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概要

アフリカなどの砂漠にある草地で棲むトノサマバッタの一種。英語名は『Desert locust』(砂漠のイナゴ)。
バッタの中でもサイズが大きめで、草が生長する雨季にメスがを産んで繁殖する。
色は我々の思い描くバッタのイメージ通り、緑色だが、(孤独相)大量発生して餌が少なくなると褐色(赤や黄色と言ったパターンもある。)の個体(群生相)が生まれ、空を埋め尽くさんばかりの群れを為して大移動を行う。途中に農作物や樹木があれば、穀物だろうがバナナだろうが食べられる物なら手当たり次第に食い荒らしてしまう。そればかりかフンを撒き散らして作物をダメにしてしまう
まさに農家の天敵と言っていい存在で、こういった被害は紀元前から報告されており、聖書では世界の終わりに悪魔が蝗の群れを率いて人々を苦しめると伝えられる程、古来から恐れられて来た。
あまりの恐ろしさに断食や聖会が行われる程だったとか。魔女の簪や竜のような蝿と呼ばれたトンボや、噛まれると踊り狂うと言われたクモ、果ては魔王と呼ばれたが可愛く見えてくるレベルである。物量や、被害の甚大さからして、恐らく世界で一番人を殺しているよりも恐れられているのでは無いだろうか。

なお、餌が尽きると他のバッタ同様に共食いを始める。これは別段珍しい事ではなく、バッタの仲間は脱皮した皮を食べたりする事があるので肉を全く食わないと言う訳では無いのだ。

ちなみに彼らは到達海抜が最高で2000mかつ寒さに弱い為、アトラス山脈やヒマラヤ山脈、熱帯林を超える事は出来ないが、紅海大西洋を越えた記録が残っているなど意外とタフである。その為、海を挟んだギリシャやカナリア諸島などのアフリカ大陸に近い地域のみならず、北はロシアにスペイン、東はインドなどのアジア圏にまで侵攻してくるなどかなり広範囲に侵攻してくる恐ろしい昆虫。

流石に人間もやられたばっかりの生き物ではないので、サバクトビバッタの被害に悩まされる地域の人々はそれらを食用にする他、群れる際にフェロモンを出す性質を利用して蝗害を防ぐ研究が進められている。幼虫のフェロモンは互いを引き寄せるが、成虫のフェロモンは逆に方向感覚を狂わせてしまうらしい。

関連タグ

害虫 バッタ 飛蝗 災害 旧約聖書
カイザードビシ ティン 仮面ライダーゼロワン:群生相がモチーフではないかと言われている。

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