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概要

フロムソフトウェアが1994年に発売した3DリアルタイムRPG

もしくはそれに続くシリーズ作品の総称。同社のゲーム業界デビュー作でもある。

ちなみに第一作目はプレイステーション用のゲームソフトとして最初に発売されたRPGでもある。


リアルタイムポリゴンで描かれた迷宮を探索するアクション・アドベンチャー。発売当時は「ダンジョンマスター」シリーズぐらいしか採用していなかったFPSスタイルを3Dポリゴン表現に落とし込んで採用するなど、処女作にしては大胆で意欲的な作品になっている。また、データ容量の制限や技術的な問題から描写しきれない表現を「あえてぼかし明示しない」という手法で作品の雰囲気作りに利用する作風が確立された作品でもある。

最強武器・ムーンライトソードと操作系が後の『アーマード・コア』に受け継がれた。

特に初代ACには迷宮や洞窟を探索するシチュエーションが多く、影響が色濃く残っていた。


また、ゲーム開始直後に即死しかねないシビアな難易度や、ダークファンタジー系の陰鬱な世界観は、

後の『シャドウタワー』シリーズや『ダークソウル』シリーズに受け継がれている。

あらすじ&ストーリー

『キングスフィールド』

あらすじ

主人公の傭兵が、反乱の鎮圧に指揮官として従軍していた父の安否が気になり、戦場に踏み入れる。

ストーリー

主人公はバーダイト国出身の傭兵ジャン。彼の父ハウザーは同国の軍隊長であり、ジャンの尊敬する師匠でもあった。

ある日、バーダイト国の王家墓所にて大量の怪物が現れるようになったため、ハウザーは討伐軍を率いて墓所へ突入するも、彼は行方不明になってしまう。

その報を耳にしたジャンは父の安否を確かめるため、地下迷宮へ踏み入れる。


『キングスフィールドII』

あらすじ

前作の続編。国宝をカルト団体に奪われたので取り返しに行く。



ストーリー

王家墓所の事件を解決したジャンは、なんやかんやあってバーダイト国の国王になっていた。

ところが、怪しい宗教団体に国宝である「ムーンライトソード」を盗まれ、国の北にある孤島メラナットに持ち去られたことが発覚。

いろいろ忙しかったジャンは、国宝の奪還を隣国の王子で友人でもあったアレフに依頼する。

アレフは部下を引き連れ、軍艦でメラナットに向かうが嵐によって艦は沈没、海に投げ出されたアレフは装備も部下も失ってしまったが、幸運にもメラナットに漂着する。


『キングスフィールドIII』

あらすじ

黒幕の1人が前々作の主人公を操ってやりたい放題。で、息子のライルが彼を殺すために旅に出る。


ストーリー

前作の主人公アレフにより、バーダイト国に国宝「ムーンライトソード」が戻ってきて年月が経った。

ある日、国王ジャンは闇の白竜シースにより殺される。

シースはジャンの死体に乗り移ったあと、バーダイト国民に対して圧政を敷いたり、魔物を跳梁跋扈させたりとやりたい放題。国は荒れ、以前は聖王と崇めていた国民も彼とその親族恨み、一部の国民は隣国に去ってしまう。

ジャンの友人アレフは、豹変した彼を城ごと封印するため彼の家族を逃がし、自身の命と引きかえに封印する。

ただしこれは、ジャンの息子ライルが救世主に成長するまでの時間稼ぎに過ぎなかった。


それから十数年後、16才になったライルは養父から名剣を授かりジャンを殺す旅に出る。


『キングスフィールドIV』

前作の続編ではない。

イクスこと、イクシオンはカルザイトの第三王子である。カルザイト王家の人々はみな、魔法が使えたり勘が良かったりと、何かしらの才能があったがイクスにはなんの才能もない落ちこぼれ。


そこでカルザイトは、彼を隣国であるヘリオドールの武術の達人、クローゼ・イヒトの元に送り込み修行させていた。


ある日、ヘリオドールにどこからか像が持ち込まれ、ヘリオドールの国王はそれをいたく気に入る。が、実はその像は持つ者に災いを呼ぶ、呪いの品だった。ヘリオドールの空は常に雲に覆われ、寒い日が続くようになり、国王は体調を崩し病に伏せてしまう。


言い伝えによれば像は、災厄の地と呼ばれる場所の地下深くにある祭壇に安置されていたもので、像をそこへ戻せばこの災いを解消できるらしい。


ヘリオドールは事態の解決のため、遠征隊を編制し災厄の地へと送り込むことになった。イクスの師であるクローゼ・イヒトも遠征隊の隊長として、災厄の地へ行くことも決まる。


イクスは一旦故国の自宅に返されるも、尊敬する師の安否が心配で仕方がない。


そんなとき、知らない老人があるはずのない、例の像を携えて訪問してくる。老人に像を返すおつかいを頼まれたイクスは、クローゼの安否を確かめるべくこともかねて災厄の地へと向かうが…。



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