曖昧さ回避
- 人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶテーブルゲーム。→TRPG
- コンピュータゲームのジャンルのひとつ。 1.から派生したもの。本項で解説
- そらまふうらさかによるオリジナル楽曲。 → ロールプレイングゲーム(そらまふうらさか)
- 大石昌良の曲。『ドラゴン、家を買う。』のオープニングテーマ。→ロールプレイング
概要
TRPGの戦闘システムをコンピューターゲーム化したものが、コンピューターRPGとなる。TRPGはGMと呼ばれるストーリー進行役が必要で、最低2人以上は必要となるが、GMの役割をコンピューターが務めることにより、一人でも遊べるRPGを確立させたとも言える。
コンピューターRPGの歴史
ドラゴンクエストシリーズの大ヒットにより一般的にも普及したため、しばしばドラゴンクエストがRPGの元祖とまで言われる事もあるが、正しくはなく、それ以前からも存在したジャンルである。
どれが元祖であるかは諸説はっきりしないが、ジャンルとして確立させたという意味では『Ultima』(前身の『Akalabeth』は1979年)と『Wizardry』(1981年)の影響が大きい。
国内では当初それらの移植版が一部にプレイされていたもののマイナージャンルであったが、ゲームデザインや操作の簡素化と視覚的な判りやすさを重視した『ザ・ブラックオニキス』や、アクション要素を取り入れた『ドラゴンスレイヤー』、『ハイドライド』(3作とも1984年)等のシリーズがヒットして普及を始め、少しずつ期待のジャンルとして成長していく。
とは言えまだマニアックなイメージと、セーブ機能をどうするかという問題から家庭用ゲーム、ファミリーコンピュータへの普及は遅れるものの、この時期のユーザーには未知数のRPGへの憧れのようなものはあり、RPG的な冒険・探索・ファンタジー・謎解き・ライフ制・パワーアップ等の要素を持ったアクションゲームが次々投入される。
結果『ドルアーガの塔』『チャレンジャー』等がヒット、さらには『スーパーマリオブラザーズ』の大ヒットの一因ともなっている。
1986年2月には普通にデーターセーブの出来る「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」で『ゼルダの伝説』が発売。開発スタッフはアクションアドベンチャーと言っているものの、RPG要素を強く持ち、雑誌等でもRPGとして紹介されることは多かった。
同年3月にはファミリーコンピュータに『ハイドライド』がアレンジ移植(『ハイドライドスペシャル』)。こちらはROMカートリッジだがパスワード方式でセーブ可能になっている。
そして1986年5月に『ドラゴンクエスト』が発売される。
こうした土壌はあったものの、非リアルタイムのコマンド型RPGは家庭用ゲーム機初であり、ある種の賭けでもあったが、モンスターデザインの鳥山明繋がりで週刊少年ジャンプで大々的に取り上げられたことや堅実な作りでじわじわ売り上げを伸ばし、RPG初のミリオンセラーとなることになる。
その後はよりストーリー・演出重視のもの、やり込み要素重視のもの、SRPG等他ジャンルと組み合わせたもの等様々に分化し、またネットとMMORPGの普及で原点のTRPGに近い遊び方も出来るようになってきている。
近年ではリアルタイム制・エンカウントがシームレスになっている作品も多く、英語圏ではまずこういったシステムになっているかどうかが評価のポイントになっている傾向も見られている(ターン制の戦闘シーン切り分けになっているものが「クラシックRPG」と呼ばれているほど)。
ロールプレイング?
作中の登場人物を「演じる」ことがロールプレイングなのだが、そうでない作品も多い。
特に「一本道」のシナリオのRPGの場合、プレイヤーはシナリオに流されるまま、主人公の行動を「見ているだけ」になりがちで、「ゲームではなく映画的」だ、と批判されることも多かった。
関連タグ
ARPG(アクションRPG) SRPG(シミュレーションRPG) ローグライクゲーム エロRPG
ステータス画面 ダンジョン ファンタジー ファンタジー職業 剣と魔法の世界