わたしを殺した責任、ちゃんととってもらうんだから
プロフィール
誕生日 | 12世紀の12月25日生まれ(自称) |
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年齢 | 17歳(自称) |
身長 | 167cm |
体重 | 52kg |
スリーサイズ | B88(Eカップ)/W55/H85 |
属性 | 中立・善 |
好きなもの |
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嫌いなもの |
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天敵 | |
神代回帰・質 | B |
神代回帰・量 | A++ |
神代回帰・編成 | 西暦以前までの、擬神化される自然現象 |
CV | |
人気投票 | 5位(女性4位・型月10周年記念) |
概要
- 「月姫シリーズ」のメインヒロインで、真祖と呼ばれる吸血鬼の1人であり、本作最強の人物の1人。
- 通り名は『真祖の姫君』、『最後の真祖』、『朱い月の後継者』、『星の代弁者』。
- 吸血鬼ではあるが血は吸わず、むしろ「見るのも嫌」というほど倦厭している。
- また日光も超克しており、受けても「だるい」と感じる程度でしかない。
- 月姫の公式人気投票で、常に1位を保ち続けた人気キャラクター。
来歴
誕生
12世紀頃、他の真祖と同じく自然発生で誕生。他の真祖よりも優れたスペックを持っていたため堕ちた真祖を狩るための教育を施された(リメイク版)。
後見人は死徒二十七祖のキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが務めた。
リメイク前の設定では、真祖の一族が「最高の真祖」を求めて生み出した、いわば“人造真祖”であり、堕ちた同胞を処刑するために生み出された戦闘人形とされていた。
執行者
しばらくは堕ちた真祖に対する処刑執行者として利用されていたが、その高すぎるポテンシャルゆえに「朱い月」を復活させる“器”となることを恐れられ、これ以上の成長がないよう、処刑執行後は記憶と感情をたびたびリセットされるようになる。
ロアの計らい
その後ミハイル・ロア・バルダムヨォンの姦計に陥れられ、暴走してその場にいた真祖たちを抹殺。ロアを怨敵と認識し、以後ロアが転生するたびに彼を抹殺するため行動していく。それ以外のときは居城「千年城ブリュンスタッド」で自らを拘束して眠り続けていた。
物語の始まり
ロアの17度目の転生を察知して日本に来訪。ロアを追跡中に遠野志貴と衝撃的な出会いを果たし、以後「私を殺した責任、取ってくれる?」という言葉と共に遠野志貴をロア捜索に協力させる。
その後
本編の事件解決後も、志貴のことが気に入ったという理由で三咲町に居つくこととなり、普段はマンションの一室で、悠々自適で自堕落な引きこもり生活を送っている。
財力については“超”が付くほどのお金持ちらしい。(というか空想具現化で金塊を作り出せるような設定がある)
またマンションの契約は普通に行った、飛行機に乗って国の移動をした、『MBAA』の後日談にあたるドラマCDでは、なんと自動車の運転免許を取得しているなど、常識には疎いが知識自体はあるので意外と人間社会のシステムを使いこなしてるような描写もされている。
容姿
首元まで伸びたショートボブの金髪に、吸血鬼独特の赤い眼をした美女。見た目通り抜群のプロポーションを誇りそのスタイルの良さは型月全体を見てもトップクラス。
作中でも圧倒的な美人として描写される事が多い。
本来は腰を越すほどの長髪なのだが、姉アルトルージュに奪われ、再生不能。これは姉を倒さない限り戻ってくることはないとされている。
同人版
前髪のインテークが特徴。分け目からアホ毛が1、2本飛び出ている。全体的に四角いシルエット。
普段着は白のハイネックに紫のロングスカート、脚は黒ストにパンプスといった具合。
リメイク版
インテークが控えめになり、シルエットが丸くなった。アホ毛は変わらず。
服装もミニスカートに透けない黒スト、ロングブーツに変更。白のハイネックは変わらないが、胸元にペンダントが追加。
大人びたお姉さんのイメージから、志貴と同年代の少女に近いビジュアルとなっている。
全体的に共通するのは白を基調としたシンプルな服を好むという点か。
ただしアルクェイド本人は月姫時点ではあまり自分の容姿について頓着していないので、 本人なりのオシャレやポリシーというよりも人間社会に出ても違和感の持たれない無難な服装というチョイスだと思われる。
この他にも対ヴローヴ用戦闘ドレスやデート服などが新たに追加された。
真祖としての姿は白と青のドレスをまとい、非常に荘厳な佇まいをしている。
こちらは同人版・リメイク版でさほどデザインに変更は無い。
人物
基本設定
- 感情豊かで無邪気、時に我がままで気まぐれな『猫』のような女性。ただし、元々は人格のない戦闘人形のような存在で、このお天気娘な性格と自我は志貴に十七分割された肉体を再生する過程で起きたバグのようなものから生まれたらしい。
- 普段は明るく能天気。そのお気楽さ加減からファンから「あーぱー姫」というあまりよろしくない愛称をいただいている。しかし、本来は悲観主義で内向的らしく、後ろ向きにとらえがちな部分が多いらしい。姫君だけあってしっかりとした教養もあるが、社会経験が足りず自制心に欠けるため、わがままで気まぐれな面が目立っている。
- 上記の能天気な性格がクローズアップされがちではあるが、意外な事に基本的に大半の相手に対してはそっけない態度を見せるため誰にもあの様な対応を取るわけではない。
- 根本的に自然の摂理で考え人を律する真祖である為か、人間を憎いという訳ではないがぶっちゃけ人間自体には基本的に興味がないというスタンスであるのが大きい。
- 彼女がフレンドリーな対応を見せるのはある程度顔見知りだったり志貴の知人だったりである程度気心が許せたり興味が持てる者だと認識しているためである。
- 総合的には好きなものは好き、つまらないものには一切興味を向けないという非常にはっきりとした態度を取るキャラクターである。
真祖として
- 全体的に能天気な姫様であるが、死徒を代表する敵対者を前にすると一転して冷徹な戦闘姫としての面を見せる。
- 一応敵か不明かまだ怪しい相手には手加減をする事もあるが、敵と認識した相手には一切の容赦はなくそこに遊びは存在しない。
- 「星の触覚」たる真祖自体、その最高傑作である彼女は時として地球の意思を伝える「星の代弁者」としての役割をこなすこともある。
- 彼女の意思が混在してるという面もあるものの、数少ない地球の意思表示としての言葉は非常な重要なものでありファンから考察されることも多い。
王族として
- 無礼な相手、興味のない相手にはバッサリとした対応をするなど、猫らしい気まぐれさと姫としての気高さも見せる。
- 特に魔術師等の神秘に関わる者に関しては、自らのテリトリーに近づいて来た者と認識し、真祖として厳格で警戒心を持った対応を取ることも多い。
- 一方で礼を尽くした相手に対しては、一応耳は貸してやるという対応をするぐらいの度量は持ち合わせている。また、大きな事件を起こした相手でも自分にとって害がないなら傍観者としての態度を取るなど、超越者としての対応を見せることも。
- ちなみに王族としての面が出る際は眼が金色になる。
趣味
- 本来なら持ち合わせていないもの。
- 現在では志貴と初めて見に行って描写の細やかさに感動した影響からか映画鑑賞が趣味になりつつある。基本的にラブロマンスやアクション、子供向け等とジャンルを問わずなんでも見る。
- しかし映画やテレビの影響からか偏った知識を拾ってくることも…。
- 基本的にデートで志貴と見に行くのが定番ではあるが一人で見に行くこともそれなりにあるようだ。
恋愛面
- 志貴に非常にストレートな好意を寄せるなど、わかりやすく大好きだという行動を行えるタイプ。
- 志貴への信愛はだれよりも強く、『MELTY BLOOD 〜Actress Again〜』のあるキャラのエンディングでは、「最後に自分を救ってくれるのは志貴」という確信を垣間見せている(本当に救ったのは一番のライバルだったが)。
- 志貴が自分に構ってくれない時や意地悪な発言をしたら、ストレートに不機嫌になったり拗ねたりする等、こちらの面でもわかりやすく喜怒哀楽が激しく、動物的とも表現される。
- 相手がエスコートする事、自分のやりたいことを相手が優先してくれることが大前提で相手をとことん振り回すタイプ、そこはお姫様らしく我儘なキャラといえよう。
アルクェイドルート
- 性格は天真爛漫ではあるが、恋愛に関しては初心で奥手。
- 「志貴の事は好きではあるが自分が志貴から好かれている訳がない」と認識していたなど、上記の悲観的な性格を明確に表してるような感情も見せている。
- 特に過去一度だけ吸血を行ったことに対する自己の吸血衝動への恐れは強く、自ら真祖を皆殺しにしてしまった後悔からか、特に自らの吸血衝動で大切な相手(志貴)を傷付けてしまう事に対する恐怖と葛藤は本ルートにおいて大きな主題となる。
- 好きだから吸わないという名台詞から察せられる通り、大好きな志貴だからこそ自分の事で迷惑をかけたくないと思う発言をするといった乙女心を見せている。
シエルルート
- アルクェイドルートと一転し、気に入った志貴を自分のものにするために最後に立ち塞がるなど、結構な独占欲の強さも見せる。殺し愛。
- トゥルーエンドにおいては失恋という事で引き下がるのだが、グッドエンドにおいてはまだ自分が志貴の一番になるチャンスがあると認識して志貴やシエルとの関係性を続ける。
- とりあえず自分も愛されているなら恋愛でアタックをかけ続けようとするなど、今のアルクェイドの恋愛イメージとも繋がるような姿勢を見せている。
- リメイク版のシエルルートでは真祖の王族という存在がどこまで化け物なのかをプレイヤーに見せつけることになる。
- ぶっちゃけ恋愛面で暴走すると型月でも屈指のヤンデレタイプである。
戦闘面
- 強力な敵相手には自身の破格の能力である「空想具現化」をも使いこなして追い詰める事も厭わない等、戦闘においてはまさに一分の隙も見当たらない真祖の姫にふさわしい存在であると言えよう。
- 真祖として星から汲み上げた知識により、並大抵の魔術や異能なら即座に理解しえるほどの知識を有し、例え異常な状況に置かれても即看破し対応するという展開も多い辺り観察力や分析力も高い。
- シエルに次ぐ解説役を務めることも多い。
- 一方で基本的に戦略というものを立てることはあまりないが、どちらかと言うと比較対象に挙げられる誰かさん同様、真正面からぶつかったらほぼ全ての敵を圧倒出来るので無用といった方が正しいか。
- なお志貴・シエル・秋葉といった親しい知人と戦うときは基本的に遊びと認識しており、自分に追いつかんとする強さを彼らが見せたら思いっきりやれる遊び相手が増えたと楽しんだりもしている。
- あちらにとっては遊びだがこちらは全力という、まさに猛獣がじゃれついてくるといった様相なので、戦う相手からしたらたまったものではないのだが。
- Fate世界では人理の肯定が前提にあるために、死徒二十七祖という枠組みは存在せず、その他の人物の前提条件や実力などこそは異なるが、彼女とシエルだけは月姫世界とは多少の経歴が異なっても実力が変わることは無いと言及されている。
能力
スペック
- 力・速さ・耐久のどれをとっても幻想に生きる生命体の中でも最高クラスの性能を有し、まさにシンプル・イズ・ベスト。そのため、基本的に徒手空拳で戦い、爪で敵を寸断するというシンプルな戦法で十分相手を圧倒できる。
- 爪を本気で振るえば余波で衝撃波が発生し、修練した達人や人外の化け物でも視認できないほど高速で移動する。
- リメイク版では雷の速さで踏み込むと描写されている。
- 爪を本気で振るえば余波で衝撃波が発生し、修練した達人や人外の化け物でも視認できないほど高速で移動する。
- 単にスペックが規格外に高い事に加え、特殊な防御能力を有するわけではないもののメジャーな魔術には素で抗体耐性を持っているため、並大抵の魔術も効果が薄く強引に撃ち破る。
- その圧倒的な性能を持って相手を叩き潰すまさに王者のスタイル。単純に言えば純粋に強い。
- リメイク版では数トン級の岩盤を野球ボールのようにポンポンぶん投げるような描写や、空中で加速して数百メートル規模の周囲一帯を地下があったとは言え深さ40メートルほど地盤沈下させる突進攻撃、さらには岩盤をひっくり返して7000トンに相当する質量を投げ飛ばすなど、パワーの規格外さがより描写され、万全の状態であればシエルの第七聖典や大規模な魔術を使用した攻撃を悉く弾き飛ばし、大したダメージも見せないという恐るべき体の防御力も見せている。
- その圧倒的な性能を持って相手を叩き潰すまさに王者のスタイル。単純に言えば純粋に強い。
- また、余り言及されないが、直死の魔眼で斬られて唯一再生出来たキャラクターでもある。再生面でも規格外である。
- だが流石に後遺症は否めなかったのか、月姫本編の時間軸では普段の半分も力が出せないなどの弱体化をする羽目になった。
真祖として
- 人間を恐れた星(地球)の生存本能が生み出した、人間を律する「自然との調停者」。受肉した自然霊で、満月の下では極めて不死身に近くなる。
- アルクェイドはその中でも最高純度を持つ存在。
- 神様のような存在と言えなくもないが、実際にある人物に神扱いされた際には否定している。神、つまり神霊は自然を人が認識できるカタチまで堕としたものであり、自然現象そのものである彼女より格下ということになるらしい。
- ただ、真祖は吸血衝動の抑制に70%の力を回しているため、通常は30%までの力しか出せないというデメリットがある。
星の精霊として
- 真祖の特性として自然からエネルギーを引き出すことが可能で、星という無限のバックアップを有する。
- しかし、オールラウンドに力を発揮できるため勝率は高いが、星の抑止力の一端である真祖は無駄なことが出来ないため、相手よりもやや上の出力しか許されない。
- 旧作においてはほぼ身体能力をメインとして戦っていたアルクェイドではあるが、リメイクにおいては星の化身としてあらゆる大自然の能力を行使できるという規格外の能力があることが明らかになった。
- 自然現象の操作ということで、同じように様々な技を扱う魔術師の扱う魔術とは規模も自由度も比較にならないほど高く、その多種多様さは十全に発揮できれば正に本人の発言通り万能と言っても過言ではない。
- 作中で行使した技は最も多用する爪からの真空刃を筆頭に、重力操作による跳躍力の増幅、大気流操作、植物の成長と操作、地球の自転を部分的にたわませて解き放つ大規模な衝撃波など、多種多様にして何れも威力絶大である。
- また高温の炎を操るヴローヴ・アルハンゲリ対策として、相手に触れれば常人なら一瞬で敵を凍らせるほどの冷気を纏ったドレスを身にまとう事も可能としている。
- もしヴローヴの真の能力である猛吹雪に対策するとしたらキラウェア火山をイメージしたドレスを用意したという発言をしており、やろうと思えば灼熱の炎や絶対零度の冷気を操ることも可能であることを示唆されている。
- この自然操作は、気流などの既に存在するものを操るか、新しく自然現象を生み出すかの二種類に分けられており、新しく生み出す方は後述の空想具現化により生み出しているのかもしれない。
- なお、アルクェイドによるとアルトリアの宝具エクスカリバーは「親戚のようなもの」であるらしい。
- 星の内部で結晶・精製された神造兵装という意味では、ある意味兄弟や姉妹とも言える。
空想具現化
- 「マーブル・ファンタズム」とも。世界と繋がることで思い描く通りに『自身(精霊)』と『自然』を変貌させる精霊の能力。
- アルクェイド程の力があるならリミッターを外せば山奥に街一つ作り上げ、「彼女の世界」の中であれば千年後の月を現代に持ってくることが可能である。
- 戦闘面においては空間そのものを操り相手を断裂・圧縮・歪曲し相手を分解したというレベルでバラバラにする描写を行っており、メルブラシリーズでは何もない所から千年城の鎖を出現させ相手を縛り上げたり攻撃したりするという手段を取っている。
- リメイク版ではこの鎖でロアが雷速で駆けようと逃走はおろか反撃の余地なく捕らえている。
- リメイク版で更に描写が追加されホワイトボードや眼鏡、服や現金等、人工のものでも持ち運べる程度なら数秒で創り出したりと、割と気軽に使用するような描写も見せている。
- また星の触覚である為に地球上という範疇ならテレポーテーションも行えるとされる。
- しかし、惑星規模の為そこまで精密性はないのか、はたまた瞬間的に発動できる類のものでもないのかは不明だが、作中では描写されたことはない。
- 動物が相手ならば多少手を出せるが、自然から独立した存在(人間など)へ直接の干渉は行えない。
事象収納
- リメイク版から登場した、星の触覚たる真祖の能力。
- 星の地表で育ったモノを概念的、かつ物理的に収納する。星の表面に発生したあらゆる創作物、いわばテクスチャーの没収。
- 神霊でいうところの『権能』レベルの異能ではあるが、惑星が持つ機能であるためスキルというよりシステムの方が正確とされる。
- 光体化したアルクェイドの足下に現れた重力圏は、地球全土のテクスチャーを収納できるほどの規模を持つ。
- ある別世界のエルサレムで起こったことはこれの流用であるという。
神代回帰
神代回帰とはこの様な能力を持つ存在は「魔法以前の地球にあった神秘をどれだけ再現できるかどうか」という基準、要するに魔術回路に近い。
質はどれだけ人の手から離れた純度の高い神秘であるか、
量は出力を表しどれだけ周囲に影響を及ぼせるか、ちなみにCなら村規模程度
編成はどのくらいの神秘を表せるかというもの。魔術で言えばカバラかルーンか黒魔術かという種別のようなものらしい
詳しいステータスはプロフィール欄に記載されてるがこれは姫アルク時なら発現するステータスである。
サーヴァントとの比較
旧設定
- 通常アルクェイド(30%)の個体能力はサーヴァント約4体分だが、宝具の数がとんでもなく多く、かつその用途が多岐に渡る場合(つまりギルガメッシュ)、アルクェイドより有利となる。(コンプティーク2006年9月号 Fate道場Q&A)
- ちなみにこの条件には第五次のアーチャーも当てはまっているように思えるが、他にギルガメッシュが優位な点に個体能力ではなく火力がサーヴァント5体分+αであるというのも要因のひとつなせいか、もしくは後述の通り武器を含めた相手のスペック把握によるステータス上昇が可能なリメイク版の設定になっていたのか、Fate/EXTRAでは正気のアルクェイドには敵わない旨の発言をしている。
- 一対一ではサーヴァントに圧勝し、サーヴァント側は二人なら一人が足止めしている間にもう一人が背後からいける可能性があるというあたり、武装さえ強ければ勝てる、有利に立てるというわけではない模様。
新設定
- エルキドゥが持つスキル「変容」と同じような能力を有する。
- 変容とは、例えば筋力をA+に上げると他のステータスが-2され、自由自在にステータスを割り振って戦闘相手に対応するというもの。
- この点は過去に竹箒日記で言及されており、地球がマスターとなったエルキドゥは宝具を除く全ステータスの基本値をすべてAとし、残りの変動値30を付け足すことで全パラメーターをA+にすることができるが、その解説の直後に『どこかの真祖の姫もこういうえげつない事をやる。』という一文で締めくくられている。
- なお、前述のエクスカリバー、エルキドゥは星が作った神造兵装であり、「星の息吹」というキーワードが共通している。また、アルクェイドとエルキドゥは「鎖使い」でもある。
- その他、ここで言及されたアルクェイドの能力は「変容」ではなく、Fate/EXTRAで「原初の一」という名称で描写された「敵対する相手より一段階上のスペックになる」特性ではないか、と推測するファンもいる。
- リメイク版の月姫において、聖堂教会に残された真祖の王族と交戦する際の注意事項の中には「一対多数を原則とせよ」と同時に「武装、戦闘者の質は均等にせよ」ともあり、最も考慮すべきは「人間たちの実力の違い」であるため、『強力な指揮者をたて、統率のとれた軍隊で交戦する』という戦い方がアルクェイドには通用しないとされている。
- これらのことから、真祖の王族は対多数の戦闘において、それぞれの相手の最も優れた部分を基準として、自身のそれらのステータスを一段階上まで引き上げることができる可能性があり、エルキドゥの能力と似通っている。
- 後にFGOにてアーキタイプ:アースが実装されたが、そちらのスキルに「変容」の表記はなく、Extraと同じく「原初の一」が表記されている。これらの事を踏まえると、アルクェイドは「変容」を有してはいないが、「原初の一」は地球がマスターとなったエルキドゥの「変容」と似た特性を持つということが窺える。
- 同じくリメイク版において、「武器を含めた相手のスペック把握によるステータス上昇」が可能である、という描写がなされている。
- 旧作では有効だった「身体スペックでは並だが強力な武器を持つ事で1段階上のスペック上昇をすり抜ける」という手段が通用しなくなっている。
メルティブラッドでの性能
志貴・シエルとともにスタンダードタイプであり、近距離での格闘戦を主体とするインファイター。
爪や衝撃波、真祖としての身体能力を駆使して相手を怒涛の勢いで攻め立てる。全体的にバランスがいいものの、飛び道具らしい飛び道具がないことに加え、通常攻撃のリーチもやや短く強力な一発を外すと隙も大きいため、いかに間合いを詰めて攻め続けられるかが鍵となる。
アークドライブは『空想具現化』による鎖の召喚、アナザーアークドライブは鎖で縛った後に赤い爪で引き裂く『メルティブラッド』。ラストアークは朱い月の幻影を伴い、金色の光を放つ『少しばかり戯れようか』。
遠野志貴と七夜志貴に対してラストアークを出した時は性能が変化する。通称『十八分割』。
真祖アルクェイド
アルクェイドの真の人格。星の触覚にして真祖の王族、そして朱い月の後継者としての側面が浮かび上がった姿。通称「姫アルク」。
そのまま「朱の月」とも呼称されるので勘違いされやすいが、オリジナルたる朱い月のブリュンスタッド本人ではなく、あくまで真祖自体に用意された彼を受け入れる器の部分である「朱い月」の影としての発露にしかすぎない。
故に厳密に言えばこの人格自体はアルクェイド本人の普段は隠された別の側面といえる。
なお志貴に直死の魔眼で殺された機械の様な以前の性格ともまた別物であるとされる。
その能力は通常のアルクェイドを遥かに凌駕する権限を持ち、圧倒的と呼べるほどの力を誇る。
この状態のアルクェイドには神代回帰(魔法以前の地球にあった神秘をどれだけ再現できるか、といった基準)が適用され、ステータスに換算すると「質 : B、量 : A++、編成 : 西暦以前までの、擬神化される自然現象」となる。
もはや神とも称されるほどの隔絶したものであり、まさに地球意思の顕現と語るにふさわしいものと言えるだろう。
性格は尊大にして高貴で優美、難解なきのこ節を使いこなすその台詞回しはまさに真祖の王族。
あまりに存在が規格外すぎる故か人間の尺度では理解できない視点からの発言も多く、ある種浮世離れしてるとも捉えられる言動をする。
またこの時に関しては真祖の星の触覚の面が強調され、
その様は地球の意思を伝える代弁者・世界の裁定者として振舞うことも。
登場作品である「歌月十夜」と「メルディブラッド Actress Again」の二作品でも性格はまた微妙に異なっており、
「歌月十夜」においては尊大な物言いこそするものの感情の機微が少なく淡々としている印象を持つが、
「Actress Again」では本人の発言通り初めて肉体を持って自ら行動するためか気分が高揚しており、基本的に楽し気に自由に世界を巡ろうとする。
しかし一方で感情の発露も大きくなってるせいか、支配者としての残酷さの比重もかなり多くなっている。
これらの性格もあくまで表の人格であるアルクェイドの影とも言える側面であるため、実はアルクェイド本人とも思考の方向性自体は同じであるらしいのだが
一方でアルクェイドを凌駕する力を持つため、彼女以上の常識の無さと制御意思の無さを誇る為「ついそうしたくなったから」で地球の生命を滅ぼすことにすら一切の躊躇いを持たない。
つまり普段の彼女以上とも言える厄介な性格になったとも表現できるだろう。
また歌月十夜では自身の別側面である表のアルクェイドの人格を案じるような発言をするなど基本的に普段のアルクェイドの人格を大切に思っている節がある。
またその為自分と表のアルクェイドの人格を完全に別人化のように語っていたが、
アルクェイドの夢の中で表の人格の想い人たる遠野志貴から
「朱い月の影である自分も彼の大切なアルクェイド・ブリュンスタッドとして見ていると言われた事」
「今は様々なものに縛られているアルクェイドをいずれ救うと断言した事」を言われたときには、彼女にとって非常に珍しいことに驚きの表情を浮かべていた。
その上記の出来事で気に入ったのか、表の人格の影響もあるのかは定かではないが、「メルディブラッド Actress Again」では遠野志貴の勝利台詞で堂々とその青い目で見つめられると胸がときめく、殺人鬼を想う吸血鬼など何処の夢物語かと笑ってしまいそうだと語るなど
明確に彼に対して好意を寄せているかのような発言をしている。
MBAACCにおける姫アルク
まさかのアーケードモード実装だが、キャラ選択画面や対戦画面をよく見ると名前欄に「ARCHETYPE:EARTH」と表記されている(MBAAも同様である)。
これは アルクェイドが「地球のアルテミット・ワン」のアーキタイプ(雛型)であること、即ち朱い月の器であることを示している。
初期の登場ではコンパチブルのアルクェイド的なものだったが、その後のバージョンアップにより朱い月本来のコスチュームで参戦。
性能
特殊技でゲージを消費する代わりに滞空し続ける事が可能なことが最大の特徴。加えて通常技はいずれもリーチが長く、必殺技も最大画面半分程度まで届く下段技でヒットすればコンボ移行できる「なみ」、EXエッジ版が非常に発生が早く空中ならどこでも出せる高性能の差し込み技「といき」、CH限定だが対空に使える上にそのまま高性能な設置技としても機能する「かぜ」など、中~遠距離においては圧倒的な制圧力を持つ。
リーチが長い分技の喰らい判定も大きめだが、空中にいるときのドレスには喰らい判定はなく、実質他のキャラと喰らい判定の大きさはほぼ変らないというのも強み。また、歩きの移動速度が非常に早いため微細な距離調節もしやすく、無敵付きで近距離の切り返し技として使える昇竜コマンドの「とり」も備えるなど隙が無い。
さらにロック技でヒット時にサーキットブレイク+起き攻めまでついてくる高性能AD・AADまで持つという文字通りの万能キャラ。キャラランクにおいてもCロアと並んで最上位に位置する、いわゆる最強キャラの一体である。
一方前述の滞空システムやジャンプがとてもゆっくりしている点、コンボが独特な点から癖が強く、根性値も低いことから一度相手の流れに飲まれると一瞬で体力が溶けることもしばしば。扱いの難しさから初心者向きではなく、動かせるようになるにはある程度やりこみが必要とされる。
他作品の活躍
Fate/EXTRA
詳細はアルクェイド(バーサーカー)を参照。
Fate/Grand Order
7周年記念ゲストとしてムーンキャンサークラスのサーヴァントとして登場。
FGO独自の衣装となっている。周年記念で実装されるサーヴァントはいずれもメインシナリオに関わるサーヴァントのため、以降のメインシナリオに登場するのではないのかと予想されている。
詳細はアーキタイプ:アースを参照。
関連動画
リメイク版準拠1/7スケールフィギュア告知CM
関連イラスト
同人版
リメイク版
余談
- 海外ファンにより彼女のモデルとされる人物の詳細が明らかになった。⇒そのニュース記事
- その記事によると元々は武内氏が目にしたというファッション雑誌に掲載されていた人物がモデルで、とある座談会でその人物の画像も掲載されており、武内氏も「この方、今も現役なんでしょうか?その後の彼女を見てみたくもあり…」と発言。
- その後、調査が進んでゆき、その雑誌のモデルがカナダ人のAmanda Dyerさん(Instagramアカウント)と判明。投稿主が連絡を取り合い、Facebookで上記座談会の写真を共有し、Amandaさん本人も自分だと認めた。
- Amandaさん自身はTYPE-MOONやアルクェイドについては知らなかったものの連絡を取ることについては興味を示している模様。
関連タグ
TYPE-MOON 月姫シリーズ 月姫 月姫Apieceofblueglassmoon
Fate/EXTRA バーサーカー(Fate) ファニーヴァンプ アルクェイド(バーサーカー)
Fate/GrandOrder ムーンキャンサー アーキタイプ:アース
関連人物
ミハイル・ロア・バルダムヨォン ネロ・カオス キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
虞美人(Fate)…平行世界における同族。
厳密に言えば精霊と真祖という同じ星の存在に属するため元が同じ親戚とは言えるものの完全に同じ種族であるとは言えない。