概要
一定の技法や形式、内容が惰性的にくりかえされ、型にはまって刺激や独創性、新鮮味などが無くなること。
また、それに対して楽しんでいた者が飽きを感じ、評価を下げていく事も指す。
語源は「マンネリズム(mannerism)」の略称であり、「礼儀」など内容が形式ばった作法を表すマナーという意味で、「万練り」からきたのではない。
長寿作品や長期番組にとっては避けて通れない現象であり、主な原因としてネタ切れ等が挙げられ、マンネリ打破のためにテコ入れをして良い結果になるか悪い結果になるかは、制作側の手腕に問われる。
一定のレベルが維持されるならまだしも、緩やかにクオリティが下がり続ける場合は殊更に飽きられ易い。そうした評判低下で資金等のリソースが減り、路線の開拓どころか劣化を止められない負のスパイラルに陥るケースもしばしば。
また広義では粗製濫造の横行も含まれる事があり、現代人の成し得る発想力が枯渇していると揶揄する意見もある。
この様に何かと否定的にとらえられがちなマンネリだが、突き詰めてゆき「様式美」として称賛されるようになったレジェンドも極一部なれど実在する。
パターンが確立化されれば、それはいつしかスタンダードに昇華でき、流行に左右されない確固たる標準と化す。
こうなると求めるものは、どういうストーリーを展開するかよりも、どうキャラクターが活躍するかに重点が移っていく。