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我が家の友達10チャンネル テレビ朝日
概要
コールサインはJOEX-DTV。東京都など関東地方1都6県を地上波放送エリアとするテレビ局。「テレ朝」と略される。
ニュース系列たるANNことAll-Nippon_News_Networkのキー局。
局舎のある六本木ヒルズは、もともと局舎の建て替えを機に再開発された経緯がある。
またアークヒルズは、六本木ヒルズ新局舎完成までの局舎建設も兼ねて開発されるなど、何気に六本木の今昔に関わっている会社でもある。
派生放送局としてBS波のBS朝日、CS波のテレ朝チャンネル1及び2が存在し、配信サイトには「テレ朝動画」とAUとの提携でTELASA、Abemaとの提携で「ABEMATV」が存在する。
視聴率は長年「振り返ればテレビ東京」と呼ばれる位置であったが、六本木ヒルズ移転後は徐々に順位を上げ、2010年とになると日本テレビと1位争いをするまでとなった。そして2022年度は開局以来、史上初めて世帯・個人共に視聴率3冠を獲得した。
しかし、他テレビ局がここ最近重視する「コア視聴率」(13 - 49歳までの男女の個人視聴率)となると日本テレビどころかTBSとフジテレビの後塵を拝しているというのが正直なところである。これは表向きは日本人口構成に沿った番組編成を重視しているものであるが、そのような編成を組むと自社が経営に関与するABEMATVを潰しかねないのも理由(ただし、系列ABCテレビはコア視聴率を重視する編成としている)。
系列局に平成新局が多く、ANN加盟26局中11局が平成新局で占められており、日本の民放ネットワークでは最も多い。(日本テレビ系とTBS系、フジテレビ系は3局、テレビ東京系は2局。)かつてはクロスネット局が多く、現在の福井放送とテレビ宮崎のようにほとんどのクロスネット局がサブネットワークとしてANNに加盟していた。
一方で、朝日放送、九州朝日放送のようにキー局であるテレビ朝日よりも放送局としての歴史が長い局もあり、特に朝日放送テレビはテレビ朝日と同格扱いされており、朝日放送テレビ制作番組などでは番組宣伝で「ABCテレビ・テレビ朝日系列」という表記が許されている唯一の例である。
山梨県、富山県、徳島県、鳥取県、島根県、高知県、佐賀県は系列局がなく、隣接地域のテレビ朝日系列局またはテレビ朝日自らが支局を設置して取材を担当している。またケーブルテレビや高性能アンテナを使って隣県のテレビ朝日系列局を視聴している世帯も多い。
歴史
日本教育テレビ
1957年11月1日、東映、日本短波放送(現・日経ラジオ社)とその親会社の日本経済新聞、そして旺文社などの出版業界や教育界の3者が中心となり株式会社日本教育テレビを設立。教育専門局(早い話が民放版NHK教育)として、教育番組を半分以上、教養番組を30%以上放送するものであった。
1959年2月1日午前10時、教育専門局として開局。フジテレビよりも僅か1ヶ月のみであるが早く開局している。当時の本社は東京都港区麻布材木町55番地。
教育番組のセールスや番組販売が伸び悩んだため教育専門局としては失敗。アニメーションや外国映画を教育番組、教養番組として郵政省に届け出て事実上の総合局に舵を切り、1960年12月に対外名称を「NETテレビ」へ改名。
NETは開局から東映と朝日新聞の合弁会社たる朝日テレビニュース社が制作したニュースだけを放送していたが、1966年に東映の株式の半分が朝日新聞に譲渡されると、事実上朝日新聞の傘下となった。しかし当時はNETテレビの近畿広域圏でのネットを毎日新聞系列の毎日放送が受け持っており、さらにはTBSが朝日新聞系列の朝日放送とネットを組んでいたため、このことにより新聞社の系列とテレビ局の系列に食い違いが生じる、いわゆる「腸捻転」の状態を引起こし、後述のネットチェンジへと繋がるキッカケとなったのである。
1973年4月1日、名古屋放送(現・名古屋テレビ放送)と中京UHFテレビ放送(現・中京テレビ放送)の2局による日本テレビ系列との複合ネットが解消し、名古屋放送がNET系列単独ネットに移行。
同年11月1日には、東京12チャンネル(後のテレビ東京となる)の経営不振の影響からNETにも総合局免許が発行され、NETは名実共に総合局に移行した。
1974年11月19日、近畿地区準キー局が毎日放送から朝日放送へ移行することで合意が行われ、1975年3月31日にNETテレビ - 朝日放送ネットワークがスタートした。
全国朝日放送
1977年4月1日、全国朝日放送株式会社に商号変更。社名は、総合局の免許を受けたにもかかわらず社名に「教育」とあるのは実態にそぐわないことからであり、1976年12月2日の取締役会で決定したもの。その後の略称募集で出された案のうち、「全国朝日」「オールアサヒ」など「朝日」を含む案が9割を占め、1977年1月14日の臨時株主総会でその中から親しみやすい「テレビ朝日」に略称を正式設定した。これ以降一般には「テレビ朝日」「テレ朝」の名称が定着する。英文社名のAsahi National Broadcasting Co., Ltd.からANBの英文略称も制定された。これはAll-Asahi Broadcasting Co., Ltd.からAABとする予定であったものの、商標登録されていたこと、単一会社に「オール」と付けるのに疑問を持ったことから。
改名に当たってモスクワオリンピック放映権を独占したもののボイコットに遭うという悲劇が起きる。しかし、機動戦士ガンダムを始めとしてヒットを増やして行き、1985年9月28日に六本木と赤坂の境にあるアークヒルズに報道機能を移転、1986年5月26日には本社もアーク森ビルに移転した。これまでの本社は六本木センターに改称し、制作部門が残り、登記上本店も残った。2000年に六本木センターが解体されるまでは、バラエティ・音楽番組・ドラマが六本木センターで制作された。六本木センター解体後、新宿区四谷1丁目に四谷センター、江東区新砂1丁目に東陽町放送センターを新設した。
1987年当時、フルネット局が12局しかなかったため、「10年で10局作ろう」を合言葉にネット局増強運動であるANNネットワーク拡大運動を開始。全国四波化政策の後押しもあり、1989年に熊本朝日放送を皮切りに全国各地へネットワークを拡大。ニュースステーションを始め、ミュージックステーション、暴れん坊将軍、土曜ワイド劇場、日曜洋画劇場、ドラえもんといった番組が、ネット局増強運動に貢献し、1992年以降はクレヨンしんちゃんと美少女戦士セーラームーンも加わり、社会現象になる程のヒットを飛ばし、その他のアニメもネットワーク拡大運動に貢献した。
最終的に目標より早く7年で新設11・編入1の12局も増え、全24局に倍増した。
他系列からの編入局や脱退した系列局も多い。
編入局
- 九州朝日放送:フジテレビとのクロスネットからマストバイネット局化。
- 名古屋テレビ:日本テレビとのクロスネットからテレビ朝日マストバイネット局に。
- 朝日放送:これまでの系列局であった毎日放送とTBS系列局であった朝日放送と腸捻転ネットチェンジ。
- 山形テレビ:経営トラブルでフジテレビとの関係悪化によるネットチェンジ。
脱退局
- 毎日放送:腸捻転ネットチェンジによる脱退でTBS系列局になるも、TBSとは結構対立している。
- 青森テレビ:先の腸捻転ネットチェンジと同時期にJNN排他協定との兼ね合いによる脱退でTBS系フルネット局となる。代わりに青森放送が日本テレビ系列とNET系列のクロスネット局となった(が、日本テレビとも引き続き番販協定を結んだ)。後に単独系列局青森朝日放送が開局。
- テレビ信州:日本テレビ系フルネット局化による脱退。代替で長野朝日放送が開局。
- テレビ山口:JNN排他協定との兼ね合いによる脱退。代わりに山口放送が日本テレビ系列とテレビ朝日系列とのクロスネット局となった(が、日本テレビとも引き続き番販協定を結んだ)。後に単独系列局山口朝日放送が開局。
1996年にテレ朝が乗っ取られる騒動が発生した。6月20日ルパード・マードック率いるオーストラリアのニューズ・コーポレーションと、孫正義率いるソフトバンク(現・ソフトバンクグループ)が、テレ朝株の21.4%を保有する旺文社の子会社・株式会社旺文社メディアを買収し、ソフトバンク・ニューズ・コープ・メディア株式会社とした。しかし朝日新聞側が猛反発したため、1997年3月にソフトバンク・ニューズ・コープ・メディア株式会社が朝日新聞へ売却され、朝日新聞がテレ朝筆頭株主となった。
テレビ朝日
2003年3月31日には現社屋が竣工。7月1日に登記上本店を現社屋へ移転、9月29日に新社屋より放送開始した。そして10月1日、「株式会社テレビ朝日」へ商号変更。略称もコールサインからEXへ変更。
2013年10月15日には半年後に控えた「認定放送持株会社への移行」に向けた準備として、分割準備会社として「テレビ朝日分割準備株式会社」を設立。その半年後にあたる2014年4月1日には株式会社テレビ朝日(初代)が、株式会社テレビ朝日ホールディングスへ商号変更し認定放送持株会社へ移行。テレビ朝日分割準備株式会社が、株式会社テレビ朝日(2代目)へ商号変更し、株式会社テレビ朝日(初代)の地上放送などの事業を吸収分割により承継。株式会社ビーエス朝日、株式会社シーエス・ワンテンは、株式交換により株式会社テレビ朝日ホールディングス完全子会社となった(在京テレビ局では最後となる認定放送持株会社への移行)。
マスコット
1959年の開局以来「正式な局マスコット」は存在していなかったために(一応「モジャモ」や「ムーぽん」というキャラが以前存在していたが、同局ホームページに登場した以外は目立った活動はしていなかったのか、同局では「ゴーちゃん。」が自局初のオリジナルキャラであると主張している)しばしば「テレ朝の局マスコットはドラえもん」と揶揄されることが多かった(起用される頻度が高いとはいえ、あくまで「ドラえもん」自体は正式な局マスコットではない)。
2011年5月に「テレ朝初の局公式マスコットキャラクター」としてゴーエクスパンダ(通称は「ゴーちゃん。」で「モーニング娘。」と同じく最後の「。」までが通称の正式名称である。なお、同系列UX新潟テレビ21にも「ゴーちゃん」というキャラがいるが、テレ朝の「ゴーちゃん。」との関連性は一切ない。ただし、両者共に誕生日が5月5日という共通点は持っている)が登場した。かくして「ゴーちゃん。」はテレビ朝日系列全体及び在京キー局において見ても「最後に決定した」マスコットキャラとなったのである。
90年代の放送開始・終了映像で使われた「ジョイナス」は歌詞が全部英語という珍しいステーションソングである。
放送実績と現状
アニメ
東映アニメーションがあるだけに1990年代までテレビアニメ放送に積極的であった。かつては名古屋テレビ&日本サンライズの作品も多かった。
1963年の『狼少年ケン』で初めてテレビアニメを手掛け、その後『魔法使いサリー』を始めとした「魔女っ子シリーズ」、『一休さん』『キャンディ・キャンディ』などがヒットした。多くはテレビ朝日の関連会社・東映アニメーション(かつての東映動画)が手掛けている。
近畿地区でのネットチェンジ前、毎日放送から『おそ松くん』『エースをねらえ!』などの大ヒット作品をネットし、『まんが日本昔ばなし』も腸捻転解消前の最後の3ヶ月間ここで放送された。
近畿地区でのネットチェンジ後も朝日放送から土曜19時のアニメ『はじめ人間ギャートルズ』、『みつばちマーヤの冒険』をなどをネットし、名古屋テレビ制作のロボットアニメもネットした。
1980年代には1979年スタートの『ドラえもん』を始め、『怪物くん』『忍者ハットリくん』などシンエイ動画制作の藤子不二雄作品が中心となり、1985年4月3日 - 1987年10月13日まで1時間のアニメ枠『藤子不二雄ワイド』が設けられた。『ニュースシャトル ANN』放送開始による廃枠後は、平日18:50 - 19:20をアニメ枠へ統一した。1984年10月には日曜8:30に朝日放送制作アニメのネットを開始した。1986年の『聖闘士星矢』では、土曜19時台の制作担当を朝日放送から引き継いだ。
1990年代には『クレヨンしんちゃん』『美少女戦士セーラームーン』『SLAM DUNK』などの人気作品が放送開始。朝日放送からは木曜19:00 - 30までの日本ガス協会スポンサードネットアニメをネットし、テレ朝担当であった『平成イヌ物語バウ』(1993年10月 - 1994年9月)の後継として朝日放送から『魔法陣グルグル』をネットするなど木曜は朝日放送製作アニメの放送に積極的で、折しもテレ朝製作アニメと共にテレ朝の平成新局開局等のANNネットワーク拡大運動の宣伝やテレ朝の飛躍に貢献した。
しかし1996年の買収騒動の煽りを受けてアニメ枠削減が相次ぎ、2004年9月にテレ朝は土曜19時台のアニメ制作から撤退した。これにより日曜7時のメ~テレ(2017年9月まで)制作枠、日曜8時30分の朝日放送→ABCアニメーション制作枠『プリキュアシリーズ』を除けば、テレ朝は金曜のアニメしか制作しなくなった。
2009年10月には火曜19時台にアニメ枠を設けるも、バラエティー特番乱発で十分に放送されなかったため定着せず、2011年4月からテレ朝制作の全国ネットアニメは金曜19時台の『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』のみとなった。テレビ東京が2018年秋の改編で木曜19時台のアニメ枠を廃止したため、19時台にアニメを放送するのはテレ朝のみとなった。
そして2019年10月改編で『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が土曜夕方へ移動、これにより全地上波民放より19時台におけるアニメ放送が消滅した(が、それから1年後、テレビ東京が19時台のアニメを復活させた)。
『クレしん』は土曜16:30、『ドラえもん』は土曜17:00スタートとなった。テレ朝宣伝部は「子供達が塾通いなど活動的となって来たため、金曜夜よりも週末へ移動した方がじっくり見て貰えるのでは?」としており、実際移動後は2010年代以降に頻発していた特番による放送休止がほぼなくなっている。
深夜アニメに関しては民放キー局で最も動きが鈍く、1997年に『深海伝説MEREMANOID』を放送したのが最初であっが、関東地方のみの放送に留まった。しかもその後は長らく放送枠を設けては撤退しを繰返す状況が続くという有様で、他局(や朝日放送)が深夜アニメ拡大をする流れに逆行して縮小を続け、気付けばアニメが最も少ないキー局となっていた。
だが2020年4月からNUMAnimationなる枠を土曜深夜に設定した。しかも件の枠は同年10月以降、朝日放送や名古屋テレビとか北海道テレビ放送とか琉球朝日放送などでも放送されているそうである(なお土曜深夜の枠自体は2020年1月放送開始の「虚構推理」から設定されてはいる)。また、NUMAnimation放送エリア拡大に合わせる格好で、朝日放送から深夜アニメ枠の1つであるANiMAZiNG!!!の供給を受け始めたそうな。しかも2024年10月からは、土曜ドラマ枠の1つを拝借する格好でアニメ枠をさらにもう一つ増やしている。
なお、全系列局(ここではフルネット24局とする)で放送された深夜アニメは、2016年10月放送開始(2017年6月まで放送)の「タイガーマスクW」まで皆無であった、といいたいところであればが、実は2013 - 2015年にかけて、全系列局で何らかの形で放送されていた音楽番組の「Break Out」や「musicる TV」の中でミニアニメを放送したことがある。
また、Flashアニメ「秘密結社鷹の爪」も関東地方ではテレ朝で放送されていた。テレ朝の他にも毎日放送や静岡放送が製作委員会に参加した。
ちなみに、2000年代からアニメランキング系番組を度々放送しているが、2000年代には深夜アニメランクインが少ないか皆無なことで知られておりアニオタからの評判は余り良いものではなかった。これは深夜アニメの知名度がまだ低く、お茶の間以上に流石のひな壇芸人も気まずい雰囲気となりがちなのと、権利関係の複雑さがあるのではという説もある(2010年代以降はしばしばランクインしている)。
特撮
特撮はNET時代から多数の特撮番組が放送されているが、現在はスーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズの2大定番に落ち着いている。
また、2021年7 - 9月にかけてジャニーズタレントによるスーパー戦隊シリーズへのオマージュの「ザ・ハイスクールヒーローズ」が放送されている。
特撮に関する噂
ごく一部の特撮ファンの間では、以下の噂が囁かれているそうである。
- 東映の内規の都合上05年冬の関東ローカル深夜放送であった「@SHI-17YA」との3本立てを除き、これ以上東映製作の特撮番組の増枠は不可能だとされている(逆をいえば他製作プロの特撮番組を導入しようと思えば出来るが、様々な事情を考えれば難しい模様)。
- 故に「仮面ライダークウガ」を新枠で放送しようとしたら東映から協定違反を理由に開始延期を余儀なくされたらしい。
- 「仮面ライダー龍騎」以降もライダー続投が決まり「美少女戦士セーラームーン(ドラマ)」と、深夜番組であったが「非公認戦隊アキバレンジャー」導入をそれぞれ断念した。しかし、前者はCBCテレビをキーステーションにTBS系列全国ネットで放送された。
- 「仮面ライダー」は当初毎日放送が担当しており、腸捻転ネットチェンジでTBSに移籍した(ここまでは事実)が、20世紀末の新作ライダーをTBSとテレビ東京がそれぞれ断念し、テレ朝へ返還される格好となった。
無論これらはあくまでも噂であり、信じるか否かはお読みになっているあなたの判断にお任せする。
蛇足ではあるが、2021年夏に「ハイスクールヒーローズ」が深夜ドラマとして導入されているが、あくまでもジャニーズドラマであり、特撮番組扱いという訳ではないため、テレ朝第3特撮枠設定か、と早とちりしたファンもごく少数ながらもいた模様。
音楽
「ミュージックステーション(Mステ)」「題名のない音楽会」が有名。中でも、「題名のない音楽会」は1966年に東京12チャンネル当時のテレビ東京から引継いで放送して50年を超える。「Mステ」は現在民放のゴールデンタイムで唯一の生放送番組となっている。他には日曜深夜の関ジャニ∞冠番組「関ジャム 完全燃SHOW」や、(原則)平日深夜の「Break Out」、「musicる TV」が存在する。特に「Break Out」については、2012年の放送「再開」以降、諏訪部順一、種田梨沙、石原夏織、豊田萌絵、駒形友梨がナレーションを務めたことがある。なお、「musicる TV」は全(24)局にて何らかの形で放送されてはいるが、「Break Out」については2018年4月以降朝日放送テレビでは放送されていない(朝日放送テレビ以外の23局では放送)。
トーク
1976年に始まった「徹子の部屋」が有名で、放送回数は11000回を超え、ギネス世界記録に認定されている。
ミニ番組
「世界の車窓から」が有名で、放送回数は1万回を超える。
バラエティ
1993年、月 - 木23時台に深夜のバラエティ枠「ネオバラエティ」を新設。ここから『「ぷっ」すま』『アメトーーク』などがヒットし、中にはゴールデンタイムに昇格する番組もあった。成功した例もある一方で打切った例も少なくなく、視聴者のニーズとかけ離れているのではと指摘されている。
そのため一部の番組は深夜に戻されて放送されたり、果てはテレビ朝日の手を離れ、ネット配信という形で継続させた番組何てのも存在する。
2022年春改編では深夜番組枠の見直しに伴い、月曜から水曜の23時台(23:15 - 0:15)は30分番組2本立てのバラエティ番組枠に変更されている。また、これに0時台(0:15 - 45)のバラエティ枠と組み合わせ、「スーパーバラバラ大作戦」と称しているが、0時台に関しては放送日時差し替えならともかく放送自体がない系列局も存在する。
スポーツ
テレ朝は球団を持ったことがない(ただし東映は東映フライヤーズを抱えていた)。
そのため、プロ野球中継は巨人よりも埼玉西武ライオンズを優先的に実施していた。これはテレビ朝日が文化放送との関わりが強いのも理由。その一方で(毎日放送や)朝日放送の影響もあり甲子園球場からの阪神対巨人戦中継を積極的に行ってはいた。
また、TBSと共に侍ジャパン関連試合放映権を持っている。
一方で、サッカー中継を盛んに行なっている。多くは日本男子・女子代表チームが出場する試合である。2007 - 2012年までAFCチャンピオンズリーグの中継をBS朝日とテレ朝チャンネルで行い、2011年のAFCアジアカップはテレ朝が地上波24局で独占中継した。他にもFIFAワールドカップアジア最終予選も有名で、ホームは当然のことながら、アウェーでも開催地と日本の時差が基本的に小さいためゴールデンタイムで放送することも多い。またFIFAワールドカップ本大会のグループステージでも、2002年の日韓大会 - 2014年のブラジル大会まで日本代表の試合を放映した。
フィギュアスケート・グランプリシリーズも有名。日本での独占放映権を保有(NHK主催・賞与授与・放送グランプリシリーズ日本大会除く)しており、時差が大きいこともあるがその場合は休日昼などに放送し、ファイナルはゴールデンで放送、会場のインタビュースポットの壁にテレ朝の広告も出している。
世界水泳中継も行う。2001年の福岡大会以降日本における放送権独占契約を行なっており、基本的に生中継を行う。
また、ゴルフ4大メジャーのうち全英オープン放送を1982 - 2023年まで、全米オープンも1997 - 2020年まで、それぞれ行っていた。また、全英女子オープンと全米女子オープンも放送していた。
ドラマ
開局時に東映が資本参加していた縁で、現在テレビ局で唯一東映製作番組専用枠が設けられている(水曜21時の刑事ドラマ枠と日曜朝の特撮枠「スーパーヒーロータイム」)。この他前述の日曜朝のABCアニメーション制作枠も東映枠となっている。内容も東映らしいというか、時代劇・ニチアサ型コアファン狙いのものが多い。
刑事ドラマの制作には積極的で、水曜21時を刑事ドラマ専用枠としている。かつて時代劇枠であった木曜20時の『木曜ミステリー』は、ほとんどの作品が東映京都撮影所にて撮影・京都府警を舞台にしたものであったため、「京都枠」と呼ばれていた。ここでは『科捜研の女』『京都迷宮案内』『京都地検の女』などが知られる。かつては『遠山の金さん』、『暴れん坊将軍』、『必殺シリーズ』(朝日放送)といった時代劇を積極的に放送した。『土曜映画劇場』の後に放送された『土曜ワイド劇場』は2時間刑事ドラマのはしりとなり、『日曜ワイド』『日曜プライム』でも新作が放送されていた。
特撮枠「スーパーヒーロータイム」は、大きいお友達からも大人気のスーパー戦隊シリーズ、平成仮面ライダーシリーズといずれも10年以上続くヒーローものが充実している。
2000年には『金曜ナイトドラマ』を設置。『TRICꞰ』『特命係長 只野仁』などのヒット作が生まれた。
2017年4月には平日12時台に『帯ドラマ劇場(おびドラマシアター)』を設置したが、倉本聰脚本の『やすらぎの郷』と、その“続編”である『やすらぎの刻〜道』、そして偉人伝2作を放送した程度にとどまり(しかも1年間放送を休止していた)、2020年3月27日に放送された『やすらぎの刻〜道』の最終回スペシャル(通常の2本分放送)を持って廃止された。
報道
「ニュースステーション」(→「報道ステーション」)の大成功以後は報道にも力を入れているが、平日19時台の「ニュースシャトル ANN」、週末21時台の「報道ステーション」の姉妹版「サタデーステーション」や「サンデーステーション」は、アニメもしくはバラエティ番組が放送されるべき時間へ設定したために苦戦(「ニュースシャトル」の19時台編成は全国的に受入れられず)し、「サタデーステーション」以外は放送時間を移動した(「ニュースシャトル」は18時台へ移動後の1989年9月29日に打切り、「ニュースシャトル」より変則的な編成を強いられたANN/NNNクロスネットのテレビ信州がANNを脱退し日テレ系列フルネット局へ移行)。またサンデーLIVE!!も特撮枠を移動させたことが原因で大きな友達から非難されることがあった。
芸能人をメインキャスターへ起用することがある(「ニュースシャトル」の星野知子、「スーパーJチャンネル」の石田純一&田代まさし、「サンデーLIVE!!」の東山紀之)が、様々な方面から非難されることがあり、星野以外は結局降板へ追込まれた。
不祥事
- 1985年10月、同年8月3日に東京都福生市多摩川河川敷で、情報番組『アフタヌーンショー』の番組ディレクターが知合いの暴走族に女子中学生をリンチするようやらせを依頼し、暴行動画を撮影した、「やらせリンチ事件」が発覚し、同年10月18日限りで『アフタヌーンショー』が打ち切りとなった。これを機に「やらせ」という業界用語が広く知られるようになった。その後1992年7月17日にANNフルネット18局と山形放送の19局で放送された朝日放送制作「いつみの情報案内人・素敵にドキュメント」におけるやらせが発覚し、やらせの事実を知った司会・逸見政孝が激怒、「ドキュメント番組の制作者が最もやってはいけないことをやったのは失格です。私の名前がついた番組である以上、視聴者に対する責任を取らなければなりません」と謝罪し、番組自体が打切りとなった。テレ朝とABCが制作したそれぞれの番組におけるやらせ発覚の影響で、ANN各局は大きく信頼を失った。
- 1993年、当時の報道局長であった椿貞良が日本民間放送連盟会合で「小沢一郎氏のケジメを追及する必要はない。反自民の連立政権を成立させる手助けとなるような報道を使用ではないか」などと発言し、それが産経新聞報道で発覚。「椿事件」と呼ばれた。放送法違反が疑われ、放送免許の剥奪が検討された。詳細はWikipediaの椿事件にて。
- 1999年2月1日放送の『ニュースステーション』で、「埼玉県所沢市産の野菜から高濃度のダイオキシンが検出された」と誤報、農家側から訴訟を起こされる。詳細はWikipediaのニュースステーション#所沢ダイオキシン問題で。
- 2022年2 - 3月に掛け、金銭絡みの不祥事が相次いだ。経済産業省によるIT補助金不正受給で営業部門の社員が2月8日に逮捕され、その2日後には当時の社長が会社経費をプライベートへ流用した事が発覚したために辞任に追い込まれた(ただし、辞任の理由は他にもあったが)。さらに3月1日には2月の事件に絡んで「スーパーJチャンネル」メインスタッフの1人が逮捕されている。
主な番組
アニメ
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特撮
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音楽
ミュージックステーション 題名のない音楽会 musicる TV
報道
ニュースレーダー→ニュースシャトル→600ステーション→ステーションEYE→スーパーJチャンネル
やじうまワイド→やじうまプラス→やじうまテレビ!→グッド!モーニング
モーニングショー→スーパーモーニング→モーニングバード→モーニングショー
アフタヌーンショー、ワイド!スクランブル
サンデーLIVE!!(朝日放送、名古屋テレビとの共同制作)
サタデー&サンデーステーション
ANNニュース
その他
徹子の部屋 ワールドプロレスリング 世界の車窓から スーパーヒーロータイム 日曜洋画劇場 世界水泳 世界体操 全日本大学駅伝 グランプリシリーズ 大相撲ダイジェスト 末広演芸会
主なアナウンサー
系列局が少なかった頃はワイドショーのリポーターか司会、あるいは「ワールドプロレスリング」の実況以外では地方では馴染みがなかったが、系列局が増えたこともあり、アナウンサーの知名度も相対的に上がっているといえる。
その中から、代表的な人物を述べる。
- 馬場雅夫
- 押坂忍
- 高井正憲
- 1971年入社。報道・情報・バラエティを担当。特に報道においては定時ニュースの顔でもあった。
- 銅谷志朗
- 山崎正
- 古舘伊知郎
- テレビ朝日の局アナといえば、まずこの人が思い浮かぶのではないであろうか。
- 吉澤一彦
- 渡辺宜嗣
- 「モーニングショー」や、その後継番組である「スーパーモーニング」の司会、「蓮舫のステーションEYE」のアシスタントも務め、そして小宮悦子の後を受けて「スーパーJチャンネル」のメインキャスターを務めた。
- テレ朝きってのドラゴンズ狂でもあり、プロ野球のキャンプリポートはドラゴンズ以外は断り続け、挙げ句の果てには仕事中でも平気で「燃えよドラゴンズ」を熱唱する始末であった。ドラゴンズのエースピッチャーであった星野仙一は明治大学の先輩に当たる。
- 定年退職も嘱託職員としてテレビ朝日に残り、68歳まで局アナを全うした。なお、渡辺の在籍46年半という記録は元フジテレビアナウンサーの須田哲夫に次いで民放のアナウンサーで2番目に長い在籍記録となっている
- 佐々木正洋
- ニュース・スポーツ中継・ワイドショーのリポーターで活躍した。特に「ワイド!スクランブル」の夕刊キャッチUPでは、納得いかない発言をした人に対し「僕はそう思わないんですけどね」と突っ込んだり、余りにも呆れるかの様な内容の事件を取上げた後は溜息をついていた。
- いわゆる「闘魂ビンタ」を最初に喰らってしまった人。1990年2月の新日本プロレス東京ドーム大会においてアントニオ猪木に対しうっかり「もし負けてしまったら『勝負は時の運』では済まなくなります」という主旨の質問をしてしまったため猪木を怒らせてしまう。結果、「リングに上がる前から負けることを考える人なんかいません!!」(奇麗ないい方)といわれた果てに一発張り倒されてしまった。しかも喰らった翌日軽いむち打ちとなってしまったとか。
- 松苗慎一郎
- 1980年入社。主にスポーツを担当。アナウンス部長を歴任。息子は「NHKニュースウォッチ9」のリポーターで知られるNHKアナウンサーだった松苗竜太郎。
- 小宮悦子
- 迫文代
- 1981年入社。テレビ朝日退社後はフジテレビ「なるほど!ザ・ワールド」等のリポーターを務めた。
- 廣瀬雅子(テレビ朝日退社後は吉澤雅子)
- 1981年入社。山口崇時代の「クイズタイムショック」アシスタントを最終回まで務める。夫は吉澤一彦。
- 辻義就(テレビ朝日退社後は辻よしなり)
- 古舘伊知郎の後を受けて「ワールドプロレスリング」のメイン実況を任された。実はプロレスファンでもある桑田佳祐と交流があり、サザンオールスターズのコンサートのオープニングのメンバー紹介を任されたことがある。
- 松井康真
- 主にニュースキャスターを務めたが、その傍ら「ミュージックステーション」のアシスタントを務めたりプロ野球中継実況を担当したり、何故か「タモリ倶楽部」にも遊びに来たことがある。その後朝日新聞社に出向、朝日新聞記者のまま定年退職した。
- 東京工業大学卒業という、アナウンサーとしては余りにも変わった学歴の持ち主。また、相当なモデラーであり、それが高じて原子炉のフルスクラッチ模型を作っちゃったことがある。
- 大下容子
- 坪井直樹
- 徳永有美
- 龍円愛梨
- レギュラー出演していた「朝いち!!やじうま」における大袈裟な言動(特に芸能ニュースコーナーのつかみ)が、かつての「水曜スペシャル」探検隊の川口浩隊長を彷彿とさせることから、一部の視聴者から「隊長」と呼ばれていた。また、テレビ朝日退社後の波瀾万丈振りを「爆報!THEフライデー」(TBS系列局)で取上げられたことがある。
- 山本雪乃
- 入社1年目で「熱闘甲子園」の司会を務めた。その後も「やべっちFC」のリポーターを務めた一方、「ハナタカ!優越館」のアシスタントも務めている。
- 弘中綾香
- 「激レアさんを連れてきた。」の大活躍振りで知られる。
- 斎藤ちはる
- 乃木坂46からの転身。
- 「モーニングショー」のアシスタントから「グッド!モーニング」のアシスタントを経て、2023年7月からはその「グッド!モーニング」の司会を任されている。他に頭株主となった。
スポーツ実況を担当の他、『Qさま』でも司会進行を務めている。第5回WBCなど多くの実況を担当する他テレ朝のアナウンサーでありながら高校野球の実況の経験している。
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