「戦場に事の善悪無し。ただひたすらに斬るのみ」
「沖田さん大勝利~!ええ、身体は大丈夫です。まだまだいけますよっ!こふっ!?」
プロフィール
真名 | 沖田総司 |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 45kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・中庸・人 |
好きなもの | 甘い物(団子や金平糖など) |
嫌いなもの | 沢庵(食べ飽きたから) |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(帝都聖杯奇譚)、武内崇(FGO) |
CV | 悠木碧 |
「ええ、ビームは出ません」
概要
『Fate/KOHA−ACE 帝都聖杯奇譚』に登場するセイバークラスのサーヴァント。
月刊コンプティーク連載の『コハエースEX』第2話にて誕生した新セイバー系ヒロイン。
黒・白・赤・嫁と来てついに桜。完全に社長の趣味です本当にありがとうございました。
もう描かないと言い張っていたはずだが、本人曰く「セイバーは別腹」だそうな。
本編『Fate/KOHA−ACE 帝都聖杯奇譚』及び、そのリメイク版『Fate/type Redline』においては、セイバーの主役サーヴァントとして抜擢されており、その活躍はファンならば必見である。
魔人アーチャー/織田信長とは腐れ縁でライバルであり、同じく『帝都聖杯奇譚』の看板娘。
初登場時は、桜色を基調とした和服を着こなし、ヒール高めのブーツを穿いている姿から、近代日本の英霊ではないかと目されていたが、第7話にて真名が明かされ、見事的中することになった。
この着物は真名バレを防ぐためにマスターに貰ったものらしい(リメイク版でもマスターに買ってもらっている)。アーチャーと同じく、その大正スタイルをいたく気に入っており、自らの霊基の一部として定着させている。座に持ち込んだのか『FGO』でも第一再臨時の衣装に設定される。
ちなみに一目で新選組と理解される程の知名度の高さには若干困惑している模様である。
公式の愛称は「おき太」なのだが、読み方がまんま本名であるためか、相方の「ノッブ」ほど定着はしておらず、中の人やファンからはもっぱら自称の「沖田さん」で呼び親しまれている。
真名
幕末の京都にその名を轟かせた新選組一番隊隊長、「沖田総司」。
史実上では男として名を遺したが、この世界では女性だった様子。
史実通り体が弱く、ショックを受けると吐血する。肺結核を患い、若くして世を去っているが、そのせいで新選組の仲間達と最期まで戦えなかった事を強く悔いており、聖杯に託す願いは「最後まで戦い抜く事」としている。そのために邪魔な「病弱」スキルを聖杯に取り除いてもらうことを考えていたようだが『FGO』にてこればかりは聖杯でも無理と断言されてしまっている。
「病弱が治るんですか?やったー!えっ?英霊としてのスキルは治らない?願いが叶うって言ったじゃないですかー!うわーん!」← 聖杯への願いについてのマイルームボイスより
ちなみに髪の色はピンクがかったブロンド……というか白髪となっている。
本人曰く病気のストレスのせいでこうなったらしい。また、公式でも二次創作でも媒体によって髪の色が微妙に異なることが多い。通称の「桜」に引っ張られている気がするがそれもまたいい。
ちなみに史実の沖田総司の見た目は、子孫の沖田哲也氏の証言では「色白で背の小さい男」と伝わっているらしい。白い見た目の少女というのは、キャラ付けとしては大成功かもしれない。
人物
一人称は基本的に「私(わたし)」で、肩の力を抜いている時は「沖田さん」も使う。
普段は軽やかな敬語口調で、礼儀正しくもお調子者のように明るく、物腰柔らかに振る舞うが、戦いにおいては非常に冷酷な死生観と冷徹な勝負勘を剥き出し、文字通り誰であっても容赦しない。
清楚な見た目に反して若干脳筋の気があり「真剣勝負は気合が全て」「剣が折れたら鞘、鞘が折れたら素手」と言ってのけるほどアグレッシブ(しかしこれは天然理心流の使い手としてはむしろ史実に忠実)。凄腕の剣士として名を馳せただけに剣の腕にはかなり自信を持っているが、武士としての生き方には特に拘りは無い。剣以外にも使えるものなら拳銃でもミサイルでも躊躇なく使う。
斬れと言われれば親しい人間すら眉一つ動かさず斬り捨てる極めてドライな性格だが、幕末社会にまかり通っていた倫理観の影響を受けたものではなく、本人の生来の気質であり、個人の主義主張にも興味を示さない。山南曰く、近藤や土方くらいしか彼女を制御出来なかったらしく、仲間内でも若干浮いていた節がある。仲の良かった芹沢を討つと聞かされた際には全く躊躇せず承諾しており、鬼と恐れられた土方さえも凍りつかせたという。しかし本人にその自覚は無くとも、「誠」の一字を背負って剣を振り続けた日々に嘘偽りは無く、紛れもなく武士道と共にある「侍」であった。
その一方で、精神的にはまだ未熟でやや向こう見ずなきらいがあり、勢い任せに突撃して失態を犯してしまうこともしばしばある(史実では25、6歳でこの世を去っているが、晩年には病床から離れられなくなっていた事を考えると、現界時の姿は吐血するとは言え肉体的にまだ余裕があった全盛期と言える10代後半〜20代始めの彼女であり、精神もそれに引っ張られていると考えられる)。
上記の価値観から鋼メンタルと思われがちだが意外とそうでもなく、彼女自身、別段人を斬る事が好きな訳ではないため、殺し合いばかりの日々に心をすり減らして憂鬱になったり、市井の子供達とも積極的に遊んであげたり、実利や流行、世間体などを人並みに気にする面も持っている。
そのような真っ当な人間としての感性を持ちつつも、剣しか取り柄の無い自分は戦場でこそ死ぬべきと考えており、またそのようにありたいとも望んでいる節があり、先述の「最後まで戦い抜く」という願いの一因も、病床で独り穏やかな最期を迎えた事への後悔に起因しているもの。
総じて、天賦の非人間性と世俗的で確かな人間味のある感性が入り混じる、まさしく「人としての心に人ならざる刃を秘めた」もしくは「刃に心が芽生えた」ような複雑な心根の持ち主である。
華奢な体格だが発育は良く、スタイルの良さはメドゥーサからも太鼓判をもらうほど。容姿については自信があるのか無いのかはっきりしないが、調子に乗るとたまに大胆にアピールしてくるが、斬り合いには邪魔らしく、戦闘服時はさらしで潰しているらしい。秋葉さんもおこである。
能力
非常に高い機動力と瞬発力、土方に「剣じゃない何か」と恐れられるほどの卓越した技量が上手く噛み合い、スピード自慢に適性があるとされるランサーもかくやの優れた速攻性能を誇る。
一方で、新選組流の合理的な戦闘理論に基づく奇襲攻撃を最も得意としており、アサシンクラスへの適性についても明言されている。本人も実はアサシンクラスの方が得意と発言している他、小太郎からは「忍者っぽい」と評されている。そしてそれは本人も意図しない形で実装される事に。
ただしスピードに特化した反動か、耐久力はかなり低く、「病弱」スキルの影響もあって著しく打たれ弱い。神秘が薄い時代出身のため対魔力も最低ランクで、防御面で大きなハンデを抱える。
同時代を生きた斎藤は対魔力が1ランク上であるため、このあたりは資質の問題と思われる。
『FGO』では、縮地を利用して敵の間合いに速く鋭く踏み込み、強烈な平突きや連続斬りを叩き込む、まさに“神速”を体現する撃剣術を披露する。また、突きと同時に光芒が奔ったりもする。
ステータス
保有スキル
対魔力(E) | 神秘の薄い時代の英霊のため対魔力はほとんど期待できない。申し訳程度のクラス別補正である。そもそも幕末に魔術は使われたのだろうか……風水くらいならあったかもしれない…… |
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騎乗(E) | 馬を駆って活躍したという逸話はないので、こちらも申し訳程度のクラス別補正。 |
心眼(偽)(A) | 虫の知らせとも言われる、天性の第六感による危険予知能力。視覚妨害への耐性も兼ねる。 |
病弱(A) | 生来の虚弱体質。生前の病に加えて後世の人々からのイメージを塗り込まれた結果、「無辜の怪物」に近い呪いを受けている。発動する確率こそ低いものの、あらゆる行動時に急激なステータス低下のリスクを伴い、特に戦闘中だと致命的な隙を生む危険がある。生前患ったのが肺結核だった為か、劇中では度々吐血する。 |
絶刀(A) | 「病弱(A)」が変化したスキル。詳細は不明。 |
縮地(B→B+) | 瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極致。単純な素早さではなく、足捌き、体捌き、呼吸、死角など幾多の条件が複雑に絡み合うことで成立する。Aランクともなるともはやテレポーテーションの類であり、人の身では届かない仙術の範疇である。そのため、人間が実現できる技術の最高峰に相当するのがBランクと思われる。 |
無明三段突き(むみょうさんだんづき)
- ランク:−
- 種別:対人魔剣
- レンジ:−
- 最大補足:1人
「我が剣の煌めき、受けるが良い!」
「一歩音超え……二歩無間――三歩絶刀!『無明三段突き(むみょうさんだんづき)』!!」
沖田の超絶技巧とスピードが生み出す必殺奥義。
平晴眼の構えから“全く同時”に放たれる三発の平突きで「第一の突きを防いでも同じ位置を第二、第三の突きが貫いている」という矛盾によって、二重の防御すら突破して標的の核心を突き砕く。
元はスキルの1つだが、『FGO』実装時に小次郎の「燕返し」と同様に宝具扱いとなった。
詳細は該当記事を参照。
宝具
誓いの羽織(ちかいのはおり)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「我が宝具こそは、この身に纏いし『誓いの羽織(ちかいのはおり)』」
袖口にダンダラ模様を白く染め抜いた浅葱色の羽織。サーヴァントとしての戦闘服であり、装備する事でパラメータを上昇させる。また、通常時の武装は「乞食清光」だが、この宝具を装備している間、後年に「沖田総司の愛刀」として認知された「菊一文字則宗」へとランクアップする。
一目で素性がバレかねないあまりに目立つ衣装のため、普段はマスターが用意した袴を着用している。何気に特徴的な外見によってバレてしまう点では、珍しいトラブルのある宝具である。
なお『FGO』では特に真名が問題にならないので、その点では今のところ特にデメリットはないのだが、なぜか召喚と同時にどこかに紛失してしまうというドジをやらかしており、その後霊基再臨によって見つかっている(しかも、第3再臨の際にようやくである)。宝具の存在意義とは……
誠の旗(まことのはた)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~50
- 最大捕捉:1~200人
「これは私の生きた証。『誠の旗(まことのはた)』の下、共に時代を駆けた我らの誓い……!」
最終宝具。新選組隊士の生きた証であり、彼らが心に刻み込んだ「誠」の一字を示す一振りの旗。
使用者本人も信長との最終決戦の際まで気付いていなかったが、一度これを発動すると、かつてこの旗の元に集い共に時代を駆け抜けた、近藤勇を始めとする新選組隊士達が一定範囲の空間内に召喚される。各隊士はそれぞれ全員が独立したサーヴァントで、宝具は持っていないが全員がE−ランク相当の「単独行動」スキルを有しており、短時間であればマスター不在でも活動可能となる。
この宝具は新選組の隊長格全員が保有しており、効果は変わらないが発動者の心象によって召喚される隊士のメンツや性格が多少変化するという特性を持つ。具体的に言うと、土方が使用すると拷問や暗殺などの汚れ仕事を行ってきた「悪い新選組」、近藤が使用すると規律にうるさい「お堅い新選組」として召喚される。召喚者との仲が悪いとそもそも召喚に応じない者もいる。彼女が召喚するのは、世間的に良く知られたメンバー(試衛館組)で構成されたポピュラーな隊士たちである。
『FGO』のように、別の隊士が同じ所に存在している状態で使った場合はどうなるのか不明。
Fate/Grand Order
2015年11月25日から期間限定でのイベント『ぐだぐだ本能寺』イベントピックアップ召喚にまさかの登場を果たす。カエサルに続く第二のQuick単体宝具セイバー(宝具は先述したように「無明三段突き」を採用した)として実装された。レアリティは同時に実装されたノッブを超える☆5。経験値氏の話では「設定を忠実に守ったらせいぜい☆2」とのことだったため、このレア度設定に驚いた者も結構いたらしい。因みに沖田さん本人は☆4配布となったノッブを煽ってケンカになっていた。
『ぐだぐだ本能寺』本編ではノッブのやらかした帝都聖杯の暴走を止めるべく、次元軸に接触したカルデアに協力を要請し、主人公たちと共に事件解決に当たる。シナリオ限定でNPCサポートサーヴァントとして参戦してくれる。病弱も健在で、シナリオ上でもツッコミ疲れてよく血を吐く。
常識人ポジションだが、薩長関連の武将に取り憑かれたサーヴァントを前にした途端に壬生狼の血が騒いだと言う建前で第三再臨の姿を解放し、見境なく躍りかかる暴挙に出ている。そのせいでバーサーカーの適性まで疑われてしまっているが、上司が上司なので是非も無いのがなんとも。
続く『ぐだぐだ明治維新』でも主役として登場。こちらでは新選組vs織田幕府や、かつての同志との再会と対決等、シリアスな場面が多く、沖田の生前の無念やサーヴァントとして「誠」の一字にかける信念についてもクローズアップされる。屯所(アイテム交換所)では店番も担当する。
実装当時はフレンドポイントでは引けない☆4以上のセイバーの中で唯一の単体宝具持ちだったこともあり、多くのマスターが彼女のお迎えを目指したものの、彼女のレア度は最高の☆5だったうえ、実装当時における『FGO』はガチャの当たり外れが最も激しかった頃であった(言うまでもないが、後に多少緩和、改善されている)ため、彼女を引き当てるのは非常に困難だったという。
後に☆5サーヴァントが必ず一騎は手に入る仕様の2016年福袋のラインナップに加えられたおかげで、イベントPUで召喚できなかったり、イベント終了後にゲームを始めたりしたプレイヤーにも彼女をお迎えする機会ができた。しかし、ゲーム中に閲覧できる彼女のマテリアルには『ぐだぐだ本能寺』の攻略が解放条件になっているものも含まれていたため、それ以後の新参マスターの面々は第1部完結後に『ぐだぐだ本能寺』が復刻されるまでの間、かなりヤキモキさせられたという。
後に無事『ぐだぐだ本能寺』が復刻され、彼女の再ピックアップも行われており、実装時よりもガチャの仕様も多少は改善されてきていたこともあって、ゲットできたプレイヤーも増えている。
勝利時の戦闘ボイスとして記事冒頭2段目のセリフを言っているのだが、吐血するバージョンと吐血しないバージョンが実装されている。なお、スキルボイスにおいても度々吐血している。
ゲーム上での性能
最大HP | 13225 |
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最大ATK | 12068 |
コマンドカード | Quick:2 / Arts:1 / Buster:2 |
スキル1 | 縮地<B> / 自身のQuickカード性能をアップ(1T) |
スキル1(強化後) | 縮地<B+> / ↑+自身に「通常攻撃時のダメージ前に自身の攻撃力をアップ(1T)する状態」を付与(1T) |
スキル2 | 病弱<A> / 自身のスター集中度を大アップ(1T) |
スキル2(強化後) | 絶刀<A> / ↑+自身のクリティカル威力をアップ(1T)&NPを増やす(20~30%) |
スキル3 | 心眼(偽)<A> / 自身に回避状態を付与(1T)&自身のクリティカル威力をアップ(3T) |
アペンド3 | 対アヴェンジャー攻撃適性 |
宝具 | Quick / 敵単体に超強力な防御力無視攻撃&敵単体の防御力を大ダウン(3T)〈OCで効果アップ〉 |
先に結論を言うと、「セイバーよりもアサシンとして召喚された方が強いかもしれない」というネタを踏まえたのか、セイバー仕様のアサシンとでも呼ぶべき変わり種に仕上がっている。
コマンドカードの内訳はセイバークラスには珍しく《Arts:1/Quick:2/Buster:2》というランサー型に近い変則型(宝具の属性も含めてカエサルと同じ配分だったりする)なのだが、Artsカードを1枚しか持たない代わりに、自身のQuickアタックでArtsアタックと同等のNPを獲得できることからNP効率自体は優秀で、ヒット数の多さゆえにクリティカルスターの生産力も高い。そのため、クリティカル時の獲得NP増加やArtsで始まるブレイブチェインを活用すれば、他のキャラとのArtsチェインに頼らなくてもあっさり宝具を解放できてしまうという比較的お手軽コストとなっている。
スキルも軒並み高性能で、スカサハ=スカディの登場後は(周回では全体宝具所持者に分があるが)宝具連射クイック単体アタッカーとして凄まじいブーストをかけることも可能になった。
以上を総評すると「単体宝具連打(とそれに付属するデバフの付与)」「星出し」「クリティカルアタッカー」の3つを器用にこなす多芸なアタッカーであるという評価が下せるであろう。
かなり古くに実装されていながら、他の古参サーヴァントと異なり宝具やスキルの強化によるテコ入れがなされない状況下でも十分な活躍を見せていた彼女だったが、ついに2020年10月、スキル「縮地」に自身に「通常攻撃ヒット時のダメージ加算前に自身の攻撃力をアップする状態」を付与する効果が追加され、瞬間的な爆発力が向上したことで器用万能さに磨きがかかった。
さらには、同時に戦闘モーションが改修されて全体的に派手になっており、攻撃やスキル発動の際に桜の花が舞い、エクストラアタックにおけるトドメの一突きを繰り出す際に、相手の背中から彼方へと鋭い光芒がレーザービームのように飛んでいくという最高にカッコいいエフェクトが追加された。晴れて(?)沖田さんは剣からビーム出すセイバーの仲間入りを果たしたのである。
さらにさらに、新選組時代の隊服である簡易礼装「浅葱の羽織袴」が開放された。下半身に黒い袴が追加され、冬場はあの恰好では寒かろうと気を揉んでいたプレイヤーのみんなも安心だ。そして2021年冬には『ぐだぐだ邪馬台国』の復刻に際して「病弱」が「絶刀(A)」へと昇華している。スター集中度アップは据え置き、クリティカル威力アップとNP獲得の効果が追加されたのだった。
やったね沖田さん!聖杯なんかに頼らなくても病弱治ったよ!わーい!
ただし吐血モーションはそのままである。治るって言ったじゃないですかー!うわーん!
ノッブとの相性
彼女はマイルーム会話において、ノッブに対して「ちょー有利ですけどねっ!」と発言している。これは、彼女が近代の英霊のため神秘が薄く、ノッブの神仏特攻に引っかからないという特性と、縮地における間合い詰め(ノッブは遠距離攻撃主体)や慢心の無い無策の状況にポイントがあり、要は「相性ルールなし、策略なしのタイマン真剣勝負」なら、という前提での話なのだ。
だが、『FGO』の戦闘システムに属性ソートが絡んでいる以上、そのしがらみから逃れることはできず、ノッブに対してはクラス間の相性(剣<弓)で不利な立場にあり、ついでにオマケ程度に持っている「騎乗(E)」がノッブの宝具の「騎乗特攻」の餌食になるためあべこべにノッブの方がちょー有利になってしまっている。書籍マテリアルでもこのことを愚痴っていた。これは勝てない……
水着版
『FGO』2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』にて、アサシンクラスの水着姿が実装。
ノッブの水着実装から2年越しの実装だが、なぜかごついジェットパックがくっついている。
ジェットの真相は該当記事を参照。
関連人物
生前
生前の上司達。新選組結成前から同門だった2人は、彼女にとって身内のような存在である。
特に土方はマイルーム会話でのセリフ等で頻繁に名前が出てくる他、電話でも頻繁にやり取りしている。そして後に彼も『ぐだぐだ明治維新』にて実装され、再会を果たすこととなった。
近藤らと同様に共に戦った、試衛館以来の仲間で同僚の1人。
名前は早い段階から『コハエース』にも出ていたが、特異点邪馬台国にてようやく共演が実現。
普段は「沖田ちゃん」と呼んでのらりくらりと振る舞っており、生前も「こいつの剣はめんどくさい」という理由で手合せを拒んでいたが、戦いが佳境に向かう中、ついに真剣勝負を演じる。
近藤らと同様に共に戦った、試衛館以来の仲間で上司の1人。
沖田は彼を兄のように慕っていた。彼の切腹の介錯を務めたのも沖田本人。
彼も斎藤共々、特異点邪馬台国にて再会することになり、新邪馬台国では共闘した。
近藤らと同様に共に戦った、試衛館以来の仲間で同僚の1人。
沖田や斎藤にも並ぶほどの実力を持つ猛者。沖田や土方の会話内において度々名前が出ていたのだが『ぐだぐだ超五稜郭』にて再会を果たす。沖田のあられもない恰好を見てビックリ仰天した。
先述の面々同様、共に過ごした試衛館の仲間達。
中でも井上は近藤や土方らと同じく同門で、最年長の身内のような存在。
また、原田については沖田や土方の会話内で度々名前が出ている。藤堂は斎藤と同じく沖田より2つ歳下である。
生前の同僚で、五番隊隊長。描写中では「観柳斎さん」と呼んでいる。
組内で人気の『コハエース』を鼻で笑っていたらしい。口ぶりからするとあまり仲はよくなさそうである。また『ぐだぐだ新邪馬台国』で言及された「怪しい軍師みたいな人」は彼(軍学を修めていた)である可能性が高い。ちなみに、生前脱走した彼を粛清したのは斎藤だと言われている。
生前の同僚で「人斬り鍬次郎」の異名を持つ隊士。伊東の暗殺に同行した。
史実では、本作の沖田と同じく政治的思想を持たない所謂暴力装置扱いだったらしい。
また、大石は沖田や土方らと同じく天然理心流の使い手で、更に沖田が隊長を務める一番隊に所属していたことから、彼女とは同門の先輩と後輩であり、また上司と部下の関係でもある。
近藤勇と共に局長を務めており、新選組の主導権を争った人物。他の試衛館メンバー達とは違って沖田は彼を嫌ってはおらず、互いに「鴨さん」「総司くん」と呼び合うほど仲が良かった相手であった。しかし、近藤や土方に付いていく事を選んだ彼女は、最終的に土方らと共に彼を粛清する。そして、土方と山南から暗殺の件を持ちかけられた際、笑顔で躊躇なく承諾し、山南はおろか土方すらも戦慄させたのであった。特異点邪馬台国では、敵対勢力として対峙することとなる。
実の姉で親代わり。回想シーンに登場しており、土方とも面識があったらしい。
病弱だった沖田を助けるため、彼女が神仏に祈ったことでまじんさんが誕生した。
幕末における天才剣士繋がり。ただしこちらは攘夷志士(倒幕派)側の人。
余談だが、史実の彼は「徳川とかどうでもいい」と言い切るほどイデオロギーに興味が無い本作における沖田とは反対に、尊王攘夷思想の非常に熱心なシンパであり、その点で相性は悪そうである。また、沖田ら新選組は池田屋で河上にとって兵学の師匠であった宮部鼎蔵を討ち取っている。
コハエース
ライバル兼同僚の腐れ縁。様々な媒体に出演する時は常に彼女とセットで登場する。
彼女に対してはオフ時ですら容赦というものが本当に無く、常に意地の張り合いやディスり合いが絶えないが、食っちゃ寝を共にしたりぐだぐだ遊んだりだべったりする、良くも悪くもケンカ友達のような間柄である。戦闘面の性能的に天敵どうしなのだが、人間的には波長が合う様子。
『コハエース』の同僚。そもそも沖田のデザイン原案が「琥珀がセイバーになったら(通称コハセイバー)」というものなので、髪型やリボン等がよく似ている。ついでにキャラデザも同じ人。
死生観や戦いに対する考えが似通っており気に入られている。とあるワンシーンでは母上役も務めていた。その一方で「セイバーの定義」回で「クソみたいな出身」とディスったりしている。
魔人アーチャーと桜セイバーが悪魔合体して生まれた「Fateを終わらせる者」を名乗る者。
当初は単なるネタだったが『帝都聖杯奇譚』にて設定を大きく変えて登場。五騎のサーヴァントの霊基を取り込んだ聖杯によって霊基再臨を果たした沖田の決戦形態として描かれることに。
帝都聖杯奇譚
契約したマスター。デザイン元にして上記の琥珀さんとは別人扱いである。
彼女が聖剣の鞘を用いて青セイバーを召喚しようとした所、手違いで桜セイバーを召喚してしまったためやむを得ず主従関係になる。当初は淡々とした間柄だったが、共に戦う内に琥珀さんに自分の過去や生前の後悔から来る想いを語る等、次第に互いを信頼し始めるようになっていく。
上記のマスターが使えている主人。関係性的には可もなく不可もないと言ったところ。
本来は彼女がマスターになる予定だったが、令呪が発現したのは琥珀だったので権限を譲った。
一応敵サーヴァントの一人であるが、劇中では実際に対決することは無く、クライマックスにてようやく初対面を果たし、召喚された人造の神に対してアーチャーと共に3人で共闘した。
同時代の人物であるが今作で初対面であり、一時的に共闘関係を結ぶ。
一方『FGO』では、生前京都で見かけたことがあるとマイルームで語っている。
また、いつも連れているお竜さんが宝具であると言われて困惑していた。
同時代の剣士。生前に面識はなかったが、彼の名前は知っていた。『FGO』では、ノッブに倣って「ダーオカ」呼ばわりしている。
仲が悪い訳ではないが基本的に反りが合わず、どっちが日本最強の剣士かで揉めている。
意外にも彼とは中々出会わず、最終決戦においてようやく初対面を果たし、共闘した。
アサシン霊基の彼に対しては「槍より素手の方が強いんじゃないですか」と突っ込んだ。
ランサー?
沖田の初陣の相手となった第三帝国の英霊兵(ヘルトクリーガー)。見た目は青いボディスーツの兄貴に似ている。見た目は強そうだったのだが、戦闘中の名乗りを無視されてあっさり斬り殺されてしまったのだった。沖田曰く「斬り合いの最中に名乗るバカで助かりました」とのこと。怖い。
Fate/type Redline
この世界で契約したマスター。彼が所有していたライトノベルを触媒とした。
召喚直後からマスターである彼の身を案じ、喫茶店では初めて口にするアイスに感動したり、苦いコーヒーを飲んで顔をしかめたりと普通の女の子の顔を見せたが、直後に奏丈を抹殺しようと現れた陸軍の暗殺部隊を彼や他の客、店員がいる中で全員瞬殺し、その地獄絵図を見て思わず吐いた彼に「覚悟を決め、なるべく人の生き死にに慣れて下さい」と告げるなど、主として尊重しつつも個人として見ようとせず壁があったが、その後秘密を打ち明けられた事で歩み寄り始める。
紆余曲折を経てマスターと行動することになった少女。
当初はマスターに対するキツイ態度から、首筋に刀を当てて脅す(彼女の返答次第では本気で殺す気だった)など関係は険悪だったのだが、奏丈との関係改善に伴ってこちらとも和解した。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。そして、今世における自身の「誠」たる人物。
絆を深めていく内に、人斬りの自分に優しく接してくれる彼/彼女に好意を寄せるようになる。実装から1年後の『ぐだぐだ明治維新』の頃にはかなり大きな信頼を寄せるようになっており、その惚れ込みっぷりが随所で窺える。そして自身のオルタ登場で正妻戦争が勃発することになった。
同じく日本出身の剣士。彼の回避不能の魔剣に興味津々で手合わせしたがる。
ステータスやスキル、戦闘スタイル、宝具代わりの必殺技(魔剣)など共通点も多い。
漫画『ちびちゅき!』では実際に彼の元を訪ねているが、畑仕事に勤しむ農民としての一面を目の当たりにしたために、そのショックで吐血してしまった。まあ本物の小次郎じゃないし……
同じく日本出身の剣士。女だったのかと驚いているが……お前が言うな。
なお、漫画『コミックアラカルトPlus』では彼女との練習試合の様子が描かれた。
イベント『ぐだぐだ明治維新』にて共演したノッブの姪で、面影があると認めている。
劇中ではあまりの虚弱体質ぶりに母性をくすぐられたのか、甲斐甲斐しく世話を焼くことになる。
ただし印象自体は良くない(たぶんノッブがさんざんコキ下ろしたせい)のかマイルームボイスでは例の虚弱クソステセイバーなどと酷評されている(ノッブは問答無用で掻っ捌かれた)。
上記の魔神セイバーのリメイク版で、本来の自身が辿るはずだったIFの姿。
イベント中では普段以上に厳格な姿勢で相対し、戦うことで成長させる役割を担っていた。
イベント後は(そもそも別個体なため)シリアスな雰囲気は鳴りを潜めており「私オルタ」「私ノーマル」と呼び合い、姉妹のようなそうでもないような不思議な関係を築いている。またオルタの水着バージョンは☆5かつ期間限定のセイバーという、オリジナルと共通する特徴がある。
イベント『セイバーウォーズ』にて共演した相手。魔の源泉を叩くため騙しにかけているが、不意打ちカリバーを受けてお互い出オチに終わってしまった。向こうからは辛辣な評価を浴びせられており、自身も彼の免罪符を掲げた振る舞いを気に食わなく思う等、関係はよろしくない。
日本出身サーヴァント同士であり、第1部最終章にてノッブ共々共闘した相手。
彼からは「なんとなくくノ一っぽい」とシンパシーを持たれており(沖田は困惑した)、恐らく上述した彼女の人柄が、自身の信念と重なることからそう感じているのかもしれない。
もっとも、身分も志もサムライそのものだった近藤や土方らと違い、彼女自身は武士道を重んじるのは柄でもなく、実際のところは上記のように以蔵のような雇われ暗殺者の方が向いている。
生きた時代は違うが、どこかの聖杯戦争において面識があるらしい。
また、彼については「大義を建前にした鬼畜ド外道」と辛辣に称している。
こっちはアサシンのくせにセイバーを名乗っている、ナチュラルボーンバーサーカー。
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』ではノッブの相方枠を取られている。
関わりはないものの、同じく型月における他作品兼任の後輩。
こちらは『FGO』と『メルブラ』における兼任キャラクターである。
同じく『FGO』において、必殺技級のスキルが宝具カードに採用された人。
また、一作品で主役を張ったアルトリア顔のセイバークラス繋がりでもある。
☆5かつ期間限定である、中の人が共通するセイバークラスのサーヴァント。
聞けばわかる通り、演じ方が全く違うので同じ声だと気が付かなかった人も多い。
余談
沖田の登場以前、二次創作では「桜セイバー」と書くと「どこかの聖杯戦争にセイバーのサーヴァントとして召喚された間桐桜」というネタを示すのが普通だった。ただし、彼女のスペック的にキャスター、もしくはアヴェンジャーの適性が高いとされるため、至極マイナーなネタである。
シリーズ展開初期にはセイバーオルタを「桜が召喚したセイバー」ということで「桜セイバー」と呼ぶ向きもあったが、20年近く経った現在は『FGO』での活躍もあって「黒セイバー」の方が通りがよくなっている……とか言ってたら本当にサクラが召喚したセイバーが登場してしまった。
沖「ちょっと!?沖田さんのアイデンティティが大ピンチですよ!?」
また、先述した通り桜セイバーこと沖田さんは明朗ながら冷徹無比という二面性の顕著な人物像が印象的だが、経験値氏が取り扱うキャラはこうした点が共通していることが多く(特に女性キャラに顕著)、彼女は経験値氏のキャラメイクにおける「基本像」の先駆けにもなっている。
ちなみに第一再臨は桜並木の春景色、第二再臨は紅葉を背にした秋景色、第三再臨は雪風の舞う冬景色と、セイントグラフの季節感に定評のある沖田さんだが、最終再臨を含めても夏を連想させるものは含まれておらず、夏景色は水着バージョンにおいて補完されることとなったのだった。
2017年から2年もの間さんざん水着ネタいじりを擦られてきた彼女であったが、セイバー霊基のセイントグラフに夏仕様が無いのはある意味水着実装の伏線だった……と考えられなくもない。
沖「まあ私は最初から信じてましたけどね?」
ノ「安西先生と再会したミッチーみたいになっとったのはどこの誰じゃ」
沖「存在しない記憶の話はやめてくださいよ」
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