概要
1978年10月18日生まれ。愛媛県出身。実家はかつておもちゃ屋を営んでいた。
所属事務所はアイムエンタープライズ⇒プロ・フィット⇒フリーランス⇒ガジェットリンク(現所属)。
明るく張りのある声を生かし、お調子者やコメディリリーフ的な役を数多く演じている。主人公の友人役が多いが、敵役やオネエなどクセの強い役も幅広く演じている。
2002年ごろから吹き替え・ゲームなどで活動を始める。
2006年、テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』にて主人公の友人、谷口を演じ、中でも「wawawa 忘れ物〜」と歌いながら教室に入るシーンが視聴者に妙に強いインパクトを残し、インターネット上でカルト的な人気を呼んだ。ただし、この当時、白石自身は個人でパソコンを持っていなかったためこのことは知らなかったらしい。(2009年に自身のブログでパソコンを購入したことを報告)
なお、この歌はアドリブで、台本には「忘れ物、忘れ物〜」と言いながら教室に入ってくる、とだけ指示が書かれていたと明かしている。
京都アニメーション作品との関わりが強い。『ハルヒ』と制作陣やキャストが共通しており、何かと関わりが強い『らき☆すた』アニメ版にて彼をモデルとした「白石みのる」というキャラが登場した。また、後期EDが彼を主役とした実写映像であり、イベントやプロモーションにも多数出演するなど、プッシュされていた。
これまでに『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』、『CLANNAD』、『けいおん!!』、『日常』に出演している。(ただし、『けいおん!!』はモブとしてのみ)
かなり多芸な人物であり、イベントなどで司会を任されることも多いほか、歌唱力にも定評がある。
前述の『らき☆すた』ではエンディングを担当した回のほとんどで、本人によるアカペラでの歌唱が披露されている。自身の歌った楽曲では作詞作曲も行っており、『ハルヒ』で披露した「忘れ物の歌」は『俺の忘れ物』としてフルコーラスが制作され、『らき☆すた』の後期エンディングを集めたアルバム「白石みのるの男のララバイ」に収録されている。
これまで直接的な主人公を演じた事は無い(※)が、『喰霊-零-』において弐村剣輔役として間接的に主人公を演じている(弐村剣輔は原作における主人公)。
※Febe!制作のオーディオブック版『半沢直樹』シリーズ第3作「ロスジェネの逆襲」で主役の半沢直樹の声を担当したことはある(同期の渡真利忍の声は「らき☆すた」で共演経験のある平松広和<泉そうじろう役>。ちなみに、現所属事務所のガジェットリンクは平松氏が設立した事務所)である。
2015年12月29日のブログで、顔面神経麻痺で顔の右半分が全く動かず、治療しながら仕事していることを告白した。
また、このしばらく後の2016年1月に、Twitterに投稿した写真から「割れ」(同人誌の違法ダウンロード)疑惑が浮上。本人は経緯を説明した上でブログに謝罪コメントを掲載し、当該ツイートを削除した。なお、この謝罪コメントでは、同人誌の作者にもすでに謝罪したとしており、病気のこともありこれ以上厳しく追求されることはなかった。
近年はアプリゲーム『グランブルーファンタジー』のローアイン役、及びグラブルのイベントや公式解説動画等での活躍が目立つ。
ローアインは本編のメインキャラや攻略で必須の強キャラとは言い難いが、白石本人の熱演もあって「所々ウザいが好感が持てる愛すべきネタキャラ」という独特の立ち位置を獲得。主役級のイベントが数回用意されたり外伝作品にも頻繁に登場するなど、ゲームの人気を陰で支えている。
2020年1月にYouTubeチャンネル「白石稔ちゃんねる」を開設。ゲーム実況などを投稿している。
私生活では、2011年8月9日、ブログで入籍したことを発表。相手は一般人で、名前や顔は非公開である。
2012年9月16日に長男が誕生し、2016年10月31日、第2子となる女児が誕生した。
大の特撮好きで、特にウルトラシリーズに関しては自分の息子にも布教するほどの筋金入りのファンとして知られる。近年では怪獣娘をはじめとして同シリーズのイベントのMCも多々務めている。ちなみに、一番好きなウルトラ怪獣は『ウルトラセブン』に登場した恐竜戦車だとか。
声優として収入が安定するまではいくつかのアルバイトを経験しており、中でもCoCo壱番屋でのアルバイトは何度かネタにしている。『らき☆すた』では「肩書はチーフ(メンチカツなら任せとけ)」・「(当時の)声優としての収入が、CoCo壱のバイト代より少ない」などと発言した。
主な出演作品
近藤剣司@蒼穹のファフナー | 阪本さん@日常 | 白石みのる@らき☆すた |
谷口@涼宮ハルヒの憂鬱 | 弐村剣輔@喰霊-零- | ローアイン@グランブルーファンタジー |
正岡子規@文豪とアルケミスト | 武内樹@頭文字D(新劇場版) | チクワン@ボボボーボ・ボーボボ |
外部リンク
本人によるブログ・『白石玩具 弐号店』