概要
1986年創業。当初はゲームではなく、ビジネスアプリケーション開発を手がけていた。
1994年からプレイステーション用ゲームソフトの開発に乗り出し、
同年12月、デビュー作となる『キングスフィールド』を発売する。
以後、様々なハードにゲームを供給しており、現在では携帯アプリの配信も行っている。
2014年4月28日、KADOKAWAがフロムの株式を収得し子会社化されることが発表された。(KADOKAWAによる公式発表<PDFファイル>)
特徴
3Dグラフィックを多用した、主観、もしくは背後視点のゲームを多く手掛けている。
硬派な世界観を持つものが多く、中世ファンタジーや時代劇アクション、ロボットメカアクションなど内容は様々。
高難易度なゲームを作る事でも知られており、熱狂的なファンも多い。
しかし、いずれの作品においても一応のストーリーや設定こそ存在するもののその多くは語られることがなく、プレイヤーの想像力に委ねられる部分が多くなっている(プレイヤーの想像する余地が多分に残されているとも言える)。
近年はCG技術の高さを生かし、実写と見まごう程のムービーを作っている事でも有名。
配信されるPVやOPムービーなどで、その技術力を垣間見ることができる。しかし同時にPVと完成作品が全然違ってたりすることもあり、PV詐欺と言われることもある。
なお、この会社に対して送られるファンからの「変態」という言葉は、一種の最上級の褒め言葉である。
Demon's Souls以降、多数の後続作品が生み出され、「ソウル風」と呼ばれる一ゲームジャンルを生み出す程の人気を博す。
またフロム自社においてもこのジャンルの楽しさを追求し続けており、DARKSOULSの王道ファンタジーだけでなく、Bloodborneの人間の狂気と軽快かつ猟奇的な狩りが合わさったゴシック&サイコホラーアクション、SEKIROのチャンバラの爽快さを前面に押し出した戦国時代劇風剣戟浪漫など、DARKSOULSの「魂」の部分を変えることなく、しかし新しい息吹を感じさせるゲームを次々に世に送り出している。
確かにその愚直さは人によってマンネリ化とも捉えられるものの、自分達の作風をより深化させようとするその姿勢は、強固かつ持続的な支持層を産み、各種ゲーム大賞の受賞という実績となって現れ始めている。
そして2022年、ELDENRINGが発売され、これまでに培ったノウハウを注ぎ込まれたこの作品は、「SOULS」という作風が到達したある種の完成形ともいうべき大作に仕上がっている。
色々と批判も存在するが、それでも次にどんな作品が出るのか「楽しみ」、そして「ワクワク」を感じることが出来る稀有なゲーム会社と言えるだろう。
作成されたゲームの高い完成度及び作り込みから、日本のゲーマー達からは有力な三代ゲーム会社の一つに挙げられている。残り2つは任天堂とカプコンである。
タイトル
シリーズ
- キングスフィールド シリーズ
- アーマード・コア シリーズ
- エコーナイト シリーズ
- エヴァーグレイス シリーズ
- シャドウタワー シリーズ
- O・TO・GI シリーズ
- RUNE シリーズ
- 義経英雄伝・義経英雄伝修羅
- DARK SOULS シリーズ
単発
他社販売・共同開発
- Another Century's Episode シリーズ(バンプレスト、バンダイナムコ)
- 機動戦士ガンダムUC(バンダイナムコ)
- ELDEN RING(バンダイナムコ)
- クロムハウンズ(セガ)
- SEKIRO:Shadows Die Twice(アクティビジョン)
- Demon's Souls(SCE)
- Bloodborne(SCE)
- モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 シリーズ(カプコン)
- 重鉄騎(カプコン)
他社開発
- 3Dドットゲームヒーローズ(シリコンスタジオ)
- 天誅 シリーズ(K2、アクワイアなど)
映像
お約束
- 水没死。
- スタート直後にデストラップ。(代表例が「キングスフィールドII」。スタート位置から一歩後退=即死)
- 辛口難易度。
- ムーンライトソード
- OP詐欺(アーマード・コアシリーズにて顕著。 別名フロムマジック)
- スクショ詐欺(アーマード・コアシリーズにて顕著。 例:大破壊エンジン)
- 詐欺(例:騙して悪いが、ACNX、「総パーツ数500」)