タツノコプロ
たつのこぷろ
1962年に漫画家の吉田竜夫が弟の吉田健二と共に設立したアニメーション制作会社。
東映動画系と虫プロ系のどちらとも言えない第三勢力。漫画原作によらない自社オリジナル作品を数多く手がけており、個性あふれる作品群が人気を博した。企画から撮影まで一括して自社制作できる整った社内体制を保持しており、安定した制作環境からアニメーションを生み出している。自社内にそれぞれ独立した専門部門を置いており、キャラクターの創造から商品戦略まで幅広い業務を手がけている。
創始者の吉田竜夫が1977年に若くして亡くなり、1980年代にはフジテレビと絶交、以後勢いを失い、自社オリジナル作品の制作がまばらになった。この時に離散したスタッフ陣は様々なジャンルに大きな影響を与えている。
その後1990年代から2000年代には主にリメイク路線でしのぎ、2000年代末期から本格的に深夜アニメに進出した。またフジとの関係も復活している。
タイムボカンシリーズやガッチャマンなど自社キャラクターで有名。アニメ制作に必要な設備がほぼ整っているので、無責任艦長タイラーや新世紀エヴァンゲリオンを作る際にもお世話になっている。
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてkarte4において、「美少女ゲームにかまけている」"タケノコ"プロのアニメーターが異様な速度で絵を描くシーンがあるが、タツノコのスタッフの仕事は実際にあんな感じらしい。
最初のテレビアニメ作品「宇宙エース」から読売広告社(現在は博報堂DYグループ傘下)を通じてフジテレビと親密な関係にあったが1980年代中盤からは絶縁状態となってしまい、2011年にノイタミナで放送された「C」の制作までまる四半世紀のブランクがあった。2005年にタカラ(現・タカラトミー)が買収し、吉田家の経営を離れたが2014年1月29日には日本テレビホールディングス株式会社がタカラトミーから50%以上の株を取得して子会社とした(タカラトミーは引き続き2割強を出資し、持分法適用会社としている)。日本テレビ傘下となった後もテレビ東京系列でプリティーシリーズの制作(韓国の同友アニメーションとの共同制作)を継続して行っていたが、2022年のワッチャプリマジ!放送終了に伴う1年半のシリーズ休止明け以降はOLMへ譲る形となった(スピンオフのKING OF PRISMシリーズ制作は引き続き行う)。
後の攻殻機動隊シリーズで知られるプロダクションI.Gももとはタツノコプロの分社であり、現在は逆にIG側がタツノコに出資する関係となっている。その他にも分派した会社が多数存在する。
2019年にはアニメーション制作における新レーベル「BAKKEN RECORD」を立ち上げた。
2020年、初の配信企画として「SPECTACLE_Spectrum」「トイチューバーガンちゃんFromヤッターマン」「手あそびヒーロー“グーチョキパーン”」を立ち上げる。
1980年代
こちら葛飾区亀有公園前派出所(ジャンプ・スペシャルアニメ版)
2010年代
君のいる町(OVA第1期)
プリティーシリーズ(一部作品を除きDONGWOO A&Eと共同制作)(プリティーリズム、プリパラ、キラッとプリ☆チャン、ワッチャプリマジ!)
WakeUp,Girls!(劇場版第1作・TV版、以後は製作委員会参加)
PSYCHO-PASS(新編集版・2期)
夜桜四重奏〜ハナノウタ〜
2020年代
ハクション大魔王2020(日本アニメーションと共同制作)
擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD(BAKKEN RECORD名義)
MUTEKING THE Dancing HERO(手塚プロダクションと共同制作)
僕が愛したすべての君へ(BAKKEN RECORD名義)
The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War
もういっぽん!(BAKKEN RECORD名義)
Turkey!(BAKKEN RECORD名義)
非映像作品
神伝説サダメビウス 1981〜1982年に秋田書店刊のアニメ雑誌「マイアニメ」で展開したメディアミックス企画。肉弾戦やメカ戦主体の非ロボットスペオペ作品で、故・九里一平がキャラデザと小説の挿絵を描き、ビクターレコードからイメージソングも発売されていた。映像化を目指してしたが、アニメの方は頓挫した模様。
YouTube企画
SPECTACLE_Spectrum(YouTube配信企画)
トイチューバーガンちゃんFromヤッターマン(YouTube配信企画)
手あそびヒーロー“グーチョキパーン”(YouTube配信企画)
神伝説サダメビウス 1982年予定
タイムボカンエクスプレス・ダレダマン
タイムボカンウォーズ・サッパリマン
ヤッターマン(1998年版):2008年版より此方が先だった
竜の子プロダクション:2013年までの正式名称で、タツノコプロはこの略称。
タツノコ:pixivで2番に使用されているタグ。
タツノコアニメ:制作されたアニメの通称。
竜の子プロ:「タツノコプロ」の漢字表記の略称。
天野喜孝:日本を代表する画家であるが、かつてタツノコプロに所属していた。今となっては彼の画風からはとても信じられない人が多いだろう。
秋本治:「こち亀」の原作者である彼もアニメーターとして所属していた事がある。
望月三起也:タツノコプロ創立前後に創始者である吉田竜夫のアシスタントとして所属していた。
笹川ひろし 押井守 真下耕一 新房昭之:タツノコ系監督陣。東映系でも虫プロ系でもない第三勢力の血ゆえか独特な作品が多い。
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見るその頃の王子と側近。
『シンデレラ物語』20話「幸せへの旅立ち」でイザベルとメルビルが旅立って行った後、ザラールが怒り狂い、シンデレラがワンダの結婚について考えている頃の、王子と側近を妄想。YouTubeのコメントで「シャルル嫉妬してる!」とあり「え?そんな描写あった?」と首傾げたけどよくよく考えんでも見合い相手と二人だけでいる友人を呼ばれもせずに会いに行くって行動おかしいよシャルル!!ってなった。自覚あるのかないのか。後、ずっと謎の「シャルルはいつアレックスにシンデレラの事話したのか?」も盛り込んでみた。でもこんなん書いといてあれだけど12話か、遅くても16話で話したんじゃないかと思ってます。3,797文字pixiv小説作品- ボカンGoGoGo善
デモ⑥ ~逆転イッパツマン編~
第6作品『逆転イッパツマン』のストーリーです。その後の話なので、トッキューザウルスが修復された前提で書きました。主人公への思いが強すぎて、妄想恋愛みたいになるかもしれませんが、温かい目で読んで下さい、なっ!640文字pixiv小説作品