概要
アース神族に属するオーディンの息子でその名は「勇気または戦い」を意味する。
戦場でオーディンの槍(おそらくグングニル)を掲げて戦士達の戦意を高揚させ、戦死者をヴァルハラへ導く役割を持つ。オーディンからはガンバンテインを授けられており、神々の中でも最も足が早かったという。
ロキによって光の神バルドルが殺されると、オーディンに命じられて、神馬であるスレイプニルを駆り、9日かかってようやくニヴルヘイムに辿り着くと、ヘルにバルドルの復活を願った。
ヘルは「この世の全てのものが泣くならば、復活させても良い。」といいと言ったので、彼はバルドルとその母親から贈物を受け取ると現世に戻って、アース神族にこの事を伝える。ヘルモーズの母であるフリッグはこの世の全てのものに、バルドルの為に涙を流してほしいと頼むと万物が声を上げて泣き出した。これは万物から彼が愛されていた事の証左であったのだが、騒動の張本人であるロキが化けた女巨人のセックだけが涙を流さなかったせいでバルドルの復活は叶わなかった。
関連タグ
北欧神話 オーディン ロキ バルドル ヘル
ヘルメス：名前や役割に共通点が見られるギリシャ神話の伝令神。
ゼ・バルマリィ帝国：同名の大型宇宙戦艦を有する。
