「俺は昔ながらの数で勝負だ。」
人間態の演者:兼任
データ
- 身長:201.4cm
- 体重:103.9kg
- 特色/力:装甲/逃げ足
概要
『仮面ライダーガヴ』に登場するグラニュートの一体。
普段は「可児(かに)」という名の路上で活動するミュージシャンの男性に擬態して人間界に潜伏している。
両腕に鋏のようなものを生やした蟹を思わせる見た目で、モチーフ通り上半身は超硬質で重厚感のある青い外殻に覆われており、その隙間から頭部を覗かせている。
本人の気質から荒事や戦闘に関しては非常に不得手だが、高い防御力を誇る装甲に加えて、その鈍重な見た目に反して動きはとても俊敏であり、防御力の高さも合わさって非常に優れた生存率を誇っている。
ミュージシャンに成り済ますことで擦れ違った人や野次馬をヒトプレスにして捕らえていたと思われるがお世辞にも手際が良いとは言えず、本人も「質より量」と開き直るなど楽観的かつ能天気。
約20年前から人間集めをしてるようだが適当に多くの人間を拐えば問題なかった当時と違い、途中から闇菓子を作る為に幸せな人間を狙ってヒトプレスにする方針にストマック社が変えたことや現社長のランゴの方針でヒトプレスの質も求められるようになり、会社の求める良質なヒトプレスを上手くを集められないことに愚痴を溢していた。
動向
質の良くないヒトプレスを溜め息を吐きながらギターを鳴らしていたが、SNSから失踪情報を見つけた辛木田絆人の調査によって居場所を特定されてしまい、ヒトプレスにしようと晒した〈ガヴ〉を見られたことで擬態を解除しながら仮面ライダーヴァレンから逃走を図る。
近くにあった噴水で目眩ましをしようとするも所詮は虚仮威しだったためあっさりと捕獲されてしまう。頑丈な甲殻が幸いして致命傷は防げたがヴァレンにヒトプレスを奪還され、今のやり方に不満を溢すと再び噴水の水を巻き上げて姿を消した。
余談
- ロジョーの名は人間態の路上ミュージャンに因み「路上」からと思われる。可児の名前についてはモチーフそのまま「カニ」から。
- 人間態を演じた岸氏はかつて『宇宙戦隊キュウレンジャー』のサソリオレンジ/スティンガー役で出演している。さらに、岸氏は当時の中の人を担当した今井氏と8年ぶりのタッグであり(岸氏いわく、キュウレンジャーの出演中のほとんどは代役の伊藤茂騎氏が担当したとのこと)、今井氏自身も『仮面ライダーガッチャード』でヴァルバラドを数話だけ担当して以来1年ぶりとなる。怪人役としてはギフ以来となる。
- 演者の岸氏が実際にミュージシャンと言う事もあり、劇中歌『愛して』の歌唱・作詞・作曲も担当しており、ゲスト怪人ポジションでありながら、ガヴ本編初の劇中歌歌唱も担う事となった。