「――さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
プロフィール
真名 | ??? |
---|---|
クラス | アーチャー |
性別 | 男性 |
身長 | 187cm |
体重 | 78kg |
出典 | ??? |
地域 | ??? |
属性 | 中立・中庸・人 |
イメージカラー | 赤 |
特技 | ガラクタいじり、家事全般 |
好きなもの | 家事全般(本人は否定)(SN)、武器いじり、水回りの整備(FGO) |
苦手なもの | 正義の味方(SN) |
嫌いなもの | 未熟な思想(FGO) |
天敵 | 遠坂凛、間桐桜、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン |
テーマ曲 | 「エミヤ」 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 諏訪部順一 |
人気投票 | 3位(男性1位・型月10周年記念) |
概要
『Fate/stay night』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。
マスターは遠坂凛。赤い外套を纏った浅黒い肌の男性。
凛は本来、セイバーを呼び出すつもりだったが寸前でヘマをしてしまい、結果として彼を呼び出す事となってしまった。
「アーチャー」のクラスではあるが、劇中で初めて登場した彼の武器は弓ではなく二本一対の陰陽の夫婦剣『干将・莫耶』であり、また剣術による白兵戦を好むなど、謎である部分がかなり多い。
彼の正体は凛ルートシナリオ『Unlimited Blade Works』にて明かされる事となる。
人物
一人称は「私(わたし)」、条件次第で「オレ」。
キザで皮肉屋、現実主義者。だが根はお人よしで世話焼き、たまに子供っぽい。ここぞという時にニヒルな冗談を口にするプレイボーイでもある(などとはいえニヒルな冗談を口にするのはナンパなどのそういった目的ではなくあくまで空気を読んでのことである)。
乱暴な召喚のせいで記憶が混乱し自分が何者か分からないと言い張っており、マスターである凛もその真名を知らない。特技は家事全般で、彼の淹れる紅茶は凛のお気に入り。
衛宮士郎を個人的に敵視しているようだが、その一方で彼に対して的確な助言を送ることもある。
合理的な戦術、社会的な正義を良しとするが、彼の発端は『万人を救いたい』という理想である為、冷徹に徹しきれないところがある。
ギャグ寄りの作品だとそうした「なんだかんだ言いつつも世話焼き」な一面が出る事が多い。
「背中で語る漢」の名が相応しく、辿ってきた数奇な人生を語るかのような、その背中が印象的なキャラクター。本編では純粋に背面のみという普通あり得ない立ち絵が2種類も用意されている。
彼は生前の末路に満足しているため聖杯に託す願いは無い。「凛を勝者にする事」自体が望みと言えよう。ただしそれ以外の「願望」はまた別のところにあるのだが。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、士郎と同じく真実を探る者。
凛とは契約を破棄しており、作中でも「これは己の戦いでは無い」といつもの赤い外套は身に着けていない。夜はとある場所で待ち構えて大橋を渡ろうとする者を狙撃しており、前作では中々拝めなかった「弓兵」としての彼の本領を見ることが出来る。
見事撃破すれば昼にも現れるようになる……のだが、釣り人姿でのハジケっぷりが印象的過ぎると評判。
能力
ステータスは低い方で、剣技もお世辞にも天才とは言えない凡夫のそれだが、あらゆる芸を生涯に渡って鍛え続けた努力家で、力や技術の差を補うほどの芸達者(『unlimited codes』では、勝利台詞として「一つを極めるより、多くを修める道を選んだ」とコメントしている)。スキルとして「心眼(真)」を歴戦の勇者たちにも比肩しうるBランクで保持しているのは、彼の血のにじむような努力と鍛錬の表れだろう。
『Fateルート』でのバーサーカー戦においても、勝てはしなかったものの、自身の消滅までの間に『十二の試練』のストックを半分近く(ゲーム版は6つ、アニメ版は5つ)消耗させ、当のバーサーカーが狂化で剣技を競い合えない現状を惜しむほどの奮闘を見せたことが、戦闘直後のバーサーカーの回想という形で描かれている(戦闘の様子が直接描写されたのはアニメ版のみ)。
なお、『十二の試練』の記事内により詳しく書かれているが、バーサーカーの『十二の試練』とは『ランクB以下の攻撃をシャットアウトし、現界中致命傷を負っても11回まで代替生命で蘇生する事が可能』かつ『一度受けた殺害方法にある程度の耐性を身につけてしまい、耐性を身につけられてしまった殺害方法では殺せない』というチート能力である。後者はマスターからの援護があれば「死ぬ前に耐性を得ることも可能」であり、つまり「バーサーカーというトップクラスの英雄相手に敵マスターの援護が間に合わないレベルでゲーム版は6回、アニメ版は5回も別の方法によって殺害することに成功した(しかも自分はマスターの援護無し)」ということであり、あらゆる芸を生涯に渡って鍛え続けた芸達者なアーチャーだからこそ成しえた偉業とも言えるだろう。
一応は弓兵ということもあり、本職は中~遠距離戦。『偽・螺旋剣』や『赤原猟犬』といった魔剣を矢とした狙撃の威力は絶大である。隣街までは流石に視えないが新都内は全て射程範囲とされている。新都で一番高いビルから冬木大橋までが限度で隣街の深山街は流石に見えないとのこと。しかし、橋までであればタイルの数ぐらいなら見てとれると語る。『hollow』の描写によるとビルから冬木大橋までの距離は直線距離で約4km。
他にも投擲に対しては無敵とされる盾『熾天覆う七つの円環』も持つが、これらすべては彼が持つ固有結界の副産物でしかなく、厳密に言えば他の英霊のような固有の宝具は持っていない。
ちなみに彼を象徴する赤い外套は「赤原礼装」と言い、ある聖人の聖骸布から作られた一級品の概念武装で、外敵ではなく外界から守る効果がある。
使える魔術は強化と投影の他に、構造把握から派生する解錠、修復を得意分野とする。また初歩の初歩と言われる魔力感知、魔術抵抗なども備える。但し自然干渉からなる攻撃魔術はからっきし。
各々の能力が高水準に磨かれたオールラウンダーであるため、その手札の多さから、あらゆる戦況に対応出来る強みがある。
多芸ではある一方、究極の一にまで極めてはいないため、究極の一を極めたサーヴァントと得意分野で戦う際には一歩劣ってしまう。
『FGO』では、『干将・莫耶』による二刀流の剣術を主戦法とする他、弓矢として『偽・螺旋剣』や『赤原猟犬』などを放つ。エクストラアタックでは、『Fate/unlimited codes』準拠の『鶴翼三連』も披露。オーバーエッジ形態の『干将・莫耶』も見られるぞ!
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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遠坂凛 | D | C | C | B | E | ??? |
藤丸立香 | D | C | C | B | E | ??? |
保有スキル
対魔力(D) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Dランクであれば、一工程(シングルアクション)の魔術ならば無効化が可能となる。あくまで、魔力避けのアミュレット程度の耐性である。 |
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単独行動(B) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。マスターを失っても二日は現界可能。 |
心眼(真)(B) | 修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、場に残された活路を導き出す『戦闘論理』。 |
千里眼(C) | 別名『鷹の目』とも呼ばれる視覚能力。例え高速で移動する相手でも、4km以内の距離までなら正確に狙撃できる。より魔術的に高次元の『千里眼』であれば、遠方はおろか、未来さえも見通す事が可能となるという。しかし、Cランクではその域までには達しない。 |
鷹の目(B+) | 「千里眼(C)」が変化したスキル。順当に強化されたと思しいが、元々『千里眼』の別名が『鷹の目』であり、何が異なるかは不明。 |
魔術(C−) | オーソドックスな魔術の習得。得意なカテゴリーは投影と強化、更に構造把握から派生する解錠、及び修復との事。基礎中の基礎の魔力感知・魔術抵抗も可能だが、自然干渉からなる攻撃系魔術はからっきし。マイナスが付いているのは得意分野にムラがあるからか? |
投影魔術(C)(条件付きでA+) | 道具をイメージで数分だけ複製する魔術。彼が愛用する『干将・莫耶』も『投影魔術』によって作られたものである。投影する対象が『剣』カテゴリの時のみ、ランクは飛躍的に跳ね上がる。この『何度も贋作を用意できる』特性から、彼は投影した宝具を破壊、爆発させる『壊れた幻想』を用いる事で、瞬間的な威力向上を可能としている。『FGO』では「魔術(C−)」が変化したスキルという扱いとなる。なお、ゲーム内でのランクはAとなっているが詳細不明。 |
回路接続(EX) | 「投影魔術(C)」が更に変化したスキル。詳細不明。 |
宝具
無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
- ランク:E~A++
- 種別:対人宝具
- レンジ:30~60
- 最大補足:???
I am the born of my sword.
体は剣で出来ている。
Unknown to Death. Nor known to Life.
ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない。
So as I pray,『Unlimited blade works』.
その体は、きっと剣で出来ていた。
宝具を持たない彼を英霊たらしめている能力にして固有結界と呼ばれる特殊魔術。
一定時間、現実を心象世界に書き換え、今まで術者が視認した武器、その場で使われた武器を瞬時に複製し、ストックする。ただし、複製した武器はランクが一つ下がる。
アーチャーが使用する武器のほとんどはこれによる投影品である。
詳細は該当記事を参照。
無限の剣舞(アンリミテッドブレイドダンス)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
『unlimited codes』にて使用する『無限の剣製』の派生技。
飛び道具の剣を飛ばし、それがヒットするとさらに大量の剣を降らせて相手を串刺しにする。
全キャラ中唯一聖杯超必殺技を持たない彼だが実質的にこの技が聖杯超必殺技に相当する。
武器
洋弓
未来における特殊な素材(原作者曰くカーボン繊維のものすごい版)製の黒い洋弓。アーチャー唯一のオリジナルの武器。ただしこれも投影品である。
これ自体は何の変哲もないただのサーヴァントの武器だが、対応する弓矢が存在しない代わりに、投影宝具を矢の代わりに番えて発射する。しかし、イラストやアニメ等の描写では、普通の矢を使うこともある(尤も普通といってもこれも投影品だが)。
おそらくアーチャーが生前から愛用しているメインの武器であろうが、上述のように本編ではアーチャーでありながら接近戦を主体とする戦術をとることが多かったため、割りとあまり使われていない可哀想な子。
普通の矢と宝具を矢にしたものを使い分ける。普通の矢は大砲級の威力で銃撃のように連射が可能。宝具の矢は文字通り宝具級の威力があると説明されている。ただし高い威力を発揮させる場合は10秒、20秒とそれに比例して魔力を込める時間が必要な為、強力な射撃は即時発射が出来ないという欠点があり、作中では士郎にそれを突かれてしまう(劇中においては回避されたものの、既に手から放たれた矢の軌道を変更し迎撃するなどある程度は対応可能ではある)。
宝具の矢に40秒間魔力を込めるとセイバーであっても剣で弾くどころか防ぐことも出来ない威力になり、避けないと即死する。『hollow』では『赤原猟犬』に40秒魔力を込め、回避困難・防御不可の一矢として放つ。
他作品での活躍
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
先代カード回収者であるバゼットにより撃破され、そのカードは凛、そしてイリヤ・クロエへと託される。
「限定展開」では矢の無い弓に変化。自身で矢を用意しなければならないため「実戦では使えない」と評されていた。しかし「夢幻召喚」ではその真髄を発揮する。固有結界の能力をフルに生かし、白兵戦から遠距離戦まで多彩な戦闘が可能。また、イリヤが使用した場合、通常ならば不可能なアーサー王の聖剣のような神造兵装すら投影してみせた(クロエや美遊兄などもだが二人の場合は中身はなく外側だけの作った真名開放も出来ないハリボテ品)。
『ドライ!!』の回想では、”誰にも繋がっていないクラスカード”を美遊の兄が自身を触媒として夢幻召喚した。美遊の兄いわく「(世界存続という正義の犠牲にされようとしている妹をそこから救い出して、彼女に人間らしい幸せを与えるため、自分の全てを差し出すから力を貸して欲しい、という)ガキの戯事に応えてくれた、たったひとりの英霊」だという。
Fate/Grand Order
サービス開始時から実装されているアーチャー。レアリティは☆4。
また、チュートリアルガチャでの確定☆4のラインナップにも入っている。
第1部序章『炎上汚染都市 冬木』の中ボスとして登場。セイバーオルタの従者となり、シャドウサーヴァント化している。クー・フーリンから「セイバーの信奉者」呼ばわりされているが、気には留めていない。だが倒されると、セイバーの暴走がやはり気がかりだったらしく、主人公たちに後を託して消えていく。
なお、以前から『無銘』との区別が疑問視されていたが、奈須氏曰く「セイバーといると『stay night』に、『EXTRA』勢と一緒に出ると無銘に、という書き分けがなされています」との事。
マイルームでは主人公にかつての自分が重なるのか、色々と世話を焼いてくれる良き先輩。
絆レベルが深まってくると一人称に“オレ”がよく出てくるようにもなる。
イベントでは家事が得意で世話焼きな一面がクローズアップされる事が多く、見た目もいつもの赤い外套とオールバックではなく、外套を脱いで髪を下ろした第二霊基で登場することが多い。
人間関係の項目でもあるように、カルデアではよく厨房で料理人を務めていたり、期間限定イベントなどでは出張で料理などを作っている様子がシナリオで描かれており、チョコおよびお返し礼装が貰えるバレンタインイベントでは何人かのサーヴァントから関わりを匂わせる発言が聞き取れる。
また、カルデアの目的が『人理修復』という世界と汎人類史を救うための戦い、言うなれば彼がずっと追い求めていた「正義の味方」という概念を初めて正しく全うし発揮できる環境にある事も起因し、他作品でもあまり見せなかった穏やかな表情を浮かべていることが多く、若干若かりし頃の面影が色濃く出ている。
今でも青いランサーと金色のアーチャーは「自分と相性が悪い」「くれぐれも同じチームに入れないでくれ」とマイルームで言及している……が、マスターの中には「じゃあ別のクラスなら問題ないよね☆」と称し、あえて彼等と組ませる猛者の方々もいるとか……
2020年水着イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』では霊衣「サマー・カジュアル」が実装された。
その名の通り髪を下ろし現代風の衣装にメガネをかけたカジュアルな衣装。
スキル演出では釣り道具一式を投影する演出も。
イベント内でのハジケっぷりも普段の数段上を行っており、引率者気分でマスターや別世界のイリヤの世話を積極的に焼き、あれこれと様々なものを投影し、挙げ句ストーリークリア後の一件でとうとうアングラーを自称したりと、いつになく浮かれている。エミヤさんが楽しそうでなによりです。
召喚時はいつもの赤い外套、再臨でインナー姿→リファインされた赤原礼装の順に装いを変える。
再臨を進める度に彼の心象風景を反映するかの如く、背景の固有結界が形成されていくという凝った作りになっている。
ゲーム上での性能
最大HP | 11521(LV80) |
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最大ATK | 9398(LV80) |
コマンドカード | Arts:3/Quick:1/Buster:1 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 心眼(真)(B)/自身に回避状態を付与(1T)+自身の防御力UP(3T) |
スキル2 | 千里眼(C)/自身のスター発生率UP(3T) |
スキル2(強化後) | 鷹の瞳(B+)/↑+自身のクリティカル威力をUP(3T) |
スキル3 | 魔術(C-)/自身のArtsカード性能UP(1T) |
スキル3(強化後) | 投影魔術(A)/自身の全カード性能UP(1T) |
スキル3(強化後2) | 回路接続(EX)/自身の全カード性能UP(1T)&宝具の種別をArtsまたはBusterに切り替える(1T) |
宝具 | 敵全体に強力な防御力無視攻撃&攻撃力DOWN(3T) |
性能としては宝具で星を一気に稼ぎ、クリティカルでNPゲージを一気に稼ぐ超自己完結型クリティカルアタッカー。生前の魔術使いの名残からかキャスター型のカード構成で、副次的にアーツの多さでチェインを狙いやすい、星も適度に配れ補助の役割も担うことが出来る。
評価としては強化クエストを全てこなしてスキルを強化することで、初めて強くなる大器晩成型。というのも、「千里眼(C)」と「魔術(C−)」という死にスキルを2つも抱えているためで、ゲーム実装初期は☆4でもワーストとされる評価であった。
しかし、その後のスキル強化が軒並み(当時からしたら)ぶっ壊れ強化とされるものが続き、評価が逆転していく。当時のネットでは「強化という名の魔改造」、「運営のやけくそ強化」などと騒がれている。
また、当初は使い所の少なかった宝具の防御力無視効果も、防御バフを多用してくる相手や常時付加されている高難易度クエストが増えた今では有効な場面が増えている。
3度目の強化で宝具カード変更によるNPを回収できるようになり、戦略の幅をさらに広げている。
素材こそ第1部で入手できるものではあるが、その育成難度から、ある意味プレイヤーのマスターとしての手腕が試されるサーヴァントである。
しっかり彼を育て上げれば、それ相応に応えてくれる頼もしい弓兵となるだろう。
衛宮さんちの今日のごはん
公式も認める「番外編で輝く男」で、本編では顔が隠れているが、番外編になると顔出しと共に料理の腕を披露する。
アニメ版ではオリジナルの第11話が主役回となっているが、この回では代わりに士郎の顔が隠れている。
また、水着回ではランサーと組んでセイバー&士郎チームを相手にビーチバレー対決をしている。原作では1コマだけだったが、アニメ版では詳細が描かれており、息のあったコンビネーション(犬猿の仲とは)と地面が抉れるほどの容赦ないスマッシュで士郎を苦戦させた。
ファンからは筋力Dなどといじられる彼だが、あらためてサーヴァントの筋力Dが一般人相手ではどれほど恐ろしいものであるかよく分かる映像だと言えるが、同時にほのぼのご飯アニメとは何だったのかとも思える。
関連人物
Fate/stay night
遠坂凛
契約したマスター。
些細な口喧嘩は絶えないが、互いに信頼しており相性は抜群。
『UBWルート』ではある人物のことを託す。
セイバー
生前の彼の関係者。記憶が摩耗してもたとえ地獄に落ちても、彼女の事を忘れることはなかった。
衛宮士郎
因縁の相手。ある事情により仲は悪いが、的確なアドバイスを送ることもある。
藤村大河
本編で直接絡むことはないが、彼女が危機に陥った時には真っ先に心配した。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
彼女のことを時折「イリヤ」と呼び、HFにおいては彼女の手を取った士郎に助言を送るなど何かと気にかけている描写を見せる。
ランサー
犬猿の仲。どの聖杯戦争でも一緒に召喚されている相性の悪い腐れ縁。聖杯戦争ではない守護者として召喚された時でも何度か遭遇しているというあたり筋金入りである。
ギルガメッシュ
同じく腐れ縁。能力的には相性はいいが、向こうも「贋作者」と嫌悪・警戒しているため性格的な相性は上と同様悪い。
EXTRAシリーズ
無銘
電脳世界における名無しの弓兵。『同一人物』だが基本設定が違う模様。
Fate/Grand Order
藤丸立香
この世界で契約したマスター。
未熟な彼/彼女に対してはオカン属性が働くらしく、定期的に世話を焼いている。
また、女難の相の仲間ができたことを喜んでいる節も。
マシュ・キリエライト
イレギュラーサーヴァント仲間。
マスターとは別の意味で先輩として尊敬されている。
トーマス・エジソン
メカ好きモノ作り仲間。ふたりで機械や道具の改造などよくしているらしい。
彼の幕間では、宝具改造に勤しんでいた。
ジャガーマン
依代になった人間のせいかどこか甘く、「自分では対処できないので、“おかわりは二杯まで”と言い聞かせてほしい」とマスターに頼んでいる。直接言い出せていない上に、おかわりの量も妥協しているほどである。
普段はあくまでも他人のふりをして接しているようだが、彼女に振り回されるアーチャーの後ろ姿は、どことなく「嬉しそうだった」とのこと。
イシュタル
同じく依代になった人間を認識しているため「まさかこんなことになるとは」と述べている。
同作でのアーチャーは比較的おとなしめに振る舞っているのだが、イシュタル相手だと昔の調子に戻るのか、旧来の棘のある皮肉が多々飛び出している。
パールヴァティー
同じく依代になった人間と関わりがあり、カルデアは和食と洋食を教えている。
エミヤ(殺)
関わりのある人間の平行世界のifの姿。
彼の幕間で共演しており会話を交わす姿も見られるが、その有り様には思うところがある模様。
ブーディカ、タマモキャット、源頼光
全員料理上手であり、カルデアの食堂で分担しながら腕を振るっている面々。
更に、概念礼装『C・K・T』でも一緒に描かれている。
千子村正
こちらはかつての自身を依代とする擬似サーヴァント。
マテリアルでの反応によると「…………むう。悪くない」らしい。
マイルームでもただ一つの極限を求めるという己と対極とも言える精神論に至った彼の様を、自分には目に痛い話だとやはりそうなのかと呆れているようでもあり、同時に天晴れと言っているようにも聞き取れる複雑な心境をつぶやいている。
エミヤ・オルタ
第1.5部から登場する自身の反転英霊(正確には平行世界のifの自分)。
出自の理由故か、あちら側は「向こうの彼はこんな自分を殺しても飽き足りないほど憎んでいる」と思っている様だが、当人は所持している武器をカッコイイと絶賛している上に「自分も使いたかった!」と羨ましがっている。
ロビンフッド
共通点の多い似た者同士だが、それゆえの同族嫌悪や戦闘方針、マスターのフォローなどの対応の違いにより、皮肉を言い合うなど相性の悪い相手。しかし森において狩り勝負を競い合ったりするなど、時折気の合う部分も垣間見せる悪友のような関係。
カーミラ、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ、メカエリチャン
新しく出来た後輩達。事実上キャラ設定としてはアーチャーがオリジナルである。
ただし、メカエリチャンは思考がオルタよりとなっている。
ジークフリート
本人同士の接点はないが、「中の人が同じ」「目の前で死にそうだった主人公を自らの命を犠牲にして助ける」という共通点があるサーヴァント。
余談
『Fateシリーズ』における「弓を使わないアーチャー」の代表格。彼の弓使用イラストは『stay night』本編中(しかもコンシューマー版)でたった一枚しか無いなど筋金入り。なお2014年放送のTVアニメでは弓の使用シーンが大幅に増えており、キャラクター原案の武内氏は「弓持ってるアーチャーも格好いいな」と再認識したらしい。
最近はゲームなどでも弓を使う機会が増えている。
男性キャラの中では最高人気を誇り、人気投票では第1回・第2回共に3位に入った。
さらに、2012年に行われた『TYPE-MOON 10周年記念人気投票』でも並み居るヒロイン(主人含む)や当時アニメ放送で話題だった『Fate/Zero』のキャラ達を押しのけ、男性キャラでは1位・総合でも3位に輝いている。
また、台詞のカッコ良さにも定評があり、ネタにされる名台詞・迷台詞が多い。
携帯サイト『まほうつかいの箱』で行われた名台詞投票でも、首位こそ両儀式に取られたが数多くの台詞が上位にランクインし、「全体的にアーチャー無双だった」と評された程。
それゆえに、他作品どころか公式でも彼のセリフをネタ的に改変したり、展開をパロディする事がよくある。例えば、『hollow ataraxia』では本人が「別にこの港の魚を釣り尽くしても構わんのだろう?」と言っている。
特にバーサーカー戦での「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」と言うセリフはあまりにも有名で、実際にバーサーカーの残機を6回削って見せた。そもそも、この時点でバーサーカーが蘇生することは一切明かされておらず、彼が6回倒したことで初めてプレイヤー側は知ることになる。
2006年版のアニメ第14話ではこの後の戦闘シーンが原作以上に詳細に描かれていたが、同時に「かっこいいポーズ」が一世を風靡するほどのネタとなっており、AÀも多数生み出され、このシーンになると掲示板や動画が「やだ……かっこいい……」で埋め尽くされる状態であった。
また、WIXOSSに登場する『極盾アイアース』、『中装カンショウ・バクヤ』は彼のオマージュキャラとなっており、彼らのモチーフはアーチャーが投影した武器、台詞回しも彼の名言が元ネタになっており、前者はギルガメッシュへの挑発とバーサーカー戦での台詞、後者は無限の剣製のパロディ。
原作者曰く、「彼が凛ルートで得た『答え』とは、その時だけのもの。次に呼び出された時には忘れ去っているものである。」との事。
事実『Grand Order』においてはその事を記憶に持っていない……のだが、それでもその時の感じた想いは残っているらしく、虞美人における幕間において何の拍子にそんな達観を得たのか覚えていないが、かつて生前のある人物の在り方に責務のような確執を抱いた事はあるが、生前の諍いも確執も生きていた者だけのものであり、今となってはそんな未練など抑止力となった自分には殺す術も救う術もない為関係ないと思っていると語っている(とは言え、見覚えのある女神たちから自分のことを話された際には「ドッキリか!?」と疑っているため本当に記憶にないかは微妙)。
アーチャーの生前については謎が多い。聖杯戦争に参加したことは明らかだが、どのような戦いでどんな英霊が召喚されたかは不明。
彼が経験した聖杯戦争は『UBW』の一問一答では奈須きのこによって断片的に明らかにされており、セイバーを召喚し、セイバーの心を救えぬまでも理解し、聖杯を破壊して別れたとのこと。武内崇曰く、状況的にはボツになったセイバールートのグッドエンドに近いらしい。同じく、『HF』の一問一答によると、セイバーとの出会いも『stay night』本編とはかなり違うらしい。
そして、生き残った凛と協力関係になり、凛の従者としてロンドンに渡った事が明かされている。この時期に凛から真冬のテムズ川に橋から突き落とされている(故意か事故かは不明)。
ちなみに発言がギャグ時空なのであまり信憑性はないが、本人曰く世界の有名シェフ百余名とメル友になってたり、クルーザーに乗ってカジキ釣りをしたことがあったらしい。
実はこの守護者、案外人生エンジョイしてたんじゃないのか。
テーマ曲のかっこよさにまで定評があるが、彼のテーマ曲とは別にDEEN版時代に『Rise』というキャラクターソングを出していた事もあった。歌はアーチャーを担当した諏訪部氏が担当。
関連動画
『FGO』宝具動画
「魔力を回せ、決めに行くぞマスター!」
「I am the born of my sword. So as I pray, 『Unlimited blade works』!!」
関連イラスト
基本的には赤い外套(赤原礼装)の姿で描かれることが多いが、作品によってはラフな服装やインナーだけの姿、メガネを掛けた姿などを披露しており、そういった他の姿で描かれることもある。
中には作中のイメージを模して後ろ姿を描いたものも。
関連タグ
Fateシリーズ Fate/staynight Fate/hollowataraxia Fate/GrandOrder
サーヴァント アーチャー(Fate) UBW
アーチャー召喚祭 フェイカー 美遊兄
カルデアキッチン組 オカン
跡部景吾:中の人繋がり。ただ単に中の人が同じなだけではなく、武内崇氏がこのキャラクターを元にアーチャーは諏訪部氏が良いと奈須きのこ氏に提案し決定されたという経緯がある。当初諏訪部氏はギル候補の一人であったため奈須きのこ氏は渋ったものの、氷のキングダムを手渡され視聴した奈須きのこ氏はこう呟いたという。「なるほど、サンデーじゃねえの!」※ジャンプです
シエテ(グラブル):同じく中の人繋がりでもあるが、同時にこの二人はあまりにも似すぎる部分が多すぎる。戦い方・性格・普段の態度・己の考え方・「正義の味方」と、まるで鏡合わせのような2人でもある。