ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
伊東甲子太郎(Fate)
15
『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。

プロフィール

真名伊東甲子太郎(鈴木大蔵)
性別男性
出典史実
地域日本
設定担当経験値
ILLUST経験値(原案)、赤岸K(FGO)

※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。


概要

Fate/Grand Order』にNPCとして登場するサーヴァント

期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』にて敵の副官ポジションとして立ちはだかる。


真名

嘗て新選組で参謀を務め、後に御陵衛士盟主となった元同志、伊東甲子太郎

初名は鈴木大蔵で「伊東甲子太郎」は新選組に入隊してから名乗った名前である。


元治元年に元門弟だった藤堂平助からの誘いを受け、自身の同志達と共に新選組に入隊。

容姿端麗、北辰一刀流及び神道無念流の免許皆伝の剣術の腕と水戸遊学を経た多くの学識等文武両道な人柄から局長の近藤勇からも評価が高く、隊の中でも重宝され、新選組の参謀として重要な任を任されることとなる。そして、異国とも渡り合えるよう、隊にフランス式の軍学(西洋銃での戦術)などを取り入れ、近藤や土方歳三らと共に新選組を大組織へと築き上げた。


だが尊王攘夷の思想家であった彼にとって、自身と新選組の思想は全く違っていた


慶応3年3月のこと、伊東は昨年(慶応2年12月)に崩御された孝明天皇の御陵(墓所)を守護するため、藤堂や服部武雄らと共に新選組を抜け『禁裏御陵衛士を結成する。また薩長の動向を探るため「新選組の別動隊」として通していたが、間諜(スパイ)として潜り込んでいた斎藤一に薩長と接触して倒幕運動に勤しんでいることを知られ、当然新選組からは裏切り行為と見做された。同年11月18日、単独で近藤勇の妾宅に向かい会談するが、その帰り道、大石鍬次郎ら新選組隊士によって殺害される(型月時空では、重病の沖田に後ろから斬られて重傷を負ったところに大石にトドメを刺された)。


そしてその死体は、藤堂ら御陵衛士を誘き寄せるために利用され、その結果、毛内、服部、藤堂が討死、篠原泰之進や実弟の鈴木三樹三郎ら残った同志は薩摩藩邸に逃亡し、御陵衛士は壊滅となった。これが後の世に語られる油小路事件である。

その後も御陵衛士の残党を狩るために伊東を含めた四人の遺体はしばらく放置された後に光縁寺に埋葬され、その後に鈴木らによって戒光寺に弔われたと言われる。


人物・能力

一人称は「僕」。まるでのような人相をした、糸目の笑顔を絶やさない青年。

掴みどころのない飄々とした性格で、途方もない腹黒さ胡散臭さをむき出しにしている。


仮にも戦闘組織の参謀を務めていただけに、頭はかなりきれる方で、武家代わりの役割も高水準でこなせる他、笑顔の裏で様々な策を練っている。ただ良くも悪くも思考回路は常識的なため、道理や合理性を欠いた事象には少々配慮が甘い。同時に空中分解という末路を辿った新撰組への意趣返しとして、現在の彼は「主に忠義を貫く武士として在ろう」という信念を固く決めている。


また上述の通り剣の流派を2つ修めている為に戦闘も侮れない(流石に隊長達程では無いが)。


関連人物

生前

服部武雄

生前からの盟友で同志。『ぐだぐだ超五稜郭』において再会し、共に行動している。

彼からは「先生」と慕われているが、服部でも伊東の考えを完全に読み取ることは不可能。

一方で伊東も服部の義理堅さを読み違える面もあり、頭の硬さに呆れる事も。


藤堂平助

生前の門弟。当時、近藤派に属してた彼の仲介で新選組に入隊したが、思想の違いから、御陵衛士を結成した際、自身に付いていき共に脱退した。最期は自身の遺体を引き取る為に七条油小路で新選組と闘い討死した。


鈴木三樹三郎

実の弟。新選組時代に自身が参謀を務めてた際、九番隊隊長を務めた。

自身とは違い、油小路事件では生き延び、明治以降まで長生きした。


篠原泰之進

生前の盟友で伊東派の同志。

新選組時代には監察方及び柔術師範を務め、また自身の右腕として、サポートしてくれた。

彼もまた、先述した弟の三樹三郎と同様に明治以降まで生き延びていた。


毛内監物加納鷲雄富山弥兵衛

上記面々と同じく、生前の伊東派の同志達。(加納は藤堂と同じく門弟)

この内、毛内は服部らと共に油小路で討死し、富山は幕府側に殺されている。

残る加納は明治以降まで生き延び、大石の逮捕に貢献して伊東の仇を取った。


近藤勇

生前の元同僚で局長。史実では彼と土方の指示で討ち取られた説が強い。一方『FGO』世界では御陵衛士を認めた面等から近藤には隔意を持っておらず、死の間際には時世を読まず新選組に固執する沖田や土方らに「奸賊」と怒りを示し、彼らに慕われ引っ張られる近藤を気の毒に思っていた。


土方歳三

生前の元同僚で副長。

当初より価値観も人柄もウマが合わず、また伊東が勤皇思想(倒幕論)を持ってた事から、向こうからは裏切者と見なされ芹沢以上に嫌われており、伊東も考え方が固すぎる彼をあまり好きになれなかった模様で、再開した際もお互いにいがみ合っていた。


沖田総司

生前の元同僚で、剥き身の刀のような彼女の事は恐れていた。また、史実では土方の命令を受けた大石鍬次郎ら数名の隊士の犯行とされる伊東の暗殺だが、型月世界では沖田や大石を含めた数人ということになっている(当時、既に病が深刻化していた彼女は来ないだろうと思っていた)。

劇中でもまさかの魔改造を引っさげてきた事は完全に理解・計算の埒外で、唖然とする羽目に。


斎藤一

生前の元同僚で、自身が率いた御陵衛士に間者として潜り込んでいた。

劇中では同志を悉く殺めた恨みもあってか、終始辛辣に嫌味を飛ばしている。


永倉新八

生前の元同僚。御陵衛士結成の際に勧誘したが、気に入らねぇと断られた。


大石鍬次郎

生前の同僚で「人斬り鍬次郎」の異名を持ち、自身を直接手に掛けた人物。

回想によれば、彼と数人ぐらいなら返り討ちに出来るくらいの自信はあった模様。


戸田忠至

幕府山陵奉行で、伊東ら御陵衛士の上司。

伊東らが幕府の敵である、薩長と繋がっている事を知ってたかは不明。


孝明天皇

幕末期の天皇(第121代)で、生前伊東らが忠誠を誓った人物。

彼が崩御した後も、その御陵(墓所)を守護するため御陵衛士を結成した。

しかし当の帝は存命時、彼らよりも会津藩主の松平容保を始めとした佐幕派を特に信任し、逆に尊攘派公家が長州勢力と結託して様々な工作を計ったことなどもあり、長州藩を始めとした尊王攘夷派や勤皇派には、最後まで嫌悪の念を示し続けた。現状、型月世界での関係性は不明。


Fate/Grand Order

今川義元???

今魔川軍の首魁にして自身の仕えている人物。

彼に未来のことを教え、特異点の発展と同時に打倒信長を実現させた。


藤丸立香

敵対したカルデアのマスター。

英霊達との信頼関係こそが彼/彼女が持つ素質だと早々に見抜いていた。

そのため、脅威と認識してからは嘗めるようなことはせず全力で対抗しにかかった。


余談

  • 新選組を扱う近年の創作での伊東は策士で嫌味な腹黒い性格の人物で、また佐幕から倒幕へなった事から裏切者として描かれる事が多いのだが実は史実だと嫌味な腹黒い人物とは程遠い、とても温厚で平和的な人物であるという評が実際に残っている。
  • 但し、御陵衛士を結成して間もない頃は悪名高き新選組の元幹部であったということもあり、薩長を中心とした倒幕派からはあまり良く思われていなかったのだそうな。
  • 戦闘集団である新選組の人物だが、実戦で剣を振ったのは油小路の変で襲撃してきた隊士への反撃のみだったりする。だが剣の稽古においては土方に一度も負けた事がないのだそう。

関連イラスト


関連タグ

Fate/GrandOrder 新選組

ぐだぐだサーヴァント ぐだぐだ組 ぐだぐだ超五稜郭













イベント『ぐだぐだ超五稜郭』のネタバレ注意!
























誰もが「すべての黒幕は伊東だろう」と思っていた。

誰もが「今川義元、もといその息子たる今川氏真を傀儡として利用している」と思っていた。

誰もが「伊東は狡猾で軽薄な策謀家」と思っていた。


それを信玄は突きつけ、彼の腹黒い本性を暴こうとした。


だが―――


……フフ、フハハハハハハ!!

聞きましたか?氏真様?

こいつらは僕が己の野心の為に氏真様を利用し、操っていたと!

そう言っているようですよ。




馬鹿にするな!この僕が己の野心の為に氏真様を利用しただと!?



その誹りへと、憤怒の形相で激昂する伊東。

彼はなんと、本心からの忠義で氏真に仕えていたのだ。


油小路事件を経て死した彼は、他の新撰組隊士と同じように英霊の一人として座へと至った。

しかし、彼は強い無念と怒りを抱え続けていた。「自分の国のことを考えていると宣いながら、同じ国の人間を殺し続けた」という新撰組の頑固なやり方をずっと許せなかったのだ。


今川氏真の手により服部武雄と共に召喚された彼は、自分の怒りと復讐心を受け入れてくれた氏真を強く信頼し、文字通り忠臣として仕えていた。氏真は汚名を濯ぐため、服部と伊東は譲れない信念の為、彼らは文字通りの「同志」として人理に勝負を挑んだのである。


伊東の真の目的は「新撰組への復讐」。彼からすれば土方らの方が「日本の事を考えておらず、ただ片意地を張っているだけの連中」でしかなかった。志半ばにて斃れた近藤の理想を歪めていき、ただの人斬りの集まりへと成り果て、もはや忠義も何もない者達にしか見えなかった。

伊東からしたら新撰組はすっかりと堕ちたものにしか見えなかったのだ。


事実、仲間であったはずの自分を容赦なく殺し、同士を誘き寄せるための悪辣な策に用いたという過去もある。つまりは同じ穴の狢、互いが互いを誹るだけの理由を持っていた。土方らからすれば伊東が、伊東からすれば土方らが「売国奴」だった。ゆえに許せない。ゆえに認められない。

だからこそ彼はこの戦いで新撰組を氏真の敵であるカルデア諸共滅しようとした。


最終的に敗北するものの、彼は氏真との同意の上である策を用意していた。

それは「氏真を介錯することによって取り込んだ膨大な魔力ごと自爆してもらい、それに巻き込まれた特異点の消滅を起点として人理の破壊と新撰組の全滅を成す」というものであった。


氏真の敗北後、最後の悪あがきにして最大の報復を明かし、もはや回避不能。

人理を巻き込んだ彼の復讐はこうして成就……


……しなかった。

彼はそこでやめた。自分たちの負けだと。


伊東の復讐はとうに済んでいた。

新撰組を全滅出来る事を実証し、君主と忠臣が共に戦って死ぬという事を証明したから。

いつもの軽薄な笑みに戻り「復讐は自分が気持ちよくなる為のもの」と語る。

彼は存分に意趣返しと仕返しが出来たから、その時点で満足していたのだ。


じゃあね、新撰組。

そうやってずっと歴史に恥を晒し続けるがいいさ。そう……

――ずっと、晒し続けるんだ。


許せなかった復讐相手にして、かつて袂を分かった仲間たちに、彼は皮肉を残して消滅した。

新撰組でなくなり、生前も死後も敗北した自分の出番はここまで。


形はなんであれ、いまだそこにあり続ける新撰組の勝利を認めた上で。


関連人物(ネタバレ)

アグラヴェイン

生前から死後に至るまで怒りと本心を隠し続けた忠臣繋がり。何も知らぬ相手より突きつけられた決めつけに対し、初めて激昂し思いの丈をぶつけていた点も似ている。


ジル・ド・レェ(術)

メインシナリオ『邪竜百年戦争 オルレアン』での彼も、許せなかった存在への復讐の為に戦っていた。さらに、仕えるべき存在を得て、その忠臣に徹していた面も近い。


関連タグ(ネタバレ)

復讐鬼 忠臣

プロフィール

真名伊東甲子太郎(鈴木大蔵)
性別男性
出典史実
地域日本
設定担当経験値
ILLUST経験値(原案)、赤岸K(FGO)

※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。


概要

Fate/Grand Order』にNPCとして登場するサーヴァント

期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』にて敵の副官ポジションとして立ちはだかる。


真名

嘗て新選組で参謀を務め、後に御陵衛士盟主となった元同志、伊東甲子太郎

初名は鈴木大蔵で「伊東甲子太郎」は新選組に入隊してから名乗った名前である。


元治元年に元門弟だった藤堂平助からの誘いを受け、自身の同志達と共に新選組に入隊。

容姿端麗、北辰一刀流及び神道無念流の免許皆伝の剣術の腕と水戸遊学を経た多くの学識等文武両道な人柄から局長の近藤勇からも評価が高く、隊の中でも重宝され、新選組の参謀として重要な任を任されることとなる。そして、異国とも渡り合えるよう、隊にフランス式の軍学(西洋銃での戦術)などを取り入れ、近藤や土方歳三らと共に新選組を大組織へと築き上げた。


だが尊王攘夷の思想家であった彼にとって、自身と新選組の思想は全く違っていた


慶応3年3月のこと、伊東は昨年(慶応2年12月)に崩御された孝明天皇の御陵(墓所)を守護するため、藤堂や服部武雄らと共に新選組を抜け『禁裏御陵衛士を結成する。また薩長の動向を探るため「新選組の別動隊」として通していたが、間諜(スパイ)として潜り込んでいた斎藤一に薩長と接触して倒幕運動に勤しんでいることを知られ、当然新選組からは裏切り行為と見做された。同年11月18日、単独で近藤勇の妾宅に向かい会談するが、その帰り道、大石鍬次郎ら新選組隊士によって殺害される(型月時空では、重病の沖田に後ろから斬られて重傷を負ったところに大石にトドメを刺された)。


そしてその死体は、藤堂ら御陵衛士を誘き寄せるために利用され、その結果、毛内、服部、藤堂が討死、篠原泰之進や実弟の鈴木三樹三郎ら残った同志は薩摩藩邸に逃亡し、御陵衛士は壊滅となった。これが後の世に語られる油小路事件である。

その後も御陵衛士の残党を狩るために伊東を含めた四人の遺体はしばらく放置された後に光縁寺に埋葬され、その後に鈴木らによって戒光寺に弔われたと言われる。


人物・能力

一人称は「僕」。まるでのような人相をした、糸目の笑顔を絶やさない青年。

掴みどころのない飄々とした性格で、途方もない腹黒さ胡散臭さをむき出しにしている。


仮にも戦闘組織の参謀を務めていただけに、頭はかなりきれる方で、武家代わりの役割も高水準でこなせる他、笑顔の裏で様々な策を練っている。ただ良くも悪くも思考回路は常識的なため、道理や合理性を欠いた事象には少々配慮が甘い。同時に空中分解という末路を辿った新撰組への意趣返しとして、現在の彼は「主に忠義を貫く武士として在ろう」という信念を固く決めている。


また上述の通り剣の流派を2つ修めている為に戦闘も侮れない(流石に隊長達程では無いが)。


関連人物

生前

服部武雄

生前からの盟友で同志。『ぐだぐだ超五稜郭』において再会し、共に行動している。

彼からは「先生」と慕われているが、服部でも伊東の考えを完全に読み取ることは不可能。

一方で伊東も服部の義理堅さを読み違える面もあり、頭の硬さに呆れる事も。


藤堂平助

生前の門弟。当時、近藤派に属してた彼の仲介で新選組に入隊したが、思想の違いから、御陵衛士を結成した際、自身に付いていき共に脱退した。最期は自身の遺体を引き取る為に七条油小路で新選組と闘い討死した。


鈴木三樹三郎

実の弟。新選組時代に自身が参謀を務めてた際、九番隊隊長を務めた。

自身とは違い、油小路事件では生き延び、明治以降まで長生きした。


篠原泰之進

生前の盟友で伊東派の同志。

新選組時代には監察方及び柔術師範を務め、また自身の右腕として、サポートしてくれた。

彼もまた、先述した弟の三樹三郎と同様に明治以降まで生き延びていた。


毛内監物加納鷲雄富山弥兵衛

上記面々と同じく、生前の伊東派の同志達。(加納は藤堂と同じく門弟)

この内、毛内は服部らと共に油小路で討死し、富山は幕府側に殺されている。

残る加納は明治以降まで生き延び、大石の逮捕に貢献して伊東の仇を取った。


近藤勇

生前の元同僚で局長。史実では彼と土方の指示で討ち取られた説が強い。一方『FGO』世界では御陵衛士を認めた面等から近藤には隔意を持っておらず、死の間際には時世を読まず新選組に固執する沖田や土方らに「奸賊」と怒りを示し、彼らに慕われ引っ張られる近藤を気の毒に思っていた。


土方歳三

生前の元同僚で副長。

当初より価値観も人柄もウマが合わず、また伊東が勤皇思想(倒幕論)を持ってた事から、向こうからは裏切者と見なされ芹沢以上に嫌われており、伊東も考え方が固すぎる彼をあまり好きになれなかった模様で、再開した際もお互いにいがみ合っていた。


沖田総司

生前の元同僚で、剥き身の刀のような彼女の事は恐れていた。また、史実では土方の命令を受けた大石鍬次郎ら数名の隊士の犯行とされる伊東の暗殺だが、型月世界では沖田や大石を含めた数人ということになっている(当時、既に病が深刻化していた彼女は来ないだろうと思っていた)。

劇中でもまさかの魔改造を引っさげてきた事は完全に理解・計算の埒外で、唖然とする羽目に。


斎藤一

生前の元同僚で、自身が率いた御陵衛士に間者として潜り込んでいた。

劇中では同志を悉く殺めた恨みもあってか、終始辛辣に嫌味を飛ばしている。


永倉新八

生前の元同僚。御陵衛士結成の際に勧誘したが、気に入らねぇと断られた。


大石鍬次郎

生前の同僚で「人斬り鍬次郎」の異名を持ち、自身を直接手に掛けた人物。

回想によれば、彼と数人ぐらいなら返り討ちに出来るくらいの自信はあった模様。


戸田忠至

幕府山陵奉行で、伊東ら御陵衛士の上司。

伊東らが幕府の敵である、薩長と繋がっている事を知ってたかは不明。


孝明天皇

幕末期の天皇(第121代)で、生前伊東らが忠誠を誓った人物。

彼が崩御した後も、その御陵(墓所)を守護するため御陵衛士を結成した。

しかし当の帝は存命時、彼らよりも会津藩主の松平容保を始めとした佐幕派を特に信任し、逆に尊攘派公家が長州勢力と結託して様々な工作を計ったことなどもあり、長州藩を始めとした尊王攘夷派や勤皇派には、最後まで嫌悪の念を示し続けた。現状、型月世界での関係性は不明。


Fate/Grand Order

今川義元???

今魔川軍の首魁にして自身の仕えている人物。

彼に未来のことを教え、特異点の発展と同時に打倒信長を実現させた。


藤丸立香

敵対したカルデアのマスター。

英霊達との信頼関係こそが彼/彼女が持つ素質だと早々に見抜いていた。

そのため、脅威と認識してからは嘗めるようなことはせず全力で対抗しにかかった。


余談

  • 新選組を扱う近年の創作での伊東は策士で嫌味な腹黒い性格の人物で、また佐幕から倒幕へなった事から裏切者として描かれる事が多いのだが実は史実だと嫌味な腹黒い人物とは程遠い、とても温厚で平和的な人物であるという評が実際に残っている。
  • 但し、御陵衛士を結成して間もない頃は悪名高き新選組の元幹部であったということもあり、薩長を中心とした倒幕派からはあまり良く思われていなかったのだそうな。
  • 戦闘集団である新選組の人物だが、実戦で剣を振ったのは油小路の変で襲撃してきた隊士への反撃のみだったりする。だが剣の稽古においては土方に一度も負けた事がないのだそう。

関連タグ

Fate/GrandOrder 新選組

ぐだぐだサーヴァント ぐだぐだ組 ぐだぐだ超五稜郭













イベント『ぐだぐだ超五稜郭』のネタバレ注意!
























誰もが「すべての黒幕は伊東だろう」と思っていた。

誰もが「今川義元、もといその息子たる今川氏真を傀儡として利用している」と思っていた。

誰もが「伊東は狡猾で軽薄な策謀家」と思っていた。


それを信玄は突きつけ、彼の腹黒い本性を暴こうとした。


だが―――


……フフ、フハハハハハハ!!

聞きましたか?氏真様?

こいつらは僕が己の野心の為に氏真様を利用し、操っていたと!

そう言っているようですよ。




馬鹿にするな!この僕が己の野心の為に氏真様を利用しただと!?



その誹りへと、憤怒の形相で激昂する伊東。

彼はなんと、本心からの忠義で氏真に仕えていたのだ。


油小路事件を経て死した彼は、他の新撰組隊士と同じように英霊の一人として座へと至った。

しかし、彼は強い無念と怒りを抱え続けていた。「自分の国のことを考えていると宣いながら、同じ国の人間を殺し続けた」という新撰組の頑固なやり方をずっと許せなかったのだ。


今川氏真の手により服部武雄と共に召喚された彼は、自分の怒りと復讐心を受け入れてくれた氏真を強く信頼し、文字通り忠臣として仕えていた。氏真は汚名を濯ぐため、服部と伊東は譲れない信念の為、彼らは文字通りの「同志」として人理に勝負を挑んだのである。


伊東の真の目的は「新撰組への復讐」。彼からすれば土方らの方が「日本の事を考えておらず、ただ片意地を張っているだけの連中」でしかなかった。志半ばにて斃れた近藤の理想を歪めていき、ただの人斬りの集まりへと成り果て、もはや忠義も何もない者達にしか見えなかった。

伊東からしたら新撰組はすっかりと堕ちたものにしか見えなかったのだ。


事実、仲間であったはずの自分を容赦なく殺し、同士を誘き寄せるための悪辣な策に用いたという過去もある。つまりは同じ穴の狢、互いが互いを誹るだけの理由を持っていた。土方らからすれば伊東が、伊東からすれば土方らが「売国奴」だった。ゆえに許せない。ゆえに認められない。

だからこそ彼はこの戦いで新撰組を氏真の敵であるカルデア諸共滅しようとした。


最終的に敗北するものの、彼は氏真との同意の上である策を用意していた。

それは「氏真を介錯することによって取り込んだ膨大な魔力ごと自爆してもらい、それに巻き込まれた特異点の消滅を起点として人理の破壊と新撰組の全滅を成す」というものであった。


氏真の敗北後、最後の悪あがきにして最大の報復を明かし、もはや回避不能。

人理を巻き込んだ彼の復讐はこうして成就……


……しなかった。

彼はそこでやめた。自分たちの負けだと。


伊東の復讐はとうに済んでいた。

新撰組を全滅出来る事を実証し、君主と忠臣が共に戦って死ぬという事を証明したから。

いつもの軽薄な笑みに戻り「復讐は自分が気持ちよくなる為のもの」と語る。

彼は存分に意趣返しと仕返しが出来たから、その時点で満足していたのだ。


じゃあね、新撰組。

そうやってずっと歴史に恥を晒し続けるがいいさ。そう……

――ずっと、晒し続けるんだ。


許せなかった復讐相手にして、かつて袂を分かった仲間たちに、彼は皮肉を残して消滅した。

新撰組でなくなり、生前も死後も敗北した自分の出番はここまで。


形はなんであれ、いまだそこにあり続ける新撰組の勝利を認めた上で。


関連人物(ネタバレ)

アグラヴェイン

生前から死後に至るまで怒りと本心を隠し続けた忠臣繋がり。何も知らぬ相手より突きつけられた決めつけに対し、初めて激昂し思いの丈をぶつけていた点も似ている。


ジル・ド・レェ(術)

メインシナリオ『邪竜百年戦争 オルレアン』での彼も、許せなかった存在への復讐の為に戦っていた。さらに、仕えるべき存在を得て、その忠臣に徹していた面も近い。


関連タグ(ネタバレ)

復讐鬼 忠臣

コメント

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

  • ここは学生向けの共同マンション

    バレンタインは友チョコ交換イベントデー

    タイトル通り、バレンタインのお話です。 学校では、 伊東先生:ばらまきタイプの義理チョコを適当にもらう。 服部君:部活の義理チョコに丁寧にお礼を言う。 氏真様:全て断っている イメージです。 あと、3人はちゃんと予習復習するタイプなので、テスト前でも遊べる余裕があります。えらいね。
  • 君の怯えが止まるまで

    服部武雄×伊東甲子太郎。 後天性女体化話ですがあまり女体化らしくない。 聖杯の影響で女性になってしまった伊東さんと伊東を想う服部さんのお話。 キャラ崩壊、ねつ造過多、なんでも許せる方向け。 素敵な表紙はhttps://www.pixiv.net/artworks/91918224からお借りしました!
  • ここは学生向けの共同マンション

    順番的に、再来年の買い物係は氏真に決まった

    今日は1月7日、七草粥を食べる日かー、と思いつきで書きました。 日付変わってるけど気にせず出します。 誤字脱字の修正は、また追々……。 彼らはルームシェアしている大学生のイメージで書きました。 社長の息子なのであだ名が「氏真様」→自分が下の名前で呼ばれているので、二人のことも下の名前で呼ぶ 教育学部生なのであだ名は「伊東先生」→基本みんな君呼びなんだけど、氏真様って言いやすかった 服部君、なんであんなに家事できそうなんでしょうね。
  • 見えぬ季節の楽しみ方

    春分の日を過ごす今魔川トリオの話です。 奇しくも今年の春分の日は氏真様が信長の前で蹴鞠を披露させられた日であり、伊東先生と服部君が新撰組を抜けた日だとか。 蹴鞠から、氏真様は公家との親睦を深めて、後の生き方に繋がっていくし、御陵衛士はこの後あの結末へと向かっていく。ターニングポイントの日。 今年はそれが、昼と夜の長さの入れ替わる日に当たっているのが、なんとも運命的だなと。
  • バブル×新選組

    つかの間の休息

    伊東、山南と共に作戦会議をする立香。謎の通信障害により、カルデアとの連絡がつかず、頭を悩ませる三人の元に、突如として復活を遂げた芹沢鴨が現れる。傍若無人、悪逆非道の名が相応しいとも言える男を前にして、立香がとった行動は─── ⚠️注意⚠️ ・捏造しかない捏造まみれの話です。 ・幾度となくはじめちゃんに脳を焼かれながら、ぐだ子と伊東先生と山南さんと芹沢さんのことが死ぬほど大好きすぎて彼らのことを考える度に体調不良を起こす限界オタクが書いてます。新選組(実装済み、未実装、未登場丸ごと)全員BIGLOVEすぎて毎日がハッピーです。新選組鯖もっと増えて欲しいな!! ・毎回ここに同じことしか書いてないので、キャプションについては過去作の方を見てください。本当に同じことしか書いてないです。 ・過去作を見て「このノリなら大丈夫だな」って思ってくれた方だけお読みください。 ・ぐだ子大好き人間が書いてる強めの幻覚長編について来れる方だけお読みください。 過去作へのブクマ、コメントなど本当にありがとうございます!あと少し(残り2話か3話くらい)で完結するので気長にお待ちください!!
    24,735文字pixiv小説作品
  • バブル×新選組

    局長代理

    酒の匂いが残る広間で目を覚ました立香。酒の匂いと宴会の空気に酔い、ふにゃふにゃになっていた記憶を無くした彼女は、一体何があったのかと起き上がろうとする。しかし、何者かに腕を引き寄せられて…? ⚠️注意⚠️ ・捏造に捏造を重ねた捏造だけの話です。 ・細いキャプションについては過去作を見てください。同じことしか書いてないので。 ・とにかくぐだ子とぐだぐだ鯖が大好きな人間がかいています。 ・今回ははじめちゃん、沖田さん、伊東先生、山南さん、服部くん、微土方さん、微永倉さん、微芹沢さん、微以蔵さんにフォーカス当たってます。 ・登場させたい人数が多すぎてめちゃくちゃになってます。申し訳ないです…。 ・次回戦闘描写しかないので、今回はずっと平和回です。 ・とにかく何が来ても大丈夫な方だけお読みください。 次回のぐだぐだイベントにまでは絶対完結させます!!気長にお待ちください!!
    32,699文字pixiv小説作品
  • シュメル熱ってあったかい布団と生姜湯で治るんだっけ?

    さて、今回のお話は、伊東先生が発熱です。 たぶんこんな時期なんで、風邪が流行っているんでしょうね。難しいことは考えないで読んでください。 寒いだろう?と聞かれて、空調効いてるんでそんなことあるわけないですよ、と返せなかった時点で、伊東先生はもう普通じゃなかったんです。そんなお話。
  • タナトス、或いはデストルドー

    追記:すみません、真面目に伊東先生と沖田さんのCPってなんてタグ付けたらいいか分からなくて適当に付けたので、分かる方がいらっしゃれば追加していただけると大変助かります。申し訳ありません。 伊東先生の楽しい精神分析2回目。 今回はちょっと沖田さんへの感覚が違っていたのでCPタグを付けましたが、そんなに絡みはないというか、また伊東先生が延々と喋っています。 というかただ単に伊東先生が沖田君大好きなだけでまーたなんかずっと喋っているので伊東→→→(なんか前世の色々と面倒くさい発想)→沖田という感じです。一応言っておくけど、伝わってないよ、伊東センセ…。 このくらいのことは考えていそうというか、何度も書けば書くほど不思議だし、読み返せば読み返すほど分かるようで分からなくなっていくのが伊東先生だなあと思うのですが、『怖い』し、自分の死因である沖田さんをあそこまではっきりと掬い上げるようなことを最後に言ったのは何だったんだろうな、と。分かるようで分からないから面白い人ですね。 読んだ本がずいぶん昔に読んだ本なので、細かいところはあまり気にしないで頂けると助かります。 参考文献 熊倉 伸宏『死の欲動―臨床人間学ノート』
  • 逢ふまでとせめて命の惜しければ

    カルデア実装IFの服部×伊東。 生前から密かに伊東を想う服部と長い片恋の話。 キャラ崩壊、ねつ造過多、なんでも許せる方向け。 素敵な表紙はhttps://www.pixiv.net/artworks/47117365からお借りしました!
    16,958文字pixiv小説作品
  • 真白き道に足跡を

    こんにちは。NPCに足を滑らせたのは初めてです。 日本史は苦手で、正直3人の名前はぐだイベで初めて知ったというにわかも甚だしいので、解釈違いなどあれば大変申し訳ありません。推しを幸せ空間に放り込みたいという持病が出てしまいました。 現パロです。 記憶ありだけど、サーヴァントではないです。 夏頃ひょんなきっかけで再開した、という感じ。 以下3人の現状です。 氏真さま・・・大学生。弓道部。お父さん(義元パッパ)は現役時代ものすごい選手で、氏真さまも活躍を期待されている。その期待になかなか応えられない自分の不甲斐なさや悔しさをバネに、練習に打ち込む努力家。 伊東さん・・・社会人1年目。あの顔であの皮肉屋なので、期待の新人()である。仕事はそつなくこなすから、誰にも文句は言わせない。 服部くん・・・社会人5年目。そろそろ中堅的ポジション。真面目な性格も融通が効かない頑固さも健在だし、覆面も健在。さすがにロボット的ではなくなった。 このお話の後日談なんですが、義元パッパは後々、氏真の大会に毎回駆けつけてはマナー良く観戦して、結果には氏真さまよりも一喜一憂して、今ひとつ自信が持てない息子を褒めちぎって笑顔にしてしまう伊東さんと服部くんのこと大好きになってくれるから、数年後のクリスマスにはホームパーティーに呼んでくれるようになります。
  • 亀裂

    伊東甲子太郎を歪ませるに至る、山南敬助との友情について。 邪な思いをぶつける前に純粋に仲の良かった彼らを書いておこうとしたら、一万字かけて伊東先生をただ曇らせるだけの話になってしまいました。十分邪では?史実も型月もぐだぐだも調べながらぶつかり稽古の気持ちで書いていますのであらゆる「違くね?」はご容赦を。
    16,127文字pixiv小説作品
  • 小春日和の朝日の中で

    二月に書いたSS2本です。
  • 貴方は私の小さな希望

    服部君と沖田オルタ(もとい煉獄)が見る、伊東先生の違和感について。山南先生も出てきます。冒頭の注意書きがすべてです。
  • “次の春”を前にして

    2月3日は節分ですね。 季節を分ける日。そしてそれを越えた4日は立春。 伊東先生と服部君に、生前以来の春が来ることに、いても立ってもいられなかったので書きました。 3人一緒の寝室なのは、温泉旅館にレイシフトしてるからです。 先生の夜着は和服です。
  • 桜ちるちる

    ノット腐向けの山南さんと伊東さんの友情と、明里さんのお話。 原作ゲーム程度の山明描写があります。 キャラ崩壊、ねつ造過多、なんでも許せる方向け。 素敵な表紙はhttps://www.pixiv.net/artworks/101098914からお借りしました!
  • ここは学生向けの共同マンション

    晴れ着を脱いで帰る場所

    成人式ですね。おめでとうございます。 降りてきてしまったので書きました。 前回の七草粥と同じ大学生時空の三人です。最後にちょっとパパ上が出ます。本当にちょっと。 作品の中で、男性の袴姿に対する私の偏見が見受けられます。深くお詫び申し上げます。どうしてもネットニュースになるかもしれないと心配するところが書きたかったんです。すみませんでした。
  • 伊東先生とぐだ子の話

    深眠に堕ちて、

    伊東先生とぐだ子が色々話をするだけの話です。 自分の主に忠実で、誠実であり続け、そして絶対に守り通すという覚悟を決めている伊東先生が、傷心気味なぐだ子に手を差し伸べる話です。 ※伊東先生とぐだ子に対する愛を拗らせている人間が書いております。 ※恋愛要素は薄いです。(伊東先生とぐだ子のCPってありますか…?) (https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21593813)続きました。
  • ただ覚者のみぞ知る

    ただ覚者のみぞ知る・前編

    服伊転生もの。 ちょっと長くなりすぎたので一旦投下。今の所全然服伊じゃないというか、服部君よりモブのが出張ってますが、ここからちゃんと服伊になるはず。
    48,521文字pixiv小説作品
  • 欲しかったもの

    激走川中島イベントで今魔川陣営にすっ転びました。 義元父上の思い付きで、三人の慰労会空間を作ってもらったという捏造・妄想話です。 (特異点での所業はともかく)氏真様・伊東先生・服部君が好きだー!

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

おすすめ記事

pixivコミック 週間ランキング

  1. 1

    餅田むぅ

    読む
  2. 2

    漫画:白梅ナズナ/原作:まきぶろ/キャラクターデザイン:紫 真依

    読む
  3. 3

    雨乃家路(漫画) / 夢見るライオン(原作) / セカイメグル(キャラクター原案)

    読む

pixivision

カテゴリー