CV:庄司浩平
データ
身長:193.9cm
体重:79.9kg
特色/力:触手・毒
概要
『仮面ライダーガヴ』に登場するラキア・アマルガが、ストマック社にバイトとして与えられたコードネーム。
人間態、劇中の活躍などは親記事を参照。
ミミックキーを抜き取ることで元に戻るラキアのグラニュート族としての本来の姿。透明感のある白い頭部や触手を生やした身体を持つ。
当初はグラニュート界にいながら衣服を着用していなかったが、後の回想では衣服を着ておりあくまで「演出」の一環であった模様。
刺胞を備えた触手を無数に伸ばし、刺した対象の幸福度を一時的に極限まで高める神経毒を打ち込む能力を有する。
毒を注入された人間はあまりの幸福から身動きが取れなくなるため、閉鎖空間さえ確保できれば、直前までの人間の心理状況に関係なくいとも簡単に超高品質なヒトプレスを多数確保することができる。
なお伸ばす触手は細いながらも威力も充分で、人間界のものならば数本で軽々と貫く強力な刺突を可能とし、ヴラム変身時にはシステムによる補助で周囲の道路を粉砕するほどの威力を発揮する。
まさにヒトプレス集めの申し子のような能力を持つグラニュートであり、闇菓子製造担当のグロッタからも「こんな高品質なヒトプレス、中々手に入んないわよ」と絶賛された。
あまりの逸材ぶりに、同族や家族すら見下すランゴからも「(グラニュートハンターに)くれぐれも見つかるな。特にお前はな」と秘密裏に行動をするように指示されるなど、新人ながら重宝されている旨の言葉を掛けられ、実際に彼の回収したヒトプレスを見た際には「量も申し分ない。実に素晴らしい」「期待どおり優秀な男のようだ」と素直に称賛している。
しかし効率が良過ぎるが故に、一度に多くの行方不明者を出すことにもなる為、ランゴからエージェントを通じて「やりすぎて目立つな」と釘を刺されている。
実際第17話以降は、大量失踪事件として作中のオンラインニュースで取り上げられるに至っており、本人もその事を危惧してか、犯行現場自体は防犯カメラのない場所を選び、現場近くの防犯カメラには映る対策として都度黒帽子と黒外套で顔立ちや体型を隠すなど、一通りの対策(さすがに尾行を嗅ぎつけるスキルはないようで、ショウマに発見されてしまったが)をとっている。
加えて、元々肉体労働が主だったこともあってか純粋なフィジカルデータもバイトの中では突出して高く、ヴラムに変身することで戦闘経験を積んだ仮面ライダーの2人を圧倒するほどの戦闘センスを持つ。
余談
- コードネームは「クラゲ」のアナグラム。「ラーゲ9」の名の通り、近年のライダー怪人では珍しい個体ナンバー以外の形で名前に数字が付く怪人である。また本編中でコードネームを呼ばれた初の個体でもある。
- 怪人態のモチーフはクラゲ(「Jellyfish(ジェリー・フィッシュ)」)であり、変身する仮面ライダーヴラムとはプリンやゼリーといったプルプルしたハイドロゲル食品がモチーフという点で共通している。
- スーツの上半身はオタケの改造と思われ、キノコの意匠や胴体のハエが一致する。下半身はハウンドなどと同様の毛皮付きのスーツを使用している。下半身のスーツは第13話より登場するロジョーと併用されているが、第13話時点ではまだ生体改造が完了していなかったため、ガヴの下部には改造の証である金具パーツが取り付けられていない。その後、第15話で改造が完了し他のバイトと同様、金具パーツが取り付けられたが、テレビ朝日公式のグラニュート一覧のスチールは改造前の状態で掲載されている(ポージングは異なるが、第13話終了後に東映公式にて掲載されたラキアのスチールと一覧で使用されたスチールの背景が同一であるため、どちらも同じタイミングで撮影された模様)。
- スーツアクターの永徳氏は前作で仮面ライダーガッチャードを担当しており、変身する仮面ライダーヴラムのスーツアクターも担当する。
- 初登場である第12話は、永徳氏が『仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS』の撮影に参加していたためか、当時放送中である『爆上戦隊ブンブンジャー』でブンブルーを担当した米岡孝弘氏が撮影の合間を縫ってスーツアクターを担当した。
- 永徳氏は怪人態、ヴラム両方で戦闘を担当するにあたり、ラキアの過去背景から「戦闘のプロフェッショナルではないが、喧嘩慣れしている」イメージで演技を組み立てている。
- 毒で幸福を与えるという効果は、麻薬の使用で快楽を得る様子に通ずるものがあり、これは中毒性のある闇菓子を食べて幸福を得ている一部のグラニュートにも当てはまる。
- 17年前のスーパー戦隊に名前の語感もどこか似ているクラゲがモチーフの敵幹部が登場しているが、彼女の声優も『魔進戦隊キラメイジャー』でラキア役の庄司氏と共演している。