概要
北欧神話に登場するアース神族の女神で、主神オーディンの妻のひとりであり、大地の化身。オーディンとの間に設けた子にトールがいる。
ちなみに、ヨルズ(Jord)という名称自体、古ノルド語で「大地」という意味である。
他の北欧神に比べると近現代フィクションへの登場は少ないが、パズル&ドラゴンズなどで姿を見せている。
ワーグナーの歌劇『ニーベルングの指環』では「エルダ」の名称で登場。夫のヴォータン(オーディン)との間に九人の娘ブリュンヒルデ、ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテ、ヘルムヴィーゲ、ジークルーネ、グリムゲルデ、ロスヴァイセをもうけている。
(古エッダではオーディンではなくフン族のブズリの娘である)ブリュンヒルデ以外はワーグナーオリジナルだが、現代の創作に登場する例もある。