風と土と生命、歌と雨に愛された理想郷。
絶対的な女王の下、円卓が守護する妖精國。
予言の子が現れ、巡礼の鐘は鳴る———
———すべての鐘は鳴り響いた。
「巡礼の旅の終わり。冬の玉座は誰の手に。」
概要
ロストベルトNo. | Lostbelt No.6 |
---|---|
時代 | A.D.0500→⬛.⬛.2017 |
異聞深度 | EX |
場所 | イギリス ブリテン |
キーキャラクター | 予言の子 |
クリプター | ベリル・ガット |
章クリア報酬 | 概念礼装「2018年のグロスター」、??? |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
ストーリー
前編
オリュンポスにおけるギリシャの神々との激闘の末、結果的に第6の異聞帯の空想樹を同時に
消滅させることに成功したカルデア一行。
空想樹を失った異聞帯はもはや脅威にはなり得ず、残すは第7の異聞帯の攻略のみ⋯⋯
と誰もがそう考えていた。
だが、観測レンズ・シバの瞳は、第6の異聞帯をきっかけに地球の崩落が始まるという予測結果を映し出す。
————『星の終わり』まで、残りわずか。
終末を回避するために、カルデアは第6の異聞帯————妖精たちの住まう神秘の島、
『ブリテン異聞帯』へと足を踏み入れる。
後編
“選定の杖に導かれ、異邦の旅人に見守られ、救いの子は玉座に届く”
ブリテン異聞帯の攻略の要となる異聞帯の王「モルガン」の打倒。
その方法は、予言の歌に綴られる「予言の子」と共に6つの氏族が守護する「巡礼の鐘」を
ならす旅にあるという。
予言にある異邦の魔術師————カルデアのマスターは「予言の子」と共にブリテンを旅し、
その証を示した。
厄災を祓い、女王への謁見の機会を得た一行は妖精國の首都、罪都キャメロットに向かう。
「予言」と「厄災」。「妖精」と「人間」。
それぞれの思惑が交差した先に待つ結末とは⋯⋯⋯?
ゲームにおいて
『Fate/Grand Order』における、第2部「Cosmos in the Lostbelt -」第六シナリオ。副題は「星の生まれる刻」。
PV時点では半分以上が伏字となっており、オリュンポス攻略完了時でもタイトルにノイズがかかっていたが、これは5章後編の次が5.5章だった為。
現在は開放条件がオリュンポスクリアに変更されたことにより、5章クリア時点でバナーがアンロックされる。
6月2日と7月27日にはこの章に向けて、それぞれキリシュタリア及びマシュの視点から1〜5章を共に振り返るフルボイスロングトレーラーが公開された。
2部3章『人智統合真国 シン』の虚淵玄氏以来となるシナリオライター公開がなされた。1.5部は奈須きのこ氏以外の4人のシナリオライターが各章を担当し、2部は複数ライターが参加して執筆していた。1部7章以来となる原作者・奈須きのこ氏書き下ろしのメイン章である。
配信は段階的に開示され、2021年6月11日に前編がまず始まり、7月14日に後編が追加されるもこの段階でさえ謎や伏線は殆ど回収されず、8月4日にエピローグが配信されてようやく完結するという、計3ヵ月に亘るものであった。
そのためボリュームも過去最大であり、全編合わせて『stay night』並という凄まじい原稿量。
9節終了の前編だけでも『神代巨神海洋 アトランティス』ほどの量を持つが、これでも全体の3割程度。エピローグまで含めると閑話などを除き30節、さらに1節ごとのチャプターも多くなっている。
難易度自体は5章と比べると全体的に厳しくはない…ように見えて、終盤にいきなり跳ね上がってくるのが特徴。
戦闘システムにも新たに手が入っており、敵が一度に4体以上出てくるバトルや、敵の攻撃からステージを守りつつ戦うバトルなどが導入される。
またストーリー中にはスキップ不可の選択肢がいくつかあり、そこで特定の回答を選び続けていくと、最終的にあるキャラとの特殊会話ができる選択肢が発生するというギミックも仕込まれている
作風もそれぞれでやや異なっており、前編は妙に剽軽なナレーションが入った御伽噺やハイファンタジーを思わせる王道冒険譚だが、後編に入ると一変して「欺瞞」をテーマにプレイヤーの心をへし折り腐らせる惨い展開が待ち受けている。
昔からのファンから見た『Heaven's Feel』にも近いルートである為、辛くなったら暫くゲームの事を忘れ、心と体を休めるのも良いだろう。
また坂本真綾氏曰く、2部後期opの『躍動』は、2部6章の登場人物に焦点を当てたものであり、6章クリア後に『躍動』の意味が判明するという。
2022年のFGOフェスにて『FGO THE DRAMALOGUE-アヴァロン・ル・フェ-』と題し、シナリオを再構成した朗読劇が公開された。
登場人物
女王暦
予言の子 | 昏き女王 | 餓えた狂犬 |
---|---|---|
CV:川澄綾子 | CV:石川由依 | CV:石谷春貴 |
剛力の妖精騎士 | 暴姫なる妖精騎士 | 最速の妖精騎士 |
CV:井上麻里奈 | CV:和氣あず未 | CV:高野麻里佳 |
楽園の放浪者 | 妖弦の円卓騎士 | 名前の無い妖精 |
CV:櫻井孝宏 | CV:内山昂輝 | CV:井上ほの花 |
妖精王 | 轍の嬰児 | 酒場の店主 |
CV:豊永利行 | CV:坂本真綾 | CV:- |
風の氏族長 | 風の氏族長側近 | 赤き馬車馬 |
CV:こおろぎさとみ | CV:- | CV:緑川光 |
土の氏族長 | 天狗道の破門者 | 牙の氏族長 |
CV:- | CV:河西健吾 | CV:- |
異星の使徒・アトラス殺し | 翅の氏族長 | 魔獣商人 |
CV:杉山紀彰 | CV:- | CV:斎藤千和 |
己を探す護盾 | 城砦都市領主 | 糸紡ぎ |
CV:高橋李依 | CV:- | CV:伊藤彩沙 |
人域の限界者 | 最初の臣下 | カルデアの者 |
CV:松風雅也 | CV:桑原由気 | CV:??? |
鏡の氏族長 | 漂流物達 | 純血竜 |
CV:??? | CV:- | CV:- |
森の賢人 | 王の氏族長 | チョコレートの妖精 |
CV:神奈延年 | CV:佐倉綾音 | CV:小清水亜美 |
呪いの厄災 | 炎の厄災 | 獣の厄災 |
CV:- | CV:- | CV:- |
太陽の円卓騎士 | 湖の円卓騎士 | 奈落の虫 |
CV:水島大宙 | CV:置鮎龍太郎 | CV:??? |
聖剣の『守護者』 | ||
CV:川澄綾子 | ||
妖精暦
救世主 | はじまりの騎士 | 初代妖精騎士 |
---|---|---|
CV:??? | CV:伊藤彩沙 | CV:高橋李依 |
黒騎士 | 排熱大公 | 初代賢人 |
CV:- | CV:- | CV:??? |
ロンディニウムの騎士 | 北の女王 | 原初の妖精 |
CV:- | CV:- | CV:- |
第六異聞帯・イギリス
当異聞帯の詳細や動向は妖精國を参照。
製作裏話
上記の通り、FGO全シナリオの中でも最大規模な本章だが、具体的にこれがどれだけ分量なのかというと、生放送内では下記のように説明されていた。
- 文庫本に換算すると4冊程度
- 仮にフルボイスだった場合で台本形式に落とし込むと、500枚のコピー用紙を9束、計4,500枚くらい
ファミ通でのインタビュー記事によれば、「シナリオだけで1.7メガバイトはある」と回答されており、これを文章で換算すると下記の膨大な量に該当する。
- 英数字の比率が多くないことを考えれば、HTMLでよく使われるUTF-8で約63万字
- 参考:200ページの文庫本が約10~12万字程度
- 原稿用紙だと2100枚以上
製作されたBGMも他の通常メインストーリーに比べて3倍近くまで膨れ上がっている。実際サウンドトラックでも今までは1つの章当たり多くとも7〜10曲であったが、この2部6章はなんと22曲…1つの章だけでDISC丸々1枚分という量。
ちなみにマップのBGMだけでも細かいアレンジ含めてなんと8種類。これは2部6章以前までで最多であった『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』の4種類に比べて倍という圧倒的な数である。
また「途中からシナリオを大きく変更した」事がハッキリ明言されている唯一の本編であり、元はチョイ役の筈が劇的に出番が増えたり、逆に存在意義を失ってしまったキャラが幾つもいると語られている。
ボリュームの割に本筋へ繋がる情報があまり無いのもその為で、元々は他の章に近いシンプルな内容だったらしいが、「ひとつの異聞帯を最初から最後まで書いてみたい」というスピンオフじみたコンセプトが奈須氏の中で強くなり、群像劇へと路線変更。そしてある提携を切っ掛けに、その姿勢はより本格的なものになったという。
関連動画
前編
ベリルver.
オベロンver.
後編
ベリルver.
オベロンver.
崩壊編
Road to 7
関連イラスト
関連項目
Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt
異聞帯 円卓組 妖精(TYPE-MOON)
ブリテン 妖精 ハイファンタジー 予言 勇者 反転
Garden of Avalon…汎人類史のブリテンはこちら。
Fateルート…直接は関係ないもののプレイしておくと、より物語に入り込める。
死界魔霧都市ロンドン…同じくイギリス(ブリテン)を舞台にしたシナリオ。
外部リンク
公式振り返り企画『Road to 7』
pixivision特集記事
舞台は妖精住まう理想郷。「Fate/GrandOrder 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」のファンアート特集
前後のストーリー
Back | Next | |
---|---|---|
地獄界曼荼羅 平安京 | 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ | 非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ |
配信前におけるユーザーの予想や考察等
※この項目は配信前まで当記事に記載されていた、ユーザーの間で立てられた予想や考察の一覧です。
本編の内容そのものではありませんが、純粋に当時の期待や考察を懐かしんだり、「当時のユーザーはどんな予想や考察をしていたのか?」「ユーザー間での予想や考察はどれほど当たっていたのか?」等を閲覧し見比べるといった楽しみ方の一つとしてご活用いただければ幸いです。
以下、当時の予想や考察となります。
異聞帯内部についての予想
- 奇しくも第1部6章「神聖円卓領域 キャメロット」と同じく「円卓領域」の名を冠し、舞台に対する評定も同じEXランク。
- このロストベルトが出来上がった原因として考えられるのは、円卓の騎士があった時代、即ちアーサー王伝説時に何らかのイレギュラーが発生したことではないかと思われる。
- 異聞帯を形成するほどであることを考慮すると、1部6章の特異点形成の原因となった出来事以上の大事件だった可能性がある。
- 分岐年のAD500年前後はブリトン人がアングロ・サクソン人を打ち取り、アーサー王伝説の起源となったと言われる年である。
- また、537年にはカムランの戦いが起こったとされる他、Fateにおけるアーサー王の年齢が30代などの事情を鑑みて、この異聞帯はアーサー王が生まれなかった、またはアーサー王となる人物が王となる事が無かったなどの出来事が起こった可能性が考えられる。
- 異聞帯の位置はグレート・ブリテン島ということでほぼ確実視されているが、MAPをよく見ると異聞帯の範囲はアイルランド島も異聞帯に収まっている事がわかる。
- 異聞帯の王に関しては、前述の通り前章に黒化した聖槍を持つアーサー王とその息子が登場している点や、ロンゴミニアドが放たれた際のBGM、ロンゴミニアドを魔術で編んだなどの情報からモルガンではないかと目されている。
- 副題の「星」に関してだが、アーサー王やエクスカリバーを指しているという説が有力な一方、Fate作品では英霊の事を星と喩えるので英霊召喚に関する物語になるという説もある。
- 伏字に関しては、ブリテンが出来る遠因を作った『アッティラ・ザ・フン』(Fate世界ではエクスカリバーにも関わっている。)やモルガンの別名『モルガーン・ル・フェ』が入るという説がある。
- また、伏字の内冒頭の2文字は、6章のタイトルと本章の副題から『新星円卓領域』か『神星円卓領域』、またはピクト人が登場するという予想から『異星円卓領域』とする説がある。
- ベリルの容貌や、ベリルのキャラクターデザイナーが月姫シリーズの作品に関わっていたことを根拠に『死徒円卓領域』、後述のアルビオンとの関係性から『妖精円卓領域』か、『妖星円卓領域』という線も有り得る。
- このロストベルトが出来上がった原因として考えられるのは、円卓の騎士があった時代、即ちアーサー王伝説時に何らかのイレギュラーが発生したことではないかと思われる。
- 5章冒頭で空想樹が切除されたのに6章の舞台になっていることについても考察がなされており、聖槍が異聞帯を維持している説、大西洋ギリシャ異聞帯を乗っ取る説、伐採されたセイファートから種子が放出されて新たな空想樹が根付いている説などがあった。
- そして第五異聞帯後半で明かされた事項から、最初の「空想樹ではない何か(十中八九聖槍)が繋ぎ止めている」説が確実になった。
- 空想樹が切除できた要因という観点から見た場合、ブリテン関連ですぐさま推測できるのが「約束された勝利の剣」である。この兵器は惑星を脅かす外敵に対して真の力を発揮する性質を持つため、異星の神にとって脅威になるであろうことは異星の神の正体を知ろうが知るまいが容易く予想できる。
- 前述したように、キリシュタリアの計画遂行にあたって確実に消滅する必要があった異聞帯であること、5章終盤で異聞帯を超えて大規模な攻撃を仕掛けてくる能力を持つ何かが存在すること等から、今までの章と比較してもレベルの違う“厄ネタ”であることが想像される。
- 第2部1章でキリシュタリアが説明していた「クリプター同士による争いの主題となる異聞帯同士の衝突」が5章終盤まで結局一切描写されていないことから、ここで本格的に異聞帯同士の衝突が絡む展開も予想されている。
- マスター同士の対決という意味では、主人公はベリルのことを名前以外知らされておらず、一方ベリルのほうも藤丸がいざという時は呆れ返させるぐらいの無茶をする者であることを知らない。これまで以上に互いを知らない状態から激突することも考えられる。実際、二人が初めて対面したのも5章終盤とクリプターの中で最も遅い。
- 『アルビオンの竜』なるものが生きているらしいが、型月世界においては本来の伝承も含めて考えると、二つの事例のいずれか、あるいは両方が生きている。
- 一つ目はウェールズにおける伝承の白い竜。こちらは少年時代のマーリンが赤い竜と白い竜を相争わせての結果を予言のために使われたもの。
- 二つ目は型月世界における魔術協会・時計塔の最深部として前述の霊墓アルビオンの元となったその遺体がダンジョンと扱われるほどの巨体の竜。
- 前者は型月世界としては詳細は不明だが、後者が生きていればそれはとてつもない巨体の竜が存在しているということになる。
- 謎のヒロインXXのバレンタインイベントでの発言に『異界と繋がった海域、いまだ星の内海に続く坑道、膨張する太陽を幻視する祭壇』の存在が語られており、このうち、星の内海に続く坑道がこの章に関わっているのではないかという考察も。
新サーヴァントの真名予想
2部後期OPでは新サーヴァントの姿が次々と発表されており、姿形から大半はこの章に出てくるのでは無いかと思われる。特にこの章に出てくると目されているのは以下の人物である。
- 蝶の羽が生えた妖精
- 謎の三人娘
- 不思議な杖を持った金髪の魔術師
- 5周年イベントにて、キャスターとなったアルトリアが実装され彼女であると判明した。言動からして汎人類史出身ではないらしく、また主人公とブリテンを旅した発言がある為登場は確定している。
- ぐだ男を抱えて戦う白い騎士
- 真名候補としては円卓の騎士であるボールス、パロミデスなどが挙げられているが、槍を所持している点や本作の主題が聖杯探索である事からパーシヴァル卿が最有力。
- パーシヴァル卿は歌劇にて「聖槍」を扱ったエピソードがあり、『Fate/Requiem』でもその歌劇について触れられた他、聖槍の本来の持ち主とその持ち主と確執のある英霊の黒化版も登場している。
- この他、モードレッドからはガレスは兜を着けているが、パーシヴァルは兜を被っていないという証言がある。
- また、特徴が似ていると同時に顔の右側を見せてない事からケイ卿説も挙げられている。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』にて描かれた彼の顔の右側にはとても特徴的な模様があるが、公開されたOPでは左側しか映されていないため、わざと特徴を隠されているのではないかとも。
登場サーヴァントの予想(個別詳細)
- 登場候補としてはFateシリーズおなじみのアルトリアや『冥界のメリークリスマス』で再びの再会を示唆したマーリン等の円卓組、更には並行世界中を旅し続けている異世界の騎士王であるアーサーが真っ先に挙げられる。
- 更にはグランドオーダーの中で既に顕現していると言われているモルガン、アグラヴェインや、第6特異点では既に脱落済みであったケイ及びガレス(2019年8月実装)、そのお返しイベントで言及されたパーシヴァル、アーサー王伝説当時に敵対していたローマ皇帝ルキウス・ヒベリウスなどの登場が期待されている。
- 深度がEXである為、円卓の騎士のメンバーが従来のFateシリーズのものと異なっている可能性も否めない。ちなみに、1.5部と2部の間を描くTVSPではギャラハッドが人理漂白の事実を主人公に突き付けているシーンがあるため、彼が関わってくる可能性も大いにあり得る。もし彼が登場した場合、マシュの身体からギャラハッドが退去した理由が明らかにされるのかもしれない。
- 加えてオリュンポス編実装から最初のイベントとして『Fate/Requiem』とのコラボが行われたが、当作品には反転した彼が登場している。イベントでの実装はついになかったがやっていた時期が時期なので、本章へ参戦するのではないかとの噂もある。
- また、オリュンポスで敗れ去る運命にある汎人類史側の先行組として参戦したにもかかわらず、回想で消滅した事がプレイヤー側から確認できていない黒い槍王も疑問に思われており、「聖槍関係者である故に他のメンバーから離れて1人ブリテン異聞帯に移動したのでは?」という説もある。ただオリュンポス以降のイベントシナリオにて多少とはいえトラブルがあったことを考えると、シナリオ班の不手際で回想に登場させ損ねた可能性もある。
- ところが7月30日発売のファミ通の特集のインタビューで「撤退したサーヴァントたちは今後登場する可能性がある」と明言される。これによりランサーアルトリア(と後述のメディア・リリィ)は意図的に描写されなかった可能性が大きく上昇した。
- しかし少なくとも、2部では基本的に「戦闘で消滅したサーヴァントは二度と登場できない」という法則があるとインタビューで言及されているため、大西洋異聞帯で汎人類史側のサーヴァントとして戦闘で消滅しているモードレッドは登場が危ぶまれている。
- とは言え円卓のキーキャラであるモードレッドが無関係とも考えにくく、後述のモルガンとの関係性から在り方を歪められた姿をはじめ槍王よろしくカムランあるいは寿命で死ぬ運命を回避して成長した姿、あのSN時空の男モードレッドなどの派生サーヴァントが生まれる可能性も予想されている。
- その他、シャルルマーニュ伝説がアーサー王伝説に少なからず関係している。
- ケルト神話もアーサー王伝説と深く関係しており、その中でも未だもって謎が多く北欧の魔術神オーディンとの関わりが度々議論されるキャスターのクー・フーリンの謎が解き明かされるのではないかとも言われている。
- そして公開された新OPにて、謎の白髪の騎士と共に異星の神陣営と戦う彼の姿が確認された。OPの中には、炎上した冬木を眺めるセイバー(オルタ?)らしき女性も確認されたため、この章で関わるのはほぼ確定した。
- 異世界のアーサー王がFGO世界に来た理由のこの世界におけるビーストⅥこと旧ビーストを別世界の東京聖杯戦争にて沙条愛歌が召喚する事を予測しブリュンヒルデを送り込んだのが彼とされており、あり得ざる第三の顕現である今回で本人の素性が現れる可能性がある。
- 因みに前述した通り消滅を告げずに姿を消した黒き槍王だが、彼女の第一再臨時に被っている面のワタリガラス、これは魔術神オーディンの使い魔ともされている。ここで登場を仄めかすあたり、何か関連性があるのだろうか?
- なお、余談ではあるが、第1部6章でもケルト神話の要素が登場している。
- アーサー王伝説と妖精伝説にも深い関わりがあり、アーサー王の姉であるモルガンとカエサルの間に出来た息子がかの妖精王オベロンであったりする(彼のマテリアルでも妖精との間に子供を儲けたとある)。
- 妖精と関係のあるサーヴァントは他に、イギリス出身で著作にも妖精を登場させているシェイクスピア、それまで関連した要素が見受けられなかったがマテリアルⅧにて構成する要素にティターニアの名前が明記されたキングプロテアなどが挙げられる。
- さらに深読みすると名探偵の生みの親たるアーサー・コナン・ドイルも考えられる(生前妖精について言及したことがある)。
- 2019年6月5日に追加されたアーサーの幕間により、彼が主人公の元へやって来たのがこの世界に降臨するであろうビーストⅥを斃す事が目的である事が明確になった。
- ビーストⅥに因んで、アトランティスで先行組として登場したにもかかわらずオリュンポスにはいなかったメディア・リリィについても予想が立てられている。
- イアソンのための仕掛けを作るという手柄を立てていたにもかかわらず、いざ着いてみれば影も形もなかったという経緯から、大方のプレイヤーには「戦力差に絶望して座に帰った」英霊の一人か、言動からそもそも辿り着けなかった1人と見られている。
- だが、実は異世界のアーサー王が参加した1999年の聖杯戦争でもキャスター枠にメディアが登場する事が示唆されている。更にSNの初期設定では「本気になった時は若返る」という特徴があったらしく、旧Fateからスライドした設定であれば異世界の彼女は若返りの技を会得している可能性がある。
- この事からメディア本人に代わってリリィがブリテン異聞帯に移動し、ビーストⅥ討伐に活躍するのではないかという説もある。ちなみに大人の彼女は後述の異世界で先述したビーストⅥの正体候補とも邂逅している。
- また同じ理由でPrototype時空の本物の佐々木小次郎の登場も予想されている。こちらはもし出た場合オリュンポスにおける武蔵ちゃんの顛末が関わるのかもしれない。
- ビーストⅥの正体候補に挙げられている人物の目的はビーストⅥを使って人理定礎を破壊し、「アヴァロンならざる永遠の国(ブリテン)」にアーサー王を永遠の王として君臨させる事にある為、アヴァロンが関わってくる事も十分に考えられる。
- ラスプーチンこと言峰綺礼は、言動などから"過去"を知っていると思われるが、5章後半にて村正にこの異聞帯に行けと命じている。
- 村正の姿は、たとえFGOをあまり進めていない人でも原作を知っていれば分かるだろう。恐らく言峰も"その事実"を知っている。そして舞台はブリテン。そこにはもしかしなくても王がいることだろう。言峰がそれを知らない筈もない。そこから想像できる物語といえばただ一つ。
- その様な点を考えて、凛顔や桜顔、エミヤなどの原作の人物に関わる英霊が出てくるのでは?とも考えられている(ジャガ村先生?あの人の立ち位置は特殊だし次の異聞帯とも関わりがあるので…)。
- ただしエミヤはとある特異点に登場したため直接の登場は考えにくく、彼ではなくその反転した姿が登場するのではないかとも言われている。それもそれで結構複雑なものだが…。
- オルタもすでにメインシナリオおよび公式でメインシナリオに組まれているイベントに2回も登場したため回数的にはオリジナルのほうがまだ可能性があるのではないかという意見もある。実際前述した通り冬木が関わる事はほぼ確定のため、エミヤ本人の可能性がより高まった。
- また、原作に大きく関わるサーヴァントとしてシトナイがいるが、こちらも既に重要な役割を果たしているため、登場する確率は薄いとみられる。
- イシュタルは別の意味でも登場が予想されている。こちらは別の有力候補がいるので何とも言えないが。
- 村正の姿は、たとえFGOをあまり進めていない人でも原作を知っていれば分かるだろう。恐らく言峰も"その事実"を知っている。そして舞台はブリテン。そこにはもしかしなくても王がいることだろう。言峰がそれを知らない筈もない。そこから想像できる物語といえばただ一つ。
- その他、「星」と関連して、五芒星の紋(あるいはエルダーサイン?)を用いる日ノ本のキャスターが絡んでくる可能性も捨てきれない。異星の神配下に控えし悪の陰陽師や生前退けた妖狐の別側面といった因縁深き連中との対峙に期待したい。
- なお、現時点において2部のメインビジュアルに描かれた全て遠き理想郷を掲げたアーサー王がFGOに実装されていない事から、この章で参戦する事を望むマスターも少なくはない。現に対粛正防御という完全無欠の無敵バフが実装された事は、何か関係があるのかもしれない…。
登場サーヴァントの予想一覧
- 異世界のアーサー王、アルトリア・ペンドラゴン、ランサーアルトリア
- 円卓の騎士:ランスロット、トリスタン、ガウェイン、ガレス、パーシヴァル、ケイ、モードレッド、アグラヴェイン、ギャラハッド、ベディヴィエール
- モルガン関連:モルガン、クー・フーリン、シャルルマーニュ十二勇士、カエサル
- ブリテン関連: ブーディカ、ジャック・ザ・リッパー、ジキル/ハイド、チャールズ・バベッジ、ナーサリーライム、ロビンフッド、リチャード一世
- 妖精関連:シェイクスピア、フィン・マックール、ディルムッド、オベロン、ティターニア、キングプロテア、アーサー・コナン・ドイル
- ビーストⅥ関連: ハサン・サッバーハ、オジマンディアス、アーラシュ、ブリュンヒルデ、パラケルスス、異世界のギルガメッシュ、ペルセウス、メディア、本物の佐々木小次郎、大淫婦バビロン、マスターテリオン
- その他:ギネヴィア、マーリン、スカサハ、山の翁、ジークフリート、ゲオルギウス、千子村正、エミヤ、イシュタル、パールヴァティー、司馬懿、諸葛孔明、グレイ、安倍晴明、蘆屋道満、ルキウス・ヒベリウス