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解説編集

笑っていいとも!』と同じ1982年10月に放送開始した。

番組開始の経緯として「いいとも」が「お昼のお茶の間向けの内容で毎日生出演」という、制約が多い局側の要求との交換条件として、タモリの所属事務所である田辺エージェンシーがタモリ自身が気楽に好き勝手出来る番組を要求したからである。

そのような経緯から、基本的に低予算番組であり、タモリが司会を務めた中では一番の長寿番組。


ちなみにハイビジョン化はかなり遅く、アナログテープが尽きるまでアナログだった。次回予告も長年無かった。


毎週様々な企画に全編オールロケでタモリとゲスト達がのんべんだらりと挑戦する。

企画の内容は、ニッチなブーム(?)やマニアたちの紹介、有名大学の研究室や中小企業、町工場と協力して実験やお仕事体験を行ったりするものから、『下仁田ネギを肴に下ネタ話をしながら酒を呑むだけ』などの呑み屋のバカ話レベルのものまで様々。放送最初期は、深夜放送であるのを良いことにエロネタが多くを占めていた


中小企業関係者やマイナーな研究に取り組んでる大学研究者の間ではタモリ倶楽部に取り上げてもらうことがステータスの一つになっているとかいないとか……。


独特のゆる~い空気と、町をぶらついて河川や坂、橋を観察したり、鉄道にちなんだ企画も数多いことから「タモリが出演してる番組の中でタモリが一番楽しそうに収録している番組」と呼ばれることもあり、脱力系番組のパイオニアとも称される。


鉄道企画は場合によっては二週に渡る放送になる事が多く、空耳アワーで安齋肇がロケ現場に合流してその回の鉄道企画のメンバーも参加する事もある(「ならできないじゃない!」「ナゲット割って父ちゃん」の二週連続ジャンパー作品も鉄道企画の回である。しかも全員の笑いのツボにハマっていた。


2020年6月から2年間程COVID-19感染拡大の影響を受けロケが制限されたため、テレ朝局内を屋上含めて流浪している。その為、「毎度お馴染み流浪の番組」から始まる挨拶が「毎度お馴染み、不要不急の番組」「毎度お馴染み、テレビ朝日局内を流浪している番組」に改められていた。


2022年に放送40周年を迎えたが、2023年3月31日の放送を最後に番組を終了することが発表された。

ちなみに最終回は「巷にあふれるタモリ式生姜焼きの間違いを訂正する」という企画で、これが40年半で唯一タモリ自ら案を出した企画だったらしい。さらにギャラクシー賞を受賞。番組最終回を記念してタモリには「放送批評懇談会60周年記念賞」が送られた。




大まかな企画達編集

呑み企画編集

ただ呑むだけならば他の番組でやっているが、タモリ倶楽部はあらゆる物を酒の肴にして呑む。

ふりかけから刺身のツマなんてものまで酒の肴にするのである。井筒和幸なぎら健壱がほぼ常連。料理企画と連動する事も。


料理企画編集

タモリが料理をふるまうのを見られる機会が多い企画。一つの食材に絞ったものが多い。

タモリ倶楽部の企画の中でも食欲を誘う。


職場見学企画編集

これまたニッチな産業や、業種とかを見学しにいく企画。


鉄道企画編集

タモリが一番楽しそうな企画。六角精児などの鉄道マニアが登場するが、一般の鉄道マニアがたまに登場する。

ホリプロの一マネージャーに過ぎなかった南田裕介がお笑い芸人に混じってバラエティ番組の鉄道企画に出演するきっかけとなった企画でもある。ちなみに南田以外にも当時サンズエンタテイメントのマネージャーだった東出有輝(現東京メトロ社員)とオスカープロモーションのマネージャーである真田喜延も登場していた。

当然ながら鉄道に関しては幅広く特集し、「タモリ電車倶楽部」と称して様々な鉄道会社の見学、特別乗車を行っていた。

企画の準レギュラーになると「タモリ電車倶楽部」の会員証が授与される。あくまでも企画の準レギュラーであることが条件なので進行役(ツッコミ役)を務めたほんこん松尾貴史など鉄道ファンではないタレントも会員に名を連ねていた。

2012年にはヒャダインをはじめとするスターダストプロモーション所属タレントによる派生クラブ「スターダスト電車倶楽部」が発足。会員のヒャダインと廣田あいかも企画に多く出演するようになった。


歴史企画編集

そんじょそこらの歴史番組とは斜め上の歴史を扱ったものが多い。


地理企画編集

地理・地形を取り扱った企画も多く行われていた。

こちらでも「タモ地形倶楽部」と題してタモリに認められた出演者が会員証を授与される形となっていた。こちらはタモリに認められることが条件のため2009年のクラブ発足から番組終了まで追加入会はとよた真帆ただ1人、会員総数はわずか4名だった。


エロ企画編集

近年では希少な企画。これもこれで斜め上な方針だが、エロ漫画界の座敷童子ことハガキ職人である三峯徹がまさかの特集がされた事もある。

「空耳アワー」が定着する前のミニコーナーはどちらかというとこちら寄りのネタが多かった。


空耳アワー編集

定番のコーナー。詳しくは空耳アワーの項目へ。


pixivにおけるタモリ倶楽部タグ編集

女性たちがお尻を振る独特のオープニング映像が有名。

センシティブな作品

当番組のオープニング映像を彷彿とさせる、女性の臀部(のみ)に焦点を当てたイラストにはもれなくこのタグが……。

ちなみにこのオープニング、数年ごとに代替わりしている。また、この『お尻達』は応募してきた一般女性の臀部の形などを品評するオーディション回を経て決めている。ちなみに応募者の顔出しやお尻以外の部分露出は一切なく本当にお尻だけを見て品評している。過去にはなんとノーパンのお尻をやってのけた『お尻』がいた。無論局所は出すとマズイので『楽』マークや素手で上手く隠していたが。

一時期は実写ではなくCGデザインのものも登場していた。なお、過去には男性の『お尻』バージョンもあったらしい。さらに、けっこう昔には女性たちがプールに飛び込む映像もあった。


オープニング曲編集


ところで長年使われてるオープニング曲だが、こちらはアメリカのTheRoyalTeensと言うバンドが歌う「ShortShorts」という楽曲である。

リリースは何と1958年。古き良きアメリカンオールディナンバーである。

他局のバラエティ番組でも鉄道ファンを公言するタレントが登場した際にBGMとして使用されることが多いほかOPの映像と合わせて尻のイメージ曲として使われることも多く情報番組などで尻に関するテーマや特集の際BGMとして多用される。


関連タグ編集

テレビ朝日 タモリ 空耳アワー おしり

ブラタモリ - NHK版タモリ倶楽部といった番組。

上坂すみれ - 初バラエティーがこの番組で、最終回までに5回出演。

渡辺美佐 - ナレーション(2020年5月から担当)。

安斎肇 - 空耳アワーレギュラー出演者。

日本ブレイク工業 - この番組で社歌が紹介されたのをきっかけにブレイクした。


外部リンク編集

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