「さて、それじゃあ行くよ、お竜さん」「どーんと任しとけ」
プロフィール
真名 | 坂本龍馬 |
---|---|
クラス | ライダー |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 72kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・中庸・人 |
好きなもの | 刺身、酒、異国の船 |
嫌いなもの | 悲劇 |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(帝都聖杯奇譚)、pako(FGO) |
CV | 加瀬康之 |
「しっかりやれよ、龍馬」「はいはい、頑張らせていただきますよっと」
概要
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』に登場するライダークラスのサーヴァント。
見た目は旧日本海軍のような白軍服を着た飄々とした20代半ばの青年。遠野秋葉曰く開催地が日本である『帝都聖杯奇譚』の聖杯戦争において「織田信長と並ぶ位有名な英霊」。本来であればルーラーに限定される聖杯からの直接召喚で現界しているため、マスターが存在していない。
傍らには常に「謎の美女」が寄り添い、彼女の奔放な言動に頭を痛めることもあるものの、ピンチの際には庇おうとするくらいには信頼関係を構築している。
『Fate/Grand Order』では期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて初登場する。同イベントを攻略すると配布サーヴァントとして仲間にすることができる。
2023年11月22日の「巡霊の祝祭 第6弾」にて恒常での入手が可能となった。
真名
言わずと知れた維新の英雄、「坂本龍馬」。
元土佐勤皇党志士であり、そして幕臣の勝海舟の弟子。薩長同盟の立役者であり海援隊を率いた。そしてその利益により土佐脱藩浪士から為る実働組織、陸援隊を資金面で支援。大政奉還の成立に尽力し明治維新に大きく貢献した志士の1人だったが大政奉還の1か月後に京都にて志半ばで暗殺の凶刃に倒れた。享年33歳。その活躍から、創作においても主人公になることが多い。
旧来のシステムと西洋近代国家のシステムの融合を夢見ていた彼は将軍と幕府を亡き者にと願っていた薩長・公家の者たちから裏切り者と恨まれ、幕府を終わらせた原因と命を救った幕府陣営からも反逆者と恨まれ、その功績を同郷から妬まれ未来への展望の違いから同志にさえ疎まれ命を落とした。多くの人命を救ったが故に多くの者に疎まれ命を落としたという英雄の典型例とも言える。
しかし龍馬亡き後の維新は結局は他の革命クーデターと同じく単なる「上下の逆転劇」に過ぎない時事となってしまい、将軍は排斥され戊辰戦争や西南戦争といった幕府軍や武士たちといった切り捨てられた者たちによる数度の内乱へと繋がってしまった。
彼の真の理想「人が人を虐げる事のない国」は実現しなかった。もし彼が凶刃に倒れずに居たのなら時代はどのように変わっていっただろうか――それは今でもなお語り草である。
――誰も斬りたくなかったし、誰も撃ちたくなかった。
始まりは近所の子の為に、次は郷里の友の為、次は同志の仲間の為に、最後は日本の国の為。
生まれついてのお人好しは始まってから終わるまで、ひたすら誰かの為に時代を駆け続けた。
誰からも好かれ、誰からも気味悪がられ、ついには無残に殺され世を去ったが、それを恨みもしないし悔いてもいない。彼は最初から最後までみんなで楽しく暮らせる世を夢見ていた。
ただそれだけだったのだ。
人物
一人称は普段は「僕」、土佐弁モードでは「わし」。
北辰一刀流の達人であるが本人は争いごとを好まない根っからのお人好し。
聖杯戦争では正体を隠すため現地入手した軍服を着用し土佐弁を意図的に封印している。ただし同郷の者や緊張した場面、全力を出して戦うときなどでは地の土佐弁に戻ってしまう模様。
少しとぼけた雰囲気ではあるが温和かつ気さくで話しやすい性格。
基本的にフリーダムすぎる「お竜さん」のフォローをしている。
普段はのらりくらりとした優男だが、いざと言うときは漢らしく立ち回る。また人より広い視野で物事を見ているため必要とあらば自身すら差し出すなど、はたから見れば無鉄砲な一面もある。基本的に交渉上手。個人的な見返りより大局的な見返りを重視する。方便はつくが嘘はつかない(彼を知らない人から見ると多少胡散臭く感じてしまうかもしれない)。
王とは性質こそ違うが高いカリスマ性を持ち薩長同盟・大政奉還など本来は彼の発案ではないものの、それを適切な人員に伝達し必要な人や物を結びつけることによって時勢を動かしてみせたその才覚は本物。ただしフリーダムに動きまわる事で初めて機能する類の才能とも言える。
維新志士ではあるが彼の本性は革命家ではなく、商人や交渉人に近い。当時、階級が固定され上級武家が下級武家や一般市民を無下にすることが多く(その為か維新志士の中央人物には下級武家ないし下級武家から上級武家へ養子入りした人間が多い)そのような状況を嫌い、是正したいと願った龍馬の想いが「日本を今一度、洗濯したく候」という言葉の真意と言われている。この言葉には彼の人柄が表れており、将軍家も次世代の政権の中枢の一つに添えようという思想などからも単に古いものを排斥し新しいものに切り替えれば良くなるという革新の精神とは全く異なるもの。
『FGO』での言動からとある正義の味方たちと同様死ぬ前に「抑止力」と契約してサーヴァントになったらしいことが示唆されており、マスターによって聖杯戦争に喚ばれる事はないらしい。お竜さんの存在もあってか彼らほど心は摩耗していない様子だが、カルデアでの日々を「本当に楽しいね、ここは」と零すなど、普段の「仕事」は辛いものであることを匂わせる。
なお、後に実装された期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』にて、実際は心が折れかける程に摩耗していた事が明らかになった。
能力
竜を召喚する宝具を持っておりクラス名の通り騎乗して戦う他、史実通りに刀と拳銃も使う。
使用している武器は刀が「陸奥守吉行」、銃が「S&W」(モデル1:22口径7連発、モデル2アーミー:32口径6連発、モデル1・1/2 1stイシュー:32口径5連発の3丁があったとも)。
基本的な戦闘力は優れているようであるが、神秘の塊である竜(正確には蛟に近いが)の宝具とライダークラスの持つ騎乗スキルのおかげで魔人アーチャーとの相性は最悪に近い。
『FGO』では、龍馬本人は剣術と銃撃を主体とし、お竜さんが髪の毛を変化させて敵を拘束したり斬り裂く。また、お竜さんは口から瘴気を吐き出したり、パワフルな格闘術も見せる。
エクストラアタックでは、2人で敵を挟み息の合った連携攻撃を披露する。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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なし | C | C | B | C | A− | EX |
藤丸立香 | C | C | B | C | A− | EX |
保有スキル
坂本龍馬
騎乗(A+) | 時代という名の竜に乗り幕末の日本を駆け抜けた龍馬に与えられた特別な騎乗スキル。竜種一歩手前の幻想種もどきへの騎乗を可能とする。 |
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対魔力(C) | 二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
カリスマ(C+) | 『FGO』で追加。国家運営は出来ないが、志をともにする仲間とは死を厭わない強固な繋がりを持つ。龍馬のそれは時に対立するイデオロギーを持つ集団同士に手を取り合わせるほどに強力なもの。 |
船中八策(A) | 坂本竜馬が起草したされると新たな国の形を示す八つの策。当時としては画期的かつ近代的な条文が記されている。困難な状況下においてもよりよい未来へ向かう希望の道筋を示すスキル。 |
維新の英雄(A) | 幕末という動乱の時代を駆け抜け、明治維新という史上稀に見る一大改革に貢献した龍馬に与えられた特別なスキル。これの亜種スキルと思われるものを幕末の麒麟児が持つ。 |
お竜さん
神性(B−) | とても固いお竜さんのスキル。刀も通さぬ柔肌。引きずるほど長い髪の毛も固すぎて逆に地面を削り取るレベル。実は零落した神霊である。 |
---|---|
怪力(A) | 凄い馬力のお竜さんのスキル。竜なのに馬力という謎のものさし。 |
暴走(B) | 首元の「逆鱗」に触れられると一時的に「狂化」状態となるお竜さんのスキル。 |
宝具
天駆ける竜が如く(あまかけるりゅうがごとく)
- ランク:EX
- 種別:対軍宝具
- レンジ:2~50
- 最大捕捉:500人
「我はまつろわぬ神。高千穂の大蛇……」
「『天逆鉾(あまさかほこ)』に忌われし国津の大蛇。我成す事は我のみぞ知る――『天翔ける竜が如く(あまかけるりゅうがごとく)』!!」
「はあああああぁぁぁぁぁーーーッ!!」
龍馬の傍らに付き従う黒髪の美女「お竜」その人で、真名開放によって巨大な竜に変貌する。
ただし真名解放は一度の召喚に対して一度しか行えず発動後は存在を維持できず消滅する。
詳細は該当記事を参照。
他作品での活躍
Fate/Grand Order
期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて登場。レアリティは☆4。
誰しもがガチャ産(知名度や役割からして☆5【SSR】)だと覚悟していたところになんと配布サーヴァントに抜擢されるというサプライズ出演となった!
男性鯖ではライダー金時、ジークに次ぐ3騎目であり、かつお竜さんを含めた男女ペアとしての配布は初めてとなる。
今回も異変渦巻く帝都に「抑止力」の働きかけで召喚され、探偵事務所を構えて事件解決に動いている。途中帝都では見慣れない格好の少年/少女と褐色の少女剣士がサーヴァントに襲撃されている場面を救い彼と共に異変解決へと動いていく。ゲーム面では今回のアイテム交換所(お竜さん曰く「アイテムショップ「お竜屋」」)の店番も担当している。
そのグラフィックもかなり凝った作りで龍馬の隣でお竜さんが常時浮遊している。
ボイスも通常キャラの倍近い長さで収録されており、かっこいいのからぐだぐだなのまで選り取り見取り。もちろんお竜さんも一緒。2人での丁々発止も健在である。
ゲーム上での性能
ランク | ☆4(SR) |
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HP | 1900~11880 |
ATK | 1450~8555 |
カード配分 | 《Quick:1/Arts:2/Buster:2》 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | カリスマ(C+) / 味方全体の攻撃力アップ(3T) |
スキル2 | 船中八策(A) / 味方全体のNPを少し増やす(10%)&弱体耐性アップ(3T) |
スキル3 | 維新の英雄(A) / 味方全体のArts性能をアップ(3T)&スター獲得 |
宝具 | 天駆ける竜が如く / 敵単体に超強力な攻撃&確率でチャージダウン(オーバーチャージで確率アップ) |
(強化後) / 敵単体に超強力な攻撃&チャージダウン&スター獲得(オーバーチャージで効果アップ) |
これまでの配布ライダーと違い、バランス型のステータスで、フォウくんカードで強化してもATKは10,000を割ってしまう。ただQ:4hit/A:3hit/B:4hit/EX:6hit/宝具:4hitとカード単位の攻撃ヒット数は軒並み多めでNPもスターも獲得しやすい。カード配分自体は船長ライダー特有のセイバー型。
スキルは味方全体のサポートに寄与するもので揃えてあり、腐りにくいもので固められている。
全てチャージターンが7ターンなのでスキル育成を完遂すると全スキルを5ターンで回せる。
ただ「船中八策」のNPチャージ量は10%固定で、弱体耐性アップもそこそこの効果くらいなので、1ターン目にNPを軽く貯めるくらいのスナック感覚で使うことになる。「維新の英雄」で獲得できるスターはLv1で5個、最大(Lv10)で15個とそれなりの数が稼げる。ただ自身がスター集中度最大のライダークラスなので、サポート用に回すには手札の状況と概念礼装で調整していきたい。
宝具は☆4以上のライダー初&ライダー全体でも希少なArts攻撃宝具。☆3以下だとゲオルギウス以来となり、サポート宝具を含めてもブーディカを加えて三騎目である。自身で異なる攻撃バフを2つ持つため威力を上げやすい一方、バフ単位の上昇値はあまり高くないため目を見張るほどのダメージは出しづらい。チャージダウンの追加効果付きで、当初はランダム性がネックとなっていたが、「巡霊の祝祭」での恒常化に合わせて強化が入った事で確実になった。また、同時にスター獲得効果が追加されており、次のターンでのクリティカルに貢献できる。
育成面は配布サーヴァントなのでイベントさえきっちりこなせば問題ない。
ただ全スキルを育て切ろうとするとスキルレベル7~9にかけて励振火薬が<1スキル36個×3スキル=108個>も必要になる。CT減少以外に恩恵が少ない「船中八策」を後回しにして「カリスマ」か「維新の英雄」に狙いを付けて上げていくといいだろう。
運用はArtsを軸としたAパーティーの構成員としてが分かりやすい。それだけでなく基本的にArtsカードの多いサーヴァントの補助に入ってNPチャージを加速させたり、「カリスマ」でシンプルに攻撃面のバッファーとして、ヒット数の多さでスターを稼ぎ手としても卒のない活躍が見込める。NPもよく貯まる方なので短時間で宝具を解放し、アタッカーとして暴れ回ってもらうことも可能。
弱点として劇中同様に神性特攻に弱く、特にノッブには宝具の騎乗特攻も相俟ってクラス相性抜きでも分が悪い。また低ATK&サポート型なので自分の攻撃性を伸ばしにくく、また突出した強みがないもつらい。これまで☆4配布ライダーといえば強烈な個性を持つランク詐欺アタッカーの巣といえる、攻撃的かつバランスの良い性能で通っていたため毛色の違う龍馬だとどうしても見劣りの感が否めないように思えてしまう。
パーティーはやはりArts属性を軸にするのがベター。特に玉藻の前とホームズによる「タマホーム」が強力だが、ガチャの関係から構成難易度は高めになる。
総括すればサポート技能に明るいArtsパーティー向けの単体アタッカー。
出来ることが似ている太陽王と比較されることもあるが、ファラオは自己強化のついでにArtsパーティーの真似ができるBuster宝具アタッカーであり、龍馬はArts攻撃を軸にしたサポーター兼アタッカーなので運用理論は別物といえる。
とはいえ、ここまでサポートに寄ってしまえば腐りにくく手詰まりが起きにくいのは先述通り。むしろ単騎性能ではなく、パーティー単位でどう戦うかこそ龍馬の性能を活かすうえで重要となる。
関連人物
生前
自らと行動を共にする美女。その正体は史実のあの方ではなく、とある山に天逆鉾で封印されて縫い付けられていたまつろわぬ何か。龍馬の宝具そのものである。2人の出会いは生前のライダーが若気の至りで鉾を引っこ抜いて彼女を助けた事。お竜さんは龍馬を食うつもりだったが、龍馬の人となりに毒気を抜かれ共に過ごすようになった。
生前のライダーが暗殺された際には偶然彼の側を離れており、後でその事を知った際には深く悲しみ人知れず海の底へ消えた。
生前の知己にして腐れ縁。『Fate』シリーズでは同郷の士であると設定されており、昔は釣りでもなんでもつるんでよく遊んでいた。しかし生前龍馬は「尊王攘夷」ではなく「維新」という発想に至ったため道を分かつことになる。現在、向こうからは「裏切り者」と呼ばれ敵視されている。
ただ以蔵自身どうしても彼を憎み切れず龍馬の方も自分の勝手で以蔵の期待を裏切ったことにわだかまりを抱えている。
『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』にて完全な和解を迎えた。
尊王攘夷の過激派「土佐勤皇党」の首魁。龍馬と以蔵にとって幼馴染であり元上司。
過激な思想に付いていけず、袂を分かったが、とあるイベントにて、再会することになる。武市は龍馬が居れば、土佐勤王党はあんなことにはなっていなかったはず、と思っているくらい龍馬を高く買っていた。
武市の懐刀。生前の新兵衛は龍馬を武市から遠ざけるようにしていた。それも武市の龍馬への言頼に対するいらだちであったのかもしれない。
生前からの知人。互いに「天翔ける龍」「麒麟児」と呼び認め合っていた。
龍馬が武器として愛用している銃であるS&Wは高杉から贈られた物である。
師匠ともいえる人物。もともとは彼を斬るつもりで訪ねたのだが、彼の話に心服し弟子入りする。
陸援隊隊長である同郷の志士で親友。
胡散臭く人に疑われがちな龍馬と違い、信頼される人柄。龍馬とはお互い足りないものを補い合う関係であったが近江屋で共に殺害された。
お竜さんからは「ナカオカ」と呼ばれている。
『ぐだぐだエース』にて後ろ姿、とあるイベントにて台詞だけだが登場した。
生前土方や沖田ら新選組と同じく、京都の治安維持を行った組織で、近江屋で彼と中岡を殺害したとされている。龍馬が彼らをどう思っているかは現在不明。
とあるイベントの彼の回想(おそらく近江屋事件)で彼らと思わしきシルエットが登場している。
上述した京都見廻組の与頭(局長格)と肝煎(隊長格)の一人。
維新後において今井は、自身が龍馬の暗殺に関与したことを自白しており、上司の只三郎が実行犯であったことを語っている。
そのためこの二人は、龍馬暗殺で真っ先に名前が挙がる人物として知られる。
もし本作の龍馬も史実と同様ならば、彼らに対するお竜さんの怒りは如何ほどのものだっただろうか。
帝都聖杯奇譚
同じ聖杯戦争に召喚された敵サーヴァント。汚染聖杯を破壊兵器に改造し敗戦に向かう日本国とその民を救う為に他国の民の虐殺を肯定した彼女を敵視し、自分が召喚された目的を彼女の討伐に設定している。聖杯戦争中盤で彼女と遂に対面。彼女との会合や戦闘、そして彼女の所業を目の当たりにして決戦を決意。互いの全力をぶつけ合った。彼女に対する抑止力かと思われていたが後の展開から考えるとアーチャーではなく実際はキャスターと彼の企てる計画に対する抑止力として召喚された可能性が高い。「お前じゃない」という言葉もアーチャーとの相性の悪さに気づいたライダーが本来戦うべき相手が別に存在していたことを悟ったための発言と捉えることができる。
革新的な考え方とその器量には感服しているが、お竜さん的にはほぼ完全メタレベルに戦闘時の相性が悪いので嫌い。
聖杯戦争中盤から共闘したサーヴァント。
同じ時代を生きた間柄であるが、対面するのは『帝都聖杯奇譚』が初めてらしい。
生前に京の街で見かけたその剣捌きには底の見えない恐ろしさを感じていたが、カルデアでは味方になってくれて本当に心強いとのこと。
なお龍馬暗殺の主犯が新選組局長の近藤勇であるとして処刑されたという説もあり因縁は割と深い。
『Fate/type Redline』では『帝都聖杯奇譚』よりも早い段階で接触。同盟を持ちかけるも拒否され戦闘になるもセイバーのマスターが割り込んだことで事なきを得る。
Fate/type Redline
セイバーのマスター。
同盟を申し込み受け入れた彼らの状況の改善に手を貸す。
赤城の人となりに好感を持っているが自分以上に平和ボケした時代にそぐわない性格を訝しんでもいる。その結果、彼の秘密を立ち聞きする事となった。
セイバーのマスターの協力者。
前述の通り彼の秘密を知った後に彼女の顔を覗き込み、彼女に訝しげられている。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
心優しい彼/彼女には出会った当初から好意的で、イベントでも積極的に力を貸してくれる。
同じ抑止の守護者として彼女の運命を察していたらしく、『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にて彼女にこれ以上重荷を背負わせないため、自分(とお竜さん)でかたをつけようとしていた。
他人事とも言えない彼女の境遇には思うところがある様子。
生前は相容れないイデオロギーのため対立。とはいえ味方になってくれたら頼もしいものと感じている。
同じく普段は昼行燈だが、いざという時は頭がキレるという共通点を持つ。
特に斎藤については思考も似ているのか『ぐだぐだ邪馬台国』で顔を合わせた際すぐさま目的と彼の企みを見抜き密かに予防線を貼らせていた(以蔵をマスターの護衛においた)。
同じく抑止力に遣わされ活動する事の多い英霊。
その生涯や末路は彼やロビンと似通った点が多く、龍馬は両者の同類と言っても良いだろう。
異国の船が好きなためか、マイルームにて会えたことに感動し船に乗せてほしいと喜んでいる。
イベントの裏バージョンで対面。龍馬の「ライダーで優男」という属性から、かつての夫を思い起こすのかイラっとされてしまう……が、それ以上にお竜さんとのイチャイチャっぷりを見せつけられて「キルケー敗北拳(スキル「高速神言」連発での宝具乱舞)」の解禁に踏み切った。
宇宙へと飛び立つロケットにはわくわくを隠しきれない。お竜さんも対抗して宇宙へ飛び出す訓練を始めなくもない。
余談
他クラスへの適性
船に関する逸話を多数持つことから、今作ではライダーとして登場しているがファンの間では他クラスへの適性についてもしばしば話題の種になる。
- セイバー:北辰一刀流免許皆伝の逸話を持つのに加え司馬遼太郎の小説『龍馬がゆく』や武田鉄矢原作・小山ゆう作画の漫画『お~い!竜馬』等のように剣豪的なイメージで描かれる事も多い、のだが……
- なお土佐(高知県)は立地が立地なので夏場は物凄く暑い(40度超すことも多い)のだが「他の人間が暑さでへばってる間に鍛錬すれば他の人間よりも上に行ける」と言って鍛錬していたと言われている(逸話のわりに脳筋である)。
- ランサー:件の北辰一刀流については実は剣ではなく薙刀の方で免許皆伝となった、というのが現在の主説となっており、その場合こちらへの適性が生じる。ランサーの場合「天沼鉾を引っこ抜いた」逸話によりこれを持ち込む可能性もある。「天沼鉾」は「天地を分かつ鉾」でありFateを知るならだれもが知る「乖離剣エア」の同類。(ネタ抜きで)古事記にも書かれている……後日そのエアクラスの宝具を持つ人物が登場してしまった(当然のことではあるが彼女が所有するのは本物ではなくレプリカだが、もし彼が本物の天沼矛を持ってくるのならこちらの可能性が高い)。そしてイベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で遂に……
- アーチャー:先述の通りS&Wのリボルバーをトレードマークにしているのみならず、本来拳銃には不向きな狩猟も嗜んでいたという逸話もあり、技量の高さが窺える。
- ライダー:同じクラスで別のサーヴァントになった場合の可能性もあり得る。オリジナルサーヴァントとして坂本龍馬を作る二次創作者の多くは海援隊の方を宝具としてキャラクタライズしているため、帝都聖杯奇譚のドラゴンライダーとしての姿に面食らった人も多いのでは?
中の人について
- 加瀬氏の起用は『帝都聖杯奇譚』作者である経験値氏の意向とのこと。
- また、加瀬氏が吹き替えを務めたMARVELいちのクソ無責任ヒーローは、映画2作目の公式ツイッターにて「俺ちゃんの次は坂本龍馬ちゃんになるんだってね。」と加瀬氏のアカウントとリプライを交わしており、思わぬ伏線となっていた事が話題となっている。
- 加瀬氏はCV担当を機に『FGO』を始めた模様で6月13日に12日に終局特異点をクリアしたことをツイートしており、同じ日に休憩時間に軽い気持ちでやった召喚にて沖田・オルタを引き当てたこともツイートしている。15日には龍馬を第四再臨まで育てたこともツイートし、20日には正式加入させたことをそれぞれツイートした。
史実では
龍馬がよく使うとされる「~~ぜよ」という言葉は下級武家の使う傾奇言葉であり厳密な意味での土佐弁ではない(~~だぜの幕末版と言える)。本来の土佐弁は京坂と博多弁が融合したもので昨今ではテレビなどの影響で各地方の方言や標準語などが複雑に入り混じった「ネオ土佐弁」なる独自の方言へと変化しているらしい(学会公式)もはやネーミングがネオである。
海援隊の経理担当に岩崎弥太郎という人物が居たが、彼こそ後の大企業、三菱の創業者である。彼の生家は高知県安芸市にそのままの形で保管されており無料で見学できる。龍馬自身の生家も復元、維持されており見学できるがそこそこ裕福な当時の一般家屋なので物珍しさはあんまり無い。
大政奉還で辛うじて命を繋いだ徳川慶喜公だが後に日本帝国参議院議員として政治参加し、引退後は趣味を楽しみながら天寿を全うした。
ある種エジソンに近く、薩長連合・大政奉還といった偉業の立役者でありながら彼が発案した物は無い。薩長連合は幼馴染の一人であった中岡慎太郎が発案、大政奉還は師である勝海舟の発案であるが、何れも龍馬がその成立に尽力し人を橋渡しすることで成功に結び付けた。これは当時いかに龍馬の人脈が広く交渉を纏める手腕に優れていたかを示している(知人からも「坂本龍馬は為政者ではなく商売人」と評されている)。
だが、それ故に昨今龍馬の維新への貢献が疑問視され教科書から削除する動きがある。そんなー。
関連イラスト
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帝都聖杯奇譚 Fate/GrandOrder Fate/typeRedline
染岡竜吾@『イナズマイレブン』シリーズ:中の人繋がりでどちらも龍にまつわる技を持つ。ちなみにこちらの作品にも坂本龍馬本人や龍馬がモチーフのキャラが登場する他、前者の声優は『Fate/Apocrypha』に、後者の声優は『Fate/Zero』に出演している。