「もう…!誰も悲しませないッ!僕が…、僕が衛るんだぁーー!」
CV:斎賀みつき
プロフィール
生年月日 | 2131年8月13日 |
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星座 | 獅子座 |
血液型 | A型 |
身長 | 165cm |
体重 | 61kg |
好きな物 | 漫画、ゲーム |
搭乗機 | ノートゥング・モデル「マークフュンフ」 |
概要
真壁一騎の同級生でファフナーパイロットの1人。要咲良、近藤剣司とは仲が良く、いつも一緒につるんでいる。
ファフナー・ノートゥング・モデル「マークフュンフ」の搭乗者。
多少の事には動じないのんびり屋な少年で、少々天然ボケ気味なところがある。また、あらゆる理由から内に籠りやすい人間が多い本作の主要キャラ達の中では珍しく、年相応の子供らしい純粋さを見せる事が多い人物。初期は何かと衝突しがちだったメンバー同士の仲裁役をするなど、ムードメーカー的存在でもあった。一方で犬が大の苦手で、それが理由で春日井甲洋から子犬のショコラを引き取って欲しいという頼みも断っている。
漫画『機動侍ゴウバイン』の愛読者だが、その執筆者の「大粒あんこ」が自分の父親である事は知らない。
普段はあまり自己主張をしない、どちらかと言えば気弱な性格なのだが、戦闘時は主役のゴウバインを模したヘルメット(衛のお手製)を被り、「自分はゴウバインだ」と変性意識をさらに上書きして、自己暗示をかける事で、恐怖心を抑えている。その結果として普段の雰囲気とは打って変わって、勇猛果敢な性格となる。
ただし、戦闘後ヘルメットを脱ぐとヘルメットを被っていた戦闘時の行動は忘れており、これは裏を返せば自己暗示で戦闘の恐怖から逃げているともとれる物でもあった。
天才症候群として「構造理解力」に優れる。
具体的に言えば、物を分解・再構築する能力の事で、衛は幼少期からその才能を発揮した。
本編では直接は語られなかったが、彼のこの能力が過去に重大な事件の引き金となっていた。
※原作及びスパロボのネタバレ注意!自己責任でスクロールをお願いします。
来歴
本編の7年前(年表では9年前)
本編プロローグ並びに真壁一騎の回想などで描かれた、通信機から聞こえるフェストゥムの声とその後の事件に関して、小説版及びドラマCDやコミック版にて、当時の衛が通信機を修理して(小説版では衛とは明言されていないが、ドラマCD及びコミック版で修理したのが衛であることが確定した)子供達が声に答えたことが、結果として後の竜宮島へのフェストゥムの急接近を招く要因となったことが語られた(島では無線電波などによりフェストゥムが島の存在に気付くのを恐れ、一般人などの手が届く範囲に通信機の類は置いていなかったが、衛が廃棄された通信機を偶然見つけて修理してしまった)。
ただし本編1話におけるフェストゥム襲来は、司令の皆城公蔵が仕組んだものである。
なお本編でも溝口恭介が昔の件に言及するや否や、保が話題を変える場面がある。
本編中での活躍
剣司や咲良たちと共に、当初はパイロット候補生となる。
一騎がマークエルフを強奪して狩谷由紀恵と共に島を脱走した後、マークフュンフのパイロットとしてファフナーに搭乗する。
初陣では、上記の通りゴウバインヘルメットの自己暗示もあって、普段とは打って変わって逆に咲良や剣司を率い、フェストゥムを見事撃退した。
その戦いぶりは、皆城総士からも「極めて勇敢で、ファフナー隊の要」と、高く評価されており、総士に戦闘能力が一騎に匹敵するとまで言わしめたのは衛だけである。
総士からは一騎とのツインドッグを提案されるが、あくまで剣司と咲良とのトリプルドッグを選んだ。
パイロットとなり、フェストゥムとの戦いの最中に身を置くようになっても、メンバーの中で唯一その温和な性格は変わらず、ムードメーカーであり続けた。 (戦闘中の不和で剣司とカノンが気まずい雰囲気になった時には、二人が仲直りできるように気を使うなど)
しかし、そんな衛も、剣司や咲良の成長を見届けて、さらに父が漫画家として自分の為に漫画を描いていてくれていたという事実を知ることで、自分なりに成長したいと強く願うようになる。
その直後に初めてゴウバインヘルメットを被らずに、「小楯衛」としてフェストゥムと戦う。
戦闘後は、初めて恐怖を感じる衛だったが、彼はそれでも決して逃げ出そうとはしなかった。
しかし、咲良が同化現象で倒れて昏睡状態になってしまう。
そんな中でフェストゥムに襲撃されるが、自分の力で戦う覚悟を決めた衛は、後輩の堂馬広登にヘルメットを託して出撃する。
現れたのは、希少なスカラベR型種フェストゥムで、苦戦するも、一騎との連係プレーでなんとか倒せそうになる。
しかし、土壇場で一騎が激しい同化現象に襲われ機体を動かすことすらままならなくなってしまう。
その隙をついて、フェストゥムは体勢を立て直し、竜宮島に「根」を張りだす。
絶体絶命の状況でも、衛は諦めずに、フェストゥムを持ち上げ、マークザインのルガーランスを持ち上げさせ、コアを串刺しにする。
しかし、スカラベR型が絶命の間際にワームスフィアを急速展開し、一騎のマークザイン諸共飲み込まれてしまう。すんでのところで総士が機体からコクピットを射出させることには成功したものの、ワームスフィアの余波に巻き込まれたコクピットは呆気なくひしゃげ、ねじ切られてしまった。(一騎のマークザインは爆心地にあっても、そのノートゥング・モデルとは比較にならない圧倒的な耐久力とワームスフィア耐性ゆえに無事だった)
DVD、配信版ではコックピットの状態が見れるものの、血痕が生々しくついているため閲覧注意。
名前のとおり同化現象で苦しんだ一騎や竜宮島の人々を小さな勇気で自分の体を楯にして守(衛)ったのである。
なおコミック版では生存している。
ファフナー・ノートゥング・モデル「マークフュンフ」
衛の搭乗機にして、防御特化型の5番機。
光学シールドを展開する防御兵装「イージス」を装備する。戦闘時は主に咲良のマークドライ、剣司のマークアハトとトリプルドッグを組み、主にイージスシステムを使用しての友軍の保護、敵の進攻の物理的な阻止の役割を担う。
上記の通り、スカラベR型種との戦いで大破する。
劇場版の時点では、保によって完全に修復されており、広登にゴウバインヘルメットと共に受け継がれた。
しかしEXODUSでは、コックピットを撃ち抜かれて、パイロットを殺害した上でアルゴス小隊に回収されてしまう。
その後、機体は人類軍によって解体されてコアは取り出され、ある機体に移植された。
スパロボでは…
Kでは原作どおりに死んでしまうがUXではそれよりひどい死に方をすることになる。
核兵器を搭載した人類軍所属のハザード・パシャ(忍者戦士飛影の敵キャラ)が乗る戦艦をサコミズ・シンジロウが乗るオウカオー(リーンの翼の敵キャラと敵機体)から守ろうとして衛は立ち向かったがなんとハザードはその隙に衛ごとオウカオーに攻撃したのだ。
そして衛だけはハザードの兵器の餌食になってしまうという原作よりも酷い死に方をしてしまった。
衛を討ったハザードは「どうせなら奴もろとも爆死すればよかったものを」という台詞を吐き捨て、主人公勢力のUXの面々や敵であるサコミズを怒らせる結果になった。
ちなみにKとUXではフラグ次第では復帰することができる。
UXでは後輩の堂馬広登のピンチに復帰イベント時には訓練機で駆けつけてくれるものの、専用に用意された機体がない。
なので、マップの開始前にどちらかをマークフュンフに乗せるか選択する必要がある。
なお、復帰イベントの会話が漫画『仮面ライダーspirits』のオマージュになっている。
終盤ではハザードと戦う事になるので彼のことも含め思う存分鬱憤を晴らしてやろう。
ちなみに後輩も続編のEXODUSで助けとなるはずだった人類軍によって討たれてしまうという最期を遂げている。