プロフィール
生年月日 | 2122年2月17日 |
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星座 | 水瓶座 |
血液型 | B型 |
身長 | 173cm |
体重 | 59kg |
スリーサイズ | B90・W58・H88 |
好きな物 | 熱帯魚 |
概要
CV:沢海陽子
アルヴィスの司令補佐の1人。
普段は竜宮島中学校の現代国語の教諭をしており、真壁一騎らのクラスを受け持っている。
両親は実験中に事故死しており、それ以来アルベリヒド機関のもとで育った。
フェストゥム因子を移植されて島で生まれた第一世代の子供の1人であり、同世代の内でたった2人だけ生き残った幼馴染の遠見弓子と日野道生には心を許している。彼らからの愛称はゆきっぺ。
一方で、自身らの境遇に関しては、自分達は一騎達その後の世代を生み出すための実験台に過ぎなかったと非常に憤っており、言動から大人世代の島民や一騎達に対しても冷淡で棘のある面が見え隠れしている。
ファフナーパイロットとしての適性の高さから、新国連に渡る前の弓子の父・ミツヒロ・バートランドの目に留まり、彼に父性を求めるうちに心酔するようになる。
その事もあって、本編開始より前に新国連側のスパイとして既に寝返っており、情報収集の為にアルヴィス司令の皆城公蔵の愛人となっていたが、彼や後任の真壁史彦には最初から察知されており、新国連の動向を探る為にあえて泳がされていた。
作中での行動
序盤の頃から一騎達に互いの不信感を煽るような言動で接して彼らを混乱させている。また本編以前はごく普通の教師として接していたのか、その冷たい態度にも一騎達からは戸惑われていた。
壊滅したかつての第二アルヴィス「蓬莱島」発見時には、裏でアルヴィス内の反主流派を扇動して部下とし、廃棄されていた施設内でミールの情報を入手させるが、フェストゥムの襲撃で危険とみるやあっさり切り捨てようと図る。
さらに混乱に乗じて、史彦の盟友にして懐刀の溝口恭介と人質代わりに指名した真矢をまとめて謀殺しようとフェンリルによる自爆を提唱したが(皆城総士の真矢への想いも踏まえてである)、溝口は最初から察していた為にそれにも失敗した。
そして生還した溝口からは、結果的に手に入れ損ねたミールの情報を自分が回収したと暗に揺さぶりをかけられる。
また、同じくスパイだった春日井夫婦が拘束されて島外へ強制追放処分にされた事から(表向きはファフナー喪失の責任を取っての自主退島とされている)、いよいよ雲行きが怪しいとみて、総士との確執や自身の存在や戦う意味に悩む一騎を唆して、ノートゥング・モデルの「マークエルフ」とリンドブルムを一騎と共に奪取して竜宮島を脱出する。
その後は事前に新国連側に連絡をとって打ち合わせていたポイントで人類軍と合流し、そのままマークエルフと一騎の身柄を手土産に新国連に参画した。
しかし、新国連側からは公蔵と近づき過ぎたことから、二重スパイを疑われて、一時的に身柄を拘束されてしまう。
その後は正式に人類軍兵士となり、ダッドリー・バーンズ大佐の元に監視目的も込みで配属され、人類軍が竜宮島を占領した際には、島に意気揚々と再び乗り込んできた。その際にバーンズから二重スパイの汚名返上の為に、行方不明となっていた島のコアである皆城乙姫の捜索を命令される。
しかし、一方で道生にカノンが竜宮島でフェンリルを発動するよう命じられている事を教え、自身も道生の脱走に裏で協力した。これは道生と弓子の関係を知っていたからだと思われる。
最終決戦「ヘブンズドア」作戦の日に向けて、ミツヒロの夢の為に残りの人生を捧げて、同化促進薬を命を著しく縮める致死量ギリギリまで投与する事で、父親と決別した遠見真矢の代わりに、ミツヒロが開発したザルヴァートル・モデル「マークニヒト」のパイロットとなる。
しかし、敬愛する人の為に命を捧げるという幸福感に包まれていた起動実験の最中に、突如マスター型・フェストゥムのイドゥンに襲撃、同化されて意識を保ったまま愛するミツヒロを自身で手にかけるというこの上ない絶望を味わわされ、直後に自身も完全に同化されて消えた。
しかし、最期の瞬間に彼女がフェストゥムに対して強い「憎しみ」を抱いた事で、「憎しみ」という感情をフェストゥムに教える事になってしまい、これが後の戦いに(以降10年近くに渡り)様々な禍根を残す結果になった。
余談だが、彼女とミツヒロの最期では、ミツヒロにとどめを刺す際、由紀恵は絶涙ながらに絶叫し、その手にかけ(かけさせられ)て絶望に呑まれたのに対し、当のミツヒロは「私のファフナーを!」「私の夢が・・・」と、由紀恵よりも自身の製作したマークニヒトしか見ておらず、結局は道具としてしか扱われていなかった。