「…ラーニング完了」
ジャンプ!
オーソライズ!
「変身!」
プログライズ!
飛び上がライズ!ライジングホッパー!
"A jump to the sky turns to a rider kick."
ベローサマギア「お前は何だ!」
概要
バッタの力を宿した「ライジングホッパープログライズキー」で変身する形態で、ジャンプ力やキック力に優れる。アーマーカラーは蛍光イエロー。この蛍光イエローの部分は暗いところで発光することが本編の提供画面などで確認できる。
ゼロワンおよび劇場版に登場した仮面ライダー001の基本形態であり、ゼロワンのフォームチェンジである「ハイブリッドライズ」は変形展開したライジングホッパーのアーマーに追加でアーマーを装着することとなる。
基本装備の黒色のアーマーである「ライズアーキテクター」には装着者の身体能力を引き出す機能が備わっている。
変身音声の最後に流れる英文は、直訳すると『空へのジャンプ(跳躍)はライダーキックへと変わる』。意訳すれば「飛翔しライダーキックで決めろ!」といったところか。
名前を和訳すると『飛び上がるバッタ』となるが、実はライジングには『成長する』という意味もあり、まさしく経験に応じて強くなっていくゼロワンに相応しい名前と言えよう。
スペック
身長 | 196.5cm |
---|---|
体重 | 87.0kg |
パンチ力 | 8.4t |
キック力 | 49.0t |
ジャンプ力 | 60.1m(ひと跳び) |
走力 | 4.1秒(100m) |
近年の中間フォームに匹敵するキック力やジャンプ力が一際目立つ。
実際本人も初戦闘時、想像以上のジャンプ力に「脚のパワー半端ね~!」と驚いており、そのまま遮蔽物を足場に空中戦紛いのアクションまで披露している。しかも狭い空間の中でもその敏捷は据え置きで、飛んできたバスの中に飛び込んだ際にはベローサマギアの攻撃を壁蹴りや手すりを使って巧みに回避している。
正体を明かす前はA.I.M.S.からの逃走にも活用されており、第6話ではジャンプした直後にバイティングシャークに変身してトドメを刺すといった応用も見せた。
先行登場ではカッシーンを一撃で蹴り倒すという描写もあるため、ゼロワンは仮面ライダーの中ではかなり珍しいスペック通りの活躍をしているライダーと言える。
反面腕力は余り強くなく、設定上最大3.2tの物体を持ち上げられる程度(参考までにパンチ力が同等の仮面ライダーカブトのマスクドフォームは25tの物体を持ち上げられる)。
弱すぎる程でも無く、前年度のジオウやクウガマイティフォーム、ダブルサイクロンジョーカーといった基本フォームよりは高いのだが、劇中では接近戦で決め手に欠けて苦戦する場面が多く、アタッシュカリバーや踏み込みの力で補っている。
意外にも防御力はそれなりにあるので、ベローサマギアのビームを腕で防いで見せる場面も見られた。
総じて脚力のみに特化という、基本フォームにしてはかなりピーキーな存在である。第9話にて大勢のトリロバイトマギアに全く苦戦していなかったことや、第30話で明らかにスペックで勝る仮面ライダーサウザー相手に(止めこそメタルクラスタホッパーに譲ったものの)ワンサイドゲームを展開していたことを考えると、長所を活かせればとことん強いライダーと言えるかもしれない。
ライジングホッパープログライズキー
通常版
ジャンプ!
バッタのデータイメージ「ライダモデル」が保存されている。カラーはライトイエロー。
飛電ゼロワンドライバーと共に製造され、或人に提供された。ゼロワンの基本形態として用いられる他、ハイブリッドライズの基点としても使用される。
また、劇場版『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』ではフォースライザーに装填する事で仮面ライダー001に変身している。
ゼロワンリアライズ版
ジャンプ!
最終回において通常版から変化した特別なライジングホッパープログライズキー。
詳細はリアライジングホッパーを参照。
特別版
玩具版では様々な付録仕様がある。
- 大当たり版
ラッキー!
Superlucky ability!
気分上がライズ! ライジングホッパー!
Congratulations on winning.You’re so lucky.
(当選おめでとう!君はすごくラッキーだ!)
- クリスマス版
メリークリスマス!
Santa Claus's ability!
Happy Christmas! ライジングホッパー!
May your Christmas wishes come true.
(あなたのクリスマスの願いが叶いますように。)
ジャンプ!
REAL×EYEZ ability!
上記の2音の後に3音目として主題歌のサビ部分が流れる。
- LIMITED RED版
中国限定のLIMITED RED DX飛電ゼロワンドライバーに付属する特別バージョン。音声は通常版と同様だが、蛍光イエロー部が赤くなっている。
必殺技
高速で接近して連続攻撃で相手を打ち上げた後に上空から飛び蹴りを放つ所謂ライダーキック。
一撃でマギアの胴体を貫通し破壊した。
また、キックを決めた後には技名が表示される演出がある。
攻撃の命中時にはバッタの足のエフェクトが発生する事も。
しかし、第1話ではパワーを御しきれず、着時に足を捻ってしまいそのまま壁に激突してしまった。
『ゼンカイジャー』の第20カイ!ではゼロワンのライダーギアでゼンカイガオーンが使用。文字演出も健在で、映像作品で完全な文字演出が拝めるのは「ゼロワン」1話以降初となる。
ちなみに、ガオーンが使うことになった理由に関してはファンの間で、バッタが(広義の意味で)「動物」であるとする考察やガオーンのCVの梶裕貴氏がアニメ『七つの大罪』でメリオダス役を務めていたこと繋がりで同じ作者による同名の漫画『ライジングインパクト』から取ってきたとする考察が存在している。
- ジャスティスツインスラッシュ
ソーシャルゲーム『シティウォーズ』オリジナル技。キラメイレッドと共に斬撃を飛ばし攻撃する。同作のレジェンドウォーズコラボを記念して実装された。
- ライジングタイムブレーク
劇場作品『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にて披露した、ジオウとの合体技。いわゆるダブルライダーキック。
事前の戦闘で敵の身体に突き立ったままになっていたアタッシュカリバー目掛けて同時にキックを放ち、敵を貫く。
ゼロワンお決まりの文字カットインも健在(前半の一文字ずつの表示は無い)で、いつもの黄色い「ライジングインパクト」が表示された後、「インパクト」部分がジオウの文字色であるピンクの「タイムブレーク」に置き換わり完成する。
なお、同名称は本編未登場のゼロワンアーマーの必殺技名でもある。
ガンバライジングジェネレーションボックス収録のジオウ・ゼロワンのバースト技に採用されており、技名はそこから。また、ゼロワンの方は表面の技「ロッキングカバンストラッシュ」と合わせて劇中再現が出来るようになっている。
別ライダーver.
バルカンver.
ショットライズ!ライジングホッパー!
("A jump to the sky turns to a rider kick.")
エイムズショットライザーで変身した仮面ライダーバルカンの形態。
ゼロワン同様の跳躍力・俊敏性強化の他、不規則に角度を変える跳弾により全方位からの攻撃が可能。現時点ではバルカンの未登場フォームはこの形態しか紹介されていない。
発展モデル
第12話で登場。通信衛星ゼアによってライジングホッパーを進化させたプログライズキーとして生成された。
余談
- 仮面ライダー全体で見れば、初代である1号からお馴染みのバッタモチーフであるが、実は前作までの平成ライダー20作で主役ライダーの基本形態のモチーフにバッタが使われた事は1度もなく(強いていえば仮面ライダーオーズの基本形態であるタトバコンボに含まれてはいるが、それも脚部のみ)、かなり久々の登場となった。後の『仮面ライダーガッチャード』の主役ライダーの基本形態のモチーフにもバッタが採用されている。
- 主役以外を含めても純粋なバッタモチーフは仮面ライダーキックホッパー/パンチホッパー以来で、後はバッタがモチーフのライダーをモチーフにしたものがそうと言えなくもないくらいしかない。
- 因みにスチームホッパーとはホッパーの名を持つ、初めて戦った相手がカマキリがモチーフの怪人、後に全く同じ外見とホッパーの名を持つ最終回限定フォームが登場するなど共通点が多い。
- モチーフはフォーム名がライジングホッパーであるので、サバクトビバッタの群生相ではないかと言われている。
- 変身中のエフェクトをよく見ると、アーマー装着時に遺伝子(Gene)のデザインを模したエフェクトが見受けられるが、これは遺伝子用語の「ライジング数」を意識したモノだと思われる。オーソライズの「~ライズ」部分も、遺伝子用語の「ライズ」からの言葉遊びであろう。
- ゼロワンのアーマーは全て、変身の度に通信衛星ゼアからライダモデルのモチーフを模したロボットアニマル形態で衛星軌道から地上に投げ込まれ、着陸後は変身待機中の或人を守るように自律行動を行う。しかし、全フォームの基点となるバッタはこの間、(屋内ならば天井をブチ抜いた挙句に)周辺の地面が抉れるのもお構いなしに跳ね回る所為で、変身のタメが長いほど器物損壊が発生しまくるという非常にハタ迷惑なプロセスとなっている。
- 『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では、歴史改変により衛星ゼアが打ち上げられず地下で半起動状態であることから、ゼアから放たれたライダモデルのバッタが地中を掘り進んで地上に這い出てくるシュールなシーンがあった(バッタの卵は地中で孵化する生態を踏まえればそれほどおかしな事ではないが)。その後のゼアの登場する地下のシーンでは、壁にライダモデルが飛び出していったと思われる大穴が開いており、申し訳程度のテープで塞がれていた。
- シャイニングホッパーなどの中間フォームが登場してからはそちらに直接変身する事が多くなり、遂には一時変身不能にされたため、(『ゼロワン』のライダー全般に言える事なのだが)基本フォームなのに出番が少ないという事態に陥っている。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ゼロワン(仮面ライダー) 仮面ライダー001 仮面ライダーバルカン
ネオバッタゲノム:2年後のゼロワンがモチーフの形態。ゲノムチェンジとしては非常に珍しく使用するバイスタンプの開発に本家ライダーのデータを使用しており、性能はほぼライジングホッパーと言って差し支えない。
ライジングホッパー → ブレイブドラゴン
外部リンク
仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー | 仮面ライダー図鑑 | 東映
この先、本編終了後のネタバレ注意
『ゼロワン ファイナルステージ』
アズが変身した新たなアークライダー、仮面ライダーアークゼロワンとの初戦で変身。結果的には敗北するが、最新のアークライダーにある程度食らいつく活躍を見せた。
余談だが、アークゼロワンの変身音には「アーク!ライジングホッパー!」というフレーズが含まれている。
まさかの未登場。
エスの変身する仮面ライダーエデンにゼロツーの変身アイテム一式を奪われた際に急いでこの形態に再変身しようとしたが、妨害に遭い失敗。或人は吹き飛ばされる、車の上に落下するがこの時にライジングホッパーのライダモデルがクッションになり何とか一命は取り留めた。そこからはメタルクラスタホッパーやヘルライジングホッパー、リアライジングホッパー等には変身するが結局普通のライジングホッパーには変身する事は無かったため、初の劇場版に未登場の基本フォームとなった。ただし、見た目はキー以外は瓜二つのリアライジングホッパーにその分美味しい場面が用意されている。