「煮え滾れ、星の怒りよ!」
概要
- ランク:A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~50
- 最大捕捉:800人
「此れこそは、我が父を滅ぼせし邪剣!」
『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』!
『Fate/Apocrypha』に登場する赤のセイバー・モードレッドの宝具。
彼女が持つ父への憎しみにより、「燦然と輝く王剣(クラレント)」が血に染まった邪剣へと変わった姿。こちらを発動する場合「不貞隠しの兜」は外す必要があり、兜をしている間は本来の姿を保っている。
真名解放によって剣から赤い雷撃を放って一直線に攻撃する。これはクラレント本来の機能である「王の威光を増幅する能力」と彼女自身の魔力放出を組み合わせた応用技。
彼女にとって父の名を冠したこの宝具は誇りを超え、ある種の怨念と化している。
またアーサー王を害したエピソードゆえに、モードレッドの手で発動時にあるこの剣は「聖剣」ではなく、「魔剣」と化している。
『Fate/Apocrypha』本編ではプロローグにて発動しており、その名称から読者・視聴者には即座に「アーサー王の子」という真名に繋がる情報を知られることになった。
Fate/GrandOrder
モードレッド(セイバー)の宝具として登場。
初期バージョンでも、バトルグラフィックが第1段階の場合は兜を外し、さらに鍔が変形するギミックも搭載されているなど演出もかなり凝っている。
2018年5月1日に演出がリニューアルされ、アニメ版『Apocrypha』で「幻想大剣・天魔失墜」と激突したシーンを再現したものになった。
本作では、聖杯大戦を経ているため父親への憎しみは消失しているのだが、何度も発動してコツを掴んだため、現在でも放てるようになっている。
ゲーム上は、種類はBuster、効果は【全体にアーサー特攻付きの強力な攻撃&NPを再チャージ】。特攻倍率とNPチャージ量はともにオーバーチャージの影響を受け、絆クエストのクリアで基礎威力とNPチャージ量が強化される。
特攻にある「アーサー」の定義は、「元になったキャラクターがアルトリア・ペンドラゴンおよびアーサー・ペンドラゴンである全てのユニット」であり、一見ピンポイントだが該当する実装済みサーヴァントは2020年3月時点で13人もいる。しかも今後も増える可能性が高いというある種の異常事態なので意外と問題ない。
また、特攻倍率が高めなので、スキル「魔力放出(A)」での強化も合わせれば、クラス相性を超えた強力な一撃を放てる。
中でもモードレッドと同時実装された乳上ことアルトリア・オルタ(ランサー)と後に登場したアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)はその名の通りランサーに属している事からクラス相性も合わさるため、痛烈な一撃を見舞える。
ちなみに、別世界から来た男のアーサー王にもきっちり特攻が入る。彼にとってはとんだとばっちりであるが……。
余談だが、宝具発動台詞が「じゃけん」と聞こえてしまう空耳が、たびたびネタにされている。
象さんの牙といい、『FGO』は空耳の宝庫である。
なお、モーションアップデートの際に宝具発動時のセリフも追加されているのだが・・・。
「我は王に非ず、その後ろを歩む者。彼(か)の王の安らぎの為に、あらゆる敵を駆逐する!」
生前の確執を乗り越えたからこその台詞だろう。でもアーサー特攻……