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詳しくは →Wizardry


以下、ウィザードリィシリーズのうち独立記事のない単発作品について簡単に述べる。


Wizardry8編集

2001年WindowsmacOSで発売。日本語版はwindowsのみで家庭用ゲーム機には移植されていない(2020年現在)。


禁断の魔筆(BCF)』『ガーディアの宝珠(CDS)』から続く三部作完結編だが、本作の開発期間中にSir-Tech社の解散が決定したため、正伝としては最後の『Wizardry』となった。


CDSから8年の歳月を経ているだけにシステム面は大きく変化しており、前作まではマス目で構成されていたマップが本作ではより完全な3D空間になっている。

戦闘も基本的にはコマンド式だが、マップ上を移動している敵キャラクターが表示されるようになっており、従来は遭遇時に確率で発生していた不意打ち先制攻撃がプレイヤーの操作による索敵と直結したものになっている。


物語の舞台は惑星ドミナス。前作のラスボスダークサヴァントの正体とコズミックロードたちとの因縁が明らかにされ、最後にどのような未来を選ぶかはプレイヤー次第となる。


『ウィザードリィネメシス編集

原題は "Nemesis - the Wizardry Adventure"

1996年DOS用として発売され、1998年には日本セガサターンwindowsに移植された。


本家Sir-Tech社による『Wizardry』の名を関した作品ではあるのだが、ゲームシステムはWizardryシリーズとは全く異なっており、設定のつながりもないスピンオフ作品。

プレイヤーが操作する主人公はパーティーを組まず単独で行動し、戦闘はアクション要素を含む。


『ウィザードリィ クロニクル 聖地奪還』編集

2001年に発売されたWindows版Wizardry。発売は株式会社ケイエスエス

コンシューマには移植されず続編も作成されなかったため知名度は低い(情報求む)。


本家初期作品の雰囲気を再現し、「邪眼王モルガン」の邪法によって地獄の迷宮と化した「聖地バルマ=ラガ」を浄化するべく、「聖剣オーグ」を奪回するという王道のシナリオ。


『ウィザードリィ サマナー編集

2001年株式会社メディアリングからGBA用ソフトとして発売され、2005年PS2移植版が株式会社タイトーから発売された。

GBAでは唯一のウィザードリィ。


基本的にはアスキー外伝Ⅰ外伝Ⅱ同様、本家シナリオ#5『災禍の中心』をベースとしており、タイトルにもある召喚師(Summoner)が第九の職業として加えられているのが大きな特徴。

ただし召喚師についてはスターフィッシュエンパイア『古の王女』という(召喚契約の手順もほぼ同様の)前例がある。


ウィザードリィのモンスター召喚は、前衛三名・後衛三名の冒険者パーティに増援として召喚モンスター1グループが加わるのが基本パターンだが、本作の召喚モンスターは一体が冒険者一名と同格扱いで、最大六人の中の一枠を占める形でパーティに参加し、経験値の取得によってレベルアップもする。『ドラゴンクエストⅤ』の仲間モンスターに近い。

この特性により旧作どおりの感覚でパーティを編成・運用するのは難しく、また「劣悪な操作性」「金銭は異常に得られるが経験値が極端に得にくい理不尽なバランス」「アイテムのデータを外伝Ⅱから流用(盗用)している疑惑」などプレイヤーからは大いに批判された。

さらに後年のPS2移植版は「追加要素のないベタ移植」であるにもかかわらず「上記の問題点が改善されておらず、むしろ劣化している」と酷評され、一部ではシリーズ中最悪のクソゲーとさえ言われている。

まぁ現在では最悪の座を争うライバルも出てはいるが。


『ネザードメイン#1 シャインカーの娘』編集

Nether Domain #1“Sheinker's Daughter”。

ネザードメインはアスキーによるWizardry外伝フィーチャーフォン用のアプリに移植したシリーズであり、「wizardry」のタイトルと呪文名や一部のアイテム名といった版権要素が変更されている。

外伝Ⅰ(GB)の移植版がネザードメイン#2、外伝Ⅱ(GB)の移植版がネザードメイン#3であり、ネザードメイン#1のみ新規に作成されたシナリオである。


ギリシャ神話をモチーフとしたイベント・演出が中心で、北欧神話の#2、中東および東洋の要素を盛り込んだ#3と対比される。

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