「はい、行きましょう。風と土と生命、歌と雨に愛された理想郷。多くの妖精たちが暮らす黄昏の島、ブリテンへ!」
プロフィール
真名 | アルトリア・キャスター |
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クラス | キャスター |
性別 | 女性 |
身長 | 154cm |
体重 | 42kg |
出典 |
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地域 |
|
属性 | 中立・善・星 |
好きなもの | チョコレート |
嫌いなもの | 特になし(第2部6章クリア前)、たくさんある(第2部6章クリア後) |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 川澄綾子 |
『選定の杖』と共に選ばれた予言の子。
いずれキャメロットに至るまでの、合間と途中と隙間の姿。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2020年8月10日の5周年記念に期間限定サーヴァントとして実装され、これによりアルトリアは基本7クラス全てを制覇したことになる。
キャスターのアルトリアということで、ユーザー間では「キャストリア」の愛称で呼ばれ、公式では「アルキャス」表記が多い。
本編では第2部6章『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 「星の生まれる刻」』の最重要キャラクターとして登場する。
真名
『選定の剣』ではなく『選定の杖』と共に選ばれた、預言の子であるアルトリア。楽園の妖精。
災厄を撃ち払い、偽りの王を倒し、妖精と人間を従えた真の王になると謳われた16歳の少女。
アルトリア・ペンドラゴンとは、所謂並行世界の同一人物。
種族も人間ではなく妖精であり、魂は同じでも根本的に別人。姓もペンドラゴン(竜星)ではなく、キャスター(魔術師)となっており、ある種の屋号を兼ねたものらしい。
魔術なんかでお役に立てるなら、と発言しているが、これは彼女が生まれ育った妖精國が神秘の行使に魔術を必要としない妖精の世界であり、魔術を扱う者は、必要のない無駄な準備をする変わり者とされているため(同じく魔術を扱う彼女も変わり者扱い)。
人物
一人称は「わたし」。
セイバーのアルトリアと同様、生真面目で謙虚。だが従来の彼女では滅多に表に出さない少女性・女性を隠しておらず、結果的に騎士王と見習い騎士の中間の様な状態となっている。
そのため性格はアルトリアの本質そのものであり、王としての使命と矜持に殉じるでもなく、極端に何かに奔って暴走しているわけでもなく、素朴だが負けず嫌いで努力家な「どこにでもいる当たり前の少女」としての性質を保っている。そして、負けず嫌いな点も分かりやすくなっている。
魔力の研究に明け暮れて、少年のように野原を駆け回る、おてんばで純真爛漫な元気っ娘である。
なお後述の余談にある通り、健啖家であるのは他のアルトリアたちと変わらない模様。
ただ川澄氏によると今までのアルトリア派生とは根本的に異なるキャラクターらしく、その行動原理はどのアルトリアも共通だったが、彼女に関しては初めてその軸が揺らいだとの事。
事実、生前からオルタまで"王としての使命"へ殉ずる事に一切迷いの無かった今までのアルトリアと比べると、それ程の覚悟や自信がある訳ではない。
託された使命に対して漠然とした負い目こそ抱いてはいるが、飾らない田舎娘そのままであるため、周囲からの期待を耳にすると恐縮してネガティブ思考に陥ってしまう。
自分より立派な誰かを救える者を見ると、あわよくば自分の代わりになってくれないかと思ってしまう等、表にこそ出さないが基本的に内面はとても弱く、いじけ気質で、悲観主義者。
公式からは彼女の人柄を「一人オズの魔法使い」と表現されており、主役のドロシーの立ち位置、かかしの不器用さ、木こりの失われた心、ライオンの臆病さを併せ持っていると言われている。
一見すると緊張感も責任感も欠いているように感じるが、ただの少女が突然重責を背負わされて放り出されたことを鑑みれば、その反応も決して糾弾すべきものとは言い得ない。
加えて嘘や悪意を見抜く妖精眼を有しており、オンオフできるモノではない為言葉の裏表を否応なく察し、たとえ善意でついた嘘でも裏があると分かってしまう。それ故、裏表が一致しない言動には嫌悪感を感じている他、自身の旅が決して報われない事も悟っており、よりモチベーションを使命感にのみ依存している要因となっている。
そんな彼女も本音と建前の乖離が他のアルトリアよりも目立つ人物であり、本編のある場面では笑顔で話す裏でかなり荒んだ感想を隠してもいた。このような経緯でから、王道や騎士道に対するこだわりもぶっちゃけた話皆無で、他のアルトリアがやらない不意打ちや騙し討ちも率先して行う。
第三再臨になると一気に王者らしく成長し、青セイバーに近い印象となる。第一・第二臨の彼女とはまるで別人のように写るが、思考・趣味趣向など根っこは同じ。
詳細についてはリンク先の参照のこと。
能力
戦闘においては、マーリンから教わったという『マーリン魔術』を駆使するが、内容がやたらとサバイバル技術じみている上に、露骨なまで攻撃へ特化している。
モーション中では、選定の杖でぶん殴ったり、柄の部分から魔力光を放ったり、ドロップキックやサマーソルトキックをぶちかましたり、円形カッターを発射したり、魔術薬莢を放り投げた上で杖からのビームや地面を走る光を打ち出すことで多段ヒットする爆発を起こしたりする。
エクストラアタックでは、地面に選定の杖を突き立てて極太の光の柱を上げる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | D | B | A | B | A++ |
キャスターに有るまじきバリバリの肉体派。
攻撃の際に杖や大剣でアグレッシブに敵を殴る。こんなところまで師匠の真似をしなくても……
しかし、他のアルトリアと比べて耐久はあまり高く無く、幸運も一つ下がっているようだ。
魔力はオリジナルと変わらずAランクを有している。
オリジナルは心臓が呼吸をするだけで無尽蔵の魔力を生産する「竜種の心臓」を持つ故のAランクだが、こちらは妖精種の端くれとして生まれた存在である為「竜種の心臓」を持ち合わせておらず、種族特性に由来する。竜種属性も持っていない。ヒト科のサーヴァント特攻となる「ネガ・ウェポン」の攻撃に対して防御有利となる等、人間の枠とは違うカテゴリーとして扱われている。
なおNPCでの彼女は妖精特性を保有しているが、プレイアブルのアルトリアは最初は保有しておらず、第2部6章をクリアすることでクラススキル「妖精眼(A)」と共に妖精特性が追加される。
保有スキル
対魔力(A) | どのような大魔術であろうと、A以下の魔術は無効化する。 |
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道具作成(B) | 魔力を帯びた器具を作成できる。……のだが、「魔力が通れば発動する/一回使い切り」といったものが多い。その在り方は爆弾に似ている。モーションで放る魔術薬莢はこれによるものか? |
陣地作成(EX) | 人理の砦、白亜のキャメロットに立つ者。『人類の脅威』との対決において最大級の守護陣形を形成する。 |
妖精眼(A) | ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。高位の妖精が持つ妖精眼は、あらゆる嘘を見抜き、真実を映す眼と言われている。妖精にとっては善意も悪意も同じくくりなので特に意味のない異能だが、善悪の違いに戸惑う人間がこの眼を持つとろくな事にならない。 |
独自魔術(B) | 詳細不明。何故かFGOマテリアルにおいて記載が無い。ストーリーからすると選定の杖から聞こえるマーリンの声に導かれて修得した、マーリン魔術の数々の事だと思われる。低魔力でも使える便利な魔術を習得している。ところでこのマーリン、一人称が俺になったり、魔術の知識があやふやなような……? |
希望のカリスマ(B) | 予言の子として育てられ、旅立った彼女には人々に頼られ、期待されるカリスマが具っている。その効果は魔術師マーリンが見せる『夢のような戦意高揚』に近い。 |
湖の加護(A) | 湖の妖精たちによる加護。予言の子に与えられた祝福、あるいは誓約。 |
アヴァロンの妖精(A) | 『湖の加護』の名で隠蔽されていた力。星の内海から生じた妖精たちによる加護。予言の子に与えられた祝福、あるいは誓約。楽園の妖精が持つ、生命を祝福し、様々な汚れから対象の運命力を守る力。 |
聖剣作成(A) | 『選定の剣』の名で隠蔽されていた力。アルトリア・キャスターが、最後に辿り着く在り方を示したスキル。マーリンの『英雄作成』のアーツ版。アーツ性能極大アップ、1ターン無敵(アヴァロンの鞘のイメージ)、人類の脅威特攻を付加。本格的に目覚めると、彼女の作るものは全て『剣』属性になってしまう。例えそれがチョコであろうと…… |
宝具
きみをいだく希望の星(アラウンド・カリバーン)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:0~50人
- 最大捕捉:100人
「望まれることを、望まれたように。」
「それはいつか来る兆しの星、希望の地、楽園の跡。誰に呼ばれるまでもなく、貴方は星を翳すでしょう。運命は誰の為に――『きみをいだく希望の星(アラウンド・カリバーン)』!!」
アルトリア・キャスターの所持する『選定の杖』によって開放される、アルトリアの心象世界。
共に戦う者たちを守り、強化する、楽園より響く鐘の音。
その名前の由来を、たとえ本人は知らずとも。
発動と共に楽園の花園にも似た、百花繚乱の丘が広がる。花園の中心に立つ『選定の杖』にアルトリアが触れることで対粛正防御結界が展開され、自陣営に加護を与える。
なお彼女が有する『選定の杖』は彼女の師であるマーリンと異世界のマーリン二者の杖を複合化したような形状をしている。後者同様剣型に変化させることも出来る模様。
詳細は該当記事を参照。
なお、彼女の実装により多くの人が知るところとなった対粛正防御という言葉だが、「粛清」ではなく「粛正」なので注意。意味としては前者は相手の殲滅で後者は相手を正すもの。
ゲーム上での性能
最大HP | 14406(LV90) |
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最大ATK | 10546(LV90) |
コマンドカード | Buster:1/Arts:3/Quick:1 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | 希望のカリスマ(B) / 味方全体の攻撃力性能アップ(3T)&NP増加(+20~30%) |
スキル2 | 湖の加護(A) → アヴァロンの妖精(A) / 味方単体のNP増加(+10~20%)+味方全体のNP獲得量をアップ(3T) |
スキル3 | 選定の剣(EX) → 聖剣作成(A) / 味方単体にArtsカード性能アップ&人類の脅威特攻状態を付与(3T)&無敵状態を付与(1T) |
宝具 | 味方全体の攻撃力をアップ(Lv1~/3T)&弱体状態を解除&対粛正防御を付与(3T・1回、オーバーチャージで回数アップ) |
マーリン、スカディに並ぶ本ゲーム中最優秀クラスのキャスターサーヴァント。
単体に+50%、それ以外に+30%とNP付与の総増加値は非常に高く、さらにArtsを主体とするサーヴァントの一部は、彼女の援護を受けることで宝具攻撃時の回収分だけで100%付近まで貯られる者もいるので、「クエスト周回」の難易度が大幅に下がることになる。
また、ボス戦においても、宝具で弱体状態からの回復と無敵貫通を無視してダメージを0にする“対粛正防御”の付与を行える事から多くの攻撃に対処可能なため、こちらでも大活躍する。
単体性能での難点は回復手段を持たない事から長期戦ではジリ貧になってしまう事だが、この点はマーリン・キャス狐・ジャンヌ・レディ・アヴァロンといった面々と組ませれば十分カバー可能。
特にキャス狐やジャンヌと組ませた時の要塞っぷりは
『勝つ事に時間がかかるが負ける事はほぼ無い』とまで言われている程。
ジャンヌ共々『優秀なコマンドコードの授与先やコマンドカードの強化』候補の筆頭として挙げられるサーヴァントである。
バリエーション
2023水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!」にて実装の水着霊基。クラスはバーサーカー。姉妹とも言える出自のモルガンがバーサーカーから水着化でキャスターになっているのとちょうど逆である。なお、キャラクターとしては「アルトリア・キャスター」が名前なので、アルトリア・キャスター(バーサーカー)とややこしい事になっている。
関連人物
予言の元に『選定の剣』に選ばれ、王としての道を進む姿。
所謂、並行世界の同一人物であるため、厳密には関係がない。
ただし、キャストリアは彼女の夢を見るなど、一部繋がっているようで、誰よりもその為人について良く知っているが、両儀式と「両儀式」よろしく、その存在をお互いに知覚出来ない関係。
本編で汎人類史の自分の経歴を知った時は、自分と在り様の違いに驚いていた。
元から自身の生まれや境遇に不満を持っていたため、ブリテン統治に身を捧げた生き方を「冗談じゃない」と全否定しているが……
魔術の師。いわくこちらでも何一つ変わらない。
妖精國での彼女はマーリン魔術と称して彼から教わった魔術を披露……するのだがいまいちな結果に終わる事もあった。しかしマーリンにとってのアルトリアは騎士王としてのアルトリアであり、異聞存在である彼女に魔術を教える事はないらしく……
異聞帯では同じ妖精種で、勇者じみた宿命を持つ自身に憧れ押しかけ従者となる。
汎人類史の彼女が円卓の騎士だったことには驚いて喜び、甲冑姿のかっこよさに目を輝かせた。
自身が知っている妖精とほとんど変わらないのだと言う。
チーズケーキを持っていってあげようとしているとか。やめて差し上げろ。
イベント『カルデア妖精騎士杯』ではメイヴがアルトリアを自分のチームに引っ張ってきているので(因みにキャストリアのイベント初出演)少なくとも彼女からは悪く思われていない模様。
ブリテンにやってきた異邦の魔術師にして「運命」。
同じく覚悟も自信も才能も無い庶民の一般人でありながら、救世の大役を背負わされている事にシンパシーを感じており、そういった意味では先輩とも言える。
そしてある意味他の誰もを通り越して、彼/彼女が抱えていた闇の根源までもを理解する立場になった。サーヴァントとしての彼女の成立に主人公は無くてはならない存在であり、故に主人公にとっての『キャスター』こそ彼女と言える。
後のイベントでも、双方共に遠慮のないやり取りを見せている。
ブリテン異聞帯に乗り込んできた異星の使徒。
紆余曲折を経て、モルガン打倒のために行動を共にする。
『stay night』の彼の依代とは関係性と行動が逆転しており、反抗期の孫とその祖父のような関係性である。一方、同行者の中では自分の内面を一番理解しており、その点においては信頼している。
なお彼女が劇中で言い放った「村正ァ!」の叫びを、きのこ氏本人が『竹箒日記』で率先してネタにしている。これによりファンからも、ネタ扱いが加速している。
敵陣営の一人。「バゲ子」と呼ぶ。
初対面時からいけ好かなく思い、かなり雑な態度で接している。
ぶっちゃけると、キャストリアがコンプレックスを拗らせて、一方的に突っかかっている。
当のバーゲストは馴れ初めを覚えていないが、カルデアではある程度交流を持っており、お互いに相談事を持ち込み合う仲。あと、たまにキャストリアが食事をたかりに行っている。
相性が良くない相手。ただし本人としては、そこまで毛嫌いしているわけでもなく、むしろ根が正直者なところなど好ましく思っているのだが……
余談
アルトリア・キャスターが実装したことにより、川澄女史は坂本真綾女史に続いて基本クラスをフルコンプリートすることとなった(後に斎藤千和女史も達成している)。
マイルームではカルデアという組織を既に知っていたと語るなど、虞美人や耀星と同じく、進行度に関わらず本編後の記憶を持ち越しているタイプ。
ネタバレ要素の強いキャラであるが、OVA『Fate/Grand Carnival』の第二巻ラストにカメオ出現程度だが登場しており、ちゃっかりアニメ作品初出演を果たしてたりする。
『コンプティーク 2007年10月号 Fate道場』では「魔術は王の道ではないのであり得ない“if”ですが、仮にアルトリアが魔術の修行をしたら……あまりのまわりくどさに日々機嫌を悪くし、半年後には辞めている可能性大。なので、一人前になることすら難しいと思われます」と、過去に言及されている。
前提として王の道に魔術が不要なことから、そもそも魔術を学ぼうとするきっかけ自体がなく、ifの世界線で学ぶことになったとしても性格的に長続きしないらしい。
しかし、殆どのクラスのアルトリアが魔力をB以上のステータスで有していることや、彼女の宝具の1つは空気を操ることによる所謂強力な魔術であり、これを使いこなしていることから、魔術の才能自体はある程度持っていたのだろう。こちらのアルトリアは剪定事象に至るほどの何らかの差異により、才能を使いこなす方向性が異なったということだろうか。
汎人類史のアーサー王、アルトリアと同じく、予言の元に現れ、選定の杖(剣)を抜いた存在という点は一致している(若干の疑問あり。後述)。第3再臨時の宝具の際に、頭に王冠をのせ円卓の守護者(騎士達のことだろうか)を束ねているアルトリア・キャスターだが、どうやら円卓を束ねるトップという点に置いても同じようだ。
予言の子や選定の杖といったモノを有する彼女だが、王特攻・竜特攻どちらも刺さらなくなっているため、竜の因子には関わりがなく、ブリテンの王という性質にも終始無縁である。
このアルトリアはオリジナルと同じ容姿だが選定の剣を抜いていないことや、男装する必要がないからか、髪の毛が長く(オリジナルは肩下ほどまでしかない)アルトリアシリーズ初のツインテールである。髪の長さは彼女の腰まではあると思われる。
彼女のレベルアップボイスにて種火がサーヴァントにとって食べ物として認識されていることが明言された(もともと示唆している人物は居たが)。単に経験値の供給法の一つとして口に運んでいるのか、それともパンやクッキーと認識してもしゃもしゃしているかは定かではないが……
ちなみに、種火の味はボソボソとして味気ないらしく、マスターに味付けを要求している。
そんな自身の料理はというと……「弱火で10分?なら強火で2分でいいのね」と何処ぞの女武者と同レベルで、グリムからはマシュの盾の方がまだ食べ物に見えると言われる程。
2部6章後編でチョコを作るために、ここにある材料の全てを魔術で操作し、チョコレートにこれでもかと詰め込むという暴挙を働いた。しかもその理由が「せっかく用意してもらったのに、使わなければ勿体無い」という物であった。その結果、チョコレートには膨大な魔力が注ぎ込まれ、材料は融合し、新たな生命として誕生を果たした。
それも、殺人料理とかダークマターとか、そんなチャチなものではない『世界を滅ぼす厄災(作られるべきではなかった)』として(炎の厄災、獣の厄災、呪いの厄災という後にブリテンを襲う他の厄災表記にちなんで「チョコの厄災」などと言われることも)。
第一、第二霊基時に聖杯に叶えてもらいたい願いは身長を伸ばすと言う、シンプルだが割と切実な願望であり、ギャグ漫画『藤丸立香はわからない』でも、カルデアに大量に聖杯があると知るや、ドサクサに紛れて願いを叶えて貰おうとしていた。
中国版『Fate/Grand Order』6周年記念礼装にて、青を基調としたオリジナル衣装を披露した。
マイナー武器に関する余談
スキルや攻撃時には、下記の様々な剣を呼び出し呼称しているが、これはスピュメイダーを除いて、セイバーでも持ってこれなかった刀剣の名前である。
実際にマテリアルでも元々は伝承通りの剣であり、第3再臨後のアルトリア・キャスターはこれらを魔術触媒として使用できるようになっている/しているとの事。これに関しては『聖剣の騎士としての概念』が具現化したという事情が絡んでいるらしく、金ピカの如く使い手というより収集家としての立ち位置となった彼女ならでは。
ここだけ聞くと明らかにクラス違いなのではないかと思われるが、キャスターはスキルに陣地作成を持っている(領地を治める側面としての)王を思わせるクラスでもある為、キャスターを名乗っていても間違いではない……はず。
伝承によるとこれらの武装の詳細は次の通り。
シャスティフォル
見習い時代のアーサー王が帯刀していた剣。
マルミアドワーズ
ヘファイストスが鍛え、ヘラクレスが使ったとされる刀剣で、威力だけはエクスカリバーよりも強いとのこと。アーサー王はこの大剣を手に入れた後はこちらを使用し、ガウェイン卿に聖剣を貸すこともあったそうだ。マテリアルにおいては伝承通りの神話礼装となっており、第三再臨の武装もこのマルミアドワーズに変化。
余談だが、ヘラクレスは基本七クラスに関してはキャスター以外全てのクラスの適性を持っていると設定されており、もしセイバークラスで召喚された際には宝具としてこの剣を持ち込むのかもしれない。(ただし伝説的にいうと、この剣はヘラスレスの神話には一切登場せず、アーサー王伝説においてヘラクレスが使用した剣という形で言及された後付けの武器であるため、セイバーヘラクレスは持ち込まない可能性も十分考えられる)
セクエンス
決闘でのみ使用を許される剣。カムランの丘に持っていく予定だったらしい。
反転した水着メイドはこの剣を魔術で銃に改造して使用している。
スピュメイダー
ラムレイ、ドゥン・スタリオンと並ぶアーサー王の乗る馬の名前。
マテリアルでは剣としてカウントされている。
カルンウェナン
使用者を影に潜ませる事の出来る剣。
これらに加え、宝具の名前がかつて失われた「カリバーン」であるなど、セイバー以上に剣士を意識した武装になっており、ファンの中には彼女こそがグランドセイバーなのではないかと考察する人もいる。モードレッドの手に渡ったクラレントはともかくとして、エクスカリバー(とその鞘)だけは所持していない為、エクスカリバーが今後のキーワードになる事が窺える。
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Fateシリーズ Fate/GrandOrder Cosmos in the Lostbelt 星の生まれる刻