概要
『エガオノダイカ』とは、タツノコプロ創立55周年企画の最後を飾ったオリジナルテレビアニメ作品。
2019年1月から3月まで、WOWOW、TOKYOMX、読売テレビ、JCOMにて放送された。全12話。
JCOMではアニおびの枠で放送される。アニメーション制作はタツノコプロ。
ストーリー
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。
王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。
日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。
「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」
「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」
ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。
これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。
登場人物
主要人物
ステラ・シャイニング(CV:早見沙織)
ソレイユ王国
ヨシュア・イングラム(CV:松岡禎丞)
イザナ・ラングフォード(CV:置鮎龍太郎)
ユニ・ヴァンキッシュ(CV:小市眞琴)
ルネ・ヴァンキッシュ(CV:榎木淳弥)
グランディーガ帝国
ゲイル・オーウェンズ(CV:松山鷹志)
用語
テウルギア
作中に登場するロボット兵器の総称。後述のクラルスを動力源としており、主にホバー移動するのが特徴。ある程度の高さまでは飛べるが高高度に達するとクラルスが停止してしまうので、基本的にはジャンプ程度。これが作中で航空戦力が登場しない要因の一つとなっている。王国側と帝国側で見た目が異なり、また型の違いこそあれど近年見られるようになったワンオフ機や専用機なるものが存在しないタイプであり、どの登場人物も一般機に搭乗している。
クラルス
石に水晶が生えたような見た目の鉱石クラルスラピスを燃料とする動力炉。テウルギアの動力源となるほか食糧プラントを稼働させたりと、作中ではなくてはならないものとなっている。しかし本編開始前に新型クラルスの開発にあたって、大規模な暴走事故が発生。ヨシュアとユウキはこの事故によって両親を亡くし、また二国間で共同開発がされるもその稼働式典において、テロが発生したことにより戦争の原因の一つとなっている。
ソレイユ王国
ユウキ・ソレイユを王女とする王政の国。王女の下に伯爵がそれぞれの領地を治めている。また、王国軍は騎士団と呼ばれており、王女と議会の決定に基づいて行動する。地球からの入植の際に便宜上定たのが始まりであるが、現状の体制に疑問を持つ者もいる。加えて、近年では土地がやせ細ってきており植物があまり育たなくなっているなど、決して資源は豊富ではない。現状は防戦一方であり、少しずつだが確実にその領土を侵されている。但し、やられっ放しと言わけではなく開発・実用化に成功した新型クラルスを搭載したテウルギアや地の利を生かして強固な防衛ラインを敷いている場所も存在する。
グランディーガ帝国
皇帝が治める軍事国家。王国と異なり騎士団が存在せず、現代社会の感覚に近い。それ故新型クラルスを欲している。戦争が続いているためか一概に豊かとはいえず、景気も良くないようでクーデターも起こっている模様。目的達成の為なら敵国は愚か自軍の犠牲すらも厭わないようなとことんまで合理主義的な軍事国家であり、軍事力はソレイユ以上だが、それ以外の技術・文化面はソレイユに遠く及ばない。
漫画
本作のコミカライズ作品『エガオノダイカ Emotional side』がまんが王国にて2019年1月10日(木)から配信(全3巻)。作画はいわや晃が担当した。
外部リンク
関連動画