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注意:この記事には『Fate/Grand Order』の第1部6章のネタバレが含まれます



それも結構。私は人間嫌いでね。万人に嫌われるのは望むところだ。

万人を導きたいなどと夢見る貴女とは正反対の、つまらない男だよ。


プロフィール

真名アグラヴェイン
性別男性
出典アーサー王伝説
地域イギリス
嫌いなもの劇中の言動では人間、特に女性。他にもやインタビューによると世界も嫌っていると判明。
設定担当奈須きのこ
ILLUST武内崇
CV安元洋貴
JAY

概要

Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント

プレイアブル実装がなされていないNPCである(2022年7月現在)。

メインにある通りクラスとレアリティ共に不明。ただし、舞台版のセイントグラフ風ブロマイドではベディヴィエールと同じく☆3を表す銀枠が使われている。


メインシナリオの第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』にて登場。

獅子王に仕える円卓の騎士の1人であり、補佐官を勤める。獅子王に与した他の円卓の騎士たちはギフトを授かっているのだが、彼だけはそれを固辞している。


最終的にランスロットと一騎打ちを行い、執念で彼を倒すも自身も致命傷を負う。全てが終わった後に獅子王の下に帰参し、尚も王のために理想の国を奉げることを誓うも力尽き、王から労いの言葉を受けつつ消滅した。


2019年クリスマスイベント『ナイチンゲールのクリスマス・キャロル』では、期間限定概念礼装ウィズ・マイ・ファミリー』としてガウェイン達兄妹と共に登場している。


真名

円卓の騎士の1人、アグラヴェイン

生前においてギネヴィアとランスロットの不貞を告発するが、脱出を図るランスロットにより彼が斬り殺されたことで円卓崩壊が始まった。

Fateの世界では、モルガンの手でアーサー王の下に送り込まれたスパイの1人であり、結果として彼女の思惑通りに円卓を崩壊させる引き金の一つとなってしまったが、彼自身は二心なく王に仕えていた。


人物

一人称は「私(わたし)」

険しい顔立ちの、真っ黒な鎧を来た偉丈夫。騎士としても優れているがそれ以上に策謀に優れ、作中自分から主人公と戦うことは一度も無かったにもかかわらず、何度となく彼らを窮地に追い込んでいる。

また、実務能力にも優れており、事実上の文官の最高責任者でもある。獅子王からの信頼も厚く、評価としては「働きすぎるのが唯一の欠点」と称される。


苛烈なまでの王への忠誠心を持つが、非常に厳しく容赦の無い性格から円卓内部で好かれているとは言い難く、特にランスロットとは犬猿の仲である。

本編内でもランスロットの帰還を露骨に妨害し、また彼からも名指しで警戒されている。


一方でモードレッドのことは気に掛けている様な発言をしていたり、ガウェインの処罰に待ったをかけたりと、身内への情が全く無い訳では無い模様(ただし身内以外に情を持つことは殆ど無い)。


老け顔だが、実は円卓の騎士の中でもかなり若い方で、彼よりも年下なのは弟妹たちやギャラハッドくらい (ガウェインと妹2人は母親似の金髪なので、アグラヴェインは父親似と思われる) 。昔は年相応の見た目だったらしいが、トリスタン曰くストレスで一気に老け込んだらしい。実際円卓の騎士たちは主君を筆頭に放っておくと全員とんでもない方向にぶっ飛ぶため、その手綱を握るブレーキ役が数少ない良識人のベディヴィエールとアグラヴェインである。

つまり苦労人


嫌われ役を自ら引き受けているような印象もあり、第1部6章の前日談では敵に人質に取られて自分ごと敵を殺すように懇願するガレスを前に、アグラヴェインは他の騎士たちの心情から自分がやるしないと思っていた様子(結局アグラヴェインが動くよりも早く、覚悟を決めたガウェインがトドメを刺した)。


しかし、犬猿の仲のランスロットに円卓の騎士を纏めていたという設定がある為、ブレーキ役でもあるが騎士たちの仲を率先して乱していた可能性も浮上している(原典では円卓の騎士の仲を取り持っていたディナダンという騎士を殺害している)。


それが示す様に、憎悪すら混じる程の人間嫌いで女性不信。

母であるモルガンの行いと王妃ギネヴィアの不貞がトラウマとなっており、第六章終盤においてランスロットと対峙した際は、そのことに関する怨嗟をぶちまけている。

ただその一方で玄奘三蔵に対してはその能力を認めて自軍に招こうとするなど、女性=問答無用で嫌い、というわけではないらしい(彼女が規格外だった所も大きいと思われるが)。


纏めるなら『自分こそが王の唯一の部下かつ民でありそれ以外の騎士所か民すらも不要』という無自覚な傲慢さを秘めていたと言える


能力

円卓随一の尋問官で巧みな拷問技術を持つ。その技術は河馬ですら人語で助けを請う声を上げるともされている。

また、ケイ同様に統治能力に優れ、円卓における文官の事実上の最高責任者であり、補佐役として王にも積極的にアドバイスしていた。


「鉄の戒め」と呼ばれる黒い鎖を生み出し、束縛する。何らかの宝具であるのかは不明。

サーヴァントにとっては触れるのも危険な反面、人間にとっては頑丈な鎖でしかない。

劇場版では静謐のハサンに自白させた事に関して、三蔵ちゃんが宝具によるものだと語るシーンがある。

かつて、宮廷で逆上し多くの同胞を斬り殺した挙句遁走した人物を参考に部下を狂化しており、さらにはその能力を自身にも付与することができる。


『FGO』内では直接的な戦闘描写は省かれていたが、劇場版ではランスロットとの大立ち回りが映像化されており、鎖を利用した部下の使役も含め円卓の騎士として他の武官肌の騎士に一切引けを取らない戦闘能力を披露している。


関連人物

生前

アーサー王

叔父(叔母)にして忠誠を誓う王。

最期の最期まで支えて忠誠を貫き通した「初めて嫌われたくないと思った相手」。

第1部6章終盤での彼の独白曰く、最初はブリテン国を長く繁栄させられるなら王は誰でも良かったらしいが、徐々に心からの忠誠を誓うようになった。

女嫌いな彼にとって忠誠を誓うアーサー王が男で本当に良かったと思っていたが、ランスロットとギネヴィアの不貞の騒動の中で、王の性別の秘密を察してしまった。


モルガン

トラウマの原因その1。

実母であるが、淫蕩な彼女を心底嫌っていた。


ギネヴィア

トラウマの原因その2。

アーサー王の妻で清純を謳いながら不貞に走った彼女を罵詈雑言を浴びせるほど軽蔑している。


ランスロット

アーサー王の親友。

彼とは犬猿の仲であらゆる意味で対照的であり、互いに嫌い合っている。彼とギネヴィアの不貞をきっかけに円卓の崩壊が始まってしまったので酷く憎んでいる。


モードレッド

Fate世界では異父妹(弟?)にあたる。

生前はあまり会話はなかったが仲は悪くなく、母から送り込まれた刺客という共通点もあったためか、個人的に気にかけていたらしい。

円卓の騎士の調整役だったディナダンという騎士を協力して殺害している。


ガウェイン

。見た目的にとてもそうは見えないが、若々しいガウェインの方が兄である。

別々に育てられた為に兄弟として接する様子はなく、あくまでも王の補佐官と騎士の関係。一方でガウェインの身を案じたりと全く情がない訳ではなく、ガウェインの実力をアグラヴェインなりに信頼している。


ガレス

円卓の同胞であり妹。

ガウェイン同様に別々に育った為、アグラヴェインの誤解されやすい性質からあまり快くは思っていなかった様子。ただし、彼女のマイルーム会話およびバレンタインのチョコ礼装では「アグラヴェイン兄様」と呼び、3番目の兄・ガヘリス共々いないのを残念がるなど、兄妹としての情はある模様。


ギャラハッド

ランスロットの息子だがアグラヴェインを慕っていた。


Fate/staynight

衛宮士郎

自らが忠誠を誓うアーサー王が第五次聖杯戦争に参加した際に仕えたマスターであり、王とは互いに「魂の双子」とも評される少年。

アグラヴェインからすれば、王を救済してくれた恩人そのものではあるが、同時にアルトリアは士郎との絆を育んだことでヒト(女性)としての姿を取り戻し、救済してくれたマスターに愛の告白をするというアグラヴェイン本人にとっては悪夢に等しい結末(※ プロフ参照)に至っているため、彼が士郎に対し抱く感情は複雑なものである可能性も否めない。


間桐桜

現代にサーヴァントとして召喚された我が王(アーサー王)にとって数少ない友人の一人であり、ルートによっては王のマスターの恋人になる少女。

そのルートにおいては桜を影で操るこの世全ての悪の力によって我が王は黒化英霊と化し同じく黒化した彼女サーヴァントとなってしまい、最期はかつてのマスターである士郎の手で介錯される悲劇的な末路を辿ってしまう。

上述の理由と桜が女性であることから彼女に対しても複雑な感情を抱いてしまう可能性がある。


Fate/EXTELLA

アルキメデス

同じく人理を嫌悪する英霊

生粋の合理主義かつ苦労人気質という点でも共通している。

共に敵として出て来るのではないかと言われている。


Fate/GrandOrder

玄奘三蔵

第1部6章で聖都を訪れていた客人。

真に万人を救おうと考え動ける器だと認めており、人間を憎む自身とは真逆であると称している。

離反し聖都から離れた彼女を再び引き入れようとするなど、女性嫌いのアグラヴェインとしては例外的に好感を抱いていた様子。

ちなみに現界状態の年齢はほぼ変わらないらしく、三蔵からは「アッくん」と呼ばれており、この呼称がファンの間でも浸透しつつある。


マシュ・キリエライト

ギャラハッドの力を宿したデミ・サーヴァント。

本編では絡みは無かったが、実際に会話したらどうなるか気になるところ。

少なくとも、女性である上に人間好きなマシュはアッくん的に気が合わなさそうである。

一応『ランスロットが嫌い』、『無自覚な傲慢さを秘めている』という点では親子と言えるぐらいにそっくりだが…。


オーロラ

ブリテン異聞帯に登場した美しい妖精であり悪女。

直接の関わりはないがアグラヴェインからすれば、「怨敵を惨殺した」という功績に対する敬意と同時に「何も考えず本能のまま動く女」という凄まじいまでの嫌悪感を覚える要素を兼ね備えた存在。


バーヴァン・シー

異聞帯モルガンの義理の娘。

お互いにモルガンから見て汎人類史と異聞帯、実子と養子、手駒と愛娘、“母親”を嫌っているアグラヴェインと母親を慕うバーヴァン・シー等、複数の意味で対極


オベロン

ブリテン異聞帯のラスボス。

同じく人間及び世界が嫌いな怪物にして汎人類史のアグラヴェインの持つ『ブリテンを破滅させる者』という役を演じた者。

その人間の中でもたった一人の例外がいた事と、目的のために凄まじいハードワークをこなしていた点でも共通している。

だが嫌悪を隠し騙し切ったオベロンと嫌悪を隠そうともせず円卓の騎士の同僚達の足を引っ張ったアグラヴェインという点では対局と言える。


セイバーオルタ

『staynight』ではこの世全ての悪の泥を浴びたことでオルタ化したアーサー王だが、『FGO』では暴君としての側面が切り取られた状態のアーサー王。

本編では直接的な絡みはないが、この状態の我が王をどう思うのか非常に気になるところである。通常だと鎧を纏い肌を見せないが、オルタ化した我が王は最終再臨で女王のようなドレスを着ており露出度が高く、顔も嫌悪している自身の母親にそっくりであり、それにより相性が悪い可能性も否めない。だが、獅子王のようにどんな状態でも我が王だと認めて変わらず信頼し仕える可能性はある。


獅子王

王の死を拒絶し、ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーを湖の乙女に返還しなかった為、女神に変質したアーサー王。

彼女に召喚されてから再び、円卓の騎士として王の側近として最期まで支え仕えた。

映画版ではランスロットとの戦いでボロボロになり死にかけながらも彼女の側に駆け寄り消えゆくキャメロット特異点を共に見守った。


関連イラスト

王と補佐官王宮の廊下

Agravainあっくん


余談

  • 第1部6章において円卓の騎士は「祝福(ギフト)」と呼ばれる特殊能力を授かっているが、彼にはそれが無い。奈須きのこ氏公式ブログ「竹箒日記」で語られた第六章の前日譚によると、自ら不要として受け取りを辞退したとのことで、ギフト無しでは耐えられなかったトリスタンや、あってさえ耐え切れず死を選んだガレスに比べ、いかに彼の忠誠心が鋼の如きものであったか窺える(情が殆ど無いという性格も作用しているとは思うが)。
  • 「鉄の戒め」と呼ばれる黒い鎖でサーヴァントを縛る能力を持つ。サーヴァントでは触れるのも危険な反面、強度は人間でも壊せなくはない程度の代物で、宝具なのか、宝具の産物なのか、或いは道具作成系スキルによる物なのかは不明。
  • 第1部6章以前にイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』で名前が登場している。サンタオルタさん曰く「いつもよいアドバイスをくれる」とのことだが、いがみ合う騎士の仲裁に彼の進言を採用した結果は「罵り合うことは無くなったが笑い合う顔にはいつも青筋が立っていた」そうである。ちなみに彼女からも「アッくん」と呼ばれている。
  • 第1部6章が実装されてから間もなく開催された夏イベント『カルデアサマーメモリー』においても、彼の過去の一端が語られた。それは主君の狩りの供をした時のこと。山影や森に隠れた獣をいぶり出すべく、王が聖剣をブッパして見晴らしを(文字通り)スッキリさせたことに対し、「さすがは陛下。全力ですな」死んだ魚のような眼をして呟いたという。彼の苦労が垣間見えるエピソードである。その他幕間やイベント内で彼の話題になる時は殆どかわいそうに思えてしまうことが多い。
  • モードレッド曰く「とにかくシブちん」。元締めはそれくらいがちょうどよい気もするのだが……
  • いかにも腹黒そうな顔や言動から黒幕枠かと思われたが、実際は最期まで忠義を尽くして死んでいった忠臣であった。第1部6章の最後を飾ったキャラでもある。
  • それ故か、獅子王からは「働き過ぎな事が唯一の欠点」と言われるほど評価が高かった(※ しかし獅子王は女神化によって通常のアルトリアとは思考や感情が違うので、実際のアルトリアがアグラヴェインに抱いていた感情と同じではない事に注意)。
  • なお、ギャラハッド・オルタのいた世界線では心の底から彼を慕っていたギャラハッドが帰還した為に一見、人間嫌いを克服したかの様に思えるが裏を返せば「王の命令を遂行出来なかった」という事になり、恐らくギャラハッドとの信頼は瓦解してしまったと思われる(同時にこれがこの世界線でのブリテン崩壊の原因と思われる)。
  • ベリル・ガットのサーヴァント候補としてギャラハッド共々名前が挙げられていた。
  • 元々は第1部6章ではなく、もっと後に登場予定だったのが早められた経緯がある。その本来の登場予定というのはイベントではない限りは円卓が関わるブリテンが舞台の第2部6章の可能性を有力視されていた。その後、第2部6章が配信されたが結果的に彼の登場は無く出番は持ち越しとなった。
  • なお、クラス予想としては円卓の騎士なら従来適性にあたる「セイバー」、狂化付与および拷問に関する逸話から「バーサーカー」または「アサシン」、意外な所では「フォーリナー」(クラスの相性におけるシステムのメタ的な意味と思われる)も予想されている。
  • 劇場版『冠位時間神殿ソロモン』ではなんと他の円卓組と共に魔神柱と交戦していた……のだが、何故か後に円盤化した際には最初からいなかったかのように編集されていた。
  • 彼よりも後に登場したガレスやパーシヴァルが実装される中で、2022年現在アグラヴェインだけは一向に未実装。マスター間では特異点での人物象から「アルキメデスと同様に人間嫌いなため、人理修復に力を貸す気はない」「そもそも主君である王以外の招集には応じる気さえない」という考察がなされている。また、カルデアには因縁の湖の騎士すっかりギャグ落ちした我が王その派生の皆さん尊敬の目を向けて来そうなギャラハッドの力を宿した少女騎士乙女趣味となった異世界の母親がいるのでアッくんが知ったら胃が崩壊しそうである。ちなみに第2部6章で汎人類史側の母親が「ルーラークラスのサーヴァント」として登場しており、クラス予想の一つとして持ち上がっている。
  • 前述の通り、アグラヴェインが絶大な忠誠を誓っているアーサー王にはカムランの戦いの後、未来の日本へタイムスリップし、その時代の男子高校生サーヴァントとして召喚され、彼や彼の仲間、親族達から女の子として人間として対等に扱われながら、最終的に聖杯とも決別し別れ際にはマスターである彼に「貴方を、愛している。」と告げた結末が存在するわけだが、それは女・人間・愛・世界に強いトラウマと嫌悪感を募らせ、不貞騒動でアーサー王が女だと知った時も相当な苦痛を味わったアグラヴェインにとってはもはや悪夢や絶望そのものになりかねない恐れに繋がるのも事実である。果たして彼がアーサー王を変え救った衛宮士郎、ひいては冬木市の住民や環境に対してどのような心境であるかが気になる所ではある。

関連タグ

Fate/GrandOrder サーヴァント

円卓組 騎士 忠臣 人間嫌い

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