概要
ドラゴンフライ(dragonfly)は英語で「トンボ」のこと(ドラゴンのようなハエの意)。
エビフライの様にフライされたドラゴンの絵にこのタグが付く。
西洋ではトンボを「悪魔の虫」として蛇蝎のように嫌っていた習俗がある。
そのため、「尻に毒針を持ち刺されると激痛に苦しむ」「翅で人間の皮膚を切り裂く」「嘘つきの口を縫い合わせる」など、とことんなまでにマイナスイメージを膨らまされていた。
のちに19世紀になって西欧に「ジャポニズム」ブームが到来すると、日本からの舶来品にトンボ柄の品々が数多く絵付けされていること、さらに同時期に生物学が発展したことから、徐々にそのマイナスイメージを払拭することに成功している。
ドラゴンとトンボが合体したようなモンスター(怪獣)としてメガギラスが登場しており、こちらはまごう事なきトンボなのだが、容姿はどう見てもドラゴンがトンボの形を真似ているとしか思えない形状である。
言うまでもないと思うが、フライとドラゴンの語順を組み替えて現在進行形に変えると空飛ぶドラゴン(英:Flying dragon)となる。
余談
他の昆虫の場合
トンボ以外にもドラゴンと昆虫を結びつける試みは近現代のフィクションではそれなりに増えており、ドラゴン"フライ"から飛躍してか、フライゴンにはドラゴンタイプが備わっていたり(ただし、ウスバカゲロウがモチーフ)、ドラゴンクエストではフライはフライでも"バタフライ"と組み合わせたドラゴンバタフライが登場している。
バトルスピリッツではカブトムシと組み合わせた甲角龍ビート・ドラゴンが登場している。pixiv上でも虫とドラゴンを合体させたイラストがそれなりに確認されている。
なお、ドラゴンマンティスは現実に存在する種であって、カマキリドラゴンではない。
曖昧さ回避
- 『遊戯王OCG』に登場する昆虫族のモンスター。
- 『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するDQモンスター。
- 『ゼルダの伝説ムジュラの仮面』に登場する敵キャラ。
- 『ウィザードリィ』に登場するモンスター。
- 『半熟英雄』に登場するエッグモンスター。
- アメリカが開発した軽攻撃機A-37の愛称。
- アメリカンフットボールの戦術。
- Bリーグ(現在は2部に当たるB2リーグに所属)の広島県のチーム。⇒広島ドラゴンフライズ
遊戯王OCGでは
攻1400守900の、風属性昆虫族モンスター。所謂「リクルーター」の一種であり、
戦闘で破壊されると、風属性で攻1500以下のモンスターをデッキから特殊召喚してくれる。
『ドラゴンクエスト』シリーズでは
『ドラゴンクエストⅡ』の大灯台に登場するモンスター。リザードフライの上位種であり、4~5匹の集団で出現する。トンボの羽根を生やしたピンク色のドラゴンのような姿をしており、よく火を吐いて攻撃してくる。
『ムジュラの仮面』では
主にウッドフォール地帯に生息する、大きなトンボ型モンスター。電気を纏った尻尾を叩きつけて攻撃してくる。空中から襲ってくるので剣では少々相手しづらいが、弓矢やデクナッツリンクのシャボン等で狙い撃てば簡単に倒せる。
『ウィザードリィ』では
#1「狂王の試練場」B3,4階に登場する、ピンク色のトンボとドラゴンを合体させたような姿のモンスターで、高い魔法抵抗力とブレス攻撃を持つ。
『半熟英雄』では
上記の説明通り、エビフライにされたドラゴン。
実はドラゴンフライタグ最古の投稿である。