「我々の望みは、お互いの希望を出会わせることであると」
概要
2151年、人類軍はフェストゥムと戦い続けていたが敵の殲滅も生存圏の確保も出来ない状況にあった。
この状況を打破すべく、エスペラントの力を借りて『フェストゥムとの対話と共存による平和』を提唱したナレイン・ワイズマン・ボース大将はエスペラントの資質を有する人々を探す。同時にその資質を有する将兵や賛同者を集めて結成されたのがこの部隊である。
ナレインが出会ったエメリー・アーモンドが所持していたミールの欠片を世界樹アショーカとして成長させ、フェストゥムを呼びよせる広域通信さえ使用可能としたエリア・シュリーナガルを拠点にミールとエスペラントの排除を図る人間とフェストゥムの双方から守る構えを取っている。
丁度同時期に新たなミール・アルタイルの到来と人類に敵意を抱くアザゼル型の存在から、新たな災いを防ごうとするナレインは伝説のD・アイランド(竜宮島)にエメリーをも凌ぐ世界最高のエスペラント日野美羽がいることを知り、彼女の協力を得てアルタイルと対話を行い、人類に有益な存在に変えるために竜宮島に協力を求める。
ナレインを指揮官としており、民間人ながらエメリーも中心人物となっている。
所属ファフナーは全て群青色で統一されている。
竜宮島との共闘
エメリーを同行させたこともあり、竜宮島との協力を得ることに成功したが、新国連事務総長ヘスター・ギャロップはエスペラントの存在も対話による平和も認めずにアルゴス小隊に命じてペルセウス中隊の排除を開始する。
竜宮島の派遣部隊がやってきてまもなく、シュリーナガルはアザゼル型・ロードランナーに襲われる。追加派遣された真壁一騎と皆城総士の活躍でロードランナーの撃退には成功するが、シュリーナガルは壊滅する。生き残った隊員320名と42機のファフナーを有するペルセウス中隊は派遣部隊と共に南アジア艦隊の旗艦拠点ダッカ基地へ生存者を避難させ、エスペラントの導き出した新天地で世界樹を再生しようとする。
しかし、ロードランナーを同化したアビエイターに加えて交戦規定アルファを言い訳にした新国連の陰謀でペルセウス中隊は市民共々抹殺の危機に瀕し、孤立してしまう。
その後も敵意のある群れや人類軍の追撃に晒されながらも、竜宮島および美羽とエメリーが救援を求めた来主操に救われる。
この時点で生き延びたのはシュリーナガルの市民が5001名、ペルセウス中隊も隊員の9割が死亡してファフナー部隊も全滅してしまった。しかし、竜宮島の派遣部隊がいなければこの5000人の生存もなかったことは想像に難くない。
後にシュリーナガルの壊滅自体がエスペラント抹殺を企む新国連によって仕組まれていたことが発覚する。
その後のペルセウス中隊
竜宮島との合流に成功したペルセウス中隊は戦闘能力を喪失し、生き残った隊員達は竜宮島の指揮下で第四次蒼穹作戦まで共闘。プランデルタによって海神島へ移住した『THE BEYOND』では正式にアルヴィスのクルーとして活動している。
また、マレスペロが率いるベノンの親衛隊としてバートランド総帥直属の「ペルセウス隊」という部隊が存在しているが、それが総士に信じ込ませるためのものか一騎達と共に戦い、希望を信じながらも知らぬ間にそれを抹殺するスパイをやらされていた彼がベノンにいて、かつての名残からそう命名したかは不明。
そして、ナレインが見出した希望は五年後の第六次蒼穹作戦を持って全ての可能性を内包する白紙の未来へたどり着き、シュリーナガルの壊滅と17000に及ぶ犠牲の旅は遂に本当の意味で完結した。
もし、ナレインとエメリーの出会いがなければペルセウス中隊が設立されることも、この白紙の未来さえ訪れなかったのは疑いようがない。
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