概要
CV:白石稔
2131年12月7日生まれのB型で14歳の中学3年生。近藤竜司と近藤彩乃の息子で、竜宮島では稀な母胎から生まれた子供。日本自衛軍二等海尉だった父を生後間もなく亡くしている。
ノリの軽いお調子者で母親によくバカ息子と呼ばれる。真壁一騎が島を離れた後、ファフナー・ノートゥング・モデル「マークアハト」の搭乗者となり、搭乗時は変性意識で普段と打って変わり非常に憶病な性格となる。
訓練しか経験していなかった頃からフェストゥムを倒したと吹かして後輩をナンパしていたが、成功は皆無で、(他に立候補者がいなかったので)生徒会長をしているものの、人望の有無以前に皆から皆城総士が会長だと思われていた。
姉御と慕う要咲良に好意を寄せており、武道の達人であり「弱い男に興味はない」という彼女を振り向かせるために身体能力がずば抜けて(小説版では唯一咲良に勝って)いる一騎に度々決闘を申し込み、図らずも彼が孤立するのを防ぐ一人となっていた。
天才症候群の影響として直感的解答力に優れる(勘が良い)が、回答を導く過程を本人もわからないため、周囲からは評価されない。
親友・小楯衛や肉親の死など数々の苦難を乗り越え、劇中最も成長した人物の一人。
一騎の陰に隠れているがファフナーパイロットとしては優れた能力を持ち、フェストゥム撃墜数も同期の中では高い。「皆で生きて帰る」と言う執念の元、最終決戦では単独でマークニヒトに善戦、深手を負わせた。
HEAVEN AND EARTH
16歳。妻子を失い自暴自棄気味な衛の父親・小楯保や、意識を取り戻したが後遺症が残る恋人の咲良の世話をしている。後輩たちの指導を始めた当初は、普段の剣司しか知らない上にやられ役を演じた事で彼らに軽く見られがちだったが、実戦ではリーダー性を発揮して仲間の窮地を救い、見直された。
EXODUS
19歳。ファフナーパイロットを引退し、普段は竜宮島学園中等部の保健医をしつつ医学の道を目指し勉強中で、パイロットたちや一騎の身体のケアも行っている。
出立する総士の後を継いでジークフリード・システムに搭乗し、新たな後輩を含めたパイロットたちの指揮官を務める。咲良もまたパイロットとして戦線に復帰する事になり、彼女がSDP(超次元現象)の新同化現象で苦しむ姿を見た時はやや取り乱していた。
敵の襲撃で大人たちを保護していた島の環境が崩れ、咲良の母も危険な状態に陥ったため、咲良に結婚を申し込み、速やかに式を挙げた。そして、パイロットの欠員を埋めるべく自身も再び前線に立った。
第三次蒼穹作戦時にSDP『薬』を発現。誰一人仲間を失わせないという想いからマークアハトまたはトルーパー・モデルで触れた仲間や機体のダメージを修復及び同化現象を肩代わりするというもの。しかし同化現象として25話で感覚の消失(熱さや寒さ、痛みなどが感じられなくなる)に陥っていることが判明。同時にエインヘリアル・モデルの特性から何度かカノンを通じてミールがクロッシングを行い、エスペラントの資質を開花させる。
ただでさえ「既に搭乗可能時間を使い切っている」のに「ファフナーに乗り」その上「ジークフリードとスレイプニールのダブルシステムを同時起動」して更に「SDPもその利便性から多用」というファフナー世界においては同化(=死亡)まっしぐらのフラグを立てまくり、「いったいどうなるんだ」と視聴者の精神をゴリゴリに擦り減らし、胃に負担をかけまくってくれたが、カノンが(文字通り)身を削って開発したエインヘリアル・モデルの加護のお陰で無事生き残った。
第四次蒼穹作戦を戦い抜くも故郷は海の底へと眠りに就き、生き残ったパイロットたちに「必ず帰るぞ。俺たちの島へ」と固い決意を示した。
THE BEYOND
平時は医者として働き、2153年の時点で息子の近藤衛一郎をもうけている。幸せ太りか何なのか(最新作Behind The Lineにおいて、そうなった原因と思われる要咲良・澄美親子との会話がある)、同世代に比べて一際恰幅が良くなっており、ビジュアル面の変化が激しい。同年の第五次蒼穹作戦ではパイロットを引退し、ジークフリード・システムに乗って指揮官を続けていたが、セレノアにクロッシングに侵入され、同化されかける。クロッシングを強制解除し、即座に同化拮抗薬を投与して乗り切ったが、両目と鼻腔から出血していた為、身体に相当なダメージがあった模様。その後は指揮官の役目を同じくシステム適格者であった彗に譲り、自身は史彦の補佐職に落ち着いていた。後にマリスの侵攻の際に殉職したCDCオペレーター貴志晶晶の娘、貴志フェイを引き取っている。
最後の戦いとなった第六次蒼穹作戦において、彗のパイロット復帰に合わせて再びシステムに搭乗、指揮を担当した。