努力する必要はありません、結果を出していただければそれで結構です
プロフィール
概要
前当主である遠野槙久の死をきっかけとして、志貴を遠野家に呼び戻した張本人。
大財閥を擁する家の現当主なのだが、父の死をきっかけに現在使用人は琥珀と翡翠の二人のみを従えている。
いわゆるお嬢様学校である浅上女学院にて寮生活をしていたが、志貴が遠野家に帰還する時期に自宅からの通学に切り替えた。
容姿
流れるような長い髪と、細身で儚げな美貌を備えた(ほぼ)完璧な美少女。 所作のひとつひとつが洗練され、一目で良家の御令嬢だと分かる。
後年までネタにされる絶壁がコンプレックス。
同人版
カチューシャの色は白。
トップスには青みがかったブラウスを着て、赤色のリボンタイを付けている。ボトムスはロング丈で赤色のプリーツスカート。
リメイク版
カチューシャの色は黒。
トップスは白のブラウスに黒色のリボンタイ。ボトムスはロング丈で黒色のプリーツスカートに変更。ブラウスの裾はきっちりINされるなど、全体的にお嬢様らしいシックな印象となった。
在籍校は浅上女学院から変更はないが、制服は紫地に黒のセーラーカラーへとデザインが変更されている。
性格
気が強く行動力・決断力に富み、遠野家内での当主会議においても常にイニシアチブを保つ。一通りの礼儀作法も身についており、まさに当主としての才覚を完全に兼ね備えた令嬢。
その性根はというと、気が強くてプライド高く負けん気も強いはねっかえり娘。長男でありながら生活が乱れがちで、夜に度々ふらっと家を出て行ってしまう志貴にキツい言葉を投げる事も。
志貴が勘当される以前は気弱なお兄ちゃん子だったため、志貴は年月が経ったとはいえ自分の記憶に残る秋葉とのギャップに驚いていた。
本心では兄である志貴を好いているのだが、8年もの間離れて暮らさざるを得なかった彼に負い目があり、優しくしたいと思いつつも自身の意地や志貴本人の気ままな性格があいまってそう出来ずにいる。
志貴に対しては非常に厳しい態度で接するが、
- 志貴を当主の権力で遠野の屋敷に呼び戻したのも
- 自分の起床時間30分後に合わせて翡翠に志貴を起こさせているのも
- 全寮制である浅上女学院へわざわざ特例で遠野の屋敷から通うのも
すべて志貴と一緒の時間を過ごすためであり、志貴にはそれを語らない。
要するに重度のツンデレである。
そんな複雑な妹心を察してか、志貴は基本的に屋敷では優先的に秋葉に気を配っている(琥珀談)ため、兄妹仲自体は良いという。
このように根は一途で健気だが、結構自分に甘いところもあり、志貴のことを異性として心底愛し執着している。
それ故に兄に言い寄る悪い虫に対しては非常に嫉妬深く、全員いなくなればいいと考える危険人物と言ってよいまでに苛烈な面も見せる。
そのため、他のヒロイン達とは一概に仲が悪く、例外は友好関係となったシオン位である。
なので苛烈な性質がクローズアップされがちだが上記の通り負い目からかいざ自分の恋愛に関しては奥手であり、特に実際に自分がヒロインになるルートでは上記の事が原因で自分から離れようとする発言もしたりした。
しかしやはり先に惚れた方の弱みと言うべきか、いざ恋愛では本気の好意による押しに非常に弱かったりする。
その際は非常にヒロインらしい健気で可愛らしい一面を見せてくれる。
リーダーとしての資質は素晴らしく、罪は容赦なく罰するが功はしっかり評価するタイプ。
評価する人間には寛大な一面を併せ持ち、シオンに対してしばらく遠野家に逗留していいという言葉を与えているが、
その言葉は秋葉の認識では本人が飽きるまで遠野家に居ていいと言ってるの同然らしい権力者として非常に気前のいい一面を持つ。
更に身内の人間に対しては面倒見がいいためか、怒らせると怖いという認識は持たれつつも学園で後輩達からの人望は高い。
また学園の友人に対しては意外と普通に仲の良い友人としての対応を見せており、寮での生活も友人たちとは楽しくやれているようだ。
また彼女が怒るときは基本的に対象に非があるが故の怒りであり、
その行動にちゃんとした理由が存在するなら理解を示すなど判断する立場としての度量もしっかり持ち合わせる。
また原作において兄の志貴は命の危機にさらされ度々ぼろぼろになりながら朝帰りするパターンが多いのだが、
彼女なりに志貴を信頼してるが故に、あえて理由は問わず治療は行うという彼女らしい奥ゆかしさを見せるシーンも存在する。
それでも志貴に怒るシーンが多いのは彼女なりに志貴に対する好意の裏返しとも言えるだろう。
一方で自分が非があると感じたことに関してはかなり気に病むタイプであり、一人で責任を背負い込む性質。
またその責任感からかトラブルに対しては誰にも相談せず一人で解決しようと行動する傾向があり、その点に関しては兄である志貴と似たような側面を持つ。
一般常識にやや疎く、人ごみが苦手だったりと案外箱入り娘な面も。
未成年にもかかわらず洋酒を嗜んでいるが、相当な酒豪体質でいくら飲んでも顔が少し赤くなる程度。俗に言うザル。
なお実の兄であるシキに対しては塩対応で「自分の兄は志貴だけ」というほど。
能力
鬼種との混血の末裔であり、「紅赤朱(くれないせきしゅ)」の異能力者。
能力を使う際には髪が赤く染まり、その髪を用いた物理的攻撃も可能。
本来は紅赤朱の力を行使すると鬼の血が濃くなり、人間として存在できなくなってしまう。さらに人格も全くの別人として変貌し、当人の意志とは関係なく凄惨な行為を繰り返すようになるため、精神的に摩耗して発狂や自殺する者が後を絶たず、遠野家は短命な当主が多い。
秋葉の場合、元々兄の四季よりも血が薄かったことに加え、混血としての天性の素質が功を相してか、自意識を保ったまま「鬼」化することが可能である(無論、ノーリスクではない)。
槙久曰く、血は四季の方が濃いが、潜在的なレヴェルでは秋葉により旧い起源を感じるという。
月姫用語辞典によると、「昔、遠野の国には紅葉という鬼女がいた。それが遠野の祖ではないが、秋葉の起源はそのあたりにあるかもしれない」とのこと(この紅葉が、戸隠山の鬼女紅葉と同一人物であるか否かは現状不明)。
ただ、8年前の事故で、生死の境をさまよう兄に能力を駆使して半分近い生命力を分け与えて以降、肉体がかなり弱っており、それを保つために琥珀から血を分けてもらって命をつないでいる。
リメイク版では能力は同人版よりかなり高くなってるらしく阿良句寧子によると「万年に一人の怪物」クラスの逸材との事。
『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』では秋葉と戦った牛若丸が「本気にさせられなかった」ため、こちらも九郎義経として全力を出そうとしていた。
『略奪』
視界にある無機物・有機物の熱量を任意で奪う力を持ち、熱を完全に奪われた物体は形を保てなくなり気化する。
この能力を最大に発揮させた状態が略奪呪界「檻髪」。
『共融』
対象に命を分けて再稼動させる「式神行使」の力を持つ。
槙久の手記によると秋葉も兄妹故に四季と同じ『共融』の能力を持つとされていたことから、「式神行使」は『共融』の応用技であると推測される。
各作品での活躍
MELTY BLOOD
性能
シリーズを通して強キャラの一角を担う実力者。
鬼としての身体能力の高さと、『略奪』を駆使した攻撃判定が長く利便性の高い必殺技を駆使して戦う。
機動力が低い一方で(絶壁だからなのか)防御力が全キャラ中ぶっちぎりで最高で、そうそう簡単には倒されない。
さらに攻撃の発生の早い技も多いため、短所よりも長所が勝る結果となり、安定した強さを発揮できる。特に手数を稼げるということは、ゲージ依存率の高い『メルブラ』においてはゲージ回収率に直結する要素であり、EXエッジ(強化必殺技)やゲージ解放、キャンセル行動といったゲージ周りを多用した戦闘が可能である。
空中でのコンボを起点とした怒涛の攻めを展開でき、火力の低さを補って余りある強さを見せてくれる。
ある意味、もっとも『メルブラ』というゲームを理解しているキャラクターといえる。
また脚癖の悪さを反映し、TYPE-MOON系ゲーム伝統のヤクザキックも受け継いでいる。
アークドライブは『略奪』の力で相手の熱を根こそぎ奪う、打撃と投げの二段構えの判定を持つ『赤主・檻髪(せきしゅおりがみ)』。ラストアークは略奪の「髪」を相手に絡める『赤主・焔華(せきしゅ・ほのか)』。
カーニバル・ファンタズム
キャラクター紹介を軸にしたPVでは(兄含め他の連中及び天敵のパチモンは単体で紹介されているのにもかかわらず)部下二人と一緒くたにされた挙げ句、部下その一に一服盛られた結果、幼児退行するという醜態を晒す。
関連人物
義理の兄であり想い人。
実の兄。
お付きの従者。
分家出身の元居候。
本編が始まる少し前に暇を出した。
その他
元祖○○系妹
ツンデレ/ヤンデレ妹といった、兄や想い人へ素直に愛情表現のできない妹の草分け的存在と位置づけされるキャラの一人。
権力の強いツンデレ系や、ヤンデレ属性の付いた妹(紅赤朱)の源流とも言える性格をしており、現在巷で流行している『年下・ツンデレ・カリスマ』という、それまでの『深窓の令嬢』や『高飛車なお貴族様』のようなお嬢様キャラとは違った美少女キャラの雛型を作り上げている。
ヤンデレ成分に関しても、現在の一大ヤンデレブーム以前にこの要素を取り入れられたことを考えれば、彼女がその先駆けにあたるといっても大げさではないであろう。
VIP待遇
公式での待遇の良さ。
『月姫』シナリオでは遠野家ルートのメインヒロインでありながら、実質的な■■■■の位置にいるため、彼女の攻略ルートではストーリーに恵まれなかったものの、のちの『歌月十夜』でしっかりとフォローがなされており、救いのあるかたちになっている。
しかし、それ以上にすごいのが『メルブラ』での派生キャラの多さ。
当人はもちろん、赤朱化した紅赤朱秋葉、琥珀さんのマジカル☆ドラッグで巨大化したG秋葉、さらに制服に着替えた性能の違う制服秋葉と、彼女だけで4体のキャラが制作されている。
『路地裏さつき』では12宮最後のゴールドヒロインの役どころとして登場(嘘は言っていない)。
大平原
ファンからやたらと貧乳をネタにされる。
どれぐらいかというと、公式・非公式イラストで少し胸が大きいと判断されると、
「この秋葉は偽物だ!!」
…とファンがツッコんであげるのがネタとして常態化しているが、pixivではネタだと伝わるとは限らないので用いる場合は慎重を要する事が懸命である。
主な槍玉に挙げられる要因は、
- 年齢が比較的に高めである(貧乳キャラの多くが10歳前後の低年齢)
- 身長もやや高め(ただし、『月姫』勢ではほぼ中間域)
- ロリキャラ勢を除くほかの女性キャラが総じてナイスバディ
- 『Fate/Grand Order』では同じような血筋を持つ日本人サーヴァントが登場したが、そちらの方が明らかに大きい。
同社の作品でこの人が秋葉と同じくらいとされるが身長は秋葉が一回り上回るので、なかなか貧乳仲間が現れないというのが実情である。
人気の高さ
まだFateシリーズが発売されてなかった月姫が主体だった頃の人気投票では二位か三位になったことしかないという非常に大人気のヒロイン。
二位になった回数も全ヒロイン最多で総合的にはNo2ヒロインと名乗っても過言じゃないほどの人気ぶり。
さすがにTYPE-MOON全体を代表するヒロインの双璧の片割れであるアルクェイドから一位を奪還できないというのは相手が悪すぎる面が大きく、
それでも尚長年人気キャラとしての立ち位置を崩さなかったのは、やはり彼女のキャラやルートシナリオの完成度の高さが現れた結果と言えるだろう。
ちなみに唯一三位に落ちた時に下克上されたヒロインは琥珀、何かしらの因縁めいたものを感じる。
乙女の中の乙女(座)
遠野秋葉の誕生日は9月22日である。
これは12星座占いのおとめ座の期間8月23日~9月22日ギリギリのおとめ座扱いの末席であり、まるで本人の胸のように慎ましいおとめ座である。
だかしかし
なんと9月22日は、12星座占いと13星座占いの双方においておとめ座とされる期間、
9月16日~9月22日のたったの7日間に含まれる、選ばれしおとめ座「ダブルおとめ座」なのである。
何?
ダブルおとめ座なのはわかったけど、それではその真ん中の19日生まれに22日は乙女座としてコスモっぽいのが劣るんじゃないかって?
しかもまた7日間の末席だって?やっぱり慎ましい胸だって?
かというと最後以外はそんなことはない。
それを証明するものとして、ここでいったんそれぞれのおとめ座の期間を見なおしてもらいたい。
12星座占いのおとめ座は8月23日~9月22日
13星座占いのおとめ座は9月16日~10月29日
それぞれ12星座占いのおとめ座の期間の真ん中は9月7日で、13星座占いのおとめ座の期間の真ん中は10月7日となる(※8日も含まれる事になるが割愛。理由は後述)。
鋭い方ならもうお気づきだろうか。
その9月7日と10月7日(8日)のちょうど真ん中が、9月22日である事に──────
そう。遠野秋葉とはまさに乙女のグランドスラム、乙女のゴールデンドロップ、乙女の中の乙女だったのである。
ただし足癖は悪い。
※9月7日と10月8日の真ん中の場合、9月23日になるが9月23日は12星座において「てんびん座」であるため割愛。
73
遠野秋葉のバストサイズは73cmである。
いにしえの漢の太祖劉邦は太ももに72個のほくろがあったといわれている。
この72という数は当時の一年である360日を五行説の5で割った数字であり、縁起が良い特別な数字とされている。
これを現代の一年である365日を5で割ると…なんと、ぴたり73なのである。
遠野秋葉の存在がいかに神がかりなものであるかがよくわかる事例である。
関連画像
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