言も多々見られるため、ただの卑人では無いことが窺える。
礼儀や筋を通すのも意外と大事にしており、コロナ禍の『マスク騒動』では友人の堀江貴文に非があるとして、彼が迷惑をかけた餃子店にクラウドファンディングを募ってあげたこともあった。
思想など
生活保護世帯の多い団地で育ったため生活保護推進派であり、生活保護受給者が増えればいずれ日本にベーシックインカムが導入されると主張している。それこそ「全員が受ければいい(全員が受ければ不正受給も何もなくなる)」とまで推進している。配信では以下を推進する理由として挙げている。
- 「生活保護やベーシックインカムの実現を主張するのは優しさからではなく、生産性の低い無能な人間に足を引っ張られないようにするためである」
- 「国民がブラック企業で働くことを辞めて生活保護を受けるようになれば労働者の売り手市場になりブラック企業は無くなる」
一方で、福祉関係者筋からは配信で生活保護の不正受給を指南するような発言を指摘されている。以下がその例である。
- 「トレーディングカードは資産の内に入らないため、生活保護を受給する際に持っている金を換金可能なタイトルのトレーディングカードに変えて資産要件を満たせばよい」(資産隠し)
- 「シェアハウスに住みながら生活保護を受けたいなら安アパートを借りてそこを住んでいる物件として申告すればよい」(賃貸要件の偽装)
ヴィーガンに対しては否定的な意見を持っている。インターネットの生配信でヴィーガン当事者から「ヴィーガンに対する考え方を改めて欲しい」とコメントが来た際には以下のように反論している。
- 「ヴィーガンは動物に苦痛を与えないために食肉などを否定するが、薬や化粧品は(厳格に管理された上で)動物実験を行った上で一般に流通している」
- 「ヴィーガンの人が生きてこられたのはそもそもその人の先祖が肉を食べてきたから」
- 「人間は自分を犠牲にして他の生き物を生かすか、他の生き物を犠牲にして生きるかしかない。(キリスト教における原罪を挙げ)生きていくというのは他の誰かに迷惑をかけていくということ」
- 「(食肉を否定することで)迷惑をかけてないと言い張るのではなく、『ごめんなさい迷惑かけてます』と言って食べて生きる方が誠実」
大学卒業資格を履歴書に下駄を履かせるための資格として肯定しており、大学卒業資格の有用性を否定する盟友の堀江貴文とは好対照を為す。それこそ、ボーダーフリー大学ですらも「卒業すればデスクワークをする機会を得られる」としている。一方、肉体労働に関しては「肉体労働しかできない人は身体を壊すと何もできない人になる」と将来性の観点で否定的に見ている。
保育士や看護師といった資格の名義貸しを肯定する発言を配信でしている。
倹約家
大学時代の生活費は5万円であり、その感覚が現在でも身に染みており、生活レベルを上げていない。本人いわく「働くのが嫌」とのことで、バイトで稼いだ金を「どうやってケチるか」を考え抜いた結果、時給換算「1時間＝1000円」と認識し、「1000円使ったら、また1時間働かなくちゃいけない」という結論に落ち着いた。
上記の大学時代の生活費5万円の用途は、家賃28000円、通信費（インターネット代）5000円、新聞代3000円（※）、食費5000円（!）、その他もろもろ……という具合で生活できたという。なお、当時電話は持っていなかったとのこと。
※取っていた新聞は「日本経済新聞」の朝刊であり、広告を含めて隅々まで読んでいたが、1時間もかかった。そのため、「かかる時間」と「得られるもの」を考えたときに、続ける意味を見出せずに1カ月でやめた、とのこと（『ひろゆきのシン・未来予測』235ページより）。
「基本的に自炊」、「服は10年以上同じものを着ていて、極力買わない」、「自動販売機を使ったのが5回」、といった具合にお金をあまり使わない。
著書『1%の努力』にて、「なくても生活に困らないもの」を「エッグスタンド」に例えている（例：高級車＝エッグスタンド、といった具合）。
ただし、このエッグスタンドのくだりは植木によれば「大分綺麗に変わっている」とのことで、植木が原作を手掛ける『だんな様はひろゆき』にて「エッグスタンドは卵を置くしか使い道がない、ムダ」と小馬鹿にしたひろゆきを、植木が「エッグスタンドは卵を置く以外にも活用されている。（そもそもその人が）好きなら買えばいいしどんな使い方でもいい、人が価値を置くものを他人が評価するな」と論破したという経緯が描かれている。
また、同作によれば、あくまでその後長く使うことを前提にしてはいるものの、衝動的に（高額な）買い物をしてくることがあるらしく、配信でよく着ている黄色いパーカーもその一つとのこと。
読書家
読書家でもあり、ひろゆき自身が面白いと思い、なおかつ他人にお勧めする本は『銃・病原菌・鉄』、『五輪書』、『コンテナ物語』が代表的。他には『コーラン』、『サードドア』、『サピエンス全史』、『生命、エネルギー、進化』、『プロジェクト・ヘイルメアリー』など。
交友関係
堀江貴文とは仲が良く、集英社の『週刊プレイボーイ』で2人の対談コラムを連載していた。また堀江がインサイダー取引の罪で検察庁に出頭する時にもニコニコしながら同行していた。
しかし、2021年3月になって、堀江がTwitter上で(フォロワーからの質問に答える形で)「生まれてこれまでひろゆきと親友だったことは一度もありませんよ。お仕事をしたことはありますが。いわゆるプライベート的な場所でも会うことはありませんし」 「（先述の餃子店にまつわる騒動を）一部始終を知ってるくせにさらに俺を窮地に追い込むので性格悪すぎと思って嫌になりました」とコメントし、極め付けに「ひろゆきとはもう一緒に仕事はしない」と絶縁宣言とも取れるコメントを投稿。FRIDAYで一連のツイートが報じられた。→FRIDAYの記事
この報道に対しひろゆき本人はTwitterで(FRIDAYの記事を引用し)「おいらは堀江さんことホリエモンは、面白いから好きですよ」と投稿。また、投稿の翌日にリモート出演した「グッとラック!」(TBS)で、「ぼく、一言多いんですよね。積み重なりがあってこうなった。申し訳ない」と苦笑しながら謝罪した。
しかし、和解には至っていないようで、堀江側はなにかにつけて苦言を呈している。
「ガジェット通信」メンバーとも親交が深く、特に「死んだ魚の目をしたデブのおっさん」ことひげおやじ、周二郎(ひろゆきは「しゅうちゃん」と呼ぶ)と特に仲がいい。
彼のモノマネを売りにする「西村ひろゆかない」というYoutuberが存在しており、時々彼と共演することもある。
有名な発言
「うそはうそであると見抜ける人でないと（掲示板を使うのは）難しい」
（西鉄バスジャック事件を受けての発言、()内はテレビ局側の補足）
「掲示板のスクリプトではIPとってないですよ」
（書き込んだ人のPC情報を公開すべきという意見に対して、不可能と主張。後にIPアドレスを表示する形式へ変更）
「それはあなたの感想ですよね？」「なんかそういうデータあるんですか？」
（TVタックルにて、データの提示がないまま持論を持ち出した相手への返答。これを言っているひろゆきの顔がムカつくとネットで話題になった）
「なんですか？ 『写像※』って」「それって言われた人に対して失礼じゃないですか？」
（難しい言葉で論破したような空気を出されたので、あえて聞き返した。討論相手の勝間和代の直後の「ダメだコレ(笑)」と1セット。）
※写像はもともとは数学用語。勝間はおそらく「インターネット上の人格と現実の人間は必ず対応し合う関係にある」というような意味で発したが、実際の意味や定義とは異なる上に一般的な語彙でもないため、ひろゆきは「言葉の意味を正確に理解していて、みんながわかるように説明できますか？」というような意図で返したと思われる。
「『はい』、『いいえ』で答えてください」
討論番組で勝間と討論していた際に「トレースできるかどうかは名前と名無しさんでもコストは一緒ですよね?」という問いに続けて出したセリフ。
盟友のひげおやじ曰く「ひろゆきの最終奥義」。相手が自分の意に沿う選択肢を選んだ際の成功は当然のこと、よしんば相手が自分の意に沿わない方の選択肢を選んだ場合であっても論破に繋げられる究極の二段構え。
「それのニュースを聞いた時、不快感を覚えた自分に驚いたんだよね」
（"ニュース"とはニコニコ動画の公式生放送で、ニコ生主・パンツマンを芸人がバカにしまくって激怒させたというもので、ニコニコからしたらお客さんのはずの生主を怒らせるのはありえないという話。
当時すでにひろゆきとニコニコは何の繋がりもなかったため、普段なら「ふーん」で終わるはずのニュースに感情が動いたことは予想外であったということらしい。
自己客観視の極みのような非常に独特な言い回しゆえ、ネット民がひろゆき関連のネタコメに用いることも多い）
「明日できる事は今日やるな」
（急ぎでやらなくても特に困らないことをやってしまうと、給料が上がらないままハードルが上がる。大量の仕事は時間差で各個撃破するべき、後に回せるものは極限まで後に回す）
「死刑なら払う」
（民事裁判で賠償金を一切払わなくても簡単に逃れられてしまう事への言及）
「金で幸せは買えない」「お金を使わなくても遊べる」「金持ちになりたければ生活レベルを上げるな」
（収入が増え、生活レベルを上げた生活が当たり前になると、特に不満要素に目が行く）
「おいしいものを食べたければ舌を肥やすな」
（便利なものを知ってしまうと、一般的なものがすべて不便に感じるため、結果損をする）
「AかBか？はCが大体正しい上に得」
（2択を提示された時、選択肢はそれ以外にも多くあり、だいたいそれが正解という持論）
「たけのこ派はバカだと思うんですよ」
（チョコレート菓子である以上味はチョコレートの量で決まる、原価的にもエネルギー的にも得なのは100%きのこの山という理屈）
「これは録画です」
（彼自身の動画チャンネルで生放送を配信している時の決まり文句。いかに論破されずに録画と言い張れるかを楽しむ言葉遊びをしているらしい）
「僕の知り合いでデブでブサイクで性格の悪い死んだ魚の目をしたひげおやじって人がいるんですけど～」
（自身の動画チャンネルで喩え話をする時の定番文句。ひげおやじはあめぞう時代からの知り合いで、『未来検索ブラジル』における同僚かつガジェット通信の副編集長である。ボロクソな貶めっぷりとは裏腹に、一緒に年を越したり海外旅行もしたりするほどの熱い仲である）
おしゃべりひろゆきメーカー
2022年9月、AIを利用した音声合成プラットフォームCoeFontが提供するWebサービス「おしゃべりひろゆきメーカー」(本人公認)が公開され、ユーザーが入力した文字をAIひろゆきに話させることが可能になった。技術の詳細は不明だが、おそらくひろゆき自身が行なっているYouTubeでの生配信から音声を抽出し、該当する文字列を検出して音を当てはめていると考えられている（たとえば別人が書いた文章でも、同じ単語であれば同じ発音になる）。
入力した文章は音声と写真を組み合わせた「生放送の切り抜き」風の動画として生成され、実際にひろゆき自身が話しているような映像を作ることができる。
まさか自分から(結果的に)みんなのおもちゃになるとは…と、大きな話題を呼んだ。
「読ませてみた」としてさまざまな文章を読ませた動画がTwitter等に投稿されている他、中にはDTMに使われるピッチ補正ソフトを利用した「歌わせてみた」も制作・投稿されている。
サイトにはひろゆき本人からのコメントとして「お手柔らかにお願いします。。」という一文が載せられている。
