強くなりましたね………シロウ
プロフィール
真名 | アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 |
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クラス | セイバー |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
スリーサイズ | B73 / W53 / H76 |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・悪・人 |
好きなもの | 強いもの |
嫌いなもの | 弱いもの |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 川澄綾子 |
非情に徹した暴君。竜とは大食いである。
概要
『Fate/stay night』に登場するセイバークラスのサーヴァント。
メインヒロインであるセイバーのもうひとつ(alternative)の姿で、黒セイバーとも呼ばれる。所謂悪堕ちした姿であり、いかにも悪役然とした黒ずくめの禍々しい甲冑が特徴である。また、初登場時はバイザーで目を隠していたが、瞳の色も金に変わっている。髪はくすんだ金髪である。
ついでに反転前のトレードマーク(?)だったアホ毛も基本的には描かれない。
人物
一人称は「私(わたし)」。
暴君らしい傲岸不遜な言動を貫くが、根っこがアルトリアなので悪党ではない。
また属性も「善」から「悪」に反転したものの「秩序」属性は維持しているので、規律やイメージは生真面目に守ろうとするので、むしろ平時のアルトリアよりも王者然としている。機嫌が良ければ鷹揚に接してもくれるが、“怒りの体現者”としての側面があるため、寛容さは滅多に見せない。
また、食の嗜好も変化しており、士郎の家庭料理には興味を示さず、ハンバーガー等のジャンクフードを好み、大量にもっきゅもっきゅと食い漁っている。
規範であろうと努めるのではなく、存在をそのまま自己に当てはめて行動する。そのためか外部作品では、平時のアルトリアが天然ボケ的にハジケるのに対し、オルタはカリスマ全開でボケに突っ走る傾向にある。ただし本質的には騎士道を捨てた冷徹な暴君なので、敵対者には一切の容赦なく叩き潰す。交渉や懐柔と言った慈悲を期待する行為などはほぼ不可能であると考えてもいい。
キャラクター詳細
『Fate/stay night』
セイバーが謎の陰に汚染されたもの。
彼女を最強たらしめているものは騎士としての能力ではなく、竜種の因子を持つが故の膨大な魔力量である。満足な魔力提供を受けられないサーヴァントの身では生前の戦闘力を発揮できなかったが、この状態の彼女は生前以上の破壊力を誇っている。単純な攻撃力でなら、最強の存在。
徹底的に目的の完遂を目指すようになったが性格はそのままであり、本質的には元と変わらない=別側面ではない。
衛宮士郎に思うところがあるようだが、特別士郎だけに敬語を使ってはいない。士郎以外にも敬語で話している。相手(士郎含め)に対して口調が荒い時もある。
『Fate/Grand Order』
聖杯の呪いに浸され、非情さに徹しきった騎士王の側面。
あるいは、アーサー王が求めた"理想の王"とはこういったものだったのかもしれない。アルトリアは自らの力を律し控えていたが、この状態の彼女はためらう事なく強大な魔力を振るう。
普段は口調が荒いが素が出ると敬語になる模様。
能力
マスターである黒化した桜が大聖杯と直結していることもあり、出力は通常時を大きく上回る、また意識せずとも膨大な魔力を身に纏っており、防御力が格段に向上している。
彼女は自らの力を律し控えていたが、この状態ではためらう事なく強大な武力を振るう。『約束された勝利の剣』に回数制限が無くなったことで、圧倒的な火力を誇る公式認定の最強格の1人。
元から高かった回復力も更に上がっており、頭か心臓を潰されない限り消滅することはなく、士郎の渾身の一撃で深手を負っても、十分で完全に再生する。凶暴性を抑えるため、「直感」が低下しており、「暴君」となったことで「カリスマ」も大幅に低下している。鎧が漆黒に染まり重量も増しているため、通常時よりパワーが増している反面、俊敏さは低下しているようだ。
また、「より現実的な落としどころを追及するので、理想郷を踏み入ろうとする気さえない」という理由から「全て遠き理想郷(アヴァロン)」は使用出来ず(或いは使おうとしない)、黒化から元の状態に戻すことも出来ない。このことから単純な防御面に関しては劣ると思われる。
『FGO』では、宝具の限定開放と思われる闇を纏った剣術を主としつつ、敵の体にエクスカリバーを突き刺しつつ闇の炸裂と共に斬り裂いたり、掌から黒い波動砲を放出したりする。
ステータス
保有スキル
対魔力(B) | セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。闇に染まった事でランクダウンしているが、それでも三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を以ってしても傷付けるのは困難である。 |
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騎乗(−) | セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。通常時ではBランクであるが、暴走状態の為、精妙に操る事は不可能となり実質このスキルは失われている。ただし、『FGO』の新宿特異点ではバイクを乗りこなしていた。 |
直感(B) | 戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に悟る能力。暴走状態で理性を保つ為に外界への注意がおろそかになり、ランクダウンしている。 |
宵闇の星(A) | 「直感(B)」が変化したスキル。詳細不明。 |
魔力放出(A) | 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。魔力によるジェット噴射。アルトリア自身の素の筋力は人並みであるが、全ての行動を『竜の炉心』由来のありあまる魔力で強化する事で、数多くの敵を打ち倒してきた。無尽蔵に供給される魔力によって本来のランクを保っている。また、防御力に関しても強化されている。 |
魔力放出(逆鱗)(A+) | 「魔力放出(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
カリスマ(E) | 国や軍を率いる天性の才能を示す。こちらも闇に染まった事でランクダウン。恐怖で従える為、統率力は上がるが兵の士気は極めて低くなる。 |
アルトリアオルタVSギルガメッシュ
セイバーオルタとギルガメッシュが本気で戦った場合、黒セイバーは主人公補正のような星の輝きを失っているので、ギルガメッシュ相手に奇跡が起きず、純粋な実力勝負になる。
生前の状態で戦った場合
生前ならどちらも魔力生成量が破格なので、純粋な火力勝負となり、「王の財宝」による万能さと狡猾さでギルガメッシュが有利となる。
サーヴァント戦の場合
黒セイバーは「マスターの魔術師としての性能」が高いとギルガメッシュに勝つ。ギルガメッシュはマスターの「人間としての魅力」が高いと黒セイバーに勝つとのこと。ギルガメッシュは契約者が一流だろうと三流だろうと、自分の力だけで戦おうとするためである。
宝具
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:A++
- 種別:対城宝具
- レンジ:1〜99
- 最大捕捉:1000人
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。
セイバーオルタが使う場合も真名などに影響はなく、同じ銘の「約束された勝利の剣」。
ただし、使い手の魔力を光に変換、集束・加速させるという作用の影響で、剣身や放たれる極光も黒く染まっている黒い極光の剣。自らの魔力を制御せず、思うままに聖剣を振るうため、魔力の粒子は光ではなく、光を呑む闇となってしまった。
「聖剣」と呼ばれながらも黒化の影響を受け入れるのは、この宝具そのものが守り手である「湖の乙女」と同じく善悪両面(ヴィヴィアンとモルガン)の属性を有するため。
約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)
- ランク:A++
- 種別:対城宝具
- レンジ:1〜99
- 最大捕捉:1000人
「啼け、地に落ちる時だ。」
「『卑王鉄槌(ひおうてっつい)』――極光は反転する。光を呑め!『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』!!」
『FGO』では『Fate/unlimited codes』で設定のみ存在していたこちらが正式に採用され、真名解放のボイスもこの名を叫ぶようになっている。後ろにモルガーンが追加されているが宝具としては同じもの。上述の湖の妖精の悪側面がモルガンと言われていることも関係していると思われる。
詳細は該当記事を参照。
宝具級の攻撃
卑王鉄槌(ヴォーティガーン)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
『unlimited codes』における聖杯超必殺技。
巨大な赤黒い魔力を纏ったエクスカリバーで斬り上げる、接近戦版「約束された勝利の剣」。
派生
いずれも『FGO』で登場。アルトリア・オルタ及び各記事も参照。
サンタオルタ
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』における主役。
アルトリア・オルタ(槍)
第1部4章『死界魔霧都市 ロンドン』において登場。
アルトリア・オルタ(水着)
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』において登場。
作品ごとの活躍
Fate/stay night
第3ルート「Heaven's Feel」シナリオの中盤以降に登場。「この世全ての悪」に汚染され、黒化したことによって容姿も属性も完全に変貌し、半ば殺人マシーンじみた強敵として衛宮士郎の前に立ちふさがる。ステータス画面では明らかに別人として扱われており、存在しないはずの8人目以降のサーヴァントのうち10人目とする解釈も。なお、本作のみ場面によってはアホ毛が描かれている。
戦闘能力においても、無尽蔵の魔力を有する聖杯と繋がっているということもあり、宝具「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」を何度も連発できるなど色々と規格外である。
公式においてギルガメッシュ、バーサーカーと並んで最強のサーヴァントと称されている。
劇場版『Heaven's Feel』では第1章のラストで先行登場し、第2章で本格登場。バーサーカーとの死闘は凄まじく、「魔力放出」を全開にして圧倒的な破壊力で戦う姿は必見である。
そして第3章終盤ではライダーと互いに一歩も譲らないレベルの死闘を繰り広げ、最期は桜を救うためにセイバーと決別する決意を完全に固めた士郎の手でトドメを刺され、消滅する。
刺される寸前に彼の名を呟く辺りに運命の哀しさを感じずにはいられない。
Fate/hollow ataraxia
セイバーがアホ毛を掴まれると変身。
ジャンクフードを好む暴君となり、黒いゴシックロリータの私服姿も披露してくれる。
ちなみに聖杯の泥による汚染とは関係ないためか、マスターは士郎のままの可能性がある。
カーニバル・ファンタズム
アーネンエルベでバイト中、客として来店したギルガメッシュにブチ切れたセイバーが自らアホ毛を引っこ抜いてゴスロリメイドに変身。ジャンクフード好きの『FGO』とは異なり、暴君化はするも味覚は変わらず、普通にまかないの丼物を平らげ「美味!!」と評している。
なお、カリスマは青の時から大幅にランクダウン(※)しているものの、アーネンエルベの男性客からは尋常ではない程リスペクトされ、共に夜の街に繰り出すものも出たほどであった。
それはギルガメッシュとて例外ではなく、敬語で話すほどに大人しくなってしまった。
(※)本来ならオルタのカリスマは統率力が上がる代わりに兵の士気が下がるものなのだが、今回は恐怖で従えているわけではない為に士気が上がっている物と思われる。後続作品では騎乗スキルが実質失われているのにもかかわらず、バイクを自在に乗りこなしている事例があるように、『FGO』などの派生作品ではある程度スキルに縛られない活動が出来るようである。
ちなみにこの作品がセイバーオルタの初のアニメ出演作品であり、本家のアニメ化は一番後。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
第1期にてクラスカードが具現化した姿として登場。
纏った黒い魔力の霧により、弱い魔力攻撃は弾かれてしまう上に、斬撃に纏わせることで遠距離攻撃も行う。そのスペックの高さでイリヤ達を追い詰めたが……
セイバーオルタの戦闘シーンのアニメ化は本作が初であり、英霊化したイリヤとのバトルは、同作屈指の名シーンと呼び声が高い。
衛宮さんちの今日のごはん
特別編6において士郎の夢の中で登場。
設定は『hollow ataraxia』のものに近く、士郎に最も精神的に深いダメージを与えた。
Fate/Grand Order
プロローグである第1部序章『炎上汚染都市 冬木』におけるラスボスとして登場。変質してしまった聖杯戦争の中で実際には黒幕の思惑に抗いながら、謎の結晶体である聖杯を守り続けていた。
聖杯探索(グランドオーダー)という一連の事態の真相にも勘付いていたようだが詳細は不明。
また同章クリア後にストーリー召喚に追加される。レアリティは☆4。
プレイヤーサーヴァントとして使用する際も、冷徹だがマスターを気遣うなどクーデレ的な性格となっており(個別イベント『オルタの系譜』にて、その一面が垣間見られる)、食べ物で釣られるなど本質的には反転前とあまり変わっていない。特に絆Lv4以降でのマイルームでは、主人公にすっかり飼い慣らされている感が否めない、でもかわいい。
またかなりの毒舌家である点が強調されている。しかも直感スキルのためか妙に真を突いた発言が多いため、相手は大体言い返せない。その対象は自他を選ばず、オルタ化した自身に対して自虐的な言を吐くこともある。同じオルタ化したジャンヌ・オルタとは共感するところ(こちらも『オルタの系譜』にて、そのことに関してのトークがある)もあるらしい。
通常時とは正反対に霊基再臨を重ねる度に軽装化していく。三度目の再臨以降は完全に鎧を脱ぎ捨てるが、本作では『hollow ataraxia』で見せたゴスロリ服ではなく、紺色のドレス姿になる。
このドレスのデザインは過去にVOLKS社から販売されたドールのものを流用しており、さらに最終再臨時はセイントグラフだけだが、ボレロが外れて両肩が露出しスカートも丈が短くなる。
ちなみに、今作では通常のセイバーとは別側面のサーヴァントとして現界している為、カルデアに召喚されたオリジナルのセイバーが聖杯の泥で黒化することはない、とのことである。
出番はメインストーリーやイベントであまり絡んでこない反転前に比べて、多めである(というか本作に登場するアルトリアはオリジナルよりもオルタを始めとする派生キャラクターの方がストーリーやイベントでの活躍が多い)。アルトリアシリーズの中でも一番出演している。
アニメ版ではキャスターの「灼き尽くす炎の檻」に敗れ、2作目ではどこからともなく現れた英霊に「約束された勝利の剣」を見舞うも、宝具に跳ね返されて消滅している。
その後、第1.5部の第1シナリオにて再登場。
そして、これに伴い戦闘モーションが一新された。
普通に斬りつけるだけでなく、サンタオルタのように魔力を纏わせた斬撃を主とした戦い方になっている。更に「約束された勝利の剣」も演出が変更され、反転前の彼女の宝具と対比するような「黒い光の柱」が登りゆく演出になっている。
物語の序盤、主人公たちが新宿のアヴェンジャーとの遭遇戦で苦しんでいたところ、どこからともなく颯爽とバイクに乗って登場。オルタさん、騎乗スキルは失ってたはずでは?というツッコミはなしである。煙幕によって撹乱し、その隙に主人公をバイクに乗せて戦線離脱に貢献した。
人理修復を果たしたカルデアのマスターとして主人公の存在を知ってはいたが、序章の特異点Fでの出来事は知らないらしい。加えて、マシュのことも初対面ながら知っており、礼を言わねばならないことがあると述べているが、その詳細を語ることはついになかった。これは、彼女と縁を紡いだとある英霊に関することではないかとプレイヤーの間で推察されている。
当初は、とあるハンバーガーショップの地下を拠点(ねぐら)としながら単独で活動し、新宿を支配する幻影魔人同盟と時折戦闘を繰り広げていた。特異点解決のため幻影魔人同盟の実態について調べていたある時、エドモン・ダンテスを名乗る男から「カルデアのマスターを助けてほしい」と頼まれており、このことが、主人公を助けた直接的な理由となっている。
これ以降、主人公と行動を共にし、特異点と化した新宿の謎を解き明かしていく。
先述のように冬木で遭遇したオルタとは別人という設定上、印象に違いが見られる。
冬木の時はボスエネミーという立場もあってか、ひたすら強敵然とした威圧感があったが、新宿では超然とした言葉遣いこそあれ、そうした威圧感は特にない。それどころか、懐いてくる野良犬を可愛がったり、主人公の言動によっては照れ隠しめいた態度を取ったりと、どこか憎めない人間性を随所で垣間見せる。おまけに、後に合流したジャンヌ・オルタと子供染みた喧嘩を繰り返すなど、冷酷に徹した君主としての側面が嘘かのようである。
とは言え、戦闘などいざという時は堂々たる王としての貫禄を見せ付け、主人公の頼もしいパートナーとして終始活躍する。また、時々強引に主人公を引っ張るところはやはり暴君と言うべきか。
- 容姿など
新宿でのアルトリア・オルタに関して何より特筆すべきは、その姿。
上から下まで全身見事なまでに現代的な装いで身を固めているのである。
キャミソールとその上にパーカー、大胆に太腿を露出した短パン、足元はニーハイブーツ(ストーリー中ではほとんど見えないが)。これら全てをイメージカラーである黒で統一しており、闇が巣食う新宿にピッタリな、ダークヒーロー然としたスタイルをキメている。
さらに、オリジナルでは複雑にピッチリ纏めている髪も、この姿では非常に簡易な後ろ結びで済ませている。ただ、場面によっては元の禍々しい黒の鎧姿を見せることもある。
その他、移動手段として初登場時にも乗っていた大型バイクを利用する。ちなみにこの大型バイク、キュイラッシェ・オルタと名付けられている。2020年2月1日に2度目のモーションリニューアルと共に前述の新宿での衣装が霊衣開放「漆黒の騎士王ver新宿1999」として実装された。
ゲーム上での性能
レア度 | ☆4(SR) |
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最大HP | 11589 |
最大ATK | 10248 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 魔力放出(A) / 自身のBusterカード性能をUP(1T) |
スキル1(強化後) | 魔力放出(逆鱗)(A) / 自身のBusterカード性能をUP(3T)、Busterカード攻撃時に自身のNPを10%増やす状態を付与(3T)、無敵貫通状態を付与(3T) |
スキル2 | 直感(B) / スターを大量獲得(4~14個) |
スキル2(強化後) | 宵闇の星(A) / スターを大量獲得(10~20個)&自身のNP増加(20%) |
スキル3 | カリスマ(E) / 味方全体の攻撃力をアップ(3T) |
アペンド3 | 対ライダー攻撃適性 |
宝具 | 敵全体にとても強力な攻撃&NPを少しリチャージ |
反転前が雑魚敵の一掃からパーティの攻撃支援までこなし、長期戦にも対応できる器用な優等生なのに対し、オルタは☆4の育成・編成コストで☆5と同等以上の宝具火力を発揮する宝具特化型アタッカーだと言える。反転前に比べて宝具使用後にリチャージできるNP量が減った代わりに、全体宝具としては全サーヴァント中でもトップクラスのダメージ倍率を誇る。高性能な「魔力放出(A)」と、☆4セイバー中最高のATK値も相まって、☆4でありながら☆5と肩を並べる大ダメージを叩き出す。現在においても、この強力な宝具火力はオルタの個性として認知されている。
こうした高い攻撃性能のわりにHPもそれほど低くはなく、育成にかかる手間やコストも☆4相応の範囲に留まっていることから、サービス開始当初から実質的なレア度は☆4.5と評されてきた。
実装当初と比べて環境が大きく変わった今となっては、汎用性などの面においてやや陰りがあるかもしれないが、強力な宝具で敵をなぎ倒していく爽快感は何物にも代えがたい。
前述した2度目のモーションリニューアルの際に強化クエストも実装され、「直感(B)」が「宵闇の星(A)」へランクアップ。反転前の強化スキル「輝ける路(EX)」と効果は似ているが、NP上昇はレベルに関係なく+20%固定で、代わりにスターの数が多い(最大で20個)。
特筆すべき弱点は、NP効率が良くないという点。
先述した宝具発動後のリチャージの少なさに加え、各コマンドカードも初期実装サーヴァント特有の平凡な性能に留まり、通常攻撃でのNP獲得量もパッとしない。「宵闇の星(A)」によるチャージだけでは心許ないので、礼装や他のサーヴァントで上手く補助してやりたい。8周年記念で強化クエスト2が実装され、「魔力放出(A)」が「魔力放出(逆鱗)(A)」へとランクアップ。無敵貫通付与でアタッカー適正に磨きがかかり、NPリチャージが加わったことで獲得量の問題が軽減された。
「人理の防人」
3周年記念メモリアルクエストにて、セイバーオルタがまさかの大トリに抜擢された。
しかしその際のブレイクスキルとして、「人理の防人」という意味深な名称のスキルが発動した。
その3年後に実装された第2部6章にて、序章の関係者である賢人グリムから「未だあの場所で立ち続ける王様」と、カルデアと特異点Fに関する問答に際して発言している。
特異点Fに参戦した英霊で王様といえるのはセイバーオルタだけであり、しかもカルデアと共謀してセイバーオルタを討伐して“終わらないゲームを終わらせた”当人から、まだ消滅し切らず座にも帰還せず現界し続けていることが明かされた(※)。そして第2部6章は「必要悪が必然悪を監視し、必然悪が絶対悪を封印する」という三重構造だったことが語られたことを鑑みると、彼女は必要悪として特異点Fで何かを監視している可能性も考えられるが、果たして……?
※ 彼女に限らずキャスターを除いて特異点Fのサーヴァントはこの時点で何故か縁を結ぶ事が出来ず、終局特異点でさえアーチャー共々不参戦である。他は既に倒されシャドウサーヴァントなっていたからと考える事は出来るが当然セイバーオルタには当て嵌まらない。消滅していない以上、記録も縁も持ち帰れない為召喚に応じる事もなかったと思われる。
その他
# cps/staynight
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング)リアルタイムオンライン対戦ゲームの『#コンパス』に参戦を果たした。出典は近い時期に公開された劇場版『Heaven's Feel』で、テーマ曲も作中BGMの『she rules the battlefield』。
2022年5月23日より、新設された「2年間復刻していないコラボを大会ルールから排除する」システムにより、大会ルールで使用禁止となる…………が、まさかの2024年9月30日に初コラボの2019年12月から約5年ぶりに初の復刻が決定。それに伴いギルガメッシュと共に大会使用可能ヒーローに戻った。しかもセイバーオルタはプレイヤー全員に配布というかつてのエミリアのような大盤振る舞いとなっている。
セイバーオルタのロールはアタッカー。敵をキルしつつ、前線を維持することが求められるロールだが、セイバーオルタは移動速度こそかなり速いもののアタッカーにしては低体力で、敵の攻撃カードをまともに食らえば即死も有り得るため、慎重な立ち回りを要する。
得意カードは「近」と「周」。基本攻撃倍率が高く、ヒーローアクションによってキルを取りやすいためダウンを取ることのできる貫通カードや「周」スタンカード、「近」の中でも安定して高火力を出せる「機航師弾フルーク・ツォイク」などが採用されやすい。
ヒーローアクションにはUCで披露した「卑王鉄槌」が抜擢。
派生付き多段突進攻撃で、タメ時間に応じて3段階に変化する。
タメ無しでは敵を巻き込みながら前進し、最終段で2倍ダメージのノックバック攻撃。発生が速く、敵の長めのカードモーションは見てからキャンセルできる。最大タメフルヒットは一般的な前衛キャラを一撃で屠る威力(実に7.4倍)を誇り、モーションも迫力のあるものに変わる。しかし、最大タメに必要な時間は3.5秒強と突進系最長で、非常に避けられやすい上構え中に被弾しやすい。
また、タメ1段階以上では敵を打ち上げながら自身も飛び上がるため、位置を調整することで階段を使わず段差の上までショートカットが可能となる。自力で段差を登るキャラとしてはかけだし勇者、リヴァイに続き3キャラ目である。特定ステージにおいて裏取りで猛威を振るうが、現在ではアインズ・ウール・ゴウン、キリトなども可能となっている。
アビリティ「マキリの杯のサーヴァント」は、敵を倒すたびにヒーロースキルゲージをチャージする。敵を倒すことが後述の強力なスキルの使用に繋がるため、体力の削れた敵のラストヒットを奪うことも選択肢になる。修正前はゲージ補助程度の役割だったが、現在は4キルでフルチャージ(1キルあたり25%)と、ゲージ回収率はかなりのもの。
前線維持を要求されるアタッカーという役職も考えれば強力なアビリティだろう。
ヒーロースキルは宝具「約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)」。前方直線上にガード貫通即死を与える。さすが最強の宝具というべきか、範囲内ならば敵側もヒーロースキルの無敵時間以外では凌げない有数のヒーロースキル。移動か無敵による透かしを強制するため、敵のポータル奪取を遠距離から確実に妨害できる。判定の持続時間も長く、ビームが通り過ぎた後に近寄っても即死することがあるなど、総じて強力であることは間違いない。
コスチュームは『HF』本編での甲冑姿(及び『FGO』の第一・二再臨)と『FGO』での第三再臨時における黒いドレス姿の2つがある。甲冑姿ではバトル中に一回デスするまでバイザーをつけているが、初デスからの復帰時にバイザーが砕けて素顔が露わになる演出がある。
関連キャラクター
Fate/stay night
契約したマスター。
命令は最低限守るが完璧にこなすことはあまりなく、忠誠心とは言い難い。
かつてのマスター。
剣の誓いが生きているのか、仕留められる場面で見逃す、殺し合いになった際も宝具を使わず律儀に剣だけで戦うなど、随所に情が窺える行動を見せる。
Fate/Grand Order
亜種特異点にて懐いている真っ白い犬。
オルタはあくまで野良犬だと主張しているが、常日頃ドッグフードを与え、ねぐらの留守番役を任せ、挙句の果てに「お手」など芸を一通り覚えさせている等々、誰がどう見ても飼育している。
ちなみに、カヴァスというのはアーサー王が実際に飼育していた犬の名であり、カヴァスⅡ世はこのカヴァスの子孫という設定とのこと。因みにカルデアにも付いてきている節がある。
この世界で契約したマスター。
暴君っぷりで振り回しながらも、絆を深めるとジャンクフードをねだったりとデレている。
冬木、新宿、クリスマスとアルトリアシリーズの中では最も絡みが多い。
新宿で途中から行動を共にするようになる、同じオルタのサーヴァント。
絵に描いたような犬猿の仲であり、アルトリアはジャンヌを「突撃女」「串刺し女」と罵り、ジャンヌはアルトリアを「冷血女」と罵る。しかしながら、ここまで啀み合うのは似た者同士であるが故と言うこともでき、とある場面では意気投合する事もあった。
主人公が新宿にレイシフトした際、最初に出会ったサーヴァント。
当初から彼のことを胡散臭いとしてなかなか信用してはいなかった。
幻影魔人同盟の下で傭兵として活動していたサーヴァント。
手強い相手として主人公の前に立ちはだかり、オルタとも対峙する。
互いの反転前の存在を思えば、極めて因果な巡り合わせと言うことができよう。
自身も同じ種類の力を操れるためか、彼が竜の要素を持っていることを察していた。