プロフィール
生年月日 | 2106年1月7日 |
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星座 | 山羊座 |
血液型 | A型 |
身長 | 178cm |
体重 | 67kg |
好きな物 | 絵画 |
概要
CV:中田譲治
本作のもう一人の主人公(EXODUSでのクレジットは一番上)である皆城総士・皆城乙姫の父親で、妻の皆城鞘は故人。公にはしていないが、蔵前果林の養父でもある。
アーカディアン・プロジェクトの責任者にしてアルヴィス司令。
平時は竜宮島の小中学校の校長の職務を全うしている。
両職場の部下であり愛人の狩谷由紀恵が、新国連のスパイだと知った上であえて泳がせている。
瀬戸内海に生じた巨大クレーターを調査して、瀬戸内海ミールを発見した「芳村調査隊」の副隊長を父に持っており、本人もシリコン型生命体研究の第一人者だった。
北極ミールと瀬戸内海ミールが別物である事を指摘して、人類を襲うフェストゥムの中核が北極ミールである事を突き止めた人物である。
その研究の過程でアルベリヒド機関の研究者だった鞘と出会った。
捕獲したミールについては人類の為に利用すべきだと主張し、あくまでもミールの処分を求める新国連とは対立していた。そして日本が新国連の核攻撃で壊滅して以降は「アーカディアン・プロジェクト」の主導者の1人となる。
本編開始より前に、新国連がフェストゥムとの最終決戦「ヘブンズドア」を計画している事を知っていたが、成功率の低さと失敗時の竜宮島の末路、加勢するにしてもまだ幼いパイロット候補達に訓練すら経験させていない事で苦慮する。
そこで事情を飲み込んだ総士を島外に派遣して、島へわざとフェストゥムを招く事で、強制的にパイロットの練度を上げる事を決意した。
ところが、ファフナー搭乗に向かった果林をフェストゥムに殺害されてしまい、急遽真壁一騎を新たなパイロットに抜擢するも、1年前にフェストゥムが急接近した際に、防衛システムを司る島のコアである乙姫を奪われる事態に備えて兵器にロックをかけたままだった事が判明した為、史彦を初めとした周囲に後を託して自ら解除に出向く。
そして、マークエルフに武器を射出するも、フェストゥムのワームスフィアに飲まれて死亡した。
彼がいなくなった打撃は非常に大きかったらしく、彼の死後しばらくは、島の立て直しや運営にも手一杯という状況になっていた。
フェストゥムに対しては「決戦」を唱える好戦派だったが、これは島を守る為には新国連の件も含めてそれが最善策だと考えていたからであり、根底にあるのは息子同様に「自分が島を守る」という強い気持ちであり、決してミツヒロのようにフェストゥムへの憎悪に囚われている訳ではない。
また、子供達や実子の総士達を犠牲にしている事にも内心では葛藤や苦悩を抱えており、ミツヒロのように人間性を失っている訳でもなく、実子や島の子供達への愛情もちゃんとある。
実際に、島の子供達の事もファフナーのパイロット以前にあくまで人間として見ており、L計画の際もパイロット達が生還する事を最後まで信じていた。
司令補佐だった真壁史彦らが、真壁紅音の影響を受けて唱えていた「フェストゥムとの共存」には積極的に賛同こそしなかったものの、否定する事もなく彼らがその道を模索する事も認めていた。それ故に互いに表立って対立する事もなく、本質的には島を守る者として互いに信頼し合っていた模様。
また史彦曰く、昔の彼は息子の総士によく似た人物だったようである。
ドラマCD『THE FOLLOWER2』では本人では無いものの、島のミールが今後の島が迎える未来にあたって総士に選択を促す為に、総士の夢の中にクロッシングを行い、彼の姿で登場する。
これは、島のミールが彼の情報から象った姿で、彼の姿なのは総士に選択を促す上でそれが最適だと判断された為である(真矢の前にはミツヒロの姿で、一騎の前には紅音の姿で現れている)。
たとえ島を危険に晒したとしても対話という希望の道を選ぶ事を選択した総士の姿を見て、自分達もこれから先の未来を受け入れる覚悟ができた事を告げて、総士に進むべき道を示して送り出した。
クロッシングから覚醒した総士も自分の選択した道を進む事を決意し、島を守る為に全てを捧げた父に対して改めて別れの言葉を告げた。
小説版では、直接登場はしておらず、竜宮島の町長兼小中学校の理事という設定。
原作とは違ってフェストゥムをおびき寄せた描写もなく(少なくとも総士は無関係の様子)、特に死亡したという場面もないが、続編ではないかと見られる劇場版の前日談の小説で「(総士は)親父さんが亡くなってから、ずっと島の内部で暮らしてた」と言及されている為、時期は不明だが亡くなっていたのではないかと思われる。
ただし、この前日談の小説はあくまでも小説版の設定も踏まえたアニメ本編の続編であり、アニメ本編のパラレルである小説版の完全な続編ではないので、小説版での彼の生死は不明である。