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シトナイ(Fate)

しとない

『Fate/Grand Order』に登場するアルターエゴクラスのサーヴァント。
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プロフィール

真名シトナイ
性別女性
身長133cm
体重34kg
出典アイヌ伝承、フィンランド神話、北欧神話
地域-
属性混沌・善
設定担当
好きなもの雪景色
苦手なもの寒さ、猫
天敵憎き英雄王神になっちゃった師範
ILLUSTBLACK
CV門脇舞以


概要

Fate/Grand Order』第2部『Cosmos in the Lostbelt』に登場するアルターエゴのサーヴァント。

主人公がかつて会ったことがある魔法少女とは違う世界の、アインツベルンのイリヤを基にした疑似サーヴァントにしてハイ・サーヴァント
第2章『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』では、護衛として生前(?)からの仲であるバーサーカーを控えさせていた。

アイヌの女神シトナイ、フィンランドの女神ロウヒ、北欧神話のフレイヤの北方の三柱の女神の分霊が一つの器に収まっている存在で、便宜上の真名を服装などの表面に出ているシトナイのものと定義している。
本人曰く、自らがこのようなサーヴァントとして権限したのは、自身が聖杯とは切っても切り離せない関係である事が影響している為だという。

2部2章実装時点ではNPCとしてのみの登場だったが、2018/10/24よりイベント「神秘の国のONILAND!!〜鬼の王とカムイの黄金〜」開幕と同時にプレイアブル実装された。
同イベントのピックアップ召喚にも登場する他、2部2章クリア後にストーリー召喚に追加され、アルターエゴが常設となるのもこれが初となる。

真名

シトナイは、アイヌの伝承に登場する女性。原典的には「女神」には相当しない。
遠い昔、小樽のとある村(コタン)が赤岩山に住まう大蛇に荒らされ、村人は獣の肉などを捧げたが効果が無かった。
やがて大蛇は村人の夢に現れて「無垢の少女を毎年生贄に捧げよ」と求める。村からは毎年1人ずつ少女が差し出され9人の娘が命を落とした10年目、曾長の末娘であるシトナイが自ら10人目の生贄に志願する。

八月の祭りの夜になると、シトナイは父に、猟犬のトケと、よく切れるマキリ(山刀)を貸して欲しいと頼み、トケを連れ、マキリを携えて赤岩山へ出掛けて行った。
山へ着いたシトナイとトケはやがて洞穴の中から現れた大蛇に襲いかかる。立て続けの攻撃にさしもの大蛇も血だらけとなり、ついに動かなくなってしまった。

シトナイは倒れた大蛇の巣を探り、犠牲となった娘たちの骨を見つけ、悲しく怒りを込めて「いかに女のみとはいえ、大蛇に喰われるとは、情けない。何と女とは弱く、悲しいものよ。」と嘆き、骨を背負い、トケを従えて家に帰って行った。
こうして村人の苦難を救ったシトナイとトケを人々は褒め称え、 同時に大蛇の祟りを防ぐため赤岩山の頂上に祠を建て、白竜権現と名付けてコタンの安泰を祈ったという。


ロウヒは、フィンランドの叙事詩『カレワラ』登場するポホヨラを支配する女神。一説では魔女とする文献も有る。
「ポホヨラ」とは北極圏周辺に相当する伝説の土地であり、世界に病気や寒さをもたらすという不吉な場所。しかし美しい娘たちが暮らしているとされ、多くの英雄が求婚に訪れる。そしてその英雄たちに求婚の条件として試練を課すのがロウヒである。

ある日、娘との求婚に訪れた、カレワラ(フィンランド)の鍛冶の名手イリマリネンに、無限の穀物を生み出す神秘のアイテム「サンポ」を造らせる試練を与える。これを成功させたイリマリネンは娘との結婚を許される。
しかし、カレワラの詩人であり英雄であるワイナモイネンと共謀したイルマリネンは、サンポを盗み出す。それを知って追ってきたロウヒと激しく争うが、結果としてサンポは粉々に砕けてしまう。
怒ったロウヒはその後、カレワラに悪疫や猛獣を送ったり、太陽と月を捕えて世界を暗闇に陥れるなど、様々な嫌がらせを行い、ワイナモイネンを悩ませていたという。


フレイヤは、北欧神話における女神。こちらは原典から「女神」として扱われている。
ヴァン神族出身で、ニョルズの娘。
北欧神話でもトップクラスの馬鹿であるフレイの双子の妹である。
また、スカディはニョルズの後妻であり、義母にあたる。

生と死、愛情と戦い、豊穣を司る。恋愛に奔放な女神であり、神話に登場する際も色恋沙汰絡みが多い。関係を持つ相手も身内の神から人間の男性まで多岐に渡る。
主神オーディンの元に運ばれた勇士たちを彼と分け合うという伝承もあることから、「ワルキューレのリーダー格なのでは?」という説もある。

人物

性格としては器であるイリヤの一面がかなり出ており、イタズラな表情や仕草に加え自らの呼称への要求からもそれが伺える。
というより、諸葛孔明ラスプーチン同様にパーソナリティの融合はほぼ起きておらず、彼ら程鮮明ではないがイリヤとしての記憶やアイデンティティも有している。

これは上記二名のように英霊側が主導権を放棄したのではなく、依代であったイリヤ自身が生まれ持った"英霊の魂を格納する器"としての機能に由来するのものだと思われる。
体の中では北方の三女神が常に小競り合いしている状態らしく、自らの自我で行動しているイリヤ自身にとっては五月蠅いことこの上ない。

それ故イリヤスフィールというキャラ本来の、無邪気にして残酷な精神性もそのまま引き継いでいる。
年齢不相応の戦いぶりを見せる勇気にはアイヌの英雄シトナイが、親愛を憶えてしまった相手への共感や哀切な想いには女神フレイヤが、酷薄に敵対者を殺戮せしめる点には魔女ロウヒが、…と、アルターエゴとして融合した存在を人格的側面とした解釈も可能だが、あくまでイリヤの各要素と親和した結果とも言える。

FGO世界でもイリヤスフィールは何らかの形で存在したらしいが、元が人並みには生き難い肉体だったことから、少なくとも2016年時点でこの世を去っている。
シトナイ曰く、イリヤスフィールの肉体と精神に三女神の霊格を詰め合わせ、その中でも性質が近いシトナイを中核とした結果が、現状の有り様とのこと。
そのため厳密にはイリヤスフィール当人の疑似サーヴァント化とは言い難く、彼女でも詳細にイリヤスフィールを語ることは難しいらしい。


能力

依代のイリヤ自身とその身に宿した三柱の女神たちに由来する絶大な魔力を有しており、並大抵の巨人種であれば瞬殺する神霊級の魔術を行使出来る。

劇中では見せた物としては「霊体化とは異なる形で姿を現す芽吹きの魔術」「小規模とはいえ詠唱無しで行う暖気の魔術」「夢の中を歩く」「アトラス院風の魔術で位置情報をデータ形式で端末に送る」「神鉄の鍵が如何こうという地下牢の扉を詠唱無しで開ける」「消音、魔力消沈、透明化をもたらす姿隠しの魔術」等々。

筋力・耐久のステータスは低いが、第二章第二部のCMではスカサハ=スカディと剣を取って戦闘を行うシーンがあり、近距離戦においても全くの不得手というわけではない。

ステータス

筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
EDAEXAA


保有スキル

対魔力(C)魔術に対する耐性。
陣地作成(A)本来はキャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作る能力。Aランクの彼女に掛かれば「工房」を上回る「神殿」レベルの陣地が作成可能。
道具作成(B)本来はキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。
女神の神核(B)生まれながらにして完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。
ハイ・サーヴァント(B)複数の神話エッセンスを融合して成立した疑似サーヴァント。シトナイ、ロウヒ、フレイヤの要素を持つ。
スノーフェアリー(EX)スキル「自然の嬰児」が進化したもの。攻撃対象としてひとたび割り切ってしまえば、愛するものさえ氷結させる。周囲の対象を任意に氷結させる能力。
感情凍結(B)感情凍結。無感情。無垢に微笑む少女でありながら、時には冷酷な魔物のようにも振る舞える彼女の思考、精神性が武器となったもの。氷の心は時に剣となり、時に鎧ともなる。
カムイユカラ(A)自らをカムイとして語る一人称の神謡。アルターエゴとしての彼女は、カムイユカラを口にする事でアイヌ神話におけるさまざまなカムイの力を借り受ける。上位のカムイである山・村・沖のパセカムイにまつわる力さえも使用可能。
赤き黄金(B++)北欧の女神フレイヤにまつわるスキル。多くの神々のみならず敵対する巨人さえも惹き付けたフレイヤには、ただ一人の愛する者がいた。旅に生きる彼の身を案じる時、フレイヤは赤き黄金を涙として流したという。『FGO』では基本的に使用されない。


宝具

吼えよ我が友、我が力(オプタテシケ・オキムンペ)

吼えよ我が友、我が力


  • ランク:EX
  • 種別:精霊宝具
  • レンジ:1~20
  • 最大捕捉:1

「シロウ、お願い!……よいしょっと。私の中の女神たち、力を貸して……!」

アイヌの英雄・シトナイの戦友である「猟犬トケ」が一種の使い魔と化したもので、霊体化する事も可能な常時発動型の宝具。
性質としては某お竜さんに近く、通常の攻撃時にも登場し、第三再臨からは常にそばにいる。

フレイヤとロウヒによる神代の魔術で多重に強化された結果、その力は本来のものより強化され、在り方も精霊に近くなっている。

シロウとシトナイ


しかしその姿は猟犬ではなくどうみても白熊そのものであり、これは「女神の使い魔ならば猛々しき巨躯が相応しく、属性も魔獣や幻獣では不似合いであろう」というロウヒの主張をフレイヤが受け入れるという多数決によって、飼い主の意向を無視した魔改造が実行された結果である(本来の姿は最終再臨のイラストで登場している)。

Fateまとめ21


そしてイリヤはこの状態の彼(?)をシロウと名付け呼んでいる。名づけられた方も名をとられた方も、色んな意味でたまったものではないだろう…。
ちなみにこの白熊の容姿は衛宮士郎の特徴的な眉毛を表してるように見え、背中の模様も原作における衛宮士郎の令呪と同じ模様をしている。
ちなみに構成因子である女神フレイヤは、「見初めた人間の勇士を自らの騎乗獣としてに変えて傍に置いた」という、どこぞの魔女とどっこいなこともやらかしている。

真名解放時には、そんな白熊にイリヤが騎乗し、氷の魔力を伴う突進・弓撃・斬撃といった雪崩が如き連続攻撃を叩き込む。
シトナイの逸話により、竜に対して特別な効果を発揮する。

ゲーム上での性能

アルターエゴとしては、ややHPに偏ったバランス型。
《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバー型のカード配分で、どのカードも2ヒット以上する上、「陣地作成」の恩恵でNP効率も良好と、カード性能に恵まれている。

スキルは、自身に1ターン無敵付与と味方全体に3ターン3回分のダメージカット付与の「スノーフェアリー(EX)」、3ターンのArts性能アップと同ターン内で1回分の弱体無効の「感情凍結(B)」、NP獲得に3ターンの攻撃力アップとスター獲得状態がランダムで付与される「カムイユカラ(A)」、の3つ。
一見すると自己完結型だが、「スノーフェアリー」と「カムイユカラ」は味方へのサポート効果も付属しており、さり気ない気配りで味方を支援できる。

宝具は上述の『吼えよ我が友、我が力』で、【敵単体に超強力な攻撃(Lv.1~)+防御力をダウン(3ターン)&クリティカル発生率をダウン(3ターン)<いずれもオーバーチャージで効果アップ>+〔竜〕特性の相手のチャージを1減らす】の効果を持つ。
属性はArts。
自前のバフである程度の威力を保証できるほか、〔宝具(A)+AA→Ex〕のBraveチェインでNPを手早く再充填することも可能。
効果は狭いが〔竜〕特性を持つ相手のチャージを減らす効果があり、効果も確定で発揮される。特にメインクエストや幕間の物語で難敵となる酒呑童子と、意外にイベントでの客演が多い謎のヒロインXのWアサシンには、サーヴァントとしての相性もあって上手くハマってくれる。また、キャスター相手ならドラゴンスレイヤー御用達なゲオル先生の宝具と合わせることで、チャージ短縮スキルの帳消しに加えArts宝具チェインも組みやすくなる。

運用は優秀なカード性能を活用した単体アタッカーが基本となる。
ただ「カムイユカラ」の攻撃バフは「皇帝特権」同様にランダム要素かつ強い補正はないので、決まれば運が良かったと思うくらいにしておきたい。オジマンディアスの「太陽神の加護」で強化成功率を上げられる他、「イリヤ」であるためクロの「キス魔」(強化後)も有効。
純粋なアタッカーと見た場合、スキルがやや平凡で足りない箇所が多いものの、「セイバー型+Arts宝具」というカード構成は、☆5かつ四騎士では吸血鬼のヴラド公のみで、同条件の☆4でも維新の英雄ドルセント・ポンドくらいなので、充分な個性付けとなっている。

アタッカーとして不足するところは、概念礼装や味方からのサポートで切り抜けたい。
弱点として「天属性」「女性」「神性」の特性が引っ掛かる点は気を付けたい。


関連人物

バーサーカー
2部2章で器であるイリヤが従えていたサーヴァント。イリヤが疑似サーヴァントのシトナイと化しても今なお付き従っており、最終決戦では活躍した。
この時の説明からこのバーサーカーはシャドウサーヴァントのような物であり、主人公たちが戦闘時に一時的に顕現させているサーヴァント達に類似する存在だと思われる。
実装時のイベントでも、黒幕との戦いで彼が馳せ参じた時には、朧げにしか憶えてないにもかかわらず歓喜に打ち震えながら共同戦線を張った。

スカサハ=スカディ
内包している女神三柱のうちフレイヤにとって、汎人類史においては義理の母親にあたる存在。
なお、カルデア(シャドウ・ボーダー)で召喚されるシトナイは異聞帯での記憶を引き継いでいない。

天の衣
器の母親であることには気づいていないが、その抜群のスタイルに憧れている。

ギルガメッシュ
器がされたことを根に持っており、一方的に嫌っている。ただし賢王になった彼のことは見直している。

余談

一部分の要素ではあるが、『Fate』シリーズとしては初となるアイヌ出身のサーヴァント。

本作では女神とされているが、原典のアイヌ伝承におけるシトナイはあくまで荒ぶる大蛇を討伐した女傑である。
同様にロウヒはフィンランドにおける強大な魔女であり、厳密に言うなら、原典から女神と定義されている存在はフレイヤのみ。

また奇しくもアルターエゴのクラス相性は「ライダー、キャスター、アサシン、フォーリナーに有利」で「セイバー、アーチャー、ランサーに不利」という、に強く相棒の天敵を駆逐し、イリヤ限定の愉悦コンビには弱いという、イリヤが母体の擬似サーヴァントとしては非常に納得できるクラスだったりする。

関連画像

「ちゃんと言うコト聞いてね」
無題


イリヤちゃ
シトナイ



関連項目

Fate/GrandOrder サーヴァント アルターエゴ(Fate)
アイヌ フィンランド 北欧神話 雪景色
夢幻召喚:これを連想した人も多いはず

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