「もしも僕が悪魔でも、友達でいてくれますか?」
「もしも私が悪魔でも、好きと言ってくれますか?」
概要
女神異聞録ペルソナとは、1996年9月20日にアトラスによって発売されたPS初の真・女神転生シリーズから派生した作品であり、ペルソナシリーズの第1作でもある。
2006年携帯電話アプリとして外伝『異空の塔編』が配信。
2009年にはPSPで本作のリメイクとして『Persona』が発売。
2018年12月3日に発売されたプレイステーションクラシックに収録されている。
先行する関連作として1994年にSFCで発売された『真・女神転生if...』があり、その世界観やシステムの精神的後継作として作られたという経緯がある。
敵として出現する悪魔との会話交渉や悪魔合体の存在、魔法・アイテム名など女神転生シリーズの流れを汲みつつも、表題ともなっている「ペルソナ」や味方パーティーが表示され、さらにアニメーションをするクォータービューや女神転生シリーズでは見られない声優のキャラクターボイス等の新たな要素を多数搭載した、ジュブナイル型伝奇ロールプレイングゲームである。
従来の真・女神転生からシステムが大きく変更されたため、「女神異聞録」となっている。このタイトル冠は『ペルソナ2』以降では外されたが、ペルソナシリーズは真・女神転生シリーズの外伝である。(『女神異聞録デビルサバイバー』発表の際に「異聞録」は正統な女神シリーズの係累に含まれた外伝である事が語られている。)
「ペルソナ」は主人公達が使う特殊能力の名前であるが、この名称はストーリーやテーマにも大きく関わっており、今作の初期ペルソナの名前モチーフは世界各国の神話に出る神などがモチーフである。
ストーリー
御影町にある聖エルミン学園では文化祭準備中だった。そこの学校では「ペルソナ様」と呼ばれるおまじないで「白い服の少女」に会うと未来が見えるという噂があった。
主人公たちは軽い気持ちでペルソナ様を行うと白い少女が現れ、その際起きた感電により意識を失ってしまう。気付くと辺りは不思議な空間で、そこには少女の代わりに謎の男性フィレモンがいた。
しばらくして保健室で目を覚ました主人公は、養護教諭から念のため精密検査を受けるように言われ、クラスメイトの園村麻希の見舞いを兼ねて、仲間達と共に御影総合病院に赴く。見舞いの最中、容態の急変した麻希がICUに運ばれた直後、突如として病院を巨大な揺れが襲った…。
やがて地震が収まると、病院には大きな異変が起きていた。
ICUは扉の先から消失、通路は迷路のように変化し、霊安室の死体が蘇り襲いかかってきたのである。攻撃を受けたその時、主人公達は体から不思議な力が湧き上がり、ペルソナ使いとして覚醒する。
戦闘の末に主人公達は何とか病院を脱出するも、異変が起きているのは病院だけではなかった。街全体が不思議な力に覆われて外へ出る事も街に入る事も不可能となっており、その上、悪魔があちこちに出現していた。
主人公と仲間達は「ペルソナ」を使い、この異変に立ち向かっていくことになる。
本作のストーリーには「セベク篇」と「雪の女王篇」の2つがあり、物語の中核を担う「セベク篇」と学園で起きたとある事件が中心となっている「雪の女王篇」がある。
セベク篇
病院から学園に戻り怪我人を連れて保健室へ行く。
主人公は独自調査のため渡り廊下にある穴から脱出を試みるが、穴を埋めている綾瀬優香と姫野由子に遭遇。脱出を促すと園村麻希が現れるが、雰囲気や感じが全く違い別人ではないかと疑うが麻希が持っているコンパクトが同じ物だったこともあり、本物の麻希だとし行動を共にする。
そこに外から南条圭が来て一緒に行動していた稲葉正男が警察に捕まったと言い、彼を救出するため外へ出て主人公、園村麻希、南条圭は警察署へ向かう。
ここで出ると聖エルミン学園には戻れずセベク篇が始まる。
固定メンバーは主人公、園村麻希、南条圭、稲葉正男の4人。
雪の女王篇
病院から学園に戻り怪我人を連れて保健室へ行く。
人伝いに「雪の女王」の話を聞いていくと、倉庫で箱の中から「スノークイーンマスク」を見つけると体育館が封鎖され、渡り廊下で南条圭、桐島英理子、上杉秀彦、稲葉正男が聖エルミン学園へ戻ってきたが雰囲気の違う園村麻希が現れて学園を出て、彼女を追いかけ稲葉正男も出て行ってしまう。
校内に戻ると高見冴子が主人公が見つけたスノークイーンマスクを見て演劇部に伝わる話をする。それは雪の女王の仮面ことスノークイーンマスクを被ると死んでしまうという怪談話だった。
その話を聞き不安になった生徒もいたが高見冴子が過去に演劇部所属だった事、自分が雪の女王の仮面役で仮面を被っても平気だった事を言い、噂を嘘だとスノークイーンマスクを被って見せたが、その時高見冴子の様子がおかしくなり学校は氷に閉ざされ、高見冴子は仮面に乗っ取られ氷の彫像と化してしまい触れる事が出来なくなってしまう。
そこにフィレモンが現れ、高見冴子を助けるためには鏡の破片を集めるしかなく、主人公たちは破片ある3つの塔を攻略していく。
雪の女王篇は本来隠しシナリオに当たり、一定の手順を踏んでいない場合はセベク篇に突入する。
固定メンバーは主人公、綾瀬優香、黛ゆきのの3人。
登場人物
CVは 本編 / ドラマCD / Persona(ドラマCD版)の順
メインキャラ
聖エルミン学園に通う高校2年生の少年。初期ペルソナは「EMPEROR セイメンコンゴウ」。
寡黙だがどんなこともそつなくこなすクールな雰囲気を漂わせており皆のリーダー的存在。左耳にピアスをつけている。悪魔との交渉時、歌で説得する事が皆無な事から二次創作では音痴という設定が加わる事がある。ペルソナ2では「ピアスの少年」として登場。
ゲーム中に台詞はなく(あっても選択肢での会話のみ)どんな性格なのかはプレイヤーに委ねられ、媒体によっても性格が変わる。
通称「マキ」。初期ペルソナは「PRIESTESS マソ」。
セベク編のヒロインで本作の中心人物。入院先の病院で異変が起きた際に行方不明となるが、その後無事再会する。
しかし、見舞いの時とは性格や雰囲気が別人のように変わっていた。ペルソナ2にも登場しており、髪型がショートになっている。
通称「なんじょうくん」。初期ペルソナは「HIEROPHANT アイゼンミョウオウ」。
南条財閥の御曹司で徹底した合理主義者。ペルソナ2罰にも登場し、エリーとの分岐選択で操作可能。なおペルソナ3でも「南条」というワードのみ登場しており、美鶴の父桐条武治が『桐条は南条の分家』という旨の発言をしている。
通称「エリー」。初期ペルソナは「JUDGEMENT ニケー」。
帰国子女なお嬢様。英語と日本語を交えて話すオカルト好き。容姿端麗で成績も優秀で男女問わず人気が高い。ペルソナ2罰にも登場し、なんじょうくんとの分岐選択で操作可能。
セベク篇・雪の女王篇ともに選択メンバー。
通称「マーク」。初期ペルソナは「CHARIOT オグン」。
グラフィティとヒップホップダンスを得意とし、「テイラーズ」を組んでいる。
お調子者だが人望もあり責任感が強い。園村麻希に好意を寄せている。2には未登場。
通称「ブラウン」。初期ペルソナは「JUSTICE ネヴァン」。
元祖テレッテでムードメーカーの1人。学園内外問わず人気者。ペルソナ2では、ブラウンを芸名として芸能界デビューを果たしている。
また『PS版 罰』に付属されているファンディスクでは、有名女優と共にTV番組の司会をするまでになっている。
通称「アヤセ」。初期ペルソナは「MAGICIAN フーリー」。
ツインテールにソバカスの容姿をしている今時(PS版発売当時)のコギャル。言動が感情的で、マイペースで場を和ませる事もあるが時としてトラブルを引き起こす事も多い。2には未登場。
通称「ゆきのさん」。初期ペルソナは「EMPRESS ヴェスタ」。
姉御肌なクラスメイトで、雪の女王編では中心人物の1人。ペルソナ2においては、罪では前半で天野舞耶と共にパーティーメンバーとなるが、後にとあるキャラと交代する。罰ではスタート直後に舞耶とのコンビを解消させられたため、戦列には参加しない。
通称「レイジ」。初期ペルソナは「DEVIL ブレス」。
無口で無愛想な裸番長。手品が得意な隠しキャラ的存在。セベクの支社長である神取鷹久とは、何かしらの因縁がある模様。
ペルソナ2で登場した際は普通のスーツ姿&さっぱりした髪型で、額の傷跡はなくなっている。横内健太と同じ通販会社に勤務しているが、その性格ゆえか営業成績は芳しくない。
聖エルミン学園
共通して登場
大石校長
眼鏡をかけた女性校長。聖エルミン学園の個性的な生徒を認める自由な校風は、彼女の方針によるもの。しかし過去に起こったある出来事に心を痛めている。
反谷教頭
何事に対しても生徒の話を聞かず、上から押し付ける為に生徒達からは反感を買っており、あだ名でハンニャと呼ばれている。ペルソナ2にも校長となり登場しているが、性格はほぼ変わっていないが、何故か周囲の反応のほとんどが高評価で、生徒からも慕われているものに変わっている……(但し、上記の評価は2罪のみで、2罰では異聞録と同様に嫌われており、ゲーム序盤で……)。
モデルはテクノスジャパン、ATLUSで取締役を務めた半谷孝志氏。
※2罪のみ。
高見冴子
個性的な生徒が特に多いとされる主人公達のクラス、2-4の担任。さばさばとした性格で生徒からの信頼も厚い。また、エルミン学園のOGでもある。ペルソナ2でも、引き続き七姉妹学園で教師として働いている。
吉野夏美
保健室の先生。美人だが料理などの家庭的なことは苦手。
横内健太
CV:なし / 太田真一郎
通称「トロ」。ペルソナ使いだが、アヤセに振られたことが元で暴走を引き起こした。そのペルソナは『ペルソナ倶楽部』や『コミカライズ』によるとかつて飼っていた亀で、名称は不明。ペルソナ2ではレイジと同じ会社でセールスマンをしている。ペルソナ能力の恩恵で営業成績トップのため、外回りを早々に済ませては寿司をたらふく食べている(罪ではその傍ら噂屋を営んでいる)。
モデルはアトラスの藤岡一樹氏で『2』でも噂屋として登場する。
黒瓜勉
通称「あくまくん」。顔色の悪い、丸眼鏡のオカルト研究部員。エリーとは別系統のオカルトマニアだが、間違った知識も多い。実はデビルサマナーに登場した磯野刑事の甥っ子である。
モデルはアトラスの磯貝正吾氏で名字の元ネタはアレイスター・クロウリーと思われる。
通称「たまきちゃん」。軽子坂高校からの転校生で、フェンシング部に所属している。ペルソナ2では、ただしくんと一緒に轟探偵事務所で働いている。ifの一件で悪魔召喚師となったのか、罰ではネコマタを仲魔にしている。
ただしくん
御影町発祥の薬局チェーン「サトミタダシ」の御曹司。たまきちゃんとはことあるごとに言い争いをしているが、ペルソナ2では、一緒に轟探偵事務所で働いている。
モデルはシナリオの里見正氏。
姫野由子
家計のためにバイトをしている大人しく儚げな少女。異世界では性格が変わっており皆を驚かせた。
セベク篇のみ登場
内藤陽介
園村麻希が片思いをしている2年生男子。2か月前から行方不明になっている。
香西千里
園村麻希の親友で同じ美術部所属の女子生徒。2か月前から陽介とともに行方不明になっている。
雪の女王篇のみ登場
藤森知美
CV:なし / 住友七絵
元聖エルミン学園の生徒で高見冴子の親友。数年前にとある事件で亡くなっている。
広瀬久美
CV:なし / 青山美帆
元聖エルミン学園の生徒でヒュプノスの塔の管理人。気弱な性格をしており雪の女王役に選ばれても勉強と演劇の両立が上手くいかずその事で演劇部員から責められ、その事を両親に告げようとしても逆らえず、夢の中に逃避してしまいヒュプノスに魅入られた。
松平美智子
CV:なし / 溝上真紀子
元聖エルミン学園の生徒でネメシスの塔の管理人。旧華族の名家のお嬢様である事からプライドが高く傲慢さと自己顕示欲が強く、自己陶酔癖もあり嫉妬深くしつこい性格。雪の女王を演じてそのまま憑りつかれた。
山本百合子
CV:なし / 小松里賀
元聖エルミン学園の生徒でタナトスの塔の管理人。性格は明るく前向きな子で学園の人気者だったが次第に今が人生の絶頂で後は転がり落ちていくのではという不安に駆られ、歳を取り醜く老いていくのを恐れる様になっていき、雪の女王の囁きを自ら受け入れた。
セベク
CV:小杉十郎太
「佐伯エレクトロニクス&バイオロジカル&エネルギー・コーポレーション」、通称「SEBEC(セベク)」の支社長で「デヴァ・システム」の責任者。元エルミン学園のOBでもある。ペルソナは「ニャルラトホテプ」。
武多
CV:なし / 今村直樹
神取の腹心。人造人間のような姿のペルソナを使うペルソナ使いだがワールドガイダンスにも掲載されておらず、ペルソナは不明。設定では歌手になりたいという夢を持っていたが挫折しており、製品版ではリサイタルを開くイベントが没になっている。
園村節子
園村麻希の母。「デヴァ・システム」の開発に関わっていたため麻希の元に帰れず、それがすれ違いの原因になっていた。
ニコライ博士
「デヴァ・システム」の開発者。平和利用のための研究だったが神取の野望を知り、装置を暴走させて破壊しようとする。しかしペルソナ2のコミック「罪と罰」では…
サブキャラ
CV:なし / 麻生智久
南条家の執事で、なんじょうくんの心の支えになっている人物。病院異界化後に襲われていた看護婦を庇い死亡するが、その後とある形で再登場した。
謎の白い服の少女。主人公たちが「ペルソナ様」を行った際に現れ、何かを伝えようとする。
その後出会った時の受け答えによっては…
神取を「パパ」と慕う黒い服の少女。悪魔を生み出し、主人公たちの行く手を妨害する。
ダンジョン内にある回復の泉で登場する、ナース服を身にまとった妖精。オベロン王により妖精界を追放されたため、回復の泉で人間たちを癒し善行を積んでいる…のだが、とんでもないぼったくり商売をする守銭奴で、断ると罵倒してくる。
CV:山野井仁(2) / 堀内賢雄(Persona)
意識と無意識の狭間に住まう、蝶をかたどった仮面をつけた謎の人物。主人公たちにペルソナ能力を目覚めさせるきっかけを与えた。人間界に現れる時は金色の蝶の姿をとる。
フィレモンの従者で、ベルベットルームの管理者。イビルホンを使用して複数のスペルカードからペルソナを作成する、作成したペルソナを降魔する、成長しきったペルソナを帰還してアイテムを生み出す事などが出来る。
関連作品
漫画版
上田信舟氏によるコミカライズ。基本的には「セベク篇」だが「雪の女王篇」も描かれており、独自の展開が盛り込まれている。
主人公の名前は「藤堂尚也」(通称「なおりん」)
他にも「カードではなく、成長によって新たなるペルソナが覚醒していく」「園村麻希とは幼馴染」「幼い頃に死んだ双子の兄がいる」等の漫画オリジナル設定がある。
小説版
- 『女神異聞録ペルソナ シャドウメイズ』:主人公の名前は「朱雀院慈平」(通称「ジェイ」)
- 『女神異聞録ペルソナ 神取の野望』:セベク御影に重点が置かれ、裏設定も採用されている。
- 『ペルソナ・アナザービジョン 明日出会う自分へ』:園村麻希、上杉秀彦、城戸玲司らの3年後のアナザー・ストーリー。
- 『Persona スノークイーン』:雪の女王篇のノベライズ。主人公は登場せず、南条圭と黛ゆきのが中心になっている。
それぞれ主人公は違うがゲーム本編の設定やキャラはそのまま。
ドラマCD版
- 『女神異聞録ペルソナ』(全2巻):主人公の名前は「鳴海優也」。
- 『Persona』(全1巻)
その他
- 女神異聞録ペルソナ 異空の塔編
フィーチャーフォンで配信された。時系列はセベク篇途中デヴァ・システムあたりで、異世界転送途中異次元空間と接触してしまい異空間に落ちてしまった。
関連イラスト
トリビア
- テレビCMの女生徒編(=マキと思われる)で山口もえが出演している。
- PS版OPには、荘子の胡蝶の夢の一文が表示される(Personaでは表示されない)。
- PS版の作曲担当の一人であり、悪魔のボイスや「サトミタダシ薬局店のうた」で美声を披露した青木秀仁は、ATLUSを退社しSONYに移籍したが2002年に事故(自身で車を運転中に路面凍結した山道でスリップ事故を起こし崖下に転落)で亡くなっている。
- ペルソナのデザインコンセプトはヒーローと仮面。この作品のみの解釈の姿の悪魔も多い。女神転生と同じような姿でも、ペルソナ化したものは仮面をつけている。
- 現在では一ジャンルとして普及しているが、当時は珍しかった「分身を召喚して戦う」という設定を使用するにあたり、ATLUSのスタッフは失礼にあたらないようスタンドの考案者荒木飛呂彦の元に訪問し内容を説明している。
- 本タイトルの略称として広く使用されている女神異聞録だが、これは本来、正統な女神シリーズの係累に含まれた外伝を指す為の言葉である事が、同じ女神異聞録を冠するゲーム、女神異聞録デビルサバイバー発表の際に語られている。
- セベク編の主人公の影がアーケード筐体で「グルーヴオンファイト」をプレイしているが、PS版発売当時(1996年9月20日)にはまだ稼働していない(1997年5月に稼働)ため、微妙に未来の出来事である。
関連タグ
会社 | ATLUS |
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ペルソナ | ペルソナ合体 ペルソナ能力 |
シリーズ | Persona ペルソナ2 ペルソナ3 ペルソナ4 ペルソナ5 |
夢 | 胡蝶の夢 |
場所 | 聖エルミン学園 御影町 ベルベットルーム |
技 | せつなさみだれうち |
人数 | 九人組 |
コラボ | ペルソナ×PERSONA ペルソナ主人公 |
一覧 | 女神異聞録ペルソナのコンビ・グループ・カップリング一覧 |
表記揺れ | 女神異聞録 ペルソナ1 P1 |
- プレイステーションクラシック:本作が収録されている。
外部リンク
シリーズ最新情報『ペルソナチャンネル』