「人間の断面ショーでーす!」
「ジジイになるまで楽しく過ごぉおおす!」
CV:畑耕平
公式サイトでの解説
四字熟語を愛する裏社会の大剣豪。
その斬撃のスピードは視認することすら難しいと言われるほど。
非常に気高く、しばしば格言めいたことを口にする。
子供には底無しに優しい。
タイの現地マフィアを実質1人で壊滅させたことにより、世界レベルで存在は知られている。
概要
プロフィール
住所 | 天羽組 |
---|---|
電話 | 声小さい(速水感想) |
メール | 無駄だ |
誕生日 | 10月4日(天秤座) |
通り名 | 日本刀の和中 |
性格 | 幼い頃から聡明 |
血液型 | A型 |
身長 | 181cm |
好きな食べ物 | 桃、麻婆豆腐、阿闍梨餅 |
特技 | 袈裟斬り |
趣味 | そんなものはない。そんな時間があれば剣を振る。 |
2021年9月24日の動画にて初登場。
天羽組シリーズ主人公・小峠華太が所属する極道組織「天羽組」の武闘派組員。
小峠が怖れる狂人兄貴の一人で、日本刀による卓越した剣術を操る凄腕の剣士。界隈では「日本刀の和中」の異名を取り、相手を一瞬で輪切り・ダルマ・真っ二つにするという凄まじい威力とスピードの斬撃を繰り出すという恐るべき達人であり、その戦闘能力は組織の中でも小林幸真と並んで最強クラスと言われている。
公式からは小林や野田一と並んで「御三家兄貴」と呼ばれており、これに須永陽咲也も加えて「狂人兄貴BIG4」と呼ばれることもある。…とはいえ、常にハイテンションで騒がしい他3名に比べると(平時は)冷静で寡黙なタイプで、また常々口にする四字熟語、上役たちへの丁寧な所作など理知的な振る舞いも見せる文武両道の男でもある。
役職名は公表されていないが組織内では幹部の地位にある模様。組内での主な業務は戦闘はもちろんの事、高い語学力を活かして海外向けのビジネスをするシーンがある。また組内外問わず極道の禁忌を犯した者への制裁も行っている。
兄弟の序列は、2023年2月12日の動画内の年齢順での構成員紹介で上述の須永と永瀬光一の間で紹介された。それ故に推定年齢は意外にも30代後半から40代前半のアラフォーなのではないかという声が上がっていた。のち冨樫宗司より下で南雲梗平より上で永瀬と同期だったことなども判明したため34歳〜39歳の間であることは確実である。
また、他の剣豪が二人とも同い年であることから和中も同い年で統一されている可能性も充分考えられる。
※2023年5月6日付の動画を参照。
容姿
赤い瞳が印象的な切長の眼、下瞼には紅を差しており、不気味な色気を醸し出している(若い頃及び、葬儀では差していない)。後輩の鑑曰くとんでもないイケメン(要約)であり、人柄も相まって女性人気は結構高い。髪は金色のオールバック。普段は赤いハイネックシャツと黒のズボン、両耳に赤く反射するピアスを着用しており、また戦闘時には両手に黒い革手袋をはめる。日本刀は朱塗りの鞘に納められたものと、黒漆の鞘に納められたものが存在し、腰に差さず竹刀袋に入れるか裸のまま手に持って携行する。
因みに極道入りしたての若い頃は髪が中分け、白ワイシャツと黒ズボンのシンプルな出で立ちだった。また、普段以外の潜入捜査においてはオールバックを崩したような髪型を見せる事もある。
また公式ツイッターによると、背中には天翔ける鳳凰の入れ墨が彫られているとのことが明かされており、2023年最後の動画(天羽組による温泉旅行回)にてようやく初お披露目となった。本人曰く、少年時代に大好きだった祖母から教わった「不撓不屈の精神」を由来とし、組に入って4年目に刻んだとのこと。
性格
表向き
総じて武家出身の戦闘狂の剣客と言った感じである。
他の御三家、BIG4の面々に比べ、冷静沈着で寡黙。カナ文字、横文字の単語は普通に用いるものの、やや古風な口調で話し、よく語り始めに、そのときの状況と合わせた諺や四字熟語を使用したり、組長夫妻ら目上の人物、迷惑をかけたカタギへの物腰柔らかな応対など、ときに礼節をわきまえた立振舞を心がけている。野田曰く、「育ちがいい」との事。
自らの剣術で街の人々を守りつつ実戦で人を斬れる環境が欲しくてヤクザになったとは語るものの、カチコミの際は斬る相手へのせめてもの餞からか冒頭に「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」と念仏を唱えたり、落とし前は必要だが命をとる程ではない相手には手足を斬り落とすまでで仕置を留めるなど、小林や尾崎隆雄などとは違い無闇矢鱈と人の命を奪う様な真似は好まないらしい。
既に凄まじいレベルの実力者ではあるものの、自らを「剣の才能のない愚直な努力家」と卑下する謙虚さから、未だ本部の道場での日々の鍛錬を欠かさず、ときに舎弟たちの稽古にも付き合っている。実力が開きすぎていることもあってか、木刀や竹刀ではなくスポンジ製の玩具の刀で相手をしているが、それでも毎度相手の舎弟をズタボロにしている。
その他にも舎弟たちには(他の兄貴キャラの例に漏れず厳格、また当人の気質から素っ気無くはあるものの)節々で細やかな心配りが散見される。特に小峠に対しては、彼の向上意欲を買っているのか、やや手荒い方法ではあるが弾道を読んでの回避術をレクチャーしたり、大怪我で入院した際に見舞いの品を持参したりと、他の舎弟に比べるとだいぶ可愛がっている様子がうかがえる。日々の成長も認めているようで、裏社会の剣豪・雛形慈英を(片腕を斬り飛ばされる重傷を負いながらも)一人で討ち取った際には、褒め言葉は口にせずとも嬉しそうに彼が如何に名のある剣士だったかを教えたり、最近ではいつ頼っても良いとまで言うほど厚く信頼を寄せるまでになった。小峠も、彼の文武両道をゆく姿に敬愛を寄せているが、その実力差やたまにあるヤキ入れからか、他の御三家兄貴同様に恐怖の存在でもあるようで、初期の頃は「もし失敗でもしたら…」と想像する度、野田と和中が凶刃を向けて自身を殺さんとばかりに詰め寄る姿を思い浮かべ震え上がっていた。
またカタギの女性や子供には基本丁寧に接する天羽組の中で、和中は特に子供に対し非常に優しく、幼い児童らの前では普段の能面のような無表情や怒気の籠もった戦慄の表情とはまた別の柔和な笑みを浮かべて接し、会話の際も自ら膝をついて子供の目線に合わせるようにしている。それ故、子供をダシにした所業は敵味方問わず嫌悪しており、相手の下卑た言い分には普段の物静かさからは想像できない怒号とオーラを放ち、激昂状態でタガが外れたのか、更に数段増した凄まじい戦闘力を発揮している。
女性についても、普段のカチコミにて現場がキャバレーなど一般の飲み屋であった際にはトラブルが収まった後にキャストに騒ぎを起こした謝罪を挟んでから撤収するなど節々で心配りを見せている。また(組長命令で)ホストとして潜入捜査を行うことになった際は、根の生真面目さも手伝ってかホストになりきるためチューニングをし、女性客の悩み相談に(ジョークを絡めながら)気遣った受け答えをしてみせ、普段通り口数少ないながら凄まじい指名率をみせた模様。
その他、ユウキリリー氏の作画担当回ではよく組長の愛犬ラッキーを胸に抱いたりあやしていたりと、動物好きでもあるのかもしれない。
登場当初はいかにも堅物な人間として描かれたものの、話が進むにつれて舎弟らにも穏やかな表情や労いの言葉をかける姿を見せるようになり、時には私事に関する質問にも応えたり、冗談を挟むようにもなった(普段が真面目すぎる故か、一瞬真に受けられて動揺させてしまうこともあるが)。
内面
一見冷静かつ謙虚な人物のように見えて、その実かなりの負けず嫌い。
単純な負けず嫌いなら他の内外の戦闘者にも多数いるが、彼の場合、特に同じ日本刀使いとの実力の優劣に強く執着しており、これまで伊集院茂夫や六車謙信といった裏社会の剣豪(ただし前者は武芸百般を名乗り、飽く迄戦闘レパートリーの一つである模様)と対峙した際、小峠が和中の身を案じて危うさから意見や行動をとると、自身への心配より「実力を疑われた」ことに対して怒りを見せ、肉を削ぎ落とそうとまでしている。
実際、極道入りした若き頃は実力の優劣で相手を選別する側面が見られ、本人も当時の先輩組員に悪辣な態度をとるほど尊大であったと振り返っている。これを見兼ねた工藤清志の言葉を機に自戒し、言動を改めるようになったという。
(…ただ、作中で何度か先輩である野田を呼び捨てにしたことがある。このエピソードが語られた呑みの席で野田本人から指摘され、葬儀後の暗い雰囲気を払拭しようとしたのか「すみませ…いや、すまん」とわざとタメ口を用いるジョークを挟んでいた。)
また、この負けず嫌いはやせ我慢として発揮されることも多く、鉄火場で子供を庇ったり強敵を相手取ったりで結構な傷を負っても特に痛がったりする様子もなく、お抱えの鉱山から金を調達するためにフィリピンへ向かった際も温暖な現地の気候にたまらず上着を脱いで汗を拭う小峠に対し和中は普段通りの涼しい顔のままだった…が、よくよく見ると首の後ろからすごい量の汗を流しており、いずれの状況でも小林のカタギの友達のように処置を怠って大病を患わないか心配になるところでもある。
その他、初期のカチコミでは他の武闘派狂人と同様の狂気を発しており、引きつった笑みを浮かべ、荒々しい口調で意味不明な文言(後述)を叫びながら、自慢の剣技で相手を瞬く間にバラバラに斬り捨て、他の拷問愛好者のように対象に希望をチラつかせて無駄な働きをさせた後に殺害するという悪辣な振る舞いもみせていた。ただ現在は、戦闘でも理性的な怒りで相手の行いを咎める言葉が主体となり、拷問も尋問目的で相手の肉を刀で徐々に削ぎ落としていく(それもそれで悪趣味だが)程度に収まっている。
趣味嗜好
速水が調べたプロフィールの趣味の蘭では「そんなものはない。そんな時間があれば剣を振る」と語って入るものの、敵対者を斬り捨てる際に「人間の断面ショーでーす!」や「お前の断面を見せてくれ!」など「断面」という言葉を多用していることから察するに、恐らく相手の断面を見る事も趣味嗜好の一つだと思われる。
他にも「人間でイカ飯を作ってみようか」、「輪切りにすんぞ、雑魚!」、「人間で千切りしよう」、「刀削麺になるか?」、「シュラスコになるか?」、「サイコロステーキになるか?」、「テメエら全員薄切り豚肉じゃあ!」などと料理の名前や調理方法に準えた言葉を言って相手を斬り刻もうとしており(もしくは実際に斬り刻む)、料理にも詳しいのかもしれない。昨今の動画では心の底からブチギレ、狂人と言うよりはヒーローじみた活躍を見せる中でもたまに料理に準えた叫びが出てくる。
因みに好物として紹介されている3品だが、桃の花言葉の一つに「天下無敵」があり、意識してのチョイスなのかもしれない(過去、シリーズ内でも小林が人食い伊能から受け継いだ短刀「紫蘭」や香月紫苑の女装時の偽名「パセリ」など、花言葉に纏わる注釈が添えられたことがある)。また、麻婆豆腐と阿闍梨餅については、紹介した速水と飯豊は日頃よく口にする四字熟語のせいと解釈している。
23年12月13日の回で野田が新車を盗まれると言う事件があったが、野田によれば2人で釣りに行くつもりだったらしく、釣りの心得もあるものと思われる。
知識
英語が堪能だったり(なお動画では和中と小峠と取引先の鉱夫達のセリフは日本語訳されている)会話の要所要所に諺や四字熟語を入れたりと語学力に優れる箇所が多々存在する。北岡隆太曰く博学。外国の社会問題にも詳しいらしく人身売買と言った日本では縁がなさそうなことにもなぜ起こるのかを理解し小峠に教えている。ただし本来の義侠心から納得はしていない。
社会問題になっているディープフェイクについても知っているだけでなく「科学技術の進歩は常に危険と背中合わせ」と説いたりと、現代の社会事情にも明るく教養もある。
劇中発した四字熟語や諺の意味は、和中が発した諺・四字熟語を参照の事。
戦闘能力
異名にもなっている通り、日本刀による剣術で戦う。
作中の極道界隈では「長ドス」や「ダンビラ」といった呼び名でも形容される割りとポピュラーな武器ではあるが、和中の場合はチャカ(拳銃)などの銃火器を使用することは滅多に無く、多勢に無勢の場合は煙玉を、剣の射程外に相手が居る場合、飛び道具として苦無を使う事もある。
但し、名家として知られる和中家で培った免許皆伝クラスの剣術(流派は不明)の前では、たとえ相手が銃火器で武装した集団でも一切後れを取ることはなく、凄まじい踏み込みと剣速で瞬く間に一網打尽にしており、上述の暗器も非常に練度が高く、これといった弊害は今のところ見られない(人質にされた子供を守りながらの戦闘では全身傷だらけにされたこともあるが、本人はそれも「掠り傷」と称している)。上述のヤクザになった理由(人を斬りたい欲求)もあり、今後もこのスタイルを変えることはないとおもわれる。なお、頑なに流派を明かさない理由は、名家に生まれながらヤクザに落ちぶれた自分が名乗ってしまうと、真っ当に流派を継承し続ける師や同門達に迷惑が及ぶと考えての配慮とも推察される。
また、ときには刀の峰を使い、野球バットの如く振るって対象物を打ち飛ばす戦法も見せており、袈裟斬りの吉岡との闘いではテーブルに置かれたチャーハンの盛られた器を叩き飛ばして吉岡のアゴを跳ね上げ、本部を襲撃した城戸丈一郎の投げた手榴弾を天高く打ち上げて爆風の被害を回避している。
剣術が超一流なのは誰もが認めるものである一方、合気道を始めとする徒手空拳の武術も相当優れており、日本刀だけでは手詰まりな相手に披露しては逆転のきっかけを見出す一助にもなっている。
その臨機応変かつ卓越した剣技や戦闘術から、舎弟の速水泰輝から「天羽組最強」と評される戦闘者であり、実際にも評判に違わぬ圧倒的な強さが特徴。もっとも、ヒューマンバグ大学公式によると力関係は常に変わっていくため一概に最強は決められない模様。ただし、2023年10月30日付の動画で紹介された和中と小林の直接対決によると、柔道では小林の方が強く、剣道では和中の方が強いことが判明している(もちろん実戦ではなく天羽組の内部における戦闘訓練の場ではあるが)。
伝説の数々
- 斬られた事にすら気が付かず、双剣を使う相手をも手数で圧倒する事が可能であり、更には一呼吸の間に3人もの敵を細切れに解体する圧倒的速度の斬撃
- 片手で日本刀を振るい人体をバラバラに解体する(六車もそうだが本来不可能であるとされることをやってのけている)
- 雷や閃光とも例えられる程の異様に速い踏み込み
- 優れた観察眼と直感による天才的な先読み、敵の発言の真偽を目を見て理解し敵が臨戦態勢に入ろうとするのも空気で察する。
- 刀で物を凄まじい威力で打ち出す腕力と、割れやすい陶器の皿をフルスイングでぶっ叩いても割らずに目標に正確に叩きつける攻撃の精密性と緻密なパワーコントロール
- 四方八方から拳銃を突きつけられながらも、相手に発砲の余裕すら与えず瞬時に斬り捨てる圧倒的な敏捷性
- 煙玉による煙幕で敵と同じく視界を奪われながらも、音のみを頼りに正確無比に相手の位置を特定して斬り殺す気配察知能力。
- 音もなく背後をとる相手にも確実に反撃する
- ブチギレてる間はどんな大怪我を負っても全くパワーダウンしない強靭な精神力
- 2階から登場し更に苦無を投げて牽制まで行う忍者じみた軽やかな身のこなし
- 裏社会における他の剣豪と同じく、相手の殺気・視線・極微の動作を読み取り、然も当然の様に銃弾を回避する、回避出来ない飛び道具は剣で叩き落とす
- 人外の速度で拳を振るい、カツアゲしてきた不良達を瞬時に吹き飛ばす。
- 相手の攻撃(まともに喰らえば嘔吐するレベルの強烈な発勁)が命中する瞬間、素早く後ろに跳び退き、致命打を回避する
- 鉄製の甲冑諸共相手の腕の骨を斬撃でへし折る
- 中国刀術の達人が反応出来ない程の速さで繰り出される神速の抜刀術
- 殺傷力皆無なはずのピコピコハンマーやスポンジ素材の剣で相手に大ダメージを与え、三途の川を渡る寸前まで逝かせるセンス。
その剣術は相手を即死させるだけに留まらず相手への拷問やダルマにしての無力化にも応用される。
更には、裏社会有数の剣豪と謳われる程の剣腕は、決して才能だけではなく、血を吐く様な努力の末に会得したものであるという。
彼もまた小峠と同じく努力の人であると言えよう。
ちなみに、彼の実力の高さは裏社会でも有名であり、羅威刃加入前の小湊圭一すらあしらい和中に匹敵すると言われる株式会社モーリーのバースをして「裏社会トップクラスの剣術家」と評するほど。特に剣速は凄まじく和中と激闘を繰り広げた京極組の六車謙信と天王寺組の戸狩玄弥も「速すぎて見えなかった」と回想した。また六車は「俺が過去戦った剣術家の中で間違いなくナンバーワンだ」と評し、獅子王組の犬亥鳳太郎も「日本刀のみの斬り合いでは和中の右に出る者はいないだろう」と評している。
なお、六車の発言から察するに、和中の実力は天京戦争時点で若い頃の柳楽和光を上回っていた可能性がある(ただし現在の実力で比べた場合にどちらが上になるかは明言はされていない)。
弱点(?)
一方で上述の通り自分の強さに絶対の自信を持っているプライドの高さから、味方に加勢されることを極端に嫌っており、自身と渡り合える猛者との闘いの場合は特に1対1での戦闘にこだわるきらいがある。
勿論本人は彼ら相手だろうと、どんな状況であろうと負けるとは欠片も思っていないが、この性質が災いして六車や戸狩に対して窮地に追い詰められたため数少ない弱点ともいえなくもない(和中程の人材が万一死亡してしまえば天羽組には甚大な被害となることは間違いないため)。
また、状況次第では子供が大好きであることも弱点になる場合があり、過去にはそれが災いして本来避けれるはずの攻撃を避けずにダメージを受けてしまったことがあるほか、(組織内の抗争での敗北を機に封印したが)卑怯さで定評があった犬亥も「子どものいる場所で戦えば和中の動きを制限できるだろう」と踏んでいた模様。ただし、状況によっては下手に子どもを利用しようとしたせいで和中をブチギレさせてパワーアップを引き起こすという場合もあるため、「子ども好きな性格=和中の弱点」だと決めつけるのは早計だろう。
子供は勿論、怪我をした仲間を庇いながら戦いその危害を遠ざける際は攻めや動きが単調になりやすい点が戦闘における弱点と言える。(最も、これはほとんどの戦闘者に言えることである)
また、剣術のスタイルが試合主体の剣道と居合道ベースの為、我妻京也などが習得した実践式の古流と違って基本的に上半身にしか攻撃できず、そこを突かれると脆い。本人もある程度自覚しているのか、戸狩戦終盤では一時的に何でもやるスタイルに切り替え、日本刀を捨てて合気道と蹴りで対応した。とはいえ、剣速がずば抜けている為、戸狩など余程の相手でない限り弱点にならない。
活躍
先日23日の動画に先行登場した後、ここで本格的に登場。
天羽組のシマでワクチン詐欺を行った中国人詐欺師達に対する粛清に、小峠と共に乗り出した。
ホテルでワクチン詐欺をしていた詐欺師達を、日本刀を抜き脅して捕らえ、人気のない山奥まで拉致。早く穴を掘った方を生かすと嘯き、3時間ぶっ通しで掘らせた後、問答無用で真っ二つに斬り裂いて殺害した。また死体を処理した小峠に、バレないようにやれと釘を刺した。
「ルームサービスでーす。確実な死を持ってきました〜」
「抵抗すればお前は輪切りになる。中国産のイカ飯が完成だ……」
「真っ二つにならんかい!!」
「死体バレたら、お前も死体な?」
天羽組のシマで違法カジノを経営していた半グレの粛清に乗り出し、カジノの取締役と思しき半グレの左腕を肩口から斬り落とし、廃業を迫った。
この動画で判明したが、同じく武闘派である「アイスピック野田」とは狂人同士でウマが合わないらしく、睨み合っていたり、互いにそっぽを向いている場面がある。
「いつまでも、あると思うな親と腕ぇぇぇ!!」
「あんま本職舐めんなよ…… もう廃業にしろ。次はダルマにするから」
稼ぎ頭だった米倉敏文を暗殺した近田組に対する報復に自ら志願。組長から命じられていた小峠と小林に加勢する形になった。近田組の事務所に突入後、小林と共に組員を殺戮。小林が安定のグリングリンを披露している横で、他の組員を細切れにしていた。小峠が組長である近田を拷問の末に処刑した後、処刑場である廃工場に訪れ、小峠から経過を聞いていた。
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」
「お前の断面を見せてくれ!」
(近田組構成員「ギエエ! ゴブギエエエ!?」)
ヤク中になってしまった小峠の舎弟Eの喉に刀の鞘を叩き込んで卒倒させ、小峠に村田医師の元へ運ぶよう命じていた。また天羽の指示に逆らった場合、どうなるかという小峠の予想図の中にも野田と共に登場した。
「輪切りにすんぞ、雑魚! 小峠! 先生のところに放り込んでこい!」
「小峠ぇ……輪切りにして人間イカ飯にしてやる……」
- 2021年10月27日付の動画(状況整理)
「組に入る前から剣の達人だった」ことや「人を斬った後に髪を掻き上げるクセ」などが判明した。しかもファンアートを使用しているという豪華仕様。前述の髪を掻き上げるクセは使用されたファンアートからとったものと思われる。ファンアートは伴のりおり氏が制作された画像で、pixiv上でも投稿されている。
「テメェの断面見せてくれよぉぉ!」
「人間イカ飯にしてやろうか?」
組長の兄貴の葬式を襲撃したヒットマンの一人のアキレス腱を切断して拘束、日本刀で徐々に肉を削ぎ落とすと言う凌遅刑めいた方法で拷問し、襲撃の黒幕が根岸組であることを突き止めた。また、そのヒットマンは居合で介錯した。
そして、根岸組への襲撃と組長である根岸の拉致に、野田、小峠の二人と共に駆り出され、根岸の護衛を千切りめいてバラバラに斬り刻んだ。また、拉致された根岸を助けにきた組員達を返り討ちにした。
先述の通り普段は野田とウマが合わないものの、組の威信をかけた戦闘となると話は別のようで、本動画の戦闘シーンでは野田との見事なコンビネーションを披露している。
尚、彼は野田よりも幾分年下であることが後の動画で判明しているが、なぜか野田を呼び捨てにし敬語を使わなかった(ちなみに和中よりも年上の冨樫、須永も野田に対しては敬語を使っている)。
そしてこの回から和中は四字熟語を発するようになった。
「人間で千切りしよう……」
「ウッシャアアアアア! 臭ぇ息すんなテメェらは!」
「有口無行……吠える犬は噛み付かぬ」
- 2021年11月7日付の動画(状況整理)
拷問ソムリエの伊集院茂夫と激突している予告動画が上がっている。ちなみにこの動画では流川が語り手となっている。
ヒューマンバグ大学の公式Twitterによると、11月17日に大作になってしまい、公開は来週の半ばかととツイートしているため、11月下旬を予定しているとのことで、和中・伊集院・小峠の一部のセリフがツイートされている。
「旦那……次は本気です。絶対にかわせない」
「伊集院の旦那……ここは流石に譲れませんぜ」
メイン格として登場。組長から小峠と共に金の密輸を命じられ、フィリピンへ飛んだ。飛行機の中で「金で仲間を作ると失敗する。仲間と金を作ろうとすると成功する」とかなりいい言葉を言った。
この他にも現地で鉱夫として働いている子供の頭を撫で、優しい言葉をかけて励ましてやったり、知識が豊富である事を匂わせる発言をしたりなど、いいとこの坊ちゃんだったと思しき描写がされた。また、日本国外に日本刀を販売するビジネスを担当している為、英語が堪能である事が判明した。
また、金の密輸に協力したフリーターの一人が裏切り、金を奪うべく武闘派半グレ「羅威刃」を唆して小峠と和中を襲撃した。しかし其処は剣の達人である和中。苦労して採ってくれた鉱夫(子供達)の苦労も知ってか、若干キレ気味で半グレの手足を閃光の如き斬撃で斬り落として返り討ちにした。裏切ったフリーターは、小峠に拉致されネイルガンで釘を全身に打ち込まれて惨殺され、金で仲間を作ると失敗するという和中の言葉は現実のものになった。
「積土成山。小さな努力が大きな目標を達成するんだ」
「小峠、アルバイトを信用するな。太古から金は人間を狂わせるものだ」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏…… 5秒だけ時間をやる……お前ら自分の両腕に別れを告げろ」
「ライジン? 北京原人? お前はダルマ!」
「口車に乗ったお前もダルマ!」
天羽組のシマで勝手にヤクを捌く売人達の粛清を行なっていた。そして組の為を思っての事とはいえ、致命傷を負った売人を証拠も残さず始末すると言う、大元であるフィリピンの麻薬シンジケートと天羽組との全面戦争になりかねないミスを犯した小峠を、野田とともに制裁した。因みに、野田は小峠の数ヶ所にアイスピックを突き刺した一方、和中は木刀を使ってボコボコにしていた。
「無くして初めて気付く……親と腕の大切さぁぁぁーッ!!」
「残った腕で親孝行しろ…… 次やったら片足を奪うぞ。いいな?」
「全面戦争になったら……お前が一番に特攻だ」
- 2021年11月24日付の動画(伊集院茂夫)
前から予告されていた伊集院茂夫の拷問日記にて小峠と共に出演。伊集院の依頼人の妹である被害者を陵辱の上殺害し、山中に遺体を遺棄して野犬の餌にした罪人「村田聡一」は和中が所属する天羽組を破門になった元極道だった。破門は絶縁とは違い、破門の原因となった自らの罪を贖う事などで組への復帰は可能だが、罪人は罪を贖うどころか、被害者に対して上述の行いをした挙句、懲りずに次の獲物を探す始末。罪人が起こした事件を重く見た組長である天羽は、和中と小峠に罪人を自分の元まで連行し粛清するよう命じた。いざ罪人を連行しようとしたところ、伊集院と遭遇。そのまま罪人をめぐっての殺し合いに発展した。
村田を奪おうとする伊集院に凄まじい速度の斬撃を繰り出すも全て回避或いは防御され、最終的に互いに日本刀を構えるという、小峠から「確実にどちらかが死ぬ」と断言される程のド修羅場になる。これを重く見た小峠が至急天羽に連絡し「村田は伊集院さんにお預けして構わん!」という指示が下ったことで伊集院に村田を任せ事なきを得た。伊集院は村田が和中と会話しているのを見て天羽組に復帰させるのかと疑っていたのだが、実際は「カタギの女性(伊集院の依頼人の妹)を殺害し、野犬に処理させた村田にケジメをつけさせる」という目的が一致していたのである。
その後、村田は自身が押し込められた穴に焼け石を徐々に詰め込まれる「石子詰め」という拷問を12時間に渡って受けた後、天羽組の面子も考慮した伊集院の計らいで招待された和中によって四肢を斬り落とされ、絶望の中で苦しみ抜いて死亡した。
また、作中にて、伊集院の関係者以外で拷問室に入った初めての人間となった(この2年後、小林幸真が2人目として拷問室に入ることとなる)。
「これは海内無双の伊集院さん。一体、何の用で?」
「まさか旦那の断面を見れるなんてなあああ!」
「虎擲竜挐。旦那……次は本気です…… 絶対にかわせない……」
「親父からの指示ならば、譲りましょう。旦那の方が適任でしょう」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏…… 貴様の四肢を順に斬り落としてやろう」
「クサレ外道が! ラストは右足いいいい! お前はダルマ!」
小峠のシノギに付き添い、天羽組が出資している闇金の不正を暴いた。そして親っさんの家に空き巣に入ったコソ泥を小峠が捜査する事になった際、遠回しに手は貸さないと告げた。因みに小峠曰く和中は実際に人間を刀削麺にした事があるらしい。
「嘘とは雪玉。永く転がせば大きくなる…… 刀削麺になるか?」
「大海撈針。海の底に落ちた一本の針を拾い上げるようなものだ」
伊集院との戦闘を描かれた24日付の動画が18禁になってしまった為、その救済措置として伊集院との戦闘描写を抜き出した動画が作られてアップロードされた。本動画からわかる事であるが、やはり彼は一廉の剣客として、強い矜持を持っている事が判明した。
「上下分離じゃああ!!」
(小峠にあのまま伊集院と殺り合っていたら勝てたかと問われ)「勝つに決まっているだろう…… やる前に負けると思う剣士が何処に居るんだ」
(小峠「ぐうう……大変失礼致しました……」)
「シュラスコになるか?」
カタギに手を上げると言う、天羽組のタブーを犯した小峠の舎弟Hに、カタギを殴った方の腕である右腕を斬り落とす制裁を加えた。
「悪事千里…… 貴様、どちらの腕でカタギを殴った?」
(小峠の舎弟H「消える右ストレートっす!」)
「ならばその腕は永遠に消しておこう!!」
- 2021年12月3日付の動画(状況整理)
進行を取り仕切る北岡によると、時折敵対者に「先に斬り飛ばされる方の腕を選べ」などと質問を投げかけておきながら、返答を一切待たずにダルマにする事や、舎弟が彼と会話をする時は斬り殺されない様に細心の注意を払う必要がある事、そして実家がかなりの名家という事が判明した。また、京極組の剣客である「人斬り吉岡」と対峙するという予告がされた。吉岡は過去に紅林二郎に鉄拳制裁され、紅林は起き上がることはないと思っていたが、何事もなかったかのように復活している。会話からするに吉岡は和中を狙っていた様子で、何か卑劣な行為を行ったようだが詳細は不明。予告の一枚絵では和中は目から赤い光を出していた。
「人間でイカ飯を作ってみようか」
「右腕と左腕……先に斬り落とされたい方を選べ」
「判断が遅いッ! お前はダルマ!」
メイン格で登場。天羽組のシマ内で改造エアガンの密売をしていた下っ端組員の松崎を組長の命令で捕らえ、組長の前に引き摺り出した。松崎が組長に説得されるも聞き入れなかった上、自分の娘をエアガンの密売に利用していた為、子供が好きな和中は激昂。あまりのブチギレぶりから松崎を袈裟斬りで斬り捨てると思われていたが、松崎は意外にも娘には優しく、娘の方も松崎を慕っていたことから、和中は松崎の娘に免じて右腕を斬り落とすだけにとどめた。そして残った腕で娘を育てるなら生かしておくが、出来ないならば斬首すると恫喝し、松崎が首を縦に振った為、約束を違えたら即座に殺しに行くと脅した。
「天網恢々。ウチのシマで悪事は許さん。お前は目を光らせておけ」
(松崎の娘の無垢な言葉を聞いて)「『家貧しくて孝子現る』だな」
「こんなところでバカンスとはいい度胸だ。サイコロステーキになるか?」
「貴様……誰に向かって口をきいている? 親っさん、コイツを叩っ斬ります」
「汚ねえ腕で子供を抱くんじゃねぇぇっ!!」
「おい、残った腕で娘を大事に育てるなら生かしてやる。だが、それが出来ないならば、この場でお前の首を刎ねるッッ!!」
野田、小峠と共に天羽組を舐めた京極組とその後ろ盾を得ている政治家の山添へのカチコミに動員された。野田と共に雑魚処理をし、野田が逃げた山添を追いかけた一方、京極組の剣客である「袈裟斬りの吉岡」と一騎討ちになる。卑怯な真似を仕掛けてきた吉岡に対し、剣客としての圧倒的な格の違いを見せつけ、容易く逆袈裟に一刀両断した。
「下郎の保護区、京極! お前が行くのはジ・ゴ・ク!」
(吉岡から一騎討ちを申し込まれ)「一騎討ちと言うなら受けて立とう。小峠、手を出すな」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏。さあ、その下らぬ人生に別れを告げろ」
「庖丁解牛、何人もの命を刈り取ってきただけはある…… だが、姑息な攻撃、剣士としての性根がなっておらん様だ」
「これが本物の斬撃じゃあ!」
主要メンバーを失ったコリアンマフィア「罵覇無鵜斗」の残党の掃討に動員される。例の如く敵の一人を人間イカ飯にしていた(もう一人は冨樫のギガデインを自称する攻撃によって叩き潰された)。
「引縄批根、テメェら全員薄切り豚肉じゃあ!」
(残党「ギョプサル!」)
冒頭にちょっとだけ登場。親っさんの妻である姐さんから護衛を命じられ、職務を全うすることを告げた。
「不惜身命。この和中、命にかけて全うします」
- 2022年1月14日付の動画(状況整理)
本名が判明(前述)した他、アーミーナイフの小林を差し置いて天羽組最高戦力として紹介されていた。また、天羽組との取引で裏切った海外マフィアが子供を犯罪に利用したため、アジトにカチコミした際にズタボロになったことが語られた。ちなみに2月8日付の動画によると、激突した相手がタイマフィアである事が判明した一方で、件のシナリオの制作が難航しており、投稿されるまで約一ヶ月かかったようだ(後述)。
「俺の名は和中蒼一郎。貴様が最後に聞く名前だ」
「抑強扶弱。安心しろ……君たちはもう自由だ」
天羽組の武器密輸の取引相手である香港マフィア「青龍団」から裏金を貰い、取引を反故にした挙句、結果的に若手構成員を1人死なせた闇ブローカーにケジメを取らせ、ブローカーの四肢を斬り落としてダルマにした。
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…… それは何の金だ?」
「裏切りもんはダルマになっとけぇぇぇ!」
子供を利用してシノギをしたクズ構成員二人(セリフから政治家と企業の重役に子供を人身売買したものと思われる)に四肢を瞬時に全て斬り落とすという制裁を加えた。また、小峠の同期である宮本が真鍋組の刺客に殺害されると、報復に小峠、工藤と共に動員され、真鍋組の構成員達を斬り捨てまくった。
また、この時も立場が上の工藤に何故か敬語を使っていない。
「テメェら、何で手足生えてんだ! ダルマになっとけぇぇぇ!!」
「大逆無道、全員ダルマじゃテメェらぁ!!」
伝令として一瞬登場。小峠に新人との接見の旨を伝えた。
因みに今回以降、小峠を「華太」と呼ぶようになった。
「華太、親っさんがお呼びだ」
空龍ジェッターズのスカウト掃討作戦に参加。掟破りのスカウトに鞘で一撃を打ち込んでいた。
「馬牛襟裾。掟も守れぬ人間は獣と同じ! 死んどけぇ!」
久々に主役となる。天羽組との取り引きを台無しにしたタイマフィアのもとに小峠と共に乗り込み、壊滅に追い込んだ件の詳細が公表された。
タイマフィア「ナックル・アイ」は巨大な人身売買組織で拉致した子供の腕を切り落とした上で販売するという明らかに度が過ぎた悪行を働いていた(その中には日本から拉致した子供もおり、ナックル・アイは空龍街の子供を拉致するために天羽組に有利な取引もあっさり受け入れた)。まさしくケダモノの所業に和中は見たことも無いようなオーラを出して怒り狂い支部のひとつを壊滅させ、その中の子供達を救出した。なおいつも圧倒的速度で攻撃を尽く回避する和中だったが、今回は多勢に無勢か銃弾を数発食らった上に、腕を斬られそうになった子供を庇って背中を切り裂かれる大怪我を負った。それでも弱音ひとつ吐かずに子供達を守り切った姿に小峠は「どこまでかっこいいんだ」と思った。帰国後和中は取引先を1つ壊滅させたことを親っさんに謝罪したが、「正しい判断だ! それよりも無事に帰ってこれて何よりだ」と笑って許された。この一件で、和中は海外マフィアの間でも「単身で大物マフィア組織の1支部を潰した男」として有名になった。
※しかしタイ支部の壊滅から2年後、ある人物の協力で日本に進出してくる事を、天羽組の面々は知る由もなかった。
余談であるが、電光石火の斬撃でナックル・アイの構成員3人を斬首したシーンは、初登場回での解説シーンの構図と酷似している。
「怪誕不経。悪いが上を見させてもらう」
「椎心泣血。下衆共が……銃を何十丁出そうが、一足一刀の間合いにいる限りッ! この和中蒼一郎を抑えられるかぁッ!!」
「外道共が息するんじゃねえッ!!!」
「テメェら燻製のイカ飯になっとけぇぇぇ!!!」
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……貴様らは万死に値する。さあ、死のうか」
「無垢な子供に何しとるんじゃあ!! 輪切りになっとけええええッッ!!!」
空龍街で外道のシノギを行った半グレの制裁に小林と乗り出し、半グレの一人を一刀両断した他、動画終盤で右腕を接合されて療養中の小峠の見舞いに行き、リンゴの皮を剥いていた。また和中曰く、小峠の右腕を斬り落とした雛形は裏社会において腕利きの剣客として有名だったと言う。その雛形を斃した小峠に、今度仕合ってみないかと持ちかけたが、当然ながらにべもなく断られた。
余談だが、和中以外にも多数の天羽組の連中、さらには宝華組も見舞いにきているのがギプスの寄せ書きから窺える。
・バーカ😄
・はやくなおりますように 速水(近くにラッキーの顔が描いてある)
・無理するな 宝華
「外道共が! ウチのシマで汚えシノギすんじゃねぇぇぇッ!」
「あの雛形を殺るとはな。今度俺と仕合ってみるか?」
(小峠「……勘弁して下さい」)
他の武闘派構成員と同じく、チェーンソーの木島率いる麻薬密売組織の殲滅と、組織のトップである木島に命を狙われている天羽組がケツ持ちしている雀荘のオーナーである雨宮の護衛をしていた。動画終盤では、木島の組織の残党の処理を行なっていた。
「旱天慈雨。当分はウチの誰かが常に付く。安心していい」
「含沙射影。街に汚ねえモノをばら撒く下郎が……」
(残党「ヒィ……! まさか、和中……!」)
「ダルマになって懺悔しとけえええ!!」
速水の口から北岡が一条にやられたことを知り野田、小林と共にブチギレ。天羽から京極組組長である日下の粛清を命じられた。
「爆瑠苦」の主力部隊を小林と共に殲滅していた。
「張眉怒目。テメェら輪切りじゃああ!!」
(爆瑠苦構成員「レンコン!?」)
LEONという店の上階で会議をしていたところたまたまその近辺で六車に滅多切りにされた小峠がやってきて助けを求めてきた。和中は2階から登場し六車と激突。その戦闘は4/30に公開されるとのこと。
「大信不約。この背中、頼れるならば、いくらでも頼れ」
「貴様の事など知らん…… 5秒だけやる。この世に別れを告げろ」
遂に六車との剣術勝負になる。真っ向勝負で先手を取られるもすぐに応戦、小峠が見守る中激戦を繰り広げる最中、我流の殺人剣を極めてきた六車は流派持ちでエリートの和中が前から気に入らなかったと叫ぶが、それに対し和中は才能が無い中で足掻き抜いて力を身につけてきたと返す。和中は六車の攻撃を受けながらも左肩と頭を貫いた…はずだったが、頭に放った攻撃は六車が刀に噛み付いて致命傷は避けて刀を強奪するという事態が発生。和中は徒手空拳で挑もうとするが、和中が負けると考え限界だった小峠が六車を狙撃、一応は勝利に終わったあと、六車を殺す必要は無いと氷室の元に連れていった。帰り道に小峠の横槍には何時かのようにキレて刀を突き立てた。
「虎擲竜挐。これから打つのはその血反吐の末に得た技だ。絶対に躱せない。目で追うことすら不可能」
「華太……ちょっと近くに来い」
(小峠「はい!」)
「貴様、俺が負けるとでも思ったのか? あんなボロボロの人間、100万回振っても俺に掠るか。奪い返して輪切りだろうが……」
(小峠「グウウ! す、すいませんでしたあああ!」)
「おぼろ豆腐になるか?」
小林が京極組組長の日下を捜索している間に、小峠と共に天羽組のシマのクラブで暴れたバカを粛清した。
「一罰百戒。ここらで灸を据えるか」
「浅慮は己を滅ぼすッ! お前は手足要らねぇぇえ!!」
(クラブで暴れたバカ「要るううう!」)
天羽夫妻を庇った自らを弾いた通り魔への報復として無茶をして動いた小峠のサポートとして出動する。この通り魔は海外から輸入した粗悪な銃をあらゆるところに高額転売して空龍街で事件を起こさせ続けてきた半グレ「空龍デイモンズ」のメンバーと特定され小峠と共にカチコミを決行。カチコミ前とカチコミ中に小峠に銃弾の避け方を伝授、身につけた小峠と共にデイモンズを殲滅。構成員数人をズタズタに斬り刻み、ボスの四谷は袈裟斬りにして抹殺した。
「浅学非才。才なく訓練も受けぬ者。何万発撃とうがこの和中には掠りもしない」
「カタギを撃つ外道が! サイコロステーキになっとけやあああ!」
(空龍デイモンズの構成員「イキナリ!!」)
「因果覿面! テメェは断面晒しとけえええ!」
(空龍デイモンズの構成員「ヒョウホン!!」)
(四谷から「俺が誰だかわかっているのか」と問われ)「誰か……だと? 自分の行いも顧みれない……ただの愚か者だろうがぁ! 袈裟斬りじゃああああ!」
- 7月19日付の動画(状況整理)
なんとCODE-ELの殺し屋鷺忌と激突したことが発覚した。和中は殺し屋を外道と呼んでいたため何らかの悪事をしでかしたと考えられる。なおこの戦闘と近い間にカツアゲをぶん殴ったとも。
- 7月22日付の動画(小峠華太)
我流堕という中国の人身売買組織が空龍街で子供を拐う事件が多発。更に我流堕に出張したCODE-ELの殺し屋鷺忌に速水が吹き飛ばされた挙句に眼前で子供を攫われ、天羽組は我流堕殲滅を決め小峠と和中がカチコミに抜擢される。まず和中と小峠は我流堕傘下の不良を拳で制圧しヤサを喋らせる。ヤサにカチコミを仕掛け雑魚に尋問をしたところ地下に子供がいることが発覚。地下には地下牢に囚われた子供達、そして鷺忌がおり、和中は鷺忌と交戦。鷺忌は子供を商品としか見ていないことや射線上に子供がいる場所目掛けて和中に暗器を放つなどの卑劣な行為の数々で和中を本気でキレさせることとなる。和中は鷺忌の腕を隠しの甲冑ごと刀でへし折り脚の暗器も弾き飛ばし、更には悪あがきの硫酸カプセルをも回避し、心臓を一突きにして抹殺した。
「夜郎自大。己の器を知らぬ者が……この世界で長生き出来るかああああ!」
「天網恢々! 外道は手足を没収じゃあああッ!!」
(鷺忌の戯言を聞き)「それ……だと? 貴様、罪の無い子供を物扱いするか。この泣く子を見て何も思わないのか……」
(鷺忌「この世は弱肉強食。弱い事は罪なのだ。感情など邪魔だ。必要ない」)
「この子達は親元へ返す。そして貴様は地獄へ逝くがいい……」
活躍(羽王戦争参戦以降)
- 8月21日付の動画(小峠華太)
野田襲撃事件に近寄り難い程の怒りを見せた。伍代ですら情報が掴めないこの事件だったが、伍代は関西ヤクザ「天王寺組」が敵対勢力を潰す時にまず敵幹部を暗殺するという情報を掴んでおり、天王寺組に疑惑の目を向ける。天羽、小峠と共に天王寺組の関東支部に質問をしに行くが、終始舐めた態度をとった挙句野田の命を軽んずる暴言の数々に遂に天羽と和中はブチギレ、正当防衛を騙った天王寺組6人が射撃してくるが天羽を押して2人とも直撃を避けた上ソファを天羽の盾にする。キレた和中は雑魚3人を今まで以上の速度で解体。続いて雑魚2人の頭をクナイで串刺しにし動きが鈍ったスキに解体。ビビりながらも舐めた口を聞く錦野が天羽を弾こうとしたため銃を持ってる手を切り落とし、天王寺組に宣戦布告して唐竹割に一刀両断した。
「怒髪衝天、顔も見せぬ下衆が……必ず見つけだし地獄に落とす……」
「よくも野田の兄貴をやってくれたなぁああ! 貴様ら全員輪切りじゃぁぁああ!」
「大逆無道。本部だろうがなんだろうがかかってくるがいい。親っさん、斬ります」
- 10月11日付の動画(小峠華太)
天羽組と協力関係にあった村雨町の元宮組のカシラ美濃部が天王寺組の苅込一輝により天王寺組側に引き込まれる。美濃部は組長の元宮ごと工藤と阿久津を射殺しようとするが元宮が工藤と阿久津を庇い射殺され美濃部は工藤に粛清され外道の奴隷になったことを後悔しながら死亡した。
この顛末を知った苅込は全ての元凶にもかかわらず、元宮組を侮辱するような態度を取っていた。その直後怒り心頭の和中が苅込の背後を取った。中国武術免許皆伝をしきりに自慢して斬りかかってくる苅込の柳葉刀を腕ごと神速の抜刀術で斬り飛ばす。それでも一矢報いようとする苅込は懐から銃を出そうとするが銃を出す前に袈裟斬りで斬殺した。
「金科玉条。他人のシマに土足で踏み入る下郎は、全て斬り捨てる」
「小心翼々……ゴチャゴチャとよく喋る…… 御託はいい。さっさとかかってくるがいい」
「1秒も保たなかったな下郎。何の免許を皆伝したんだお前は。原付より簡単なのか?」
「苅込という男、決して弱くはない。そして組織への忠誠も高かった」
(小峠「はい、韮沢で体感していますが……ただ兄貴は無傷で、俺は死にかけた事に少し絶望しています」)
「困知勉行。努力が足りんのだ」
エデンという半グレが家出少女を薬物中毒にして違法風俗で強制労働させるという性犯罪を行っていたため、トップの萱嶋信彦を始めとした構成員を皆殺しにすべく、エデンが勝手に風俗店にしたアパートにカチコミをしようとしたところ、エデンの被害者を救出するためアパートにカチコミをしようとした紅林に凄まじい圧と刀を向け何者かを確認、共闘することとなる。萱嶋以外の構成員を抹殺した和中は萱嶋は被害者女性目掛けて投げナイフを放ちそれを庇った紅林が負傷する事態を見て慌てて助太刀に入ろうとするがその必要は無く紅林は萱嶋を殴り壊して見せた。
萱嶋を回収しようとする和中だったが警察に突き出すべきだと考える紅林と揉めた後警察がアパートに急行、萱嶋は性犯罪以外に殺人まで犯していたため死刑は間違いないと言い放ち、風のように去っていった。今回和中は紅林に名乗っておらず紅林は伊集院にあの赤い剣豪は何者なのか聞く模様。
- 12月13日付の動画(小峠華太)
速水の応援要請で須永と共に駆けつけるもそこで見たのは立ったまま事切れた工藤だった。2人は深い悲しみにくれ、工藤の遺体を回収後、工藤が亡くなった事実を天羽と阿久津に報告した。
「うぉおおお!! 工藤の兄貴ぃいいい!!!」
「ぐぅうううう!! くそおおおおお!!!」
- 12月17日付の動画(状況整理)
戦死した工藤の葬式に参加する事が確定した。
「工藤の兄貴、今まで……ありがとうございました」
工藤の葬式に参列。大粒の涙を流しながら城戸を斬ると誓った。飯豊曰く「初めて泣いている姿を見た」とのこと。その後野田行きつけの酒場で飲みに参加するにあたり飯豊を呼ぶ。
酒席での告白によると、和中は入門当時からすでに圧倒的なレベルの強さを誇っていたが、そのプライドの高さゆえ自分より弱い兄貴分に対してはタメ口をきくという、上下関係が厳しい極道の世界では特に重大な問題を抱えていた。そこで工藤は和中と木刀での剣術勝負を提案、和中の方がその勝負では優勢だったが、工藤は和中が自分の功名心のために剣を振っていることを看破、そのような考えで剣を振る者はいざという時に競り負けると説き、仁義のために力を振る者が真に強いのだと説きながら渾身の1発を放つ。あえてそれを受けた和中は立ったまま工藤の教えを理解した。なお組に入りたての尊大な面影はまだあるようで、今でも兄貴分にタメ口を聞くことがある。和中と年長組員の上下関係が分からないような描写は、この名残が原因と思われる。
もしも工藤がいなければ、和中は戦場で成果を上げこそすれども極道として大成するどころか強さと己のプライド以外何の興味を持たず常に孤立したままの哀しい人間になっていたかもしれない。それだけ、工藤が和中に与えた影響は非常に大きかった。
2023年新年の挨拶に飯豊・小林と共に天羽組代表として和装で登場。
なんと小林と漫才コンビ・わなこばを結成。一応ツッコミ担当だが、基本「○○はダルマァァア!」ぐらいしか言ってない。むしろ飯豊がそれに対してツッコんでいた。
- 1月4日付の動画(小峠華太)
塞ぎ込んでいた須永に速水が質問をしようとしたところに居合わせ須永をそっとしておくために代わりに話を聞くことにした後、1人で情報収集に向かう小林にわかったことを報告するように指示した。
小林が掴んだ情報をもとに南雲、飯豊と共に村雨町にカチコミを仕掛けることとなった。
余談だが今回和中は須永を兄貴と呼んでいた。松崎の娘シリーズでは和中が須永にタメ口を聞いていたが実際は兄貴分として扱っていたことが発覚した。
「何かあるなら俺が聞く。今は須永の“兄貴“に話しかけるな」
- 1月21日の動画(小峠華太)
速水の鬼電を小林と共に受け天羽組事務所に急いで戻ってくる。天羽を只管に防衛する体勢の和中は一撃目の斬撃をかわされるも燕返しで斬りつける。本来ならこれで撃破されるはずだが城戸はこの窮地において驚異的な執念を発揮し諦めず銃や手榴弾まで使って執拗に天羽を攻撃してくる。和中は手榴弾をホームランで吹き飛ばし無力化するがその隙に天羽との距離を詰め小林の射撃も意に介さず天羽に王手をかけるが間一髪で城戸の腕を切り飛ばし、小林のハードグリングリンに繋げた。
「横行闊歩。ここを何処だと思っている、下郎が」
「この和中蒼一郎の前で、親っさんを弾くことなど出来はしない」
- 3月13日付の動画(小峠華太)
天羽組の花見に参加。青山と会話していた後に小林のアルハラから逃げてきた速水に日本酒一升瓶を飲ませるアルハラで追撃した。
更には宇佐美とのたたいて・かぶって・ジャンケンポンではピコピコハンマーで宇佐美の頭を変形させるというとんでもない破壊力の振り下ろしをぶちかました(因みに獅子王組に所属する伝説級の剣豪で知られる柳楽和光も稽古でスポンジチャンバラで阿蒜寛太をボコボコにした事がある)。
- 4月29日の動画(小峠華太)
天羽が吉田美代子という幼女を保護した時期に工藤亘清に剣術の稽古をつけていた。木刀VSスポーツチャンバラで負けるわけにはいかないと焦る亘清に大ダメージを与えて瞬殺した。そして亘清
に強くなるには努力あるのみと教えた。因みに狂人兄貴の中で、彼のみ亘清を下の名前で呼んでいる。
- 5月8日の動画(小峠華太)
同盟組織である丸山組との会合へ、親っさんの護衛として小峠と共に赴くが、そこで既に裏切っていた丸山組に襲撃される。事前に察知していた為にすんでのところで反撃をするも、そのまま乱戦に発展。途中で増援として来た青山に親っさんを任せ、自身は小峠と共に殿を務めた。
「醜い騙し討ちよ。皆、視界を無くせ」
「テメェら全員イカ飯なっとけぇぇぇッ!」
剣と剣が交わる花火大会 天羽組 最強の剣士VS天王寺組 能面の暗殺者
2023年7月15日の動画(小峠華太)
度重なる被害と犠牲を出し、気が立つ状況が続く中、毎年恒例の空龍街の大花火大会が開催される時期となった。天王寺組との抗争もあって毎年天羽組が警護できるか分からない状況の中、天羽の方針で受ける事になった。同時に空龍市の市長である岡島への殺害予告が出ている事も聞かされ、その護衛も担う流れになった。永瀬と共に警護に入り、最終的には岡島の演説は成功を収め、役割を終えた面々はしばしの休息を取る中、和中の下に一人の人間が現れた。
天王寺組戸狩派の一員にして、組内屈指の剣豪で恐れられる馬渕春斗だった。
カタギが多くいる場所で剣を交えるのを互いに良しとしなかった和中と馬渕は薄暗く目立たない場所に移し、戦闘に発展する。距離を測ろうとする和中に対し、馬渕は一気に距離を詰め鍔迫り合いとなる。勢いを上げる馬渕に対し和中は表情を崩す事なく全て受け止める。和中は馬渕の力量を測り認めながらも、得も知れない違和感を感じながらも今度は攻勢に打って出始め優勢に立つ。逃げるように後退する馬渕を負う和中だが、馬渕は闇夜に紛れるように気配を消す。警戒心を高める和中だが、馬渕は見事な奇襲をかけるのだった。同じ方法で襲い掛かる馬渕だが、和中は敢えて大木を背にする事で攻撃パターンを限定させ防御に徹する事でこれに対処する。
再び向き合う和中と馬渕だが、音に釣られて森に入ってきた子供達を感じ取り互いに剣を収め、それぞれが自らの勝利を宣誓しながら互いに去って行く。大きな花火を見上げる小峠や和中らの心には、少なからぬ癒しを感じ取るのだった。
北大路組本部前に到着した自分を含めた6人の武闘派は前日の打ち合わせ通りの配置に付き、18時30分、ついに突入作戦を決行する。野田と共に行動し、守衛の構成員2名を銃よりも速い剣速で瞬殺して内部へと侵入する。
しばし北大路組の広大な邸宅を虱潰しに回って大嶽を捜索していたが、途中、野田が以前より天王寺組員を見かけたら即連絡するよう根回ししていた空龍街の飲み屋「ロザリオ」のマスターから戸狩を見かけたという連絡が入る。野田は「戸狩がこのまま戻らず、現在彼に対抗できる武闘派がいない天羽組本部を狙う」という最悪の可能性がよぎり、事の次第を伝えられる。和中もこの事態を重く受け止め、戻るように促され直ぐに天羽たちの元へと駆け出していった。戻る際は小林愛用のバイクを使って飛び出していった(小林は緊急のために誰でも使いたい時に使う事も想定してか、バイクの下に鍵を忍ばせていたのですぐに発進できた)。
小峠と戸狩の戦いに乱入する形で終盤に登場。
天羽組 至高の剣豪vs.天王寺組 鋼鉄の殺戮者 龍虎相打つ最終決戦
戸狩はまだ息のある小峠を撃ち殺そうとするが、和中の苦無がそれを阻んだのをきっかけに戦いの火蓋が切って落とされる。和中と戸狩、互いの力を出し合う中での斬り合いの中、天羽組に入門を希望し偶然見ていた茂木が小峠の容体の悪さを悟り、勇気を振り絞って助けに向かう。和中は戸狩が茂木を狙う動きを利用された上に腹部を六角手裏剣で刺されてしまう。茂木は小峠を戦場から連れ出す事に成功するも、和中は不利のままだった。
その中で和中は何故天王寺組が、関西極道が東京侵攻をするのかを自分達に恨みをぶつける意味がないのを前提に問い質すと、戸狩はどれだけ和平を結ぼうが東京が大阪を下に見る限り歴史は繰り返されると吐き出し、天王寺組の恐ろしさを関東極道に思い知らせて負の歴史を断ち切ると断ずるのだった。それに対し和中は「(敵視している)犠牲者を出せば東京側が大阪側に恨みを抱き、怒りは引き継がれたままでは永久に戦争は終わらない」と言い切るのだった。戸狩はその考えを決して曲げんばかりの答えをぶつけるが、和中はその負の歴史のために若頭の阿久津、兄貴分であり恩師の工藤、共に戦ってきた南雲、そして多くの舎弟達を殺された事実に改めてその憤怒の炎を大きく燃え上がらせるのだった。
戸狩は早撃ちで応戦するも、小峠や茂木を逃がせた和中は足枷を外したかのようなスピードとキレを見せ、それは戸狩の背筋に寒気を感じさせるものだった。遂に和中の斬撃は戸狩の胸を切り裂くまでに至った。自分が受けた傷と和中の想像以上の強さを目の当たりにし、戸狩の纏う空気が完全に変わるのだった。
一方、天羽は亘晴に連れられもう少しの所で戦場から抜け出せそうなところで、小峠を背負って走る茂木と合流する。天羽は茂木から小峠の状態と和中が戻って戸狩と戦闘している事を知ると、亘晴に小峠をヤミ医者に運ぶように命じる。そして天羽は戦場で戦う部下の想いに応えるため、自ら戦場へ戻るのだった。
互いの手の内を見せながら身を削る中、戸狩は和中が正統派な剣士であると踏んで攻撃パターンが限定していける可能性があると踏んで立ち回ろうとする。戸狩は銃でペースを掴んでいき、和中の身体を更に削っていく。不利な状況になる和中はそれでも尚、握る日本刀に力を込めて戸狩と向き合い、再び突進する。そこで戸狩は躱しながらフェイントを織り交ぜる戦法を取り、和中の頬に六角手裏剣を突き刺すのだった。戸狩の追い討ちの斬撃によって、いよいよ和中は窮地に立たされてしまう。一方の戸狩も先の小峠との戦いで受けたダメージや傷を引きずりながらも余裕の表情で取り繕うのだった。同時に和中に向けて、関東極道が関西極道を侵略する繰り返す歴史の連鎖を断ち切りたい信念をぶつける。
それを聞いた和中は亡き阿久津と対話した際、「将来どうなりたいか?」との夢を言われ、当時はもっともらしい答えで返したものの、阿久津の訃報を受けてその夢を自分が守り抜くと遺体の前で決意した時の瞬間を思い出すのだった。和中は関西極道の人知れないながら凄まじくも独善的な考えの下で大切な人達を失った憤怒を曝け出すのだった。そして戸狩と向き合い構えるのだった。
それは先の戦争で斬り合ったライバルと認めた二刀流の阿修羅相手に見せた必殺の構えだった。
戸狩の銃撃による奇襲も、和中は戦いの中でそのタイミングを掴んでいるのだった。そこで和中は音さえ置いていくような踏み込みで戸狩の懐を取ろうとしていく。戸狩は煙玉で牽制するが、和中は一定影を掴んだのもあって迷いなく神速の突きを繰り出す。しかし、その突きは戸狩の左腕を貫いただけに過ぎず、強烈な斬撃を浴びられてしまい、和中は胸と左腕を深く切り裂かれてしまうのだった。和中は既に強力な戦闘能力を見せるのが奇跡なほどの深手に対し、戸狩は重傷を負って尚も落ちる素振りのないパフォーマンスを見せる様子に、勝負の天秤は戸狩に傾むこうとしていた。
その時和中の頭に過ったのは、羽王戦争で命を落とし仁義を教えてくれた兄貴分である工藤による「死に方を決めりゃ そこに勝ち目は転がっている」と言うもの。同時に和中の目には更に強く深い決意を宿しドスを構えた戸狩と再び向き合う。和中は神速の如き踏み込みで切り裂こうとするも戸狩はこれを外す。和中は一呼吸で逆袈裟で戸狩の胸を切り裂くも、戸狩はそれを読み耐え切った上で和中の腹を深く突き刺すのだった。瞬間的に和中は日本刀を放し、その手で戸狩の手首を取や否や、合気道による返し技で戸狩に大きなダメージを与え、転ばした瞬間に和中の蹴り降ろしで戸狩の延髄を撃ち抜く。
それでも戸狩の命を刈り取るに至らず逆に抵抗されて距離を取られてしまう。しかし、戸狩が積み重なって受けたダメージは最早瘦せ我慢だけでとても誤魔化せるモノではなかった。死の淵にたった戸狩が魅せたのは、自分が天王寺組の未来を背負い守っていく覚悟そのものだった。
最早互いに三途の川に片足付けたような状況になる中、居合の構えをしながら突っ込む和中に対し戸狩は拳銃で逆転の一手を狙うも、和中は地面を転がると言う予想外の行動に打って出る。戸狩は瞬時にドスによる接近戦やカウンターを狙う体勢を取り、見事に和中の居合切りを外して見せるのだった。
しかし、和中が振るったのは日本刀ではなく、戸狩に刺された六角手裏剣であり、戸狩を出し抜くフェイクであり、意趣返しと言わんばかりに戸狩の頬に突き立てるのだった。
戸狩は構う事無くドスで和中の左目を切り裂く反撃を見せるが、和中は愛する天羽組の仲間を守りたいただ一心の信念の下に腰に残した日本刀での居合斬りを放つ。
自らの、思いの籠った咆哮を放ちながらーーーーーー
「俺は、愛するこの空龍街を守る…」
「俺は、愛する天羽組の仲間達を守る…」
「そして俺は……ジジイになるまで楽しく過ごぉおおすッ‼︎‼︎‼︎」
戸狩は対処しようにも、和中の想像を超えた執念と小峠との戦いで受けた傷のせいで反応がほんの僅かに遅れたのだった。そしてーーー
和中の全てをかけた一太刀は戸狩に致命傷を与え、戸狩はとうとう倒れ伏すのだった。
極限の和中、最早指一本動く事も叶わない戸狩。
極限の死闘の末に勝利したのは、天羽組の和中蒼一郎だった。
戸狩との死闘で入院後は治療に専念した事で身体や斬られた左眼も回復している様相を見舞いに来た小峠と天羽に見せた。天羽が羽王戦争を終結するために下した決断や関東侵攻の総大将であった大嶽の信念と覚悟、そして戸狩が見せた常軌を逸した強さと執念を目の当たりにした時の胸中を明かした。小峠と天羽に命を救ってもらった感謝を述べられると同時に、小峠に戸狩と戦った際に自分がやり合う前に浴びせた傷が勝利の一助になったと「お前こそ命の恩人だ」と謝辞を伝える。
退院後は野田の新若頭就任と新メンバー茂木功志郎の加入、そして戦争終結祝いの大宴会に参加する。戦争の終盤で乗り込む中で野田と酒を飲み交わす約束も果たされる事になり、宴席を楽しんだ。
終盤に登場。天羽組が立ち上げた草野球チームに青山や小林と共に懇意にしているチームと練習試合に参加していた。自身も打席に立ってバッティングした際は「胴!」と剣道の一本のひとつを言いながら強烈なホームランを決めて見せた。
後輩である青山の同郷でホストクラブを経営している幸也の願いで、とある事情で人手不足に陥っている事を知り、天羽の働きかけもあって速水を含めてヘルプに起用される流れになった。
元来真面目な性格であるのもあって乗り切るも、幸也がライバルホストクラブが雇った半グレ組織にボコボコにされされたのも知って、トラブルシューティングに乗り出し解決する。
- 2023年12月30日の動画(小峠華太)
天羽の発案で知り合いの女将が経営する旅館に一同で温泉旅行に参加する。旅行先でも「まだ鍛錬が残っている」と言う理由で裏庭で実行しようとしそれに質問した速水に凄みを利かせながら鍛錬に参加させた。
後に温泉を堪能している中で小峠や茂木と出くわし、流れで一緒に浸かる事になった。背中に刻まれた鳳凰の刺青を茂木が質問した事で身の上話を明かした。
宴席では野田の隣に座り、阿久津の好物であった鯛の刺身を号泣しながら食べる彼に「今日は好きなだけ泣きましょう」と共感の姿勢を見せた。
今でこそ剣豪と裏社会に名を轟かす和中であったが、幼少期は未熟でよく稽古でボコボコにされていた。それでも生来の負けず嫌いと大好きだった祖母の「決して消えない不屈の心 それが貴方の負けず嫌いに宿ればきっと誰よりも強くなれる」と教わった事で一切挫ける事無く鍛錬に鍛錬を重ね今の強さの礎を築いて来た事が改めて明かされた。
- 2024年2月5日の動画(小峠華太)
冒頭で半グレ2名が女性を攫おうとする場面を目撃し、あっさり粛清する。後日茂木の口から最新技術による自身の加工動画が投稿されその内容も「遊ぶ金が欲しい」等と普段からは想像つかない発言であった。当然そんな事はしておらず、ディープフェイクによる加工動画であると看破し半グレ組織『滅練月』のトップである大曲秀彦の所業で出回っている事が判明した。後にヤサを割り出し大曲に始末されかけた被害者を間一髪で救う。突っ込んで来る構成員全員3名を一瞬で屠り、大曲と向き合うや否や、ボウガンを手に取り土俵に乗る素振りを見せてプライドを刺激させる。大曲のボウガン乱射も傷一つ負うことなく全て躱し切り、最後は本体で殴打し気絶させた。大曲は(空龍街の利権を二束三文で売るとのたまう加工動画をばら撒かれてブチ切れている)野田によって地獄を見ながら死んだ。
「人の顔とはその人の存在を現す 本人以外に使う権利があろうはずがない」
「それを自らの欲のために弄び踏み躙るなど鬼畜の所業 貴様らに生きる資格などない…」
「この世の中で悪用されない技術などない 科学技術の進歩は常に危険と背中合わせなのだ」
「だがそこで諦めず乗り越えたならば技術の進歩の光だ」
「人生とは死ぬまで学びだ」
人間関係
天羽組
本シリーズの主人公。和中にとっては舎弟。
小峠からは他の狂人兄貴達同様に恐れられている。そして日本刀で脅しをかけることもあり、敵対組織との戦闘で横槍を入れた時には日本刀で頬を軽く削ったこともある。しかし、基本的には小峠を信頼しており和中は様々な死線をくぐってきた小峠の成長を「積土成山。華太は決して天才ではないが、積み重ねの賜物だ」と評価している。
天羽組の組長。
当然ながら彼に絶対の忠誠を誓っている。また小峠程では無いがラッキーの世話を任されていることがある。
公式から「御三家」として数えられる兄貴分(後に若頭に就任)。
表の性格は尊大・破天荒で騒がしく、それでいて内面は先々のリスクに非常に敏感という、和中とはある意味真逆ともいえる気質の持ち主。その相反する性格に加え、当初は作画の中で睨み合う・そっぽを向くような構図がみられたため一部から「仲が悪いのでは?(もしくはそうした構想があった?)」と認識する声もあったが、小峠も含めた3人でカチコミに出かけたり、小峠の失敗をそれぞれで的確に指摘したりと、なんやかんや連れ添って登場することが多かった。
羽王戦争の発端である野田の襲撃事件の直後、小峠が見る中で最も怒っていたのは和中であるらしく、天王寺組村雨町事務所訪問時は、まだ犯行の確証がとれない段階ながら錦野らの態度を見て彼ら組織の仕業と断定し、凄まじい怒気を放ちながら相手6人を瞬く間に惨殺した。
また、後述の工藤清志の葬儀後、野田とそれぞれ工藤との思い出話を語るが、どちらも自身の秀でた能力(和中は剣術、野田は知能)に見合わぬ相手に不遜な態度をとる悪癖を工藤から矯正された過去があることを明かしている。
戦争の最終決戦である北大路組本部への襲撃作戦では、野田とコンビを組んで北口から潜入するが、途中、戸狩による天羽組本部への奇襲の可能性が浮上すると、野田は和中の戦闘力、和中は野田の直感を信じてそれぞれ取るべき行動に動いており、お互いの長所に強い信頼を寄せていることをうかがわせた。
戦争終結後に本部で催された野田の若頭就任&茂木の組入りを祝した宴席では、上述の作戦中に交わした「一献」の約束通り野田から『澤崎酒造』の日本酒を贈られ、23年12月14日の回では、野田が購入した新車で和中と釣りに出かけるつもりだったことを明かしていたりと、公私ともに交流が深いのかもしれない。
公式から「御三家」として数えられる舎弟。
解説回ではMCの舎弟たちからそれぞれ「最強」と呼ばれ、視聴者間でも天羽組における武闘派のツートップという認識で定着している。性格・戦闘能力共に和中とはかなり性質が異なるタイプで、また2023年に入るまで二人の交流は特段掘り下げられることはなかったが、同年元日の新春SPでは「今年の抱負」を語る場面で何故か漫才を披露したり、後日の本編でも天王寺組の城戸丈一郎の情報集めに動こうとする小林に力を貸すことを伝えたりと、関係は良好な様子。また、和中同様に子供への情が深く、よく舎弟たちの稽古に付き合ったりなど面倒見の良さも共通する。
道場ではよく手合わせをしているらしく、柔道ではパワーや体格に勝る小林が上のようだが、やはり剣道では和中の方に軍配が上がっている(それでも小林は剣道6段くらいの実力は持っているらしい)。
古参の兄貴分。
組に入りたての頃、功名心が表立ってたとえ目上でも自分より弱い相手を見下す悪癖を抱えていた和中は、それを見かねた工藤から木刀での稽古を申し込まれる。当然ながら、既に実家で剣術を磨き上げている和中に工藤が敵うはずもなかったが、工藤は尚も立ち上がり「今戦っているのはお前(和中)の人生を真っ直ぐにするため」「自分の為ではなく他者の為に振るう剣は重みが違う」と、強さの根幹となる「仁義」や「信念」について説いた。工藤の説得と、実際に一本をもぎ取ってみせた行為に思うところがあった和中は、これ以降はそうした言動を改め工藤から任侠について教えを求めるようになったという。
外部
京極組の現若頭。
和中同様、裏社会で名の通る剣豪だが、和中は本流の剣術を不屈の努力の末修めた一刀の使い手であるのに対し、六車は数多の実戦を通し開眼した我流の二刀使いと、剣士としての性質が大きく異なる。
上述通り天京戦争にて相見え、互いの道で培った剣技で激闘を繰り広げるが、和中の身を案じた小峠の銃撃が決定打となり敗北。その後は和中たちにより闇医者に担ぎ込まれ「敵に救命された」事実から以後戦争に関与しないことを選んだ。
因みに対戦時、六車は和中が本流の名門出身という理由で前々から嫌っており「エリートくん」と罵り、逆に自らが何度も戦場で死にかけながら研鑽を重ねた剣術を「鉄壁」と自負していたが、和中が己の才能の無さに悩みながらも剣を振り続けたこと、そして一切の卑怯を用いず真正面からぶつかってくる姿勢に見識を改めたようで、後の和中解説回ではこうした面を触れた上で「気持ちのいい男」と評し、機会さえあれば再戦を望んでいる様子。
空龍街含む近隣の街々を中心に暗躍する拷問ソムリエ。
「武芸百般」を自負する通りあらゆる武器に精通する実力者で、作中で何度か剣術も披露している。少年時代に飛鳥馬流を修めたが、その後もいろいろと修めている可能性が高い。
とある依頼でたまたま天羽組とターゲットが被り、捕縛に現れた和中と交戦。裏社会の災害とされる伊集院相手にもほぼ無傷で立ち回っていることから和中の凄まじい実力が窺える。
関連イラスト
余談
双子
ちなみに2023年5月6日付の動画で紹介された情報によると、彼は双子の一人(兄)であるらしい。現時点では彼の弟は登場していないが、速水が勝手なイメージで画像編集ソフトで作った弟の画像が登場している(和中の顔真似をした小峠をベースに、前髪の一部を残して和中風に描き直し、上着と目元の赤だけ青色に置き変えたもの)。
余談だが、カタギであることは判明しており、2022年11月11日の動画のラストで紅林がさりげなく「伊集院に就職の相談を」と発言しており(=和中の弟が後に同僚になる伏線ではないか?)この観点から紅林の赴任先である壱世学園高校の教師(すなわち紅林の同僚)ではないかと言う説が有力視されている。
ただし、紅林の同僚である説はあくまで視聴者の考察であり決して確定情報ではない。
また、一部では兄が極道になったことで「極道の身内」として周囲から白い目で見られて肩身の狭い思いをする羽目になっていたり、好敵手の元内縁の妻と同様に和中の弟もまた兄の恨みを買って裏社会の人間から襲われると言ったケースも充分に考えられ、その観点から非常に残念ながら兄弟仲は最悪なのではないかとも考察されている。
実際、戸狩との戦いで瀕死の状態になっていた兄に対してさえ(氷室や天羽などから連絡が行っていてもおかしくないはずなのに)会いにくる素振りを全く見せていなかった。
余談だが、双子の弟はカタギであることだけは判明しているため、彼が紅林二郎のように場数を踏んだカタギでもない限りは鉄火場に放り込まれたところで何もできなくても決しておかしくない。
そのため、間違っても絶対に戦闘面を過剰に期待してはいけない。
もし近い将来、双子の弟が登場して戦闘面が期待外れだったとしても、炎上させたり誹謗中傷をすることは絶対に控えていただきたい。
畑耕平氏のお気に入り
中の人である畑耕平氏のお気に入りらしく、Adroigのナレーター紹介の畑氏のページでは、彼が登場する動画が使われている。彼のナレーションを聞けばわかるが、和中は畑氏の地声にかなり近い。しかも畑氏が地声で演じるキャラはほぼ中年か老人だった為、地声で和中の様な若い男を演じたのは初めてだったという。そういう意味で思い出深いのであろう。
ラインスタンプ
天羽組では小林に続き彼のラインスタンプが発売され、LINEクリエイターズのスタンプ人気ランキングでは3位にランクインした。
パワハラ
和中は天羽組においては比較的穏健な性格であるが、飽くまでもそこは極道組織の幹部である為、組内で失態を犯した構成員に対して喝を入れる事も少なくない。以下、和中が流血を伴うヤキ入れを行った相手を下に記載する。
- 小峠華太:3回(薬物の仕入れでトラブルの末にフィリピンマフィアの売人を始末した為、伊集院との勝負の行方を聞かれた為、六車謙信との一騎討ちで横槍を入れた為)
- 速水泰輝:3回(六車との一騎討ちの行方を訊いた為、「愚問、即ち死」として殺されかけた。玩具の刀で稽古を付けていたが威力が現実離れしていた為、速水は重傷となり三途の川を渡りかけた。花見会で小林のアルハラから逃れるために助けを求めた速水に日本酒一升瓶を飲ませた。)
- 宇佐美純平:1回(花見の余興「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」で頭部を破壊、この時使用していたのは破壊力皆無な筈のピコピコハンマー。)
- 松崎:1回(組に無断で改造拳銃を売買していた事、実の娘を前述のシノギに利用していた事に加え、親っさんの真面目に生きろという忠告に逆らった為、激昂して片腕を切り落とした)
- 小峠の舎弟E:1回(薬物中毒で暴れていた為。鞘突きによる無力化)
- 小峠の舎弟H:1回(シマ内の店のオーナーを殴った為、右腕を切り落とした)
この様にして見ると、小峠に対してのパワハラの内1回は組の存亡に係るミスが原因で有る為、ある程度筋は通っているが、残りの2回はどちらかと言えば和中自身のプライドに係るものと言える為、少し理不尽な気がしなくもない。(総集編での語りのみであるが速水も同様の理由でパワハラを受けている)
また、堅気の人間、特に子どもへの悪事に対しては厳しく、実際にこの様な真似をした松崎や小峠の舎弟Jは、容赦なく腕を切り落とされていた。この事から、組内では構成員の不祥事に目を光らせる監視役を担っており、堅気への手出しはたとえ同じ組の構成員であろうと容赦しない事が窺える。
二次創作の役回り
pixivでは松崎の娘シリーズで松崎の娘に勉強を極めて物騒なテイストを加えて教える担当を担っていることで有名。その他料理に関する叫び声や速水の解説からオカンポジションに置かれることもある(和中が実際に料理が出来るかは不明)。
最近では六車謙信とのこういうネタや作品も増えてきている。
そっくりさん?
華の天羽組の第一話の終盤で半グレ達に銃を乱射している組員がいるが、その組員が金髪オールバックに「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と唱えていることから和中なのではないのがと噂されている(ただし、人物はグレーのポロシャツ?とサングラスを着用しており左の頬に十字の切り傷があることからただ単にそっくりさんとの声も上がっている)
関連項目
和中関連タグ
御三家/BIG4
作中の剣士・剣豪・その他剣術を用いるキャラクター
※ 人数が多いので詳細は該当記事参照。
京極組:一条康明、六車謙信(二刀流)、袈裟斬りの吉岡、綾小路乃武