曖昧さ回避
- 北欧神話に登場する女神。黄金の林檎の管理者。→本項で解説
- SRPG『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター→イドゥン(ファイアーエムブレム)
- アニメ『蒼穹のファフナー』に登場するキャラクター→本項で解説
- テレビドラマ『仮面ライダー鎧武』の外伝『鎧武外伝 仮面ライダー斬月』に登場する仮面ライダー→仮面ライダーイドゥン
北欧神話の女神イドゥン
アースガルズに住む女神でブラギの妻。若くしなやかで、子供のように無邪気に歌い、世界に満ちた苦痛や争いに悩まされない女神であったという。絶世の美女として知られるフレイヤと並び、アースガルズで最も美しい女神と評されるほどの容姿を持つ。その手にするかごには黄金の林檎が入っている。
実はアースガルズにおいて重要な役割を持っている。一部を除き神とて不老不死ではない北欧神話の世界において、アース神族の神々が若く健康で活発でいられるのは、イドゥンとその魔法の林檎の力があってのことであるという。ある事件ではロキのせいでイドゥンが巨人にさらわれてアースガルズからいなくなり、神々は皆老いて苦しむこととなった。結局ロキが責任を取る形でイドゥンを取り返すのだが、このときロキによってイドゥンは胡桃に姿を変えられてアースガルズまで持ち運ばれるという方法で救出される。アースガルズに到着してから元の姿に戻されたイドゥンは神々に林檎を配り、神々は若さを取り戻した。一方、イドゥンは自分がもう胡桃ではないことを喜んだという。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
蒼穹のファフナーに登場するイドゥン
本来の姿
人間に擬態した姿
※画像上の人物。
CV:真殿光昭
北極ミールに属するマスター型フェストゥム。名前は公式での便宜上のもので、作中でその名前で呼ばれたことはない。
当初は同化した第二アルヴィス「蓮菜島」のコアだった少年の姿で、かつての蓮菜島のワルキューレの岩戸の中で眠っていたが、岩戸に竜宮島の部隊が乗り込んできたのを受けて覚醒。突入してきた部隊を同化して情報を収集した後は成人男性へと姿を変えて消える。
その後しばらくは登場していなかったが、この間は人類軍モルドヴァ基地へ潜入し、情報を収集していた。
基地壊滅の際、同胞でありながら「個」を確立しつつある異分子となったミョルニアを問答の末に排除したが、その光景を真壁一騎に目撃されたことが原因で、彼の乗る対フェストゥム最新鋭機のザルヴァートル・モデル「マークザイン」の暴走を招き、自身も飲み込まれてしまう。
しかし辛くも生き延びており、今度は別の基地で男性職員に擬態して潜伏し、パイロットの狩谷由紀恵を同化して、ザインの兄弟機であるザルヴァートル・モデル「マークニヒト」を強奪。この時ニヒトの生みの親であるミツヒロ・バートランドを、彼を愛する由紀恵自身の手で殺させた上で彼女を同化した事で、彼女から「憎しみ」という感情を学ぶ。
その後は竜宮島をマークニヒトで襲撃して皆城総士をジークフリード・システムごと同化するが、ジークフリード・システム単体は人間の戦略や思考を完全に理解できていない彼らには役に立たない物だった為、操縦者である総士の事も消さずにそのまま捕らえていた。
そして彼を少しずつ同化しつつ彼から人類を倒すための作戦を学ぼうとしたが、逆に彼の策に嵌り「痛み」と「死の恐怖」を教えられてしまい、今まで感じたことのない感情の励起に苦しめられる。余りのことに耐え切れず、形振り構わず「我々を無へ戻せ!」と叫んで自身の同化を求めるという行動に走っている。
死を迎えた北極ミールが所属下のフェストゥムに総士から学んだ「個」を与えたために共倒れを免れ完全に独立し(皮肉にもイドゥン自身はミョルニアを始末した時点で既に個が芽生えつつあった)、一騎と総士をマークザインごと同化して、無へと引きずり込もうとするが、一騎自身の己の存在を選ぶ強い意志と介入してきた彼らの仲間の助力に競り負け、最期は「私はここにいる!」と叫びながら逆にザインによってニヒトごと同化されて消滅した。
しかし、彼が学んだ「憎しみ」によって後に人類に明確な敵対意思や悪意を示すフェストゥム達が出現するようになるなど、残された禍根は非常に大きい。