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交戦規定アルファ

こうせんきていあるふぁ

「交戦規定アルファ」とは、テレビアニメ「蒼穹のファフナー EXODUS」の第15話のサブタイトル。同時に作中で人類軍において発令される攻撃命令。
目次 [非表示]

「交戦規定アルファ!」

「交戦規定アルファ、了解!」



概要編集

作中において、フェストゥムに同化された人間は救出は不可能とされている。更にその同化された人間もフェストゥムとなって襲ってくるために、攻撃する以外に対処方法が存在しない。


そうした対処方法として発令されるのがこの命令であり、新国連本部による発令と現場単位の発令が存在する。どちらも絶対厳守命令と扱われている。


新国連本部による発令

「新国連本部へつなげ!私の名で攻撃中止命令を出す!」

「戦っている仲間がいるんだ!何万という民間人も!」

以下略

「もう遅い!ポイント入力、攻撃態勢!」

「やめろぉーーーー!!!」

同化された地域や友軍部隊を敵の群れごと焼き払う事実上の最終攻撃命令。『EXODUS』第1話では、ハワイ基地と増援部隊が交戦中で、更に民間人の避難さえまともに行われていない状況下で発令。核攻撃で全て焼き払われた。ただし、生き残った人類軍の兵士や民間人は正式に保護された模様。


この命令は将官クラスが中止命令を出しても認められず、爆撃機の副操縦士が銃を向けて撤回を要求しても逆に拘束される。


とはいえ、数少ない人類の生存圏がフェストゥムに襲われると見るやこれを発令し、核攻撃によって友軍も市民も敵も全て焼き払われ、ただ闇雲に軍と市民の犠牲者を増やすと共に生存圏を減らす上にフェストゥムだけは残るという悪循環に見舞われ、現場に立つ人類軍兵士の多くはただ犠牲者を増やすだけの新国連に強い怒りを抱いている。


現場単位による発令

「機体認識コードをデリート!戦闘中の部隊に交戦規定アルファを発令せよ!」

戦闘地域において、フェストゥムに同化された友軍、主にファフナー部隊に対する発砲許可。特にディアブロ型は戦闘能力だけでなく、IFFの概念を理解して同化した機体を友軍機として扱われたまま襲ってくるために、この命令下で機体認識コードを消去した上でなければ発砲も不可能。


竜宮島の子供達にとっては、人間が人間を攻撃するというあまりにも信じがたい地獄絵図として映り、各々に大きな心の傷を残す形となった。


命令の形骸化編集

「同胞を助けるのが罪か!」

「敵に同化された同胞です!」

「それでも人間か!新国連の狗が!」


作中では、ヘスター・ギャロップら新国連上層部が極秘に進めるトリプルプランの一つ『アルファ作戦』「赤い靴作戦」を体よくすすめるための隠れ蓑。


ナレイン・ワイズマン・ボース率いるペルセウス中隊や竜宮島、同士討ちを避けようとした基地司令官など、意に沿わない派閥を『同化された』という名目でアルゴス小隊に抹殺させる方便にも用いられる。


EXODUS 第14話

シュリーナガルからダッカ基地までの距離2500㎞を考慮した上でペルセウス中隊に救援を派遣し、中隊及び住民の無事が絶望的な場合には交戦規定アルファが適用される……はずであった。

しかし「同化された同胞」と見なしたダスティン・モーガン率いるアルゴス小隊は、ダッカ基地司令官のカマル・デクスターを暗殺。フェストゥムと交戦するマークフュンフを鹵獲して「交戦規定アルファ」を発令。攻撃中止要請を無視したダッカ基地部隊はペルセウス中隊を攻撃し、避難民のキャンプにファフナーや航空機で空爆する。


カマル暗殺を基地部隊が知らず、瓦解寸前の人類軍と作中世界に余裕がないといえばそれまでだが、交戦規定アルファに諾々と従う実態は新国連(ミール)に従う人類軍(フェストゥム)でしかない。



関連タグ編集

人類軍

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