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風と土と生命、歌と雨に愛された理想郷。

絶対的な女王の下、円卓が守護する妖精國。

予言の子が現れ、巡礼の鐘は鳴る———


———すべての鐘は鳴り響いた。

「巡礼の旅の終わり。冬の玉座は誰の手に。」


概要

ロストベルトNo.Lostbelt No.6
時代A.D.0500→⬛.⬛.2017
異聞深度EX
場所イギリス ブリテン
キーキャラクター予言の子
クリプターベリル・ガット
章クリア報酬概念礼装「2018年のグロスター」、???
シナリオ担当奈須きのこ

ストーリー

前編

オリュンポスにおけるギリシャの神々との激闘の末、結果的に第6の異聞帯の空想樹を同時に

消滅させることに成功したカルデア一行。


空想樹を失った異聞帯はもはや脅威にはなり得ず、残すは第7の異聞帯の攻略のみ……

と誰もがそう考えていた。

だが、観測レンズ・シバの瞳は、第6の異聞帯をきっかけに地球の崩落が始まるという予測結果を映し出す。


————『星の終わり』まで、残りわずか。

終末を回避するために、カルデアは第6の異聞帯————妖精たちの住まう神秘の島、

『ブリテン異聞帯』へと足を踏み入れる。


後編

“選定の杖に導かれ、異邦の旅人に見守られ、救いの子は玉座に届く”


ブリテン異聞帯の攻略の要となる異聞帯の王モルガン」の打倒。

その方法は、予言の歌に綴られる「予言の子」と共に6つの氏族が守護する「巡礼の鐘」を

ならす旅にあるという。

予言にある異邦の魔術師————カルデアのマスターは「予言の子」と共にブリテンを旅し、

その証を示した。


厄災を祓い、女王への謁見の機会を得た一行は妖精國の首都、罪都キャメロットに向かう。

「予言」と「厄災」。「妖精」と「人間」。

それぞれの思惑が交差した先に待つ結末とは………?


ゲームにおいて

Fate/Grand Order』における、第2部「Cosmos in the Lostbelt -」第六シナリオ。副題は「星の生まれる刻」。


PV時点では半分以上が伏字となっており、オリュンポス攻略完了時でもタイトルにノイズがかかっていたが、これは5章後編の次が5.5章だった為。

現在は開放条件がオリュンポスクリアに変更されたことにより、5章クリア時点でバナーがアンロックされる。

6月2日と7月27日にはこの章に向けて、それぞれキリシュタリア及びマシュの視点から1〜5章を共に振り返るフルボイスロングトレーラーが公開された。


2部3章『人智統合真国 シン』の虚淵玄氏以来となるシナリオライター公開がなされた。1.5部は奈須きのこ氏以外の4人のシナリオライターが各章を担当し、2部は複数ライターが参加して執筆していた。1部7章以来となる原作者・奈須きのこ氏書き下ろしのメイン章である。


配信は段階的に開示され、2021年6月11日に前編がまず始まり、7月14日に後編が追加されるもこの段階でさえ謎や伏線は殆ど回収されず、8月4日にエピローグが配信されてようやく完結するという、計3ヵ月に亘るものであった。


そのためボリュームも過去最大であり、全編合わせて『stay night』並という凄まじい原稿量。

9節終了の前編だけでも『神代巨神海洋 アトランティス』ほどの量を持つが、これでも全体の3割程度。エピローグまで含めると閑話などを除き30節、さらに1節ごとのチャプターも多くなっている。


難易度自体は5章と比べると全体的に厳しくはない…ように見えて、終盤にいきなり跳ね上がってくるのが特徴。

戦闘システムにも新たに手が入っており、敵が一度に4体以上出てくるバトルや、敵の攻撃からステージを守りつつ戦うバトルなどが導入される。

またストーリー中にはスキップ不可の選択肢がいくつかあり、そこで特定の回答を選び続けていくと、最終的にあるキャラとの特殊会話ができる選択肢が発生するというギミックも仕込まれている


作風もそれぞれでやや異なっており、前編は妙に剽軽なナレーションが入った御伽噺やハイファンタジーを思わせる王道冒険譚だが、後編に入ると一変して「欺瞞」をテーマにプレイヤーの心をへし折り腐らせる惨い展開が待ち受けている。

昔からのファンから見た『Heaven's Feel』にも近いルートである為、辛くなったら暫くゲームの事を忘れ、心と体を休めるのも良いだろう。


また坂本真綾氏曰く、2部後期opの『躍動』は、2部6章の登場人物に焦点を当てたものであり、6章クリア後に『躍動』の意味が判明するという。


2022年のFGOフェスにて『FGO THE DRAMALOGUE-アヴァロン・ル・フェ-』と題し、シナリオを再構成した朗読劇が公開された。


登場人物

女王暦



妖精暦


第六異聞帯・イギリス

当異聞帯の詳細や動向は妖精國を参照。


製作裏話

上記の通り、FGO全シナリオの中でも最大規模な本章だが、具体的にこれがどれだけ分量なのかというと、生放送内では下記のように説明されていた。

  • 文庫本に換算すると4冊程度
  • 仮にフルボイスだった場合で台本形式に落とし込むと、500枚のコピー用紙を9束、計4,500枚くらい

ファミ通でのインタビュー記事によれば、「シナリオだけで1.7メガバイトはある」と回答されており、これを文章で換算すると下記の膨大な量に該当する。

  • 英数字の比率が多くないことを考えれば、HTMLでよく使われるUTF-8約63万字
    • 参考:200ページの文庫本が約10~12万字程度
    • 原稿用紙だと2100枚以上

テキスト量の多さをセールスポイントの1つとして挙げている本作の本領発揮と言えよう。


製作されたBGMも他の通常メインストーリーに比べて3倍近くまで膨れ上がっている。実際サウンドトラックでも今までは1つの章当たり多くとも7〜10曲であったが、この2部6章はなんと22曲…1つの章だけでDISC丸々1枚分という量。

ちなみにマップのBGMだけでも細かいアレンジ含めてなんと8種類。これは2部6章以前までで最多であった『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』の4種類に比べて倍という圧倒的な数である。


また「途中からシナリオを大きく変更した」事がハッキリ明言されている唯一の本編であり、元はチョイ役の筈が劇的に出番が増えたり、逆に存在意義を失ってしまったキャラが幾つもいると語られている。


ボリュームの割に本筋へ繋がる情報があまり無いのもその為で、元々は他の章に近いシンプルな内容だったらしいが、「ひとつの異聞帯を最初から最後まで書いてみたい」というスピンオフじみたコンセプトが奈須氏の中で強くなり、群像劇へと路線変更。そしてある提携を切っ掛けに、その姿勢はより本格的なものになったという。


結果、非常に濃密かつ衝撃的な本エピソードは多くのユーザーの心に強い印象を焼き付け、初登場したサーヴァント達も同情を誘う悲劇的な結末が相まって、現在も尚衰えない高い人気を博すようになった。


関連動画

前編

ベリルver.

オベロンver.

後編

ベリルver.

オベロンver.

崩壊編

Road to 7


関連イラスト

巡礼の鐘妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ救世の旅奈落の虫


関連項目

Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt

異聞帯 円卓組 妖精(TYPE-MOON)

ブリテン 妖精 ハイファンタジー 予言 勇者 反転


Garden of Avalon…汎人類史のブリテンはこちら。

Fateルート…直接は関係ないもののプレイしておくと、より物語に入り込める。

死界魔霧都市ロンドン…同じくイギリス(ブリテン)を舞台にしたシナリオ。


オーディンスフィアヴァニラウェアが開発し2007年にATLUSから発売された、北欧神話がベースのRPG。ストーリーに本章のシナリオと重なる要素が複数散見されるが、シナリオを担当した奈須きのこ氏がファンと公言して憚らない作品であることを鑑みるにオマージュ元の一つとなった可能性が高いと推測される。


外部リンク

公式振り返り企画『Road to 7』


pixivision特集記事

舞台は妖精住まう理想郷。「Fate/GrandOrder 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」のファンアート特集


前後のストーリー

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