概要
- 本来の意味
何も聞こえていないのに、何か聞こえたような気がすること。
その音や声が発生する原因がないはずの空間や場面で何かが聞こえてしまうこと
空は「虚ろ」、何もないという意味。
- 近年の誤用
タモリ倶楽部の名物コーナー「空耳アワー」の影響で、「ある言葉が別の言葉に聞こえてしまうこと、またはそう聞こえた言葉」などの意味で使われることが多い。
本来の意味は上述の通りなので、「聞き違い」「聞き間違い」というべきなのだが、語感のよさからすっかり定着している。元が誤用でも、長期間・大勢の人に使われ続けていれば本来の意味・用途と入れ代わるのは言葉の世界でよくあること。
普段聞かない単語や外国語、滑舌・発音の良し悪し、早口で正確に聞き取るのが難しい……といった要因から起きやすい。
元々が聞き間違いに起因するため、そう聞こえるかは個人差が大きくかなり苦しいネタも多い。しかし聞こえる人も聞こえない人も互いにゴリ押ししないように。
こういうネタは分かる人に分かれば良いのである。
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夜に駆ける……英語版『Into the night』が意図的に空耳を引き起こす歌詞で話題になった。
ゴーゴー・キッチン……「北朝鮮」の空耳が存在する。