プロフィール
真名 | セタンタ |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 165cm |
体重 | 56kg |
出典 | ケルト神話、アルスター神話 |
地域 | アイルランド |
属性 | 秩序・中庸・地 |
好きなもの | 美味い飯 |
嫌いなもの | 弱い自分 |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | lack |
CV | 村瀬歩 |
戦闘時に出現する仔犬について、セタンタは多くを語らない。
かつて自分が戦い殺した猛犬の子か、はたまた、取り憑いた猛犬の霊が小型化したものか……?
概要
『Fate/Grand Order Arcade』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
期間限定イベント『グレイルウォー戦記』における配布サーヴァントとして実装された。
のちにアプリ版とのコラボイベント『螺旋証明世界 リリムハーロット』でも配布化。
アイルランドの光の御子ことクー・フーリンの修業時代かつ幼少期(16歳くらい)の姿である。
スカサハにしごかれていた頃であるが、サーヴァントとしての性質上成長後の記憶も有している。
何気に、大人のランサーやキャスターよりレア度が高い(彼らは☆3)。またアーケード限定サーヴァントとしては初の、アプリ版への出演経験が無い声優が演じたサーヴァントである。
容姿はプロトの前髪をかき上げた髪型で襟足は三つ編み。肩のマントとふくらんだズボンはキャスター、ピッタリスーツなインナーはランサーと、それぞれの特徴を上手く反映させている。
真名
ケルト神話に於ける大英雄クー・フーリン――その修業時代の姿、「セタンタ」。
その肉体及び精神は、ランサーやキャスターとして現界する彼よりも若く未熟。しかし同時に、何者かになるために足掻き、進み続ける、一少年としての無限の可能性を秘めてもいる。
英雄クー・フーリンの人生の中における、あらゆる修業時代の象徴たる存在。
そのため、セタンタと称されていた頃には体験していないはずの、影の国での記憶も有している。
実際に彼が影の国を訪れた時期は、クランの番犬との戦いを経て「クランの猛犬(クー・フーリン)」の勇名を得た後。英雄クー・フーリンとして踏み出した後の出来事である。
「オレは、オレだ!どんな英雄になるかはオレが決める!」
人物
一人称は「オレ」。
性格は一言で言えば、クー・フーリンをそのまま子供にしたような感じ。明確に自らの未来の記憶を持っている訳ではないが、歴史的事実は概ね認識している。ただし、アレキサンダーとは違って自分の未来を受け入れていない。修行嫌いで、スカサハのスパルタ鍛錬から逃げ回っている。
傍らには使い魔らしい「海外のアイスクリームみたいな色した子犬」を連れている。
能力
戦闘においては、短剣「クルージーン」と棍棒を武器とする。
モーション中では、剣術と棒術を巧みに使い分けながら戦闘を行う他、エクストラアタックでは、棍棒を成長した自分の宝具である「刺し穿つ死棘の槍」の如く投擲したりもしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B+ | C | B | C | A | B |
保有スキル
対魔力(B) | セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷付けるのは難しい。 |
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神性(B) | 神霊適性を持つかどうか。ランクが高い程、より物質的な神霊との混血とされ、Bランクは半神半人を意味する。ケルト神話の太陽神ルーの子である。 |
赤枝の騎士(B) | アルスター神話圏において勇猛にして奔放な戦士達が集う「赤枝の騎士団」の一員である事を、セタンタは成長時と比較しても、特に強く自覚している。 |
猛犬殺し(A→A+) | クランの猛犬、即ち「クー・フーリン」と呼ばれる事になる、少年時代の逸話がスキルと化したもの。猛獣特攻効果を持つ「獣殺し」スキルの亜種。 |
影郷の武錬(B+) | 影の国の女主人・スカサハによって齎された修練の日々は、セタンタの精神と肉体を鍛え上げ、無双の英雄クー・フーリンとして完成させるに至った。今回の霊基は修練中(厳密には修練終了直前)の精神と肉体である為、本スキルが保有されている。真に、英雄クー・フーリンとして現界する場合には本スキルは保有されず、代わりに宝具「ゲイ・ボルク」を保有する事になる(つまり、現界した英霊クー・フーリンが本スキルを保有していない上に、ゲイ・ボルクを保有していない――という状態は、本来ではあり得ない筈なのである)。 |
宝具
裂き断つ死輝の刃(クルージーン・セタンタ)
- ランク:B+
- 種別:対人宝具
- レンジ:0〜30
- 最大捕捉:1人
「いつでも行けるぜ!」
「戦い方は分かる。殺し方も分かる。じゃあ、もうこの辺で仕留めるぜ!魔剣抜刀!『裂き断つ死輝の刃(クルージーン・セタンタ)』!!」
アルスターの戦士として認められた際にコンホヴォル王から授かった無銘の剣が「ロスナリーの戦い」の伝承に登場する光の剣クルージーンと同一化した宝具。淡い光を発する魔剣。真名解放の際には激しく発光し、養父フェルグスの振るう魔剣カラドボルグにも近しい威力を発揮。師スカサハから学んだ恐るべき戦闘技術を用いてこの剣を振るい、対象を完膚なきまでに叩きのめす。
今回の召喚で真名セタンタとして霊基が成立するにあたり、セタンタ即ちクー・フーリンが戦いの際に振るった剣、という共通項から、ふたつの剣がひとつの宝具に同一化したものと考えられる。
「この剣、ほんとはもっと後のオレが使った剣じゃねえの?それってズルじゃない?」
「でもまあ、ズルみたいな宝具持ってる奴多いもんな。まいっか!」とはセタンタの談。
アーケードでの効果は【範囲内のターゲット単体に強力な防御力無視攻撃&防御力をダウン】。
ゲーム上での性能(アプリ)
アーケードでの性能をアプリ向けに落とし込んだ結果、従来のクー・フーリンが持つ優れた能力がバランスよくまとめられている。懸念点は「影郷の武錬」で得られる3種のバフのうち2つが確率発動であり、確実に効果を得るにはスキルレベルをMAXまで上げなければならない点か。
関連人物
生前
説明不要の槍と魔術の師匠。宝具時にルーン通話で介入してくる模様。
初登場時から、彼女が課す修行から逃げ回っているのがお約束になっている。
ちなみに水着の方だと、彼処が浮かれ気味の為かワンチャン勝てるかもと思っている。
実の叔父にして、養父かつ剣の師匠。彼曰くセタンタの剣の才能はあまり高くないそう。
残念ながらアーケードにはフェルグスが未実装のため関わりは無しだったが、アプリコラボでの実装によって念願の対面が叶い、生前と全く変わらない彼のあり方に一喜一憂している。
成長後の因縁の相手にして死因となる、コノートの女王。
当然メイヴはメロメロであり、その様を見て苦手意識を抱いている。
一方、大人の自分が彼女に負けたことは認めておらず、克服しようとしている。
Fate/Grand Order
大英雄へと成長した大人の自分自身。
あちらからすれば、むず痒いような気分だそう。
上記の「あちらの」ランサーより若いクー・フーリン。
よく勘違いされるが、こちらは若いだけでなく並行世界の存在でもある。
魔術に特化したドルイド姿のクー・フーリン。
セタンタが最年少期ならば、こちらは最年長期とも言える。
聖杯がメイヴの願いを反映し、黒化・狂化したクー・フーリン。
メイヴに都合の良い存在に改造された存在である為、成長してこの姿になる事はない。
契約したマスターにして、数千年ぶりの兄弟弟子。
共に自分の未来へと進み続けるフランクな相棒という感じ。
自身をアーケード世界からアプリ世界に連れてきた元凶。
こちらを一方的に息子扱いしてくるのでやや苦手意識を持っている。
同じイベントで初出しており、最初は敵対したが紆余屈折あって同行した。
呉越同舟の関係の為かあまり仲は良くなく、食事に度々毒を盛られそうになっている。
上記の師匠と同一起源にしてその外殻を被った、北欧異聞帯出身のサーヴァント。
通常だとびっくりする程度だが、水着だと露出の高さと過激さを指摘して落ち込ませてしまう。
大人の自分とは何かと腐れ縁である、因縁深いサーヴァント達。
それぞれ自分をビックリした顔+意味ありげな表情で見てきており、困惑している。
同じく『FGO』で初登場した、既存のサーヴァントの幼少期。
アーケードによれば、彼にはややライバル意識を持っている模様。
コラボイベント『盈月剣風帖』で共演した、セイバークラス仲間。
大人の自分同様意気投合し、彼に対して送った言葉が事件解決の一助となった。
現時点で本人同士の関わりは無いが「本来ランサークラスのサーヴァントがセイバークラスで配布サーヴァント化」「修行中のメンタル寄りとなっている」などと、いくつか共通点がある。
余談
- 「クー・フーリンかつ少年キャラ」ということで、情報公開と同時に「田中美海&高橋李依特攻」などと騒がれることになった。
- なお、当の本人たちは『カルデア・ラジオ局』や『FGOフェス』でセタンタの実装について話したことがあり、数年越しの実現を知って興奮のあまり案の定、Twitter上で大暴走している。良かったねぇ……
- アプリ版コラボイベント開始後、初放送のラジオが田中・高橋コンビだったため放送開始早々「ありがとう」と連呼した。
- アイルランドにおける剣は鍔と柄と刃が一体化しており、刃は根本がへこみ坡針形の形状をしている。全体の長さは短い物で約40cm、長い物で約60cmとアイルランドの剣は尺が比較的短くなっている。本作におけるセタンタが持つ剣は史実に近い形状である。
- 『Fate/hollow ataraxia』でランサーが「ボウズより若い頃に~」と話したのを聞き、士郎は猛犬を絞め殺したときの年齢を12、3歳としている。
- その後彼の口から「16の頃に誉れを求めて影の国に行った」と言っているので、Fate時空においては士郎の予想にズレはないと思われる。
- 原典だと猛犬を殺したのは7歳の出来事であり、12歳頃にアイフェと戦う。猛犬を絞め殺してから5年後にはアイフェと男女の関係になるので、恐らく『Fate』シリーズではコンプライアンス的な問題で年齢を+6歳している。
- 原典では17歳で女王メイヴに初めて会う(かつクーリーの牛争い参加)。諸説あるが影の国に向かってから修行開始までが1年、それから影の国での修行が1年と1日なので『hollow』でのクー・フーリンの発言通りだとメイヴに出会うタイミングは変わる。
- 「影郷の武錬」のスキル説明から読み解くに「影郷の武錬かゲイボルクのどちらかを所持する」ではなく、セタンタの場合はスキル「影郷の武錬」、クー・フーリンという真名の場合は宝具「ゲイ・ボルク」になるということ。真っ当な召喚ならゲイボルクを必ず所持しているというのが正確(サーヴァントは全盛期の姿で召喚される都合上、セタンタもイレギュラー)。
- スキル説明の「英霊クー・フーリンが本スキルを保有していない上に宝具ゲイ・ボルクを保有していないという状態は、本来あり得ない筈である」というのは「『影郷の武錬』を保有していないクー・フーリン(セタンタ)はありえない、また「ゲイ・ボルク」を保有していないクー・フーリン(大人)もありえない」という意。
- 担当声優の村瀬歩はヘラクレス役の西前忠久氏が養成所時代の講師で、師弟共演的感慨深さがはんぱなかったとツイートした。
- 『カルデア・ラジオ局 Plus #334』(2023年6月2日配信)の「カルデア・ボイスレコード」に寄せられた村瀬氏のボイスコメントによると、キャスティングはオーディションではなくオファーだったことに加え、このオファーがくるまでセタンタのことを知らなかったらしい。
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Fate/GrandOrderArcade クー・フーリン(Fate)
※ アプリ版の第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』のネタバレ注意!
『アヴァロン・ル・フェ』後編にて、救世主の仲間にして師匠であった賢人グリムことクー・フーリンがオーディンの疑似サーヴァントとして現界したことが明らかとなった。更には妖精暦と女王暦の2つの暦で現界しており、女王暦においてはプレイヤーが良く知る大人の姿のキャスターとして、妖精暦においては幼き少年として救世主と共にいたとハベトロットが作中で口にしていた。
保有スキルの「影郷の武錬」を見るに妖精暦での賢者グリムは彼の姿をしていたと思われる。
のちに救世主トネリコ(水妃モルガンの第二再臨)のマイルームボイスに特殊セリフがあり、
「よかったぁ、やっと私の知ってるグリムが来ました。」
と言っているため少年姿はセタンタと確定した。
ちなみに、上記セリフで「私の知ってる」と言っているのは他のクー・フーリン系サーヴァント所持時に「グリムいっぱいいる」と驚く特殊セリフがあるのが理由。そりゃ驚くよね……