「決まっている……!『生きる為』だ────!」
プロフィール
性別 | 男 | 女 |
---|---|---|
身長 | 172cm | ※1 |
体重 | 59kg | ※1 |
CV ※2, 3 | 島﨑信長 | 関根明良 |
舞台版演者 ※4 | 佐伯亮→大海将一郎→新里宏太 | 岡田恋奈→坂本澪香→髙石あかり |
- ※1 現時点で女主人公の設定は存在しない。
- ※2 ゲーム本編では主人公のボイスはない。CVはドラマCD及びアニメ版(女性の方は現状『Fate/Grand Carnival』でのみ担当)のもの。
- ※3 リヨ氏の描く公式マンガ『マンガで分かる!Fate/Grand Order』では、男女関わらず金田朋子女史が担当している。
- ※4 キャメロット→バビロニア→ソロモンの順に記載。
概要
『Fate/Grand Order』における主人公のデフォルトネーム。テレビアニメ化が決定した際、奈須きのこ氏によって命名。後日更新された竹箒日記にて「男女両方に違和感のない名前を」というコンセプトで命名されたことが明かされた。藤丸は男に、立香は女に似合う姓名だと言われる。同じ型月の登場人物、周瀬律架とは漢字は違うが、名前の読み方が同じ。
後の各コミカライズ作品及び小説版でも男女問わず主人公の名前として採用されている。ファンからの愛称は「ぐだ男」と「ぐだ子」、あわせて「ぐだーず」と呼ばれている。
カルデアにただ一人残された「人類最後のマスター」として、人類史の崩壊を回避すべく、数多のサーヴァントと共に前人未到の聖杯探索へと身を投じる。
数多の時空に赴くストーリーの性質上、様々な時代や場所で冒険をしており、コラボ等では他の世界線の情報を断片的にではあるが知らされたり、平安時代、冥界、神代、邪馬台国、別宇宙、虚数空間、幻の大陸、理想郷、そして極めつけにアヴァロン、恐竜時代とあり得ないレベルの大冒険を繰り広げている。
人物像
国籍は日本人で東京出身。霊基属性は善性・中立。
年齢は明かされていないが、物語開始(第一部)当初~第七特異点までは未成年なのは確実。
武内崇氏曰く、ビジュアルモチーフは衛宮士郎と遠坂凛の性別交換。ただしあくまでビジュアルの話であり、血縁的には何の関係もない。
セリフは少なく、各所の選択肢でその時々の心情が一部窺える程度だが、相手を選ばずハッキリとものを言う性格をしている。
恐怖の前には人並みに怯えたり足がすくんだりもするが、決して希望を捨てないポジティブな精神の持ち主。基本的にネガティブな事は引きずらず、細かい事もあまり気にしないが、若干能天気ぎみなのは否めない。楽天的なところもあり、「まぁ、大丈夫だろう」程度の危機意識で行動することもしばしば。
炎の中でマシュの手を最後まで握る、一般的には危険視されるような反英雄にも信頼を置く、自分を襲った敵にすら食糧を分けるなど、根っからのお人好しであり、それが相手(特に敵)にとっても自分にとっても最善だと信じれば、積極的に体を張ることもある。やや向こう見ずなところはあるが、自分を犠牲にしてでも他人を助けたいという英雄願望は無いため、その点については安心である。
再三シナリオで「彼/彼女は平凡な一般人である」と言われているとおり、「絶対に助からない」と判断すれば割とあっさり諦める弱さも持つ。
しかし、少しでも希望があるのならそれに縋ろうとする。最後まで生き抜くため、そして大切な後輩を守るためなら多少の無茶は通す。
周囲に助けられてこそ前に進める主人公であり、正に一般人だからこその強さの持ち主である。
良い意味で「フラット」な人柄で、善人にも悪党にも人外にすらも平等に接し、サーヴァントの過去や思想、人生の方向性を決して否定したりはしない。パスを繋ぐことで彼/彼女の人格に影響され、本来は悪人であってもカルデアに召喚されてからは多少どころかかなり丸くなっているサーヴァントも少なくない。
サーヴァントより前に出ては結果的に足を引っ張るようなこともなく、「大きな戦いに力を貸してくれる仲間」として彼らに感謝しつつ、決して目を背けたり投げ出したりせずに同じ戦場に立ち続けるのが、彼/彼女のマスターとしての在り方であり、戦い方である。
このお方からも「英霊たらし」のお墨付きを頂戴しており、逆説的に英霊となるようなタイプの人種と相性が良いのかもしれない。
とは言え、個人である以上相性の程度はあり、過去作出身の英霊とは流石に原作主従程の関係になる事はなく、逆に彼/彼女以外なら至れなかったであろう関係性も存在する。
コミュニケーション能力は高めで、いかなるシリアスまたはトンチキな状況にも割とすぐ順応できる高い対応力も持つ。選択肢での発言からすると、普段の彼/彼女は穏和でノリのいい楽天家で通っており、シナリオによってはオタク趣味的な側面も垣間見える(この辺りはプレイヤー側のノリを反映させたものと思われる)。特にロボット物には男女問わず強い関心を示しており、巨大ロボット等が登場すると明らかにテンションがおかしくなる。
能力
TYPE-MOON史上初となる、正真正銘一般人の主人公。
「カルデア」に集められた48人のマスター候補のひとりであり、レフ曰く「才能ある一般人枠の10人」として呼ばれたものの、魔術回路を起動したことさえない完全なド素人だった。
実は魔道の家系だったり、魔法使いや悪魔使いだったり、万物を殺せる魔眼持ちだったり、退魔の一族の生き残りだったり、半分吸血鬼だったり、山育ちだったり、魔術師殺しだったり、聖杯戦争の生存者だったり、異質な才能を持つ大災害の孤児だったり、根源に接続していたり、全能の身内がいたり、隠された衝撃の出生があったり、死者の集合体だったり、人工生命体だったり、第二魔法を授かってたり、人型マジックアイテムだったり、英霊の実子だったり、過去作人物の隠し子だったり、生前の英霊だったり…という事も無いらしい。
配属前の訓練は数時間しか受けておらず、一般家庭出身のため、魔術師としての基礎知識も皆無。歴史や英雄にまつわる知識もほとんど一般教養レベルで、マシュやダ・ヴィンチにたびたびレクチャーを受けている。
特に魔術に関しては多くのキャスターに師事しているもののなかなか上達せず、魔術師ならほぼ基礎中の基礎とまで言われる「強化」の魔術さえ行えない。ゲーム中でスキルとして使用する各種魔術は、魔術礼装の機能によるものである。
エルメロイⅡ世からも「才能がない」と辛辣な評価を下されているが、型月作品の魔術師は世代単位で年月を重ねて力を増していく傾向があるので、彼/彼女が例外というわけではない。
夢を介した転移
就寝中、結構な頻度で「夢」を介してコフィン無し・存在証明無しの状態でレイシフトのように意識だけが別世界に飛ばされることがある。
序章アニメDVD/Blu-rayの特典ブックレットに掲載されているインタビューでは、奈須きのこ氏から「レイシフト適性があることを除けば」一般人だが、「適合者発見確率ほぼゼロと言われた日本で奇跡的に見つかった驚異の『レイシフト適性100%』」という設定も明かされている。夢転移の頻度の高さは、それがカルデアという特殊環境に来て覚醒したためなのかもしれない。時系列と共に周囲の対応も慣れてきたが、カルデアのバックアップ無しに危険地帯に赴くこともあるため、危険な状態であることには変わらない。
サーヴァントの召喚・使役
カルデア式召喚システム「フェイト」を介し、契約した多くのサーヴァントを使役できるほか、はぐれサーヴァントとも契約できる。ただし、現界に必要な魔力はカルデアの電力で賄われており、カルデアからサーヴァントへの魔力を供給する橋渡しがマスターとしての主な役割となる(魔術師として未熟な彼/彼女がこの経路を安定させるためにはサーヴァントに近接している必要があり、必然的に前線から遠くは離れられないという制約もある)。
本契約しているサーヴァントはマシュのみだが、令呪は他のサーヴァントにも有効に作用する。この「カルデア式令呪」は冬木の聖杯戦争における令呪ほどの強制力を持たない代わりに拠点での補充が可能(ゲームシステム上は一日一画回復する仕様)であり、作中では通常のサーヴァントへの使用の他にマシュのとある新装備の「砲弾」としても使われている。令呪の形は男女で若干異なるものの、性能に差異はない。
特異点や異聞帯では、カルデアに待機しているサーヴァントを一時的に呼び出して戦ってもらう。一時的にではあるが、サーヴァントを複数騎同時に運用できるため、数的な意味でも頼もしく、英霊それぞれの特色を活かした幅広い戦術の組み立てが可能なのが強み。
ただし、この能力については本編でも言及している一方、シナリオ的にややこしくなるためか、呼び出せるサーヴァントが本編シナリオに介入することはなく、あくまで戦う手段として紹介されているのみである(2部6.5章のトラオムではシャドウサーヴァントを召喚するとされているらしい)
戦闘では一戦闘に最大5騎(サポートを入れて6騎)を召喚するが、魔力切れや負傷している際には身体の負担から多く召喚出来ず(シナリオの展開を反映してか)1騎や2騎しか召喚出来ない場合もあり、重傷の際に無理やり召喚した際には「不完全召喚」となった事もあった(ゲーム中ではマスタースキルも使用不可に加えての強制スタン)。
とはいえ、一個人がこれほど多くの英霊と縁を結んだのは他に前例がなく、その経験から「世界で一番サーヴァントを知っているマスター」とされている。
毒物への強力な耐性
あらゆる毒から身を守る力。
これは元から備わっていた力ではなく、専属サーヴァントであるマシュのスキルが作用していると分析されていたが、そのマシュがサーヴァントとして機能不全を起こした状況でも問題なく作用していたり、毒だけでなく毒とは全くメカニズムの異なる病気に対しても発動したりと謎が多い。
セミラミスの検証によると、完全に無力化するのではなく、体に無害なレベル(彼女曰く『美味と毒の端境』)まで劣化させるものらしい(その過程でテトロドトキシンやテングダケの味を痺れる程度に味わうハメになった)。
地味にありがたい力ではあるが、純粋な毒性にしか通じないようで、呪いや精神干渉への耐性は皆無。
二部三章では、呪いの側面も持つ特殊な毒を受けてしまった事で、中毒症状を緩和しても生命そのものは少しずつ蝕まれていく状況に陥り、敵の策謀通りの量を摂取していたら本当に危なかったと診断されている。
ちなみに、漫画版『深海電脳楽土 SE.RA.PH』で、鼻孔に直接毒を塗られたかのような匂いがする(トリスタン談)麻婆ラーメンを「ちょっと辛い」で済ませているなど、肉体が毒だと認識したものに対して自動で発動する。
身体能力
カルデアでは、手が空いている時は自主的に筋トレ等の訓練に励んでいるほか、多数のサーヴァントに体術や武器術の稽古をつけてもらっている。
スペック自体はどこまでいっても常人の域を出ないが、度重なる修羅場を潜り抜けるうちに基礎体力は順当に向上しており、五点着地や縄抜けなど、危機を掻いくぐるための技術も習得している。
身体強化こそ単独では使えないが、反応速度は鍛えられているようで、魔力切れで弱体化していたとはいえサーヴァントの攻撃を回避する場面もあった。
資格
「サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!」で実装されたUDK-バーゲストのマテリアルで、大型車両免許を取得したことが明かされた。
彼女の宝具「災禍祓う日輪の角」使用時には、消防車を運転してバーゲストのもとに巨大放水装置を運ぶ。
装備品
トランク型守護英霊召喚システム・フェイト
第二部序章において、ダ・ヴィンチとホームズが密かに開発していたフェイトシステムのミニマライズ版。トランクケースの形をしており、誰でも手軽に持ち運べるサイズになっている。
機能は元のフェイトシステムと完全に同等であり、サーヴァントの召喚・契約・維持や、戦闘時の簡易召喚も問題なく実行できる。さらに、以前と違ってマシュの盾を使用している描写が無いため、シールダーの協力無しでも機能する可能性がある。
ただし、動かすには莫大な電力が必要であり、内蔵バッテリーをフル充電している状態でサーヴァント一騎を召喚するのがやっと。それでも二騎目を召喚しないのであれば、上記の簡易召喚を長期に渡って実行するだけの余裕はある様子。
また、本機にはカルデアで契約したサーヴァント全ての霊基グラフデータが収められているため、安定した電力供給を確保できれば、今までに召喚・契約したサーヴァント達をカルデアでの記憶を有した状態で呼び戻すことが可能。
本格的な活動拠点を得て以降はそちらに常設されているため、持ちだすことはほぼなくなった。
魔術礼装
レイシフト先の様々な環境から身を守るほか、着用することで特定の魔術をスキルとして行使可能になる礼装。詳細は記事参照。
関連人物
カルデア
マシュ・キリエライト/シールダー・マシュ
彼/彼女を“先輩”と呼び慕う少女。
マシュにとっては、今まで出会った人々の中で「最も人間らしい人」「まったく脅威を感じず、敵対する理由がまったくない人」であり、ハッキリと「先輩」と呼んだ初めての相手。
彼女と共に様々な時代を駆け巡り、共に戦い、共に成長していく。
ロマニ・アーキマン
通称ドクター・ロマン。
カルデアの医師長であり、司令官代行。
マスターのケアを担当する主治医でもある。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
言わずと知れた万能の人で、カルデアのご意見番。
通称「ダ・ヴィンチちゃん」。
その叡智で彼/彼女とマシュの旅路を支え、温かく見守る。
オルガマリー・アニムスフィア
二代目カルデア所長。
第一印象最悪で邪険にされたものの、次第に認められていく。
ゴルドルフ・ムジーク
三代目所長。
こちらも第一印象は良くなかったが、今では互いに気心の知れた仲である。
その他
エドモン・ダンテス
とある事件以来、その欠片が夢の片隅に住み着いている復讐者。
彼/彼女の精神が危機に陥った際に何らかの干渉を行ってくるため、ファンの間では「セコム」だの「彼氏面」だのと揶揄されている。
マーリン
カルデアを支援する花の魔術師。
その在り方故に、本来なら人間個人に関心は無いはずだったが、今は彼/彼女のファンを自称し、その行く末を見届けようと決めている。
ゲーティア
第一の獣。人理焼却を目論んだ、意思を持った魔術式。
当初は彼/彼女を取るに足らない存在として気にも留めていなかったが、最後の戦いにおいて、互いに自らの「運命」であることを悟る。
ジェームズ・モリアーティ
悪逆の都市で出会った悪のカリスマ。
様々な経緯から、本人も“異例”と認めた信頼関係を築いており、悪人の素質があまりに薄い彼/彼女の善性をある意味誰よりも信じている。
宮本武蔵
鬼ヶ島で初めて出会って以来、幾度となく共闘し、契約を結んだ流浪の剣士。
数多の世界を渡る旅の終わりを確信してなお、己を高みへ導いてくれた彼/彼女の道を切り拓くべく剣を振るう。
パツシィ
第一異聞帯、永久凍土の獣国にて出会った異端のヤガ。
人理焼却とは違い、これからの戦いが世界を滅ぼす事であると知った時心が折れた彼/彼女に対し自らの命を捨ててでも激昂を送った。その言葉は再び彼/彼女を奮い立たせるに足る呪い(モノ)だった。
キリシュタリア・ヴォーダイム
第五異聞帯、神々によって管理された理想郷にて戦った元Aチームのリーダー。
全てにおいて自分の上位互換である彼に対し、劣等感と焦燥感を抱くが、当のキリシュタリアは、とある理由から信頼と言っても過言ではないほどの高い評価を置き、彼/彼女を対等の存在として認めている。
アルトリア・キャスター、オベロン
第六異聞帯、妖精たちの王国にて、共に旅をした二人の妖精。
同じ歪みと走り出すきっかけを持つ数少ない同類であり、ある意味お互いが最大の理解者である。
ORT
第七異聞帯、恐竜たちの地底世界にて戦ったTYPE-MOON世界最強の生命体。
そのネームバリューは伊達ではなく、これまで魔神柱、人類悪、異聞帯の王、空想樹、終末装置といった脅威と相対して来た彼/彼女にさえ「正真正銘の怪物」と言わしめた。
ソドムズビースト/ドラコー
第六の獣。アーケード版のラスボスであり、本家では『螺旋証明世界 リリムハーロット』にて契約したサーヴァント。
しかし、まさかのビーストクラスそのままでの実装となり、これまで様々なサーヴァントと契約してきたが、それらとは比較にならないレベルで異常・異質な事態であり、事実、イベント中はカルデア外のサーヴァントから人類悪の一部として抹殺対象にされてしまう。
再三味方から警告されるも、主人公はドラコーに対して思うところがあるようで、契約を継続する。
藤丸六香
2023年のエイプリルフール企画でプレイヤー側主人公とは別に登場した「もう一人の主人公」。性別は女性固定。
自らを「剪定事象からこぼれ落ち、時空間を漂泊し続け」ていると名乗ったことや右手の令呪がないことから、何処かの戦いで敗北した世界線の主人公ではないかと考察されている。
その他
レフは「2015年における霊子ダイブ可能な適性者の全てを集めた」と説明していることから、数合わせの補欠ながら、発見した適性者を一挙に抹殺する計画に巻き込まれたことになる。
アニメブックレットの奈須きのこ氏のインタビューでは「藤丸をカルデアに勧誘したのは誰か」という質問に対して、奈須氏が恐らく即興で考えた「スカウトマン・ハリー・茜沢・アンダーソン(30)」というネタ設定が登場している。コミカライズ版では献血員に偽装したカルデア職員に拉致同然にカルデアに連れてこられた設定になっている。
奈須氏は会話で意識する点としては「できるだけフラットに、かつ現代人の価値観で対話する」「価値観の違いを反発せずに受け入れ、でもそれはどういうことなんだろうという考える事もやめない」としている(ファミ通2020.8.13)。
奈須氏によると、型月には同じ無言系主人公としてEXTRA主人公がいるが、話を前に進める立ち位置であると同時に自己投影できるようにしたEXTRA主人公に対し、こちらは「作品世界全体を表す」「これまで作ってきたものを土台にして、新たな地平を目指す」という方向性で考え出したという。
プレイヤー主体の主人公として設定されており、言動に関しては、メインシナリオやイベントシナリオともにシナリオ毎に複数のライターが担当しているため、奈須による監修が入っている。
プレイヤーの選択肢は設けられているが、一部のバトルの難易度やセリフ、小エピソードの取得に関係する他は、選択よるストーリーの分岐がなく、他のシリーズ作品のようにバッドエンドや別エンドが存在しないため、心の暗黒面が比較的見えにくい仕様になっている。
しかし、第二部ではシリーズでもトップクラスにハードな戦いの連続で精神面の負担を心配する声が多く(原因の一つとして、人理修復は『聖杯探索』であり『聖杯戦争』では無いこと、即ち歴代Fate主人公が直面した「自身の願いや正義、信念、覚悟や決意、生存のために他者のそれを踏みにじる」「何かを救う、得るために何かを切り捨てる」ことを経験していない事が挙げられる)、五章・六章ではより直接的な精神攻撃により、彼/彼女が抱えていた闇や負の側面を徹底的にほじくり返された。
しかし、何度挫折しても諦め悪く立ち上がり、“答え”を探すべく歩き続ける決意と覚悟、そして“失意”を真っ向から打ち砕く精神力をプレイヤーたちの目に焼き付けた事で、「立派な型月主人公にな(らされてしま)った」と恐れ半分に称えられる事となった。
上述の毒耐性に該当するスキルを持つ者としてはアーラシュがおり、主人公と同じく静謐ちゃんが触っても毒の影響を受け付けない。
一方、マシュに宿っていた英霊には、実は呪いにまつわる逸話はあっても毒に関する逸話がない。そのため、力の由来に関しては未だファンによる議論が絶えない。
狙ったものかどうかは不明だが、苗字を変換すると藤丸→ふじまる→ふ(F)・じー・まる→FGOとなるという小ネタがある。
お祭り的な側面が強い作品故か、FGO以前の歴代主人公とは軒並み共演を果たしているものの、同じ無個性系の主人公である岸波白野とは対面していない。ただし、本編ではないものの、ドラマCD『The Blue Bird』でならザビ子と共演した事がある。そしてこのコラボイベントにおいてついに邂逅する。
サーヴァント達との関係はおおむね良好…なのだが、その実態は女性サーヴァントに限定してもハーレムなんて生易しいものではなく、常に命の危険と隣り合わせの魔境魔窟そのもの。
挙げていけばキリがないため、詳細はこちらの記事を参照されたい。
端的に言えば現在の貞操は勿論、戦後の人生どころか死後の魂の処遇に至るまで多重ブッキングが発生している。
貞操云々以前に八つ裂きの憂き目に遭わない事を祈るばかりである。
関連イラスト
関連項目
Fate/GrandOrder 主人公
ソシャゲの主人公 両性類系主人公
一般人/逸般人
男主人公(ぐだ男)/女主人公(ぐだ子)/ぐだーず
Fate/GrandOrderの登場人物一覧
人理継続保障機関フィニス・カルデア 魔術礼装