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必殺シリーズ
16
朝日放送製作の時代劇シリーズ。

概要

表向きはいたって普通の市井の人達。しかし法で裁けぬ悪を暗殺する裏稼業を持つ人物を写す時代劇シリーズ。

池波正太郎の小説「仕掛人・藤枝梅安」を原作とした「必殺仕掛人」が第一作。主人公・梅安の性格や仲間の仕掛人が異なる等、この時点で原作との差異は大きい。

その後、「原作を持たないオリジナル時代劇」として制作され、シリーズの顔となる中村主水が初登場した二作目以降も「『表』の職業を持つ主人公側のグループが『裏』の顔の殺し屋として、金をもらって頼み人の恨みを晴らす」という構造を概ね踏襲している。

シリーズ一覧

ここでは放送順に記載。()は放送時の年。★はいわゆる中村主水シリーズの作品。☆は主水シリーズではないが世界観の共有が示唆されている作品。

  • 必殺仕掛人(1972年〜1973年)
    • 記念すべきシリーズ1作目。
  • 必殺仕置人(1973年)★
    • 中村主水初登場。シリーズの基本形が本作にて確立。
  • 助け人走る(1973年〜1974年)☆
    • 事情により、本作より「必殺」の名が一時期姿を消す。中村主水も一度客演している。
  • 暗闇仕留人(1974年)★
    • 黒船来航に揺れる幕末の江戸が舞台。「殺しの稼業の虚しさ」に焦点を置いたドラマ性の高さが特色。
  • 必殺必中仕事屋稼業(1975年)
    • 賭け事の世界に身を置く主人公達の殺し屋集団としての栄枯盛衰を描く。途中より放送局がTBS系列からテレビ朝日系列に変更となった。
  • 必殺仕置屋稼業(1975年〜1976年)★
    • 放送局変更からの視聴率回復を狙うべく原点回帰を図った作品。本作より主水が本格的に主役の座に就く。
  • 必殺仕業人(1976年)★
    • ハードボイルドな描写が多い、世の無常さを描いた一作。
  • 必殺からくり人(1976年)
    • 家族のような繋がりを持つ殺し屋集団、シリーズを通しての巨悪など、挑戦的な試みが多く見られた作品。結末はまるで黒富野
  • 必殺からくり人血風編(1976年〜1977年)
    • 諸事情により急遽制作された一作。戊辰戦争下の動乱期が舞台。
  • 新必殺仕置人(1977年)★
    • 『仕置人』に登場した念仏の鉄が再登場。『仕事人』以前の「前期必殺シリーズ」の集大成と評される。
  • 新必殺からくり人(1977年〜1978年)
    • 依頼を受け殺しを行う旅の集団が主役。歴史上に実在した偉人が主要人物として登場。
  • 江戸プロフェッショナル必殺商売人(1978年)★
    • 派閥間対立やダイナミックな殺陣など、主水シリーズの中でも一風変わった特徴を持つ一作。
  • 必殺からくり人富嶽百景殺し旅(1978年)
    • 『新からくり人』の続編。主水シリーズでない作品では初となる過去作の直接の続編。
  • 翔べ!必殺うらごろし(1978年〜1979年)
    • オカルト色を前面に打ち出した異色作。シリーズで唯一、放送期間が短縮された。
  • 必殺仕事人(1979年〜1981年)★
    • 本作にて加代が初登場。原点回帰を図り有終の美を飾るはずだったが…?
  • 必殺仕舞人(1981年)
    • 『からくり人』シリーズの流れを汲み、旅要素を前面に押し出した作風となった。
  • 新必殺仕事人(1981年〜1982年)★
    • 本作にて勇次おりくが初登場。後期シリーズの雛形が確立される。
  • 新必殺仕舞人(1982年)
    • 『仕舞人』の続編。メインキャストが全員続投したシリーズ初のケース。
  • 必殺仕事人Ⅲ(1982年〜1983年)★
    • 本作にて西順之助が初登場。本作以降、本編と連動したスペシャル作品が盛んに製作される。
  • 必殺渡し人(1983年)
    • 中村雅俊主演。非主水シリーズでは8年ぶりとなる旅ものでない作品。
  • 必殺仕事人Ⅳ(1983年〜1984年)★
    • 『Ⅲ』からレギュラーメンバー全員が続投。連動する劇場作品が初めて製作された。
  • 必殺仕切人(1984年)☆
    • 勇次を主人公とするスピンオフ作品。
  • 必殺仕事人V(1985年)★
    • 本作にてが初登場。
  • 必殺橋掛人(1985年)
    • シリーズにおいて悪役を多く演じた津川雅彦が主演を務める。
  • 必殺仕事人V激闘編(1985年〜1986年)★
    • 「前期必殺シリーズ」を思わせるアクの強いハードボイルドな作風が特徴。
  • 必殺まっしぐら!(1986年)☆
    • 秀を主人公とするスピンオフ作品。
  • 必殺仕事人V旋風編(1986年〜1987年)★
    • 『Ⅴ激闘編』から一転、後期必殺シリーズのスタイルに回帰した作品。
  • 必殺仕事人V風雲竜虎編(1987年)★
    • 『Ⅴ旋風編』から1年後が舞台。『仕事人Ⅴ』シリーズ最終作。
  • 必殺剣劇人(1987年)☆
    • 独自色の強い異色作だが、前作最終回で本作に至る伏線が張られており、本作最終回では主水も登場した。本作を以て15年続いた必殺シリーズはいったん休止。
  • 必殺仕事人・激突!(1991年〜1992年)★
    • 4年ぶりのシリーズ連続ドラマ作品。『Ⅳ』以来となる秀のレギュラー出演作。
  • 必殺仕事人2009(2009年)★
    • 主水役の藤田まことが翌年に死去したため、本作が主水最後のレギュラー出演作となった。

ドラマスペシャル

スペシャルというだけあって、夢の仕事人同士の共演や本編よりブッ飛んだ物語とよりどりみどり。何せ海外にまで出陣するものまである始末

放送順に記載。()は放送時の年。

  • 特別編必殺仕事人 恐怖の大仕事 水戸・尾張・紀伊(1981年)
  • 必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合(1982年)
  • (秘) 必殺現代版 主水の子孫が京都に現われた 仕事人vs暴走族(1982年)
    • 必殺シリーズ初の現代を舞台にした作品。
  • 年忘れ必殺スペシャル 仕事人アヘン戦争へ行く 翔べ!熱気球よ香港へ(1983年)
  • 必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜(1985年)
  • 新装 (秘) 必殺現代版 東京六本木・京都円山公園・大阪梅田 3元仕事人ナマ中継(1985年)
  • 当たるトラ年! 今年も大躍進 必殺&タイガース(1986年)
    • なお、藤田まこと本人は、阪神ではなく近鉄のファンであった。
  • 新春仕事人スペシャル 必殺忠臣蔵(1987年)
  • 必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー(1987年)
  • 必殺ワイド・新春 久しぶり!主水、夢の初仕事 悪人チェック!!(1988年)
    • 設定が極めて異例の藤田まことが必殺シリーズ撮影中の事故で必殺の世界に飛ばされ中村主水その人になる羽目になるという、今で言う異世界転生に近いモノだが、その結末は…。
  • お待たせ必殺ワイド 仕事人vs秘拳三日殺し軍団 主水、競馬で大穴を狙う!?(1988年)
  • 必殺スペシャル・新春 決定版!大奥、春日野局の秘密 主水、露天風呂で初仕事(1989年)
  • 必殺スペシャル・春一番 仕事人、京都へ行く 闇討人の謎の首領!(1989年)
  • 必殺スペシャル・秋 仕事人vs仕事人 徳川内閣大ゆれ! 主水にマドンナ(1989年)
  • 必殺スペシャル・新春 大暴れ仕事人! 横浜異人屋敷の決闘(1990年)
  • 必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治(1990年)
  • 必殺スペシャル・秋! 仕事人vsオール江戸警察(1990年)
  • 必殺スペシャル・春 世にも不思議な大仕事 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)
  • 必殺スペシャル・新春 せんりつ誘拐される、主水どうする? 江戸政界の黒幕と対決!純金のカラクリ座敷(1992年)
  • 必殺仕事人2007
    • 渡辺小五郎ら『仕事人2009』でレギュラーとなるメンバーが本作より登場。
  • 必殺仕事人2009新春スペシャル
    • 『仕事人2009』の前日談。
  • 必殺仕事人2010
  • 必殺仕事人2012
  • 必殺仕事人2013
  • 必殺仕事人2014
    • 本作よりリュウがレギュラーに加わる。
  • 必殺仕事人2015
  • 必殺仕事人2016
  • 必殺仕事人(2018年)
  • 必殺仕事人2019
  • 必殺仕事人2020
  • 必殺仕事人(2022年)
  • 必殺仕事人(2023年1月)
  • 必殺仕事人(2023年12月)
    • 渡辺小五郎の事実上の最終登場。

※西暦を()で記しているものは、年末年始特番に設定されたなどの理由で、放映年が早い段階で決まらなかった為とされている。

劇場版

基本的に「仕掛人」「必殺仕末人」以外は「必殺!」としたタイトルになっている。

  • 必殺仕掛人(1973年)
  • 必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年)
  • 必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974年)
  • 必殺! THE HISSATSU(1984年)
  • 必殺! ブラウン館の怪物たち(1985年)
    • よりにもよってパロディやコメディ寄りになってしまった…
    • 余談だが、タイトルは「ブラウン館(やかた)」と読む。ブラウン管とかけたネーミングである。
  • 必殺! III 裏か表か(1986年)
    • あまりにもコメディに寄った前作と180°変わり、仕事人達が徹底的に追い詰められた挙げ句に命を落としていく様まで描かれた壮絶なストーリー。壮絶な死を遂げた「参」の晒し首(の小道具)は演じた笑福亭鶴瓶でもドン引きさせた。
  • 必殺4 恨みはらします(1987年)
  • 必殺!5 黄金の血(1991年)
  • 必殺! 主水死す(1996年)
    • 中村主水の最期となった作品だが…?
  • 必殺始末人(1997年~1998年)
    • 劇場版に加え、オリジナルビデオが2作製作される。
  • 必殺! 三味線屋・勇次(1999年)

漫画

※朝日放送と松竹の承諾を得た上で作画:木村知夫、脚本:山田誠二(第2期は原作)により発表されている。

1999年に第3話までが『サスペリア増刊 ZOKUZOKU』(秋田書店)に、2004年から2006年にかけて第4話以降が『コミック時代活劇』(ホーム社)にて連載。

2019年から『時代劇コミック 斬』(ガイドワークス)および『漫画時代劇』(同)にて第2期「一筆啓上編」が開始。

番外

必殺シリーズ第4弾として制作されるはずだった連続ドラマ作品。実際には『暗闇仕留人』がシリーズ第4弾となったものの、シリーズとは別枠の作品として予定通り制作・放映された。

制作スタッフが共通しているだけあり、「車椅子生活を余儀なくされた主人公と彼を支える家族の愛が描かれる」という独自の設定を持ちながらも、「悪人に人々が虐げられるなどハードな描写がある」「主人公が依頼を受け報酬を貰って悪を狩る」といった骨格の部分に必殺シリーズとの共通性が見られる。

国外版

韓国KBSが日本の必殺シリーズに着目して必殺シリーズの制作会社である松竹から版権を買い制作した韓国版「必殺」。

朝鮮王朝・仁祖の時代を舞台にしたものであり、本家とは作風は異なるが所々本家要素が採り入れてある。

こちらにおける仕事人にあたる者達は刺客(団)と呼ばれている。

明確には本家必殺シリーズには含まれないが、DVD化で必殺シリーズの外伝として扱われるようになったという。

関連タグ

中村主水 藤枝梅安

概要

表向きはいたって普通の市井の人達。しかし法で裁けぬ悪を暗殺する裏稼業を持つ人物を写す時代劇シリーズ。

池波正太郎の小説「仕掛人・藤枝梅安」を原作とした「必殺仕掛人」が第一作。主人公・梅安の性格や仲間の仕掛人が異なる等、この時点で原作との差異は大きい。

その後、「原作を持たないオリジナル時代劇」として制作され、シリーズの顔となる中村主水が初登場した二作目以降も「『表』の職業を持つ主人公側のグループが『裏』の顔の殺し屋として、金をもらって頼み人の恨みを晴らす」という構造を概ね踏襲している。

シリーズ一覧

ここでは放送順に記載。()は放送時の年。★はいわゆる中村主水シリーズの作品。☆は主水シリーズではないが世界観の共有が示唆されている作品。

  • 必殺仕掛人(1972年〜1973年)
    • 記念すべきシリーズ1作目。
  • 必殺仕置人(1973年)★
    • 中村主水初登場。シリーズの基本形が本作にて確立。
  • 助け人走る(1973年〜1974年)☆
    • 事情により、本作より「必殺」の名が一時期姿を消す。中村主水も一度客演している。
  • 暗闇仕留人(1974年)★
    • 黒船来航に揺れる幕末の江戸が舞台。「殺しの稼業の虚しさ」に焦点を置いたドラマ性の高さが特色。
  • 必殺必中仕事屋稼業(1975年)
    • 賭け事の世界に身を置く主人公達の殺し屋集団としての栄枯盛衰を描く。途中より放送局がTBS系列からテレビ朝日系列に変更となった。
  • 必殺仕置屋稼業(1975年〜1976年)★
    • 放送局変更からの視聴率回復を狙うべく原点回帰を図った作品。本作より主水が本格的に主役の座に就く。
  • 必殺仕業人(1976年)★
    • ハードボイルドな描写が多い、世の無常さを描いた一作。
  • 必殺からくり人(1976年)
    • 家族のような繋がりを持つ殺し屋集団、シリーズを通しての巨悪など、挑戦的な試みが多く見られた作品。結末はまるで黒富野
  • 必殺からくり人血風編(1976年〜1977年)
    • 諸事情により急遽制作された一作。戊辰戦争下の動乱期が舞台。
  • 新必殺仕置人(1977年)★
    • 『仕置人』に登場した念仏の鉄が再登場。『仕事人』以前の「前期必殺シリーズ」の集大成と評される。
  • 新必殺からくり人(1977年〜1978年)
    • 依頼を受け殺しを行う旅の集団が主役。歴史上に実在した偉人が主要人物として登場。
  • 江戸プロフェッショナル必殺商売人(1978年)★
    • 派閥間対立やダイナミックな殺陣など、主水シリーズの中でも一風変わった特徴を持つ一作。
  • 必殺からくり人富嶽百景殺し旅(1978年)
    • 『新からくり人』の続編。主水シリーズでない作品では初となる過去作の直接の続編。
  • 翔べ!必殺うらごろし(1978年〜1979年)
    • オカルト色を前面に打ち出した異色作。シリーズで唯一、放送期間が短縮された。
  • 必殺仕事人(1979年〜1981年)★
    • 本作にて加代が初登場。原点回帰を図り有終の美を飾るはずだったが…?
  • 必殺仕舞人(1981年)
    • 『からくり人』シリーズの流れを汲み、旅要素を前面に押し出した作風となった。
  • 新必殺仕事人(1981年〜1982年)★
    • 本作にて勇次おりくが初登場。後期シリーズの雛形が確立される。
  • 新必殺仕舞人(1982年)
    • 『仕舞人』の続編。メインキャストが全員続投したシリーズ初のケース。
  • 必殺仕事人Ⅲ(1982年〜1983年)★
    • 本作にて西順之助が初登場。本作以降、本編と連動したスペシャル作品が盛んに製作される。
  • 必殺渡し人(1983年)
    • 中村雅俊主演。非主水シリーズでは8年ぶりとなる旅ものでない作品。
  • 必殺仕事人Ⅳ(1983年〜1984年)★
    • 『Ⅲ』からレギュラーメンバー全員が続投。連動する劇場作品が初めて製作された。
  • 必殺仕切人(1984年)☆
    • 勇次を主人公とするスピンオフ作品。
  • 必殺仕事人V(1985年)★
    • 本作にてが初登場。
  • 必殺橋掛人(1985年)
    • シリーズにおいて悪役を多く演じた津川雅彦が主演を務める。
  • 必殺仕事人V激闘編(1985年〜1986年)★
    • 「前期必殺シリーズ」を思わせるアクの強いハードボイルドな作風が特徴。
  • 必殺まっしぐら!(1986年)☆
    • 秀を主人公とするスピンオフ作品。
  • 必殺仕事人V旋風編(1986年〜1987年)★
    • 『Ⅴ激闘編』から一転、後期必殺シリーズのスタイルに回帰した作品。
  • 必殺仕事人V風雲竜虎編(1987年)★
    • 『Ⅴ旋風編』から1年後が舞台。『仕事人Ⅴ』シリーズ最終作。
  • 必殺剣劇人(1987年)☆
    • 独自色の強い異色作だが、前作最終回で本作に至る伏線が張られており、本作最終回では主水も登場した。本作を以て15年続いた必殺シリーズはいったん休止。
  • 必殺仕事人・激突!(1991年〜1992年)★
    • 4年ぶりのシリーズ連続ドラマ作品。『Ⅳ』以来となる秀のレギュラー出演作。
  • 必殺仕事人2009(2009年)★
    • 主水役の藤田まことが翌年に死去したため、本作が主水最後のレギュラー出演作となった。

ドラマスペシャル

スペシャルというだけあって、夢の仕事人同士の共演や本編よりブッ飛んだ物語とよりどりみどり。何せ海外にまで出陣するものまである始末

放送順に記載。()は放送時の年。

  • 特別編必殺仕事人 恐怖の大仕事 水戸・尾張・紀伊(1981年)
  • 必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合(1982年)
  • (秘) 必殺現代版 主水の子孫が京都に現われた 仕事人vs暴走族(1982年)
    • 必殺シリーズ初の現代を舞台にした作品。
  • 年忘れ必殺スペシャル 仕事人アヘン戦争へ行く 翔べ!熱気球よ香港へ(1983年)
  • 必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜(1985年)
  • 新装 (秘) 必殺現代版 東京六本木・京都円山公園・大阪梅田 3元仕事人ナマ中継(1985年)
  • 当たるトラ年! 今年も大躍進 必殺&タイガース(1986年)
    • なお、藤田まこと本人は、阪神ではなく近鉄のファンであった。
  • 新春仕事人スペシャル 必殺忠臣蔵(1987年)
  • 必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー(1987年)
  • 必殺ワイド・新春 久しぶり!主水、夢の初仕事 悪人チェック!!(1988年)
    • 設定が極めて異例の藤田まことが必殺シリーズ撮影中の事故で必殺の世界に飛ばされ中村主水その人になる羽目になるという、今で言う異世界転生に近いモノだが、その結末は…。
  • お待たせ必殺ワイド 仕事人vs秘拳三日殺し軍団 主水、競馬で大穴を狙う!?(1988年)
  • 必殺スペシャル・新春 決定版!大奥、春日野局の秘密 主水、露天風呂で初仕事(1989年)
  • 必殺スペシャル・春一番 仕事人、京都へ行く 闇討人の謎の首領!(1989年)
  • 必殺スペシャル・秋 仕事人vs仕事人 徳川内閣大ゆれ! 主水にマドンナ(1989年)
  • 必殺スペシャル・新春 大暴れ仕事人! 横浜異人屋敷の決闘(1990年)
  • 必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治(1990年)
  • 必殺スペシャル・秋! 仕事人vsオール江戸警察(1990年)
  • 必殺スペシャル・春 世にも不思議な大仕事 主水と秀 香港・マカオで大あばれ(1991年)
  • 必殺スペシャル・新春 せんりつ誘拐される、主水どうする? 江戸政界の黒幕と対決!純金のカラクリ座敷(1992年)
  • 必殺仕事人2007
    • 渡辺小五郎ら『仕事人2009』でレギュラーとなるメンバーが本作より登場。
  • 必殺仕事人2009新春スペシャル
    • 『仕事人2009』の前日談。
  • 必殺仕事人2010
  • 必殺仕事人2012
  • 必殺仕事人2013
  • 必殺仕事人2014
    • 本作よりリュウがレギュラーに加わる。
  • 必殺仕事人2015
  • 必殺仕事人2016
  • 必殺仕事人(2018年)
  • 必殺仕事人2019
  • 必殺仕事人2020
  • 必殺仕事人(2022年)
  • 必殺仕事人(2023年1月)
  • 必殺仕事人(2023年12月)
    • 渡辺小五郎の事実上の最終登場。

※西暦を()で記しているものは、年末年始特番に設定されたなどの理由で、放映年が早い段階で決まらなかった為とされている。

劇場版

基本的に「仕掛人」「必殺仕末人」以外は「必殺!」としたタイトルになっている。

  • 必殺仕掛人(1973年)
  • 必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年)
  • 必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974年)
  • 必殺! THE HISSATSU(1984年)
  • 必殺! ブラウン館の怪物たち(1985年)
    • よりにもよってパロディやコメディ寄りになってしまった…
    • 余談だが、タイトルは「ブラウン館(やかた)」と読む。ブラウン管とかけたネーミングである。
  • 必殺! III 裏か表か(1986年)
    • あまりにもコメディに寄った前作と180°変わり、仕事人達が徹底的に追い詰められた挙げ句に命を落としていく様まで描かれた壮絶なストーリー。壮絶な死を遂げた「参」の晒し首(の小道具)は演じた笑福亭鶴瓶でもドン引きさせた。
  • 必殺4 恨みはらします(1987年)
  • 必殺!5 黄金の血(1991年)
  • 必殺! 主水死す(1996年)
    • 中村主水の最期となった作品だが…?
  • 必殺始末人(1997年~1998年)
    • 劇場版に加え、オリジナルビデオが2作製作される。
  • 必殺! 三味線屋・勇次(1999年)

漫画

※朝日放送と松竹の承諾を得た上で作画:木村知夫、脚本:山田誠二(第2期は原作)により発表されている。

1999年に第3話までが『サスペリア増刊 ZOKUZOKU』(秋田書店)に、2004年から2006年にかけて第4話以降が『コミック時代活劇』(ホーム社)にて連載。

2019年から『時代劇コミック 斬』(ガイドワークス)および『漫画時代劇』(同)にて第2期「一筆啓上編」が開始。

番外

必殺シリーズ第4弾として制作されるはずだった連続ドラマ作品。実際には『暗闇仕留人』がシリーズ第4弾となったものの、シリーズとは別枠の作品として予定通り制作・放映された。

制作スタッフが共通しているだけあり、「車椅子生活を余儀なくされた主人公と彼を支える家族の愛が描かれる」という独自の設定を持ちながらも、「悪人に人々が虐げられるなどハードな描写がある」「主人公が依頼を受け報酬を貰って悪を狩る」といった骨格の部分に必殺シリーズとの共通性が見られる。

国外版

韓国KBSが日本の必殺シリーズに着目して必殺シリーズの制作会社である松竹から版権を買い制作した韓国版「必殺」。

朝鮮王朝・仁祖の時代を舞台にしたものであり、本家とは作風は異なるが所々本家要素が採り入れてある。

こちらにおける仕事人にあたる者達は刺客(団)と呼ばれている。

明確には本家必殺シリーズには含まれないが、DVD化で必殺シリーズの外伝として扱われるようになったという。

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中村主水 藤枝梅安

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