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「暗黒に、染まれ!」


CV宮原華音

スーツアクター今井靖彦(第1話)、榮男樹(第22話)


データ編集


概要編集

仮面ライダーガッチャード第1話に登場。

インセクトケミー「カマンティス」が冥黒の三姉妹の一人・クロトーに取り込まれて誕生したマルガム


複数のカマキリの鎌を銀色の包帯で強引に固定したような頭部と両腕を持ち、カマキリの腕の節に当たる部分がオレンジ色にギラギラ光る単眼になっているのが特徴。また目の下には口も確認できる。

能力として頭から生えている両腕の鎌による斬撃だが、生身の状態でも高い戦闘力を秘めているクロトーが取り込んだことで斬撃を円刃状の衝撃波として飛ばすなど更に強化されている。


別形態編集

マンティスマルガム(金色)編集

カマキリの黄金術師

「これまでの怨み、倍にして返してやる!」


第22話に登場。グリオンから力を授かったクロトーが、ファイヤーガッチャードから奪ったカマンティスを取り込んで変異した、マンティスマルガムの強化形態。


素体が悪意人形と結合した黄金のマルガムと同じ金色に変わっており、胸部のバンドがより鮮やかな色になっている。

能力やスペックに変化はないが、高い戦闘力を持つクロトーが強化されたこともあり戦闘力が格段に増強、緑色の斬撃が三重になり威力が上がっている。


マンティスマルガム(サーベルタイガーミクスタス)編集

虎×カマキリ


データ編集

  • ケミー:カマンティス/サーベライガー
  • 身長:236.9cm
  • 体重:123.8kg
  • 特色/力:鎌/牙/爪/格闘

強化されてもなおガッチャードに勝てなかったクロトーが、カマンティスに加えてエンシェントケミー「サーベライガー」を取り込み、属性の垣根を超えた多重錬成を果たした姿。第22話の終盤に登場した。


ボディはサーベルタイガーマルガムのもので占められているが、左腕が暴れ回るカマキリをマルガムの素体の両腕とバンドでぐるぐる巻きに拘束しているような不気味な造形をしたクローに変化。そこから伸びたカマキリの腕の一つが顔の左半分を構成している。

姿で勘違いされやすいが、あくまで主体はマンティスマルガムの方とされている。


その筋骨隆々の身体から繰り出される2本の牙と大型の鎌による斬撃で辺りのものを切り裂きまくる力押しの戦法を得意とする。

身のこなしも軽く、仮面ライダーファイヤーガッチャードの「スチームホッパーバーニングフィーバー」が直撃する寸前でマジェードヴァルバラドの拘束を解き、回避してみせている。


かつてラケシスが変身したクローバーマルガムは同じ属性のケミーの多重錬成で能力を高めたのに対し、組み合わせによる相乗効果すらかなぐり捨て、力をでただひたすらねじ伏せる、暴力的な思想を体現した錬成を果たした事によって比べものにならない戦闘力を会得。

(不意打ちとはいえ)一撃で現時点での最強戦力であるファイヤーガッチャードのガードを崩し、圧倒するほどの力を持っている。


レプリカVer.編集

第27話に登場。グリオンレプリケミーの一体である「レプリカマンティス」と禁じられた錬金術を用いて生み出した強化マルガム。もとい再生怪人の一種。姿は上記のマンティスマルガム(金色)と同一(やや腕の色合いが暗くなっているが)。


暗黒の波動を過剰摂取させられたことにより、攻撃面などが大幅に強化されており、同じバッテリーマルガムのレプリカと共にマジェードヴァルバラドと交戦する。



活躍編集

第1話編集

ウロボロス界の一件の後、現実世界へと戻ってきた一ノ瀬宝太郎九堂りんねの前に、ガッチャードライバーを強奪する為に現れたクロトーがその場にいたカマンティスを無理矢理取り込んで変貌。


「そうさ。存分に味わいな!」


自らの姿を見て驚愕する二人にそう嘲笑うと、クロトー自身の戦闘力も相まって強化されたブーメランの様に飛ばす衝撃波で追い詰めるも、ドライバーにホッパー1スチームライナーライドケミーカードを用いて、宝太郎がガッチャードスチームホッパーワイルドに変身。

驚異的な跳躍を見せる相手に翻弄されるも、放った衝撃波で崩れた瓦礫の下敷きにして切り刻もうとする。


しかし、浮かび上がったイメージからドライバーを操作してガッチャードがライダー形態へと再チェンジ。

制御が効く様になった相手の繰り出す攻撃に次第に追い詰められていき、最後はライダーキック「スチームホッパーフィーバー」を叩き込まれて敗北。


分離されたカマンティスは再封印されるも、クロトーは特に疲弊した様子もなく平然と復活。


「たっぷり地獄見せてから、消してやる……!」


好戦的な笑みを見せると、宣戦布告を告げてその場を後にした。

あまりにも物騒な台詞から宝太郎も「捨て台詞怖っ、アイツ何者?!」と少し引いていた。


第22~23話編集

ガッチャードから奪い取ったカマンティスで変貌。

サーベルタイガーマルガムと共に高い戦闘力で追い詰めるも仮面ライダーヴァルバラドが参戦したことにより、形成が徐々に逆転され、エンジェコプターカスタムにカスタムアップしたヴァルバラドが発動した「ヴァルバラドクラッシュ」を喰らい敗北した。

しかし、クロトーは解放されたカマンティスとサーベライガー諸共取り込み、マンティスマルガム(サーベルタイガーミクスタス)に変貌を遂げ、三人の仮面ライダーと互角に渡り合い、ズキュンパイアを追跡すべく撤退。


「夢を諦める必要はない。私が応援してやる!」

「こいつが世界中の人間からエネルギーを吸い取れば、最高のケミーになる。そいつを吸収し、私は更に強力なマルガムになる!」


実は前回のサーベルタイガーマルガムから「パワーアップしたケミーを効率的に取り込む方法」を聞かされており、真相を聞かされて精神が不安定になったズキュンパイアを拘束すると彼の力を強引に引き出し、彼を取り込もうと画策。

邪魔者であるキッチンいちのせ連合を始末すべく再度マルガムに変異する。


ムーンケルベロスに変身した仮面ライダーマジェードと戦闘を繰り広げるも、ズキュンパイアの救出に成功したスーパーガッチャードのズキュンパイアストラッシュ(宝太郎いわく「ズッキュン斬り」)によって取り込んだカマンティスとサーベライガーが魅了され、能力と身体の制御が利かなくなってしまう。


その隙にマジェードの「ムーンケルベロスノヴァ」とファイヤーガッチャードの「スチームホッパーバーニングフィーバー」のダブルライダーキックを叩き込まれて爆散。

敗北したクロトーには逃げられたものの、取り込まれた二体のケミーは改めて救出・封印された。


第27話編集

レプリカマンティスと悪意人形を使ってグリオンが生み出した個体が登場。

仮面ライダーマジェードヴァルバラドの足止めをするも、マジェードの必殺技「サンユニコーンノヴァ」を喰らい撃破された。


余談編集


  • 敵組織の幹部が怪人に変わるのは珍しくないが、幹部が変身する一般怪人という意外と珍しい立ち位置にいる怪人でもある。また、主人公の初陣=一話怪人女怪人なのは男児向け特撮では非常に珍しい。



  • 最初の敵というのもあり、公式PR動画でも登場しており、こちらでは獣のような唸り声をあげるなど理性を感じられない。
    • 初期設定の名残かネタバレ防止のためか、『てれびくん』等の雑誌ではカマンティスのカードを胸元に翳して変異しているスチール写真がある。


  • 『ライドケミートレカ ガッチャードファイル』では「バトル」で戦える敵怪人として初期から実装されている。しかし、リリースから3ヶ月以上経ちVer.3になっても他の敵怪人は未だに一切追加実装されておらず、現状「バトル」の機能はひたすらマンティスマルガムを倒すゲームになっている(ちなみに最強フォームダークライダーなども実装されるので明らかにオーバーキルな倒され方になっている事も多い)。



関連タグ編集

仮面ライダーガッチャード マルガム カマンティス

カマキリ 女怪人


カマキリヤミーベローサマギア:第1話に登場し、バッタモチーフのフォームに倒されたカマキリモチーフの怪人繋がり。ただしベローサマギアのベースになった虫は、カマキリの仲間ではない。


令和ライダーテレビ本編最初の怪人

和装ジャマト/スラグフォートレスジャマトマンティスマルガムグラニュート・ハウンド

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