概要
死徒二十七祖第九位。「血と契約の支配者」「黒血の月蝕姫」。
朱い月の後継者候補で、アルクェイド・ブリュンスタッドにとっては姉にあたる存在である。
真祖と死徒の混血。普段は14歳ほどの少女の姿だが、魔法少女よろしく二段変身が可能。外見はどことなく遠野秋葉に似ているという。具体的な年齢は不明だが、『歌月十夜』などの記述から計算すると1400歳は超えていると思われる。
かつてアルクェイドと戦い、そのとき長髪を奪っている。この髪の毛は彼女を倒さないかぎり戻ってくることはない。
『月姫2』ではメインヒロインの一人として登場が予定されている。未だに直接登場したことはないが、そのおいしいポジションから既に人気があり想像図が多く描かれている。
配下
死徒二十七祖第一位プライミッツ・マーダーを従え、更に第六位リィゾ=バール・シュトラウト、第八位フィナ=ヴラド・スヴェルテンを自らの護衛としており、実質的な死徒の支配者と言える。
他の二十七祖との関係
形式上の王である第十七位のトラフィム・オーテンロッゼとは対立している。特にプライミッツ・マーダーを従えていることから、ロアには「ある意味朱い月以上の怪物」と評価された。
トラフィムだけでなく、第二十位のメレム・ソロモンや第十六位のグランスルグ・ブラックモアからも嫌われ、命を狙われている。この二人はアルクェイド派であるため、彼女を「紛い物」と呼び、排除しようと考えているが、アルトルージュはメレムを気に入っている。
ズェピア・エルトナム・オベローンとは契約を交わしている。
また、アルクェイドを騙して死徒化し、二十七祖番外位として勢力を拡大していた初代ミハイル・ロア・バルダムヨォンの跳梁に際しては討伐に赴くも、その圧倒的な軍勢の前に撤退を余儀なくされている。
更に、第五位のORTはオールトの雲より飛来したアルテミット・ワンだが、一方でアルトルージュは地球におけるアルテミット・ワンの座をアルクェイドと争うほどの規模であるとされている。
リメイク後の設定
覚醒時のアルクェイドと同規模の"天体を成すもの"。覚醒時のアルクェイドは天体で最強の存在であるアルテミット・ワンの位置に該当するが、アルトルージュと決着をつけるまで「ONE」と呼ばれることはないという。
余談
TYPE-MOON社長にして絵師である武内崇氏はメイド好きで有名で、「日本のメイドカルチャー史(上)」にて描き下ろしイラストを寄稿している。
その設定が14歳の黒髪の吸血鬼メイドというもので、そのコンセプトから彼女がアルトルージュなのではと憶測を読んでいる。
関連タグ
TYPE-MOON 月姫シリーズ 月姫2/The_Dark_Six