「わたしは、あなたの還ってくる竜宮島(ばしょ)を守っています」
プロフィール
生年月日 | 2131年9月20日 |
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星座 | 乙女座 |
血液型 | A型 |
身長 | 160cm |
体重 | 46kg |
スリーサイズ | B78・W57・H80 |
好きな物 | 小動物、雲 |
搭乗機 | ノートゥング・モデル「マークゼクス」 |
概要
CV:松来未祐
肝臓に持病を抱える、華奢で儚げな少女。性格は内気で大人しいが、芯はとても強い。
すぐに体調を崩す上に臥せりがちな為、まともに運動ができず、学校にもろくに通えていない。
そのことから皆に自分の存在を忘れられないよう、体育以外は女子で1番の成績を維持している。
また健康面に問題を負っていることを常に気にしており、皆の足手まといになるまいと無理をしすぎる傾向がある。
実はアルベリヒド機関の保管遺伝子から生み出された子供であり、母親と血は繋がっていない。その事実を本人は既に察している。
しかし、母の容子は本当の娘として愛情をかけており、翔子という名前は「空高くはばたいてほしい」という母の願いが込められている。
彼女自身も母の愛情は理解しており、容子の事はあくまで本当の母親として慕っていた。
天才症候群として持っているのは「架空構成能力」。
要するに極めて高度な想像力であり、この能力によって通常の人間では「空を飛ぶ」というイメージが足りない為、一体化による操縦が基本的に困難とされる飛行型のファフナーを自由自在に乗りこなせる。本人曰く、「その状態へ移行する」のではなく「自分はすでにその状態である」と思い込み没入する、との事である。
ファフナーパイロットとしてのシナジェティック・コードの形成値はそれ程高くは無いものの、上記の天才症候群と普段から死ぬほどの痛みに耐えてきた故の痛みへの耐性の高さから、総合的な適性は一騎に次ぐほど高いとされていた。
また、ファフナーと一体化する事で普段とは違って体を自由に動かせるという感覚を得られる為に、積極的に一体化を行おうとするので、小説版やそれを取り入れた漫画版によると仮想訓練時は一騎同様に変性意識はほとんど見られなかった模様。
遠見真矢とは親友で、毎朝登校前に彼女が翔子の家に訪ねてくるのが日課。
幼馴染の春日井甲洋からは好意を向けられているが、彼の気持ちには気付いていない。
自身は自分と対極の身体能力を持ち、かつて自身を助けてくれた真壁一騎に対してひとかたならぬ想いを抱いている。真矢にはその事を打ち明けているが、しかし真矢自身も一騎には密かな思慕を抱いていることに加えて、その真矢には皆城総士が好意を秘めている為、幼馴染同士で非常に複雑な五角関係を作っている。
同じ持病と悩みを持つ先輩の将陵僚とは、遠見医院に通院する者同士で、同病相哀れむ間柄であった。
その容姿や設定などから当初は彼女がメインヒロインだと思っていた人も多かった模様。
本編
一騎の出撃後の竜宮島がフェストゥムに蹂躙されるのを見た翔子は、一騎の帰る場所を守るという彼との約束を果たすべく、母の制止を振り切ってマークゼクスに搭乗する。
元々、マークゼクスはその直前に人類軍への引き渡しが決定していた機体だった為、装備も内蔵武装しかなく整備も不十分な状態だった(実際に出撃後に動力部に異常が発生している)。それでもそんな状態の機体で飛翔して交戦し、なんとかレージングカッターで敵を拘束して島から遠ざけたものの機体を同化され、最早脱出する術はなかった。
翔子は内蔵された気化爆弾(フェンリル)による自爆を選び、母や仲間達が空を見上げる中でマークゼクスと共に散った。
翔子の死は彼らに深い傷を残し、本編では描写されていないが、この後に母の容子は自殺を図ろうとして、真壁史彦と総士によって止められている。
また、実際には指揮官の許可を得て出撃したにもかかわらず、島民の間には翔子が「勝手にファフナーを持ち出した挙句失った」という噂が流れ、彼女の墓が汚される事件まで起こった。
これらの噂を流し、墓を汚した犯人とその真意については、ドラマCDや月刊少年シリウス連載の漫画版で明かされている。
後に羽佐間家の養子となったカノン・メンフィスは、亡くなった翔子の遺品を受け継いで暮らす事になり、当人達同士に面識は無いもののカノンからは強く意識される女性となっていった。
そして、彼女もまたやがて義理の姉と同じ相手に惹かれていく。
『蒼穹のファフナーEXODUS』では、第18話からのOPにて回想シーンとして登場している姿を確認できる。
しかし、その直後に担当声優である松来未祐の訃報が発表されるという事態に…。音響監督のツイートによると収録する予定だったとのことで、24話の翔子の台詞が一部公開されている。
第三次蒼穹作戦において、島にとっての「存在と無の地平線」にあたるゴルディアス結晶の元でかつていなくなった人達と共に剣司や彗の前に現れ、後に島の救援に駆けつけた甲洋、そして死闘の末に昏睡状態となった一騎の前にも妹の羽佐間カノンと共に現れた。
そして永遠の戦士となる道を選んだ一騎に一輪の花を渡して祝福した。
ファフナー・ノートゥング・モデル「マークゼクス」
翔子の搭乗機にして、空戦型のファフナー6番機。真矢が搭乗する7番機のマークジーベンは同型機である。
搭乗者の翔子の「天才症候群」による超高度な想像力のおかげで、空戦仕様である本機との相性も飛び抜けて高い。
さらに搭乗者が日常生活でたまに死にたくなる程の痛みに襲われる為、苦痛に対する耐性が異常に高い。
また、前述の通り仮想訓練時はほとんど変性意識は現れなかったのだが、実際の搭乗時には変性意識により、普段の様子とは正反対の極めて激情的かつ攻撃的な性格になった。
ここまで極端な性格になってしまったのは一騎への想いが全面に押し出された事が原因であり、それが一騎の為だと思えば総士の指示にも従わなくなる危険性すらある。
EXODUSでは鏑木彗が搭乗するマークゼクス改「アマテラス」が新造された。
小説版
基本的な設定と序盤の流れは本編と同じだが、途中から憧れの「王子様の白馬」こと一騎とツインドッグを組むことになり、パートナーとしての共同訓練を行っている。
アニメでは少なかった一騎との交流が詳細に描かれており、翔子が一騎に惹かれるきっかけになったエピソードが語られるなど、後半は彼女がメインの話となっている。(このエピソードはドラマCDでも語られている)
ちなみにバーンツヴェック(海中列車)内で居眠りした際に、寝言で滅多に食べられない好物の「お肉」とつぶやいているのを一騎に聞かれた。知らぬ間に涎を垂らしそうにもなっていたらしい。
舞台版でもこの台詞が引用されている。
舞台版
舞台・蒼穹のファフナー『FACT AND RECOLLECTION』では彼女が主人公となっている。配役は声の担当と同じ松来未祐。
翔子・容子・カノンの三人をメインに据え、アニメ開始時点から翔子が亡くなるまでの流れを踏襲しつつ、小説版や舞台版オリジナルのエピソードを要所要所に挿入した物語となっている。
スーパーロボット大戦UX
原作通り、一騎が不在の竜宮島を守るためフェストゥムに立ち向かう。
そして原作同様同化されてしまい、最終手段であるフェンリルで自爆を試みる。
海と島の境目の辺りでフェンリルを起動。閃く光。
マークゼクスはフェストゥムを道連れに破壊された…
が、その直後。爆発地点から光がほとばしり、異世界バイストン・ウェルへ飛ばされた自軍の部隊が出現。
羽佐間翔子の最期の輝きは、文字通り、海と大地の「狭間」にある世界への道を開いたのだった…
関連イラスト
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もしかして
…『仮面ライダードライブサーガ』の「羽佐間翔子」?→こちらを参照。