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やるぞ、ペガス!テックセッター!!

概要

1975年7月から12月にかけてNET系列局他にて放送された。全26話。

なお、本来の放送時間帯であったNETの水曜19時台前半はローカルセールスであったため系列局によっては放送日時差し替えを行っていた。

地球人が宇宙進出を果たしていく中、地球は環境汚染により滅びゆく運命にあった。再生計画であった「クリーンアース計画」もとん挫し、残る手段は別の惑星に人類を移民させる事であった。

しかし、突如悪の異星人軍団「ワルダスター」が地球に襲来。主人公・南城二の父親もワルダスターにより殺されてしまう。

父を殺された怒りに燃える城二は地球人の宇宙活動用システムの試作型「テックセットシステム」により超人「テッカマン」へと変身し、ワルダスターとの戦いに身を投じていく。

不遇な作品

本放映当時(1970年代)は宇宙を舞台としたSF作品は軒並み打ち切りに合うというジンクスを抱えており、本作も例外ではなく1年放映の予定(笹川ひろしが著書の中で証言している)が半年で打ち切り非常に中途半端な形で物語は終了してしまう。

しかし重厚なストーリーと宇宙での慣性を生かしたアクションから多くのファンを獲得しており、一時期「早すぎた傑作」と本作を評していた。そのこともあり、ムックの発売やケイブンシャの大百科に掲載されるほどの知名度を持つ結果となった。

タツノコ公式サイトではかつてはこの経緯を述べており、無念さを醸し出していたが、公式サイトのリニューアルに伴い、この部分は削除された。なお、DVDBD-BOX付属の解説書では描かれるはずだった後半のストーリーや設定が掲載されている。

登場キャラクター・キャスト

スペースナイツ側

南城二

声優:森功至

主人公。テックセットシステムの希少な適合者にしてスペースナイツのリーダー。父をワルダスターに殺されたため宇宙人全般を憎んでいたが、様々な出来事を経て徐々に考えが改められていった。

天地ひろみ

声優:上田みゆき

城二の恋人。スペースナイツではブルーアースの操縦を担当。

天地局長

声優:内海賢二

ひろみの父親で、フルネームは天地宗蔵(あまち そうぞう)。ペガスやテックセットシステムを開発した優れた科学者。地球の大気汚染を解消する「クリーンアース計画」の責任者でもある。生前の城二の父とは友人だった。

アンドロー梅田

声優:山田康雄

金髪のアフロヘアに浅黒い肌をした男。その正体はサンノー星人という宇宙人で、前述の容姿も実は地球人にあわせた仮の姿。サンノー星人特有の超能力を利用し、偵察などを行う。

ムータン

声優:小宮和枝

アンドローとともにサンノー星からやってきた。性別は地球でいうメス。人間と同等の知能を持っていて会話もできるが、「宇宙人」と言うよりは「宇宙生物」と呼ぶべき存在らしい。彼女もアンドローほどではないものの超能力を使用できる。

ペガス

声優:徳丸完

城二をテッカマンに変身させるためのテックセットシステムを内蔵したロボット。感情を持つほどの高度な人工知能を搭載している。戦闘能力もかなり高い。

ワルダスター側

宇宙帝王ドブライ

声優:桑原たけし

謎に包まれた支配者。本来は後半でその正体が明らかになる展開を予定していたが、前述の打ち切りによって謎の存在のままに終わってしまった。ゲームなどでは宇宙の秩序ともいえる存在として描かれる。

ランボス

声優:滝口順平

ワルダスターの幹部であり、地球侵略の責任者。

MADムービーの先駆け?

まだインターネットが無かった昔、本作の主題歌のサビの部分である「ジャッジャッテッカマ~ン♪」の部分をテープ編集(!)などで抜き出し、他の歌に無理やり繋げるというMADテープなるものが流行していた。

ある意味で本作が無かったら今のYouTubeニコニコ動画は無かった…のかもしれない。

関連作品

宇宙の騎士テッカマンブレード

一部の固有名詞が共通しているのみで、ほとんど別作品といっていい。

ブレードとの区別で本作は「初代」と呼ばれる事もある。

また本作のキャラがカメオ出演した事がある。

DETONATORオーガン

大張正己監督のOVA。本作のオマージュ作品。

タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES

対戦型格闘ゲーム。テッカマンが参戦。

Infini-TForce

タツノコプロ創立55周年記念作品。独自の設定でテッカマンが登場する。

関連タグ

タツノコプロ

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  • 新・スパロボ風戦闘前会話

    宇宙の騎士テッカマン第11話『失われた宇宙船』より。

    今回はタツノコのヒーローアニメ『宇宙の騎士テッカマン』から自分の印象に残ったエピソードにスパロボキャラを絡ませてみました。なお、「テッカマンブレード」ではないのでお間違えなきよう。 自分はこの作品は、この11話しか視聴しておりません。ただ、あまりのインパクトでしたので書いてしまいました。しでかした事が事なので、スパロボに参戦するとしてもエピソードに忠実ということはないでしょうね。 なお、1ページ目は「事件が起こる前」。2ページ目は「事件が起こった後」と想定しております。
  • 竜の子詰め

    昔にブログで書いてた短文。ITFの映画も公開中でめでたいこともありタツノコ作品詰めときます。タケシィだけありません、ごめんなさい( ; >ㅿ人) 1/リュウ健 タツカプでストリートファイターのリュウとガッチャマンを組ませる方が多かった事に滾ってしまい…でもジュンが出張ってるのでジュン健ぽくもある?ぶつ切りで終わってます。 2/ジョー健 3/健とジョー(CPなし) 4/梅城 第9話の二人。良い関係になりつつある! 5/ジョー健 6/キャシャーンsins ルナの力も持ってしまったら?という捏造。
  • イメージ声優シリーズ

    宇宙の騎士テッカマン 1992年版

    もし、宇宙の騎士テッカマンが宇宙の騎士テッカマンブレードの放送年に放送された場合のイメージ声優です。 番外編で宇宙の騎士テッカマンブレードが1975年に放送された場合のイメージ声優も掲載しています。
  • 新・スパロボ風戦闘前会話

    vsランボス(宇宙の騎士テッカマン)

    今回はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14029395以来の元祖テッカマンから、(結果的に)ラスボスとなった幹部です。だいぶ中の人ネタのイメージに引きずられてますね。
  • 鬼滅の刃 1970年代版 オープニング

    もし70年代に鬼滅の刃が放送されていた場合の主題歌を妄想。 ※テッカマンの主題歌の替え歌です。

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